「3時10分、決断のとき」

「3時10分、決断のとき」 (2007年 アメリカ映画 監督ジェームズ・マンゴールド)

男は、みじめな自分が嫌いだった。
だから、そんな自分を捨て、命を賭けて、家族を守るために仕事をはたそうとした。
もう一人の男は、悪のかぎりをつくし良心のかけらもないような男。
ラスト、この二人の男の行動に、ハラハラドキドキ。
銃撃シーンが多い西部劇は好きじゃなかったけれど、最後はどうなるのかという緊張感の連続で、とても面白かった。

牧場を営むダンは、南北戦争で片足が不自由な身。今は、借金の返済も滞り妻と二人の息子を養うのにきゅうきゅうとしている。ダンはある日、金のために、捕まった強盗団のボス、ベン・ウェイドを駅まで護送する仕事を引き受けることにする。

とにかく、護送団を追う強盗団の一味がものすごく強いのである。こんなにボス思いの部下をもっていたら、ベンも心強いよね。なんて思いつつ見ていたけれど、このベンがスケッチが上手で、なかなか人間くさいのである。悪い奴なんだけれど、ラストにくると、わが身がかわいい保安官より、よっぽど男気がある行動をとる。もっとも、保安官たちの気持ちもわかるけれど…。
ラストにテーマが凝縮されている。人としての生き方が問われるのだ。
「あなたならどうする?」と。

金のためなら正義も吹っ飛ぶ世界に、誇りを取り戻すべく果敢に挑んだダン。
その姿は、息子ウィリアムの心にしっかりと刻まれたことだろう。
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by mint-de | 2009-10-07 15:53 | シネマ(あ~そ) | Trackback

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