第一容疑者 最終話

「希望のかけら」
シリーズの最後をかざるのにふさわしい、見応えのある内容だった。
引退するテニスンの私生活と事件を絡ませ、事件関係者のそれぞれの事情とテニスンの孤独を描いている。
定年を迎えるテニスンの最後の仕事は、14歳の少女サリーが行方不明になり、その後、死体で発見された事件。サリーの父親トニーは、自分が疑われたことで腹を立てテニスンをクソ女呼ばわりする。
仕事が生きがいだったテニスンは、仕事のために、子どももあきらめほかのものごとを犠牲にして生きてきた。父との関係もいいとはいえなかった。そんな父が入院して、余命いくばくもないという。そしてテニスンは、アルコール依存の問題を抱えていた。
捜査も私生活もうまくいかないテニスンは、事件の捜査で会ったサリーの同級生ペニーに親近感を抱き、彼女にある絵を見せる。それは「ストロベリーガール」という幼女のあどけない表情を描いた絵。テニスンは、幼女が期待している表情を「希望のかけら」だと説明する。

その希望のかけらは、トニーにとってのサリーであり、サリーにとってのショーン(ペニーの父。ショーンにとってのサリーとも)、ペニーにとってのショーンだったわけで。ひとときは、テニスンにとってのペニーかも。その希望を踏み潰された怒りが、事件を生んだといえるだろう。
トニーのサリーに対する愛情はちょっと行き過ぎている気がした。サリーは、そういう状態から抜けだしたかったのかもしれない。校長であるショーンの行動には呆れるばかりだが、世の中の事件を見ていると、それほど驚かないのも困ったものだ。

父親の葬儀後のテニスンの態度には、ビックリ。あれじゃ妹のポーリーンが気の毒。いくら死体を数多く見てきたといっても、肉親の場合は違うはず。引退後は、もっとリラックスして、その性格とアルコールの問題を治すことをおすすめします(^^)
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by mint-de | 2009-10-15 14:32 | 海外ドラマ(英A~F) | Trackback

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