『キリンの涙』

アレグザンダー・マコール・スミスのミス・ラモツエの事件簿2『キリンの涙』(ヴィレッジブックス)を読んだ。
アフリカ・ボツワナを舞台にした女探偵マ・ラモツエが活躍するシリーズもの。明るい探偵小説である。アフリカが舞台の女探偵という設定に興味をもって読んだ。
楽しい小説だったけれど、私は、このタイトルの「キリンの涙」がとても気になった。
何でも、ボツワナでは古くから伝わる、模様を編みこんだカゴがある。その模様に「キリンの涙」が編みこまれたものがあるという。ナゼ、キリンの涙?
作者は、人は何かを贈ることができるけれど、キリンにはあげるものが何もないので、涙しかあげられなかったと書いている。
なんだか、とても深い話である。
人が動物にしてあげることにたいしての、感謝の涙なのか、それとも悲しみの涙なのか?
それに、あの長い首の上から流す涙は、どうやって落ちてくる?
ネットで調べたら、「シマウマの額」というのもあった。勝手にネーミングしているだけかもしれないが、ライオンやカバや犬ではなく、「キリンの涙」に、私は詩的な響きを感じてしまうのである(^^)
by mint-de | 2009-11-05 23:02 | 私の本棚

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