碧草の風

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「海角七号 君想う、国境の南」

「海角七号 君想う、国境の南」  (2008年 台湾映画 監督ウェイ・ダーション)

詩的なタイトルに惹かれて観てきた。
前半は、ドタバタ喜劇の感じが強すぎて興ざめしたが、後半は悪くはなかった。
日本統治下の台湾で教師をしていた男が、敗戦とともに日本へ帰ることになった。
彼が船上でしたためた台湾女性へのラブレターと、今を生きる人々の日常が交互に描かれている。

台北でミュージシャンを目指していたアガは、挫折して故郷に帰ってくる。
郵便配達のアルバイトを始めたアガは、郵便物の中に、昔の住所あての小包を見つける。
それは、恋人との別離を悲しんだ男のラブレターだった。
昔の恋物語がどんなものだったかは、よくわからないけれど、時折挿入されるこのラブレターのナレーションが、思うように生きられなかった昔の時代を彷彿させて、それが、自由に恋ができる今の時代の楽しさを生き生きとさせている、そんな気がした。
本当はモデルなのに、日本人歌手の通訳をするはめになった日本人女性友子とアガの恋は、国を超えた人と人との素直な感情であり、そんな風に恋をすることができる今の時代は、何て幸せな時代なんだろう。
若者だけでなく、老人も子どももみんな元気。そして、みんな優しい。
音楽で心が結ばれていく過程もよかった。
舞台となった台湾の南に位置する恒春の海を、実際に見てみたいと思った。
by mint-de | 2010-01-07 11:08 | シネマ(あ~そ) | Trackback
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