碧草の風

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『グレートジャーニー 人類5万キロの旅 2』

『グレートジャーニー 人類5万キロの旅 2』 灼熱の赤道直下から白夜のアラスカへ 
(関野吉晴 角川文庫)

1995年8月、関野さんはクスコから再び自転車に乗り、アラスカを目指す。
今回は、犬と衝突したはずみで自転車ごと転倒し、それがもとで脱腸になってしまい、途中で帰国せざるを得なくなったり、強盗にあってしまったりと、いろいろな出来事に遭遇しながらも無事にアラスカへ。
関野さんは本来のルートを旅することとは別に、近くの興味のある場所へもでかけていくのだが(そのときは飛行機や車を使う)、今回印象に残ったのは、関野さんが会ったリゴベルタ・メンチュウさんの言葉。彼女は、1992年に新大陸で始めてノーベル平和賞を受賞したグアテマラの女性だ。
「他の文化から何かを得ようとするのは、間違いではないでしょうか。まず大切なのは、自分の属する文化の伝統に従って生きることです。自分たちの文化を見つめなおせば、そこに学ぶべきことはたくさんあるはずです。自分たちの伝統文化を忘れて、他の文化から何かを学んでもほとんど意味がありません」
自分達の固有の価値観を知った上で、相手の文化を理解する。そこから異文化間の交流が生まれるといっている。世界の指導者たちが、みんなこんな風に考えていたら、戦争なんて起きないかもしれない。

原始の地球のイメージそのままのギアナ高地、独自の伝統文化の中で生きる先住民族ヤノマミの人々、アメリカで最も人口の多い先住民族ナバホの居留地での暮らしぶりなど、今回も「へぇ~」と驚く話がいっぱいで、面白かった!
by mint-de | 2010-03-15 14:23 | 私の本棚 | Trackback
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