碧草の風

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『ブルー・ヘヴン』

『ブルー・ヘヴン』(C・J・ボックス 真崎義博訳 ハヤカワ・ミステリ文庫)
著者の猟区管理官ジョー・ピケットを主人公にしたシリーズ(講談社文庫)の最初の作品『沈黙の森』は、読み始めたもののそのまま積ん読状態だけれど、この本は、先が気になる展開で一気読み。

ノース・アイダホには、ロサンゼルス市警を退職した警官が多く住み、彼らはその地を「ブルー・ヘヴン」と呼んでいた。
12歳のアニーは、母と弟と3人で暮らしている。ある日、アニーは弟と釣りにでかけた。そこで偶然、殺人を目撃してしまう。殺人者たちは、アニーたちに見られたことを知り、ふたりを追いかける。必死に逃げるふたり。そしてアニーと弟は行方不明になる。
小さな町では、皆がふたりを心配し、保安官のもとへ捜査の協力を申し出る。その中でも特に熱心な退職した4人の元警官たち。彼らこそが殺人者たちだったのだ。他の人間がふたりを見つける前に捜しだそうと、必死だったのだ。そして、8年前に起きた現金強奪と殺人事件のことを調べる元刑事。アニーたちを助ける老牧場主。それぞれの登場人物の立場で物語が進行して、徐々にクライマックスに向かう手法がとてもスリリングで面白かった。西部劇のヒーローを連想させる牧場主や元刑事の人物像も魅力的。

映画化権が売れているそうで、牧場主役は誰が適役かというアンケートもあるのだそう。私が真っ先に思い浮かべたのは、クリント・イーストウッド。でも、ちょっと年を取りすぎているかな。ストーリーがわかっていても、映画も見てみたいと思える作品だ。
by mint-de | 2010-04-09 21:02 | 私の本棚 | Trackback
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