碧草の風

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映画のタイトル

「名は体を表す」というように、映画やドラマのタイトルも、その内容を表し、かつ観てもらうためには重要な「作品の名」。
洋画や海外ドラマの場合は、原題を日本語に置き換えるとき微妙な差がでてくるのは当然のこと。
だからときどき、変なタイトルだと感じることもあったが、そのタイトルを考えるのに苦労した話を昨日の夕刊で読み、簡単そうに思えるタイトルのつけ方も結構大変な作業なのだと知った。
中南米からアメリカに、列車の屋根にしがみついて国境を目指す人々を描いた映画、「闇の列車、光の旅」というタイトル。これを考えた宣伝担当の方の苦労話を新聞で読んだ。
観たいと思った内容だったので、私はタイトルのことは気にしていなかったけれど、担当者は3か月も考えてつけたタイトルだとか。美しい言葉に触れるために、いろんな詩人の詩を読んだという。この映画の原題は、名無しを意味する「シン・ノンブレ」。来日した監督(日系米国人)は、そのタイトルにすればよかったと笑っていたそう。確かに、原題より力強くて、かつ詩的。内容も想像がつくし、いいタイトルだと思う。
何気なく目にしているタイトルだけれど、みなさん、いろいろ苦労されているんですね。
そういえば、今日から公開の「マイ・ブラザー」は、「ある愛の風景」のリメイク。私はこの映画のラストを観て、やっと「ある愛の風景」という意味がわかったのだけれど、「ある」も「愛」も「風景」も抽象的でインパクトに欠けていた気がする。「マイ・ブラザー」のほうが、もっと具体的でわかりやすいように思う。
じゃあ、「ある愛の風景」は、どういうタイトルがよかったのかと問われると、「罪と愛」とか「罪を背負って」とか、陳腐なものしか浮かばなかったりするわけで(^^;)
タイトルを考えるのは、簡単そうで難しいものなのですね。
by mint-de | 2010-06-05 14:52 | シネマ(あ~そ)