『行かずに死ねるか!』世界9万5000km自転車ひとり旅 

『行かずに死ねるか!』世界9万5000km自転車ひとり旅 (石田ゆうすけ 実業之日本社)

サラリーマンをやめ、7年半をかけて世界9万5000kmを自転車で旅した石田さん。
旅の風景やそこで出会った人々への感動が生き生きとつづられていて、とても魅力的な旅行記だ。
気に入った景色の場所を訪れると、何日も滞在してしまうなんて、とてもうらやましいけれど、自転車ひとり旅というのは、それなりにリスクが伴うし孤独な旅だろう。砂漠のど真ん中で一人テントで過ごすなんて、私には到底できそうにない。
石田さんはこの旅で、生き抜く力を「経験という大きな財産を通して培われ、養われたように感じる」と書いている。
旅先で出会った人々との交流も、この本の魅力だ。
片足が義足の女性と一緒に歩き、彼女のスピードで見えるものに気付かされたり、食べ物を買うとまけてくれるおじさんやおばさんたち。テントの場所を探していると寒いからといって、家に誘って食事をごちそうしてくれる人もいる。炎天下でバテバテで歩いているとき、通り過ぎた車がわざわざUターンして水を分けてくれたり。強盗に襲われたときもあるが、出会った人々の好意的な態度に、世界には優しい人々がいっぱいいるのだと信じる気持ちになれる。
旅そのものが生きる目的になる、そんな旅ができる人がうらやましいな。(幻冬舎文庫もある)
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by mint-de | 2011-02-16 13:57 | 私の本棚 | Trackback

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