いつか陽のあたる場所で 第1回

「前科ある二人」

先週の火曜日から始まったNHKのドラマ。
乃南アサの原作がもとになっていて、前科ある二人の女の再生が描かれる。
私はそういう人と関わったことはないけれど、もし身近にそういう人がいたなら、自分はどうするだろうとか、何ができるのだろうとか、そういう人たちがその後の人生を生きていくのは、とても大変だろうなあとか、観ながら考えてしまうドラマだ。

小森谷芭子(ハコ)は、老舗の和菓子屋の娘。厳しい母に育てられたが、自分だけ出来が悪く、いつも違う自分になりたいと思っていた。母にほめられた記憶がないハコは、大学生のときに出会った男に、そのままのハコでいいといわれる。家族の中で疎外感を抱いていたハコは、その男に夢中になる。だが、その男はホストクラブのホストで、ハコは貢ぐお金欲しさに昏睡強盗をしてしまう。
逮捕され、懲役7年の刑を終えて出所したハコを迎えたのは、先に出所していた綾香(アヤ)。
アヤは、夫からDVを受けていたが、5年前、子どもを守るために夫を殺してしまった。今は、谷中のパン屋で働いていて、谷中の亡くなった祖母の家で暮らすことになったハコを迎えにきたのだ。
アヤは、お嬢様育ちのハコを心配して、買い物に付き合い、いろいろ世話を焼いてくれる。そんなアヤを見てハコはちゃんと生きようと思うのだった。
そしてハコは、弟、尚之が結婚する相手に姉のことを知られたくないので分籍してくれと言われて涙を流し、家族に捨てられたと思っていたが、尚之が送ってくれた荷物を開け自分が大事にしていたものを触りながら、家族を捨てたのは自分だったのだと気づき、自分の犯した罪と家族に与えてしまった苦しみを思い、改めて後悔するのだった。

一応、刑期満了で出所した人間は罪を償ったことになるはず。でも、ハコの弟や母親は、ハコを許せないでいるようだ。それも世間体を気にして。一番家族の支えが必要なときに、母親も弟も冷たすぎると思う。
それに、分籍しても、いつかはハコの存在はわかってしまうのではないだろうか。もしも後でわかったら、弟の婚約者は最初にいってほしかったって思うだろうな。
他人にはいいにくいいことだけれど、ハコは罪を自覚していても、家族はそのことを認識したくないというところが問題だね。
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by mint-de | 2013-01-17 15:58 | 日本のドラマ | Trackback

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