いつか陽のあたる場所で 第3回

「一番会いたい人」

ハコは、マッサージの治療院で働けることになった。前へ進む一歩になると喜ぶハコとアヤ。
アヤがボランティアをしている老人ホームで予定されていた歌謡ショーが中止になったと聞いたハコは、代わりにパフォーマーの岩瀬のショーを提案する。岩瀬の快諾を得て、当日、老人ホームで岩瀬のマジックを見るハコ。人と関わらず恋もしないと決意したハコだが、岩瀬の姿に複雑な思いを抱く。

そのハコにある老婦人が近づいてくる。認知症の彼女は、ハコを疎遠になった娘だと思い込んでしまったのだ。彼女は、娘の結婚を許せなかったばかりに、娘から拒絶されてしまった母親だった。許しを求める老婦人の言葉に同情したハコは、思わず彼女の娘としてお母さんが母親で幸せだったといってしまう。
その後、大石に会ったハコは母親の妙子と谷中で会ったと聞き、駆け出していく。しかし、母親の姿はどこにもなかった。あの老婦人のように、自分の気持ちを打ち明ければ母も少しは理解してくれるかもしれない、そして母に会いたいという気持ちが募ったハコは、実家にでかけていく。

公園でハコは許しを請い、まっとうに生きるように努力するというが、妙子の答えは冷たいものだった。世間に恥をさらすようなことはするな、弟や店の名を汚すようなことはするな、もう自分の娘だとは思わないと言い放つのだった。その言葉に、思わずハコはずっとほめられたかった、でもほめられなかったから男に走ったといってしまう。それを聞いた妙子は愛情をもって育てたのに、裏切ったのはハコだという。そして、自分を生んで幸せだと思ったことがあるかと聞くハコの問いには答えず、妙子は去ってしまう。今まで生きてきていえなかった思いを母にぶつけたハコだが、母の答えは悲しみを深めるばかりだった。

谷中に帰ったハコは、大石からアジのなめろうをもらう。一人でなめろうを味わうハコ。そのおいしさに、ささやかな優しさが胸にしみるハコだった。

妙子の態度は、どうなんだろう。自分が愛情をかけて育てたんだからちゃんと育つべきだって思うのは、ちょっと違うよなあって思う。それだけで子育てができたら簡単だよね。親も試行錯誤しながら子どもを育て、悩み、傷ついたりする。それでも子どもの味方であり続ける、それが親なんじゃないかな。
ハコがいったお母さんにだけは味方でいてほしかったっていう言葉は、母親のほうからそういうべき言葉なんじゃないかな。この母親じゃ、ハコのほうが可哀想だって思う。
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by mint-de | 2013-01-23 15:37 | 日本のドラマ | Trackback

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