碧草の風

mintmmks.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

『ミラノの太陽、シチリアの月』

『ミラノの太陽、シチリアの月』  (内田洋子 小学館)

『ジーノの家』同様に、この本も、読後に深い余韻が残る。
内田さんは、イタリアで出会った人々を、短いページに、実に印象深く描き切る。
無名の人たちのつましい生活が、まるで短編小説や映画のように伝わってくるのだ。
無駄な言葉を使わず、自分の感情とか批評めいたことは書かず、あくまでも客観的な視点で書かれているのも特徴だ。
今回は、「鉄道員オズワルド」と「シチリアの月と花嫁」が、特に印象に残った。
ささやかな暮らしの中の小さな幸せ、思い通りにならない人生、それでも人は生きていく。
そんなことに気づかせてくれるエッセーでもある。
by mint-de | 2014-02-04 20:27 | 私の本棚 | Trackback
トラックバックURL : http://mintmmks.exblog.jp/tb/20316868
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。