『ブエノスアイレスに消えた』

『ブエノスアイレスに消えた』 (グスタボ・マラホビッチ 宮﨑真紀訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

アルゼンチンのミステリ。とても面白かった。読みだすとやめられなくなる(^^)
ベビーシッターと共に出かけた4歳の娘が、突然行方不明になる。父親のファビアンは、あてにならない警察には頼らず、私立探偵と共に娘を捜そうとする。
事件から9年後まで描かれるのだが、その間のファビアンの苦悩、喪失感、再生しようとする気持ちが丁寧に描かれ、とても共感できる。
ファビアンが、ほんの小さな手がかりから犯人へとたどり着く過程にも感心。
真相を求めて、奥地へと川を遡っていくシーンなどは、南米の密林の雰囲気がよくでていて、波の音が聞こえてきそうな描写だった。
ラストには、衝撃の事実が待っているのだが、父と娘の微妙な関係も気になるところだ。
訳者あとがきによると、建築家のファビアンなのだが、今後は失踪人捜しの探偵になるのだとか。いつ頃読めるのかはわからないけれど、次作も楽しみだ。
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by mint-de | 2015-07-08 21:06 | 私の本棚 | Trackback

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