「逃げる女」を見終えて

番組の宣伝から、梨江子の冤罪がテーマで、梨江子の再生のドラマを勝手に期待していた私は、回を追うにつれて、好きなストーリーじゃないな、美緒みたいな人は嫌いだなと、若干、ガッカリ。
大体、憧れていた人に冷たくされたくらいで、その人に罪を着せてしまえるのかというのが、最大の疑問で、そのあずみの自らの釈明がないので、どうも納得がいかない。
ただ、罪を犯すという行為、破壊衝動といっていたけれど、そういう気持ちが、自分の意識の底でうごめいていて、自分でもどうしようもなくなって罪を犯してしまう、そういう説明のつかないことを描きたかったのだろうと、勝手に解釈している。
美緒のような子は本当に可哀想だ。守ってくれるべき最大の保護者である親に虐待される子ども。
あずみにしても、小さいときに守ってくれる人がいなかったことが、こういう結果につながったのかもしれない。梨江子は、美緒の気持ちを理解できるようになった。そこに人間としての成長があったということ。
佐久間も同じ過ちを繰り返さないという気持ちが、梨江子を守ろうとする気持ちになり、二人とも自分だけを守ろうとする気持ちから、誰かを守ることにつながって、新しい展開になったということ。
ラストで、これから先のことはわからないといっていたけれど、ああいう終わり方は好き。でも、梨江子は一緒にカフェをやりたかったのかも。そうならないほうが、ラストにふさわしい気がする。
セリフに重なるような音楽もよかった。
私の好きな展開ではなかったけれど、とても重厚感のあるドラマだった。
マンガを原作にした映画やドラマが多い昨今、このドラマのように脚本家が腹の底から書きたいと思うドラマを見たいものだ。
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by mint-de | 2016-02-14 15:22 | 日本のドラマ | Trackback

見たり聞いたり、日々思うことをあれこれと…


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