コペンハーゲン/首相の決断 2-7・2-8

今回は2話連続。ビアギッテが、アフリカの南北が内紛状態にあるカルーンという国の和平交渉に臨む姿を描く。
ビアギッテは国内最大の企業、クローネ産業のクローネの訪問を受ける。クローネは、国内の輸出額を増やすために、大国が仲裁を躊躇している内紛状態のカルーンに対して和平を実現できれば、自社が大規模な石油精製所を建設するつもりで国益に貢献できるという。一企業に政策を左右されたくないといって相手にしなかったビアギッテだったが、形勢不利な上に、やたら国民党が難民に寛容なビアギッテを攻めてくる。任期もあと1年で、何かを成し遂げたくなったのか、ビアギッテは、カルーンの南北間の和平交渉に臨む決意をする。
周囲は驚くが、病から復帰したベントはよく決意したと、諸手を挙げて賛成する。
北カルーンはイスラム、南はキリスト教なので、北との交渉役には、ムスリムのアミーアが適任だと思ったビアギッテは彼にその仕事を頼む。一度は断ったアミーアだったが、平和のために尽力したいと協力してくれることに。

ビアギッテ一行は極秘にカルーンに向かい、北と南のそれぞれの大統領と会見し、何とかコペンハーゲンで和平交渉をすることに同意してもらう。ところが、交渉当日になって南カルーンが国境付近で攻撃してきたと知らせが入り、交渉は決裂。石油が絡んでお互いが領土と主張する土地での紛争なので、話し合いにならない。そんなとき、支援してくれるように頼んでいたクローネから重要な情報がもたらされる。北カルーンが中国から武装ヘリを輸送しているというのだ。北がまた攻撃を始めると多くの犠牲者がでる。何とか武装ヘリの輸送を止めようと、ビアギッテは中国の大使を呼んで頼むが、大使は遅すぎるという。だがその後、輸送船は引き返した。
そのことで、北と南は同じテーブルで話し合うことに。首相府が徹夜で和平交渉を進めている中で、今度は、とんでもない情報がカトリーネからカスパーにもたらされる。

カトリーネとハネは、ビジネスマンと称するミケルセンという男が、欧米の石油会社のために土地を確保するのに、北カルーン軍がやっていた民族浄化のような虐殺を黙認していたのではないかとの疑いをもっていた。「死の商人」というタイトルで、ミケルセンのドキュメンタリー番組を作るつもりだとカトリーネがウソをつくと、ミケルセンは慌ててカトリーネとハネに会うという。二人は、ミケルセンから、自分につきまとわないという条件である書類を見せられる。それは北カルーンが南に対して、原油の輸出において収益をだまし取っているという書類だった。
そのことをカスパーから聞いたビアギッテは、トーベン、ハネ、カトリーネを呼び出す。せっかく交渉がうまく進んでいるのに、この事実が報道されると、すべては水の泡になりまた多くの犠牲者がでる。平和を取り戻すために黙っていてほしいと頼むビアギッテ。返事を躊躇するトーベンに代わって、ハネが報道しないと約束する。自分たちが要望を受けいれたことを絶対漏らさないこと、もし戦争が始まったら報道するという条件で。
そしてついに停戦協定が結ばれた。
相府の職員に労いの言葉をかけるビアギッテ。

そこへ、家から連絡が入る。ラウラがまた発作を起こしたのだ。家に帰ったビアギッテは、ラウラが薬を飲んでいなかったことを知る。病院で、医師からラウラは重症だと聞かされるビアギッテ。
病院のテレビから、和平交渉を成功させたビアギッテをたたえるニュースが流れるが、ビアギッテは呆然とただ椅子に座っているのだった。

南北カルーンの話は、とてもリアルだった。緊張感もあって、脚本が上手いなあと思う。
ハネは、怪我をしたときはみっともないって思ったけれど、だんだん格好よさが目立ってきた。カトリーネがカスパーの書類を盗み見たときはやめなさいといい、ビアギッテからの報道しないでの依頼には、立場上いえないトーベンに代わって返事をした。マスコミは「表現の自由」を口にするけれど、報道するかどうかを選択する自由もあるわけで。でも、こういうのも難しい問題だね。
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by mint-de | 2016-03-01 15:59 | 海外ドラマ(北欧) | Trackback

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