コペンハーゲン/首相の決断 2-10

ビアギッテは休職し、ラウラの病院へ頻繁に行けるようになった。そのせいか、ラウラは快方に向かい薬の量も半分になり、このままいけばあと2か月で治療が終わるだろうといわれる。
喜ぶビアギッテだったが、世論は、首相は母親としてはよくやっているが、首相としての仕事ぶりはどうなんだといった、非難めいた論調になってくる。ベントに、最終法案の可決に向けて、また今後の野党の出方も考えると、早目の復帰が望ましいといわれたビアギッテは、1か月で復帰することに。その間に、ビアギッテの休職は、女性の仕事と子育ては両立するのかといった、女と仕事というテーマになりつつあった。

カスパーとカトリーネは新居探し。だが、カスパーの子ども部屋はいらないという態度に、カトリーネは納得できない。過去のトラウマは理解できる、でもずっととらわれているのはよくないと、カスパーにいうカトリーネ。カトリーネの子どもがほしいという気持ちに、カスパーの心は揺れる。そんなとき、病院でラウラと会ったカスパーが、困っているとラウラに話すと、ラウラは、カスパーを慰めようとしてくれた。その優しい態度に、カスパーは人の心の変化に気づかされるのだった。
久しく会っていなかった施設の母を訪ねたカスパーは、母に何故父とのことで何もしなかったのかと尋ねる。だが、認知症の母は、息子を覚えていても、質問には答えず歌を口ずさむだけだった。

代役の期限終了が迫っていたカトリーネは、トーベンから雇用について話をされ、また常任のキャスターとしてやっていけることになった。だが、トーベンは条件をつける。産休や育休をとる女性が多くてスケジュール管理が難しくなっているので、カトリーネには妊娠しないでほしいというのだ。頷くカトリーネ。だが、カスパーは子どもを持つことを考え始めていた。

ビアギッテは、議会へ向かう前にある決断をする。念願だった社会福祉一括法案の最終法案は可決された。その後、ビアギッテは誰が首相にふさわしいか有権者に決めてもらおうと、総選挙を行うと宣言した。

フィリップは、セシリエと別れた。ビアギッテとの関係をちゃんと終わらせずに、彼女と付き合い始めた結果が、別れにつながったのだ。彼女と別れたと聞いたビアギッテが、フィリップを気遣った優しさには驚いた。フィリップにもこのくらいの寛容さがあったらよかったのに。
北欧は、日本に比べると女性の社会進出は進んでいる。そういう国でも、やはり女性が子どもを育てながら仕事をするのは大変なのだね。
ビアギッテは、とても魅力的な女性だ。困難なときも冷静に物事をすすめ、決してぶれず、大切なものを見失っていない。首相としての仕事より、そのときは娘の身が大事だったからそちらを選んだのだ。ラウゲセンのような下劣な男のいうことなんか、気にしなくていいのだ。世の中そういう人間が多いけれどね。このドラマ、男性の首相だったら当たり前すぎて、それほど面白くなかったと思う。女性だったから、とても親近感を持てたのだと思う。カトリーネやハネも、素敵な女性たちだ。こんな知的なドラマを作ることができ、こういうドラマを支持するデンマークの大人度の高さが羨ましい。
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by mint-de | 2016-03-02 21:25 | 海外ドラマ(北欧) | Trackback

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