コペンハーゲン 3-10(最終話)

ビアギッテは、投票日の前夜気付いた胸のしこりが気になり病院へ。その途中、ジェレミーが付き添う車内で、病気への不安から取り乱してしまう。だが、診断の結果はただのリンパ液の塊だった。安堵するビアギッテとジェレミー。

選挙の結果は、新民主党が13議席も獲得する大躍進。逆に穏健党は、たったの7議席で終わった。この結果、新民主党は、最大の中道政党となったのだ。保守・革新とも、政権をとるために、どの党と組むか駆け引きが始まった。ビアギッテは、労働党のトアセンや団結連盟のリンデンクローネと話すが、政策で一致点を見出すのが困難な面もあり、一緒に組めるか躊躇してしまう。一方の自由党のヘセルボウには、法案審議には加わってもらっても与党には入れないといわれる。左派と右派、どちらに加わるのが党にとって一番いいのか、自分はどうしたいのか悩むビアギッテ。

そこへ、トアセンから会いたいと連絡が入る。この件は極秘にしてほしいというトアセンの横に現れたのは、国民党のベネディクテ。スベンを追いやって党首になるという彼女は、何と革新側につくという。そして、トアセンは、右と左が協力して安定した政権を維持するために、ビアギッテを首相にしたいというのだ。トアセンは党首の座が危ういので、大胆な計画で巻き返しを狙っているようだった。ビアギッテにとっては魅了的なオファーだったが、たった13議席しかない党の党首が首相になるのは、やはり無理がある。権力を握る者より、国のためによりよい政策を実行したいと願っているビアギッテは、安定した連立政権で自分の信念を貫くことが大事なのだと気づくのだった。

ビアギッテは、ヘセルボウに面会し彼を首相に推すと告げる。条件は、穏健党をはずし(党内を立て直すのが先だから)、自由党と新保守党と新民主党で連立する。経済政策をはじめさまざまな政策に注文をつけたビアギッテは、外務大臣をやりたいという。了解するヘセルボウ。

クリスチャンスボーに向かう車内で、カトリーネが「素敵な職場ですね」というと、ビアギッテは「ここが第二の故郷」というのだった。

カトリーネは、ソーレンとベッドを共にする関係になっても、その関係を続けることに戸惑いがあった。ソーレンは、それを年の差があり過ぎるせいだと思っていたが、カトリーネは、ただ、信じるのが怖いからなのだった。カスパーとの付き合いで、彼に振り回されることが多かったせいか、恋人の心の中に入り込むのが怖いのだった。だが、ソーレンとその子どもたちの優しさに、関係を続ける決意ができた。

アレックスの指示を無視したトーベンは解雇された。だが、ハネとウルリクがトーベンなしの選挙番組は作れないので、自分たちも降りると役員に直訴したため、トーベンは復帰することに。
投票日の中継もうまくいき、トーベンはスタッフを称える。そして、アレックスは辞職することに。別れの挨拶で、トーベンに楽しかったというアレックス。その言葉に、トーベンは怒りを抑え、楽しみたいならチボリ公園へいくといいというのだった。

トーベンとカオリーネの夫婦仲は、トーベンが家庭を顧みなかったことを反省し、カオリーネが夫の仕事に理解を示したことで、元に戻った。二人の姿を悲しい目で見つめるピーア。そのピーアの肩を優しく抱くハネ。

ビアギッテがヘセルボウと組むなんて驚きだったが、安定した連立政権で仕事がしたいと思ったのが、一番の理由だったのだろう。中道政党という立場は、こういう場合は柔軟に対応できるのだね。
政治ドラマにはまったく興味がなかった私だけれど、このドラマは、とても面白く観ることができた。政治の話が主だけれど、適度に盛り込まれた恋愛話や家族愛、上司と部下の関係など、次が気になる展開で脚本が上手いなあと感心する。
一番の魅力は、ビアギッテの人物像だ。信念を曲げず、困難な状況でもより理想に近い形でまとめようと努力する。こんな政治家は実際にはいないだろうと思うけれど、理想の政治家を描いた制作サイドに拍手。
ビアギッテのような魅力的な女性を描いたドラマをもっと見たい!
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by mint-de | 2016-05-09 14:36 | 海外ドラマ(北欧) | Trackback

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