碧草の風

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「LOST」 7~9話

「暗闇の中で」

今週のフラッシュバックはチャーリー。数年前、チャーリーは信心深いクリスチャンだった。人気バンドのロッカーとしてもてはやされながらも、その自堕落な生活に嫌気がさしていたようだ。でも、兄のお前は「ロックの神」というほめ言葉にのせられて、活動を続けていた。ある日、兄の態度にうんざりして、解散だといったものの、兄に「バンドがなければただの役立たず」といわれ、深く傷つき、それからドラッグに手を染めるようになったらしい。
それから何年かして、兄はシドニーで堅実な家庭をつくっていた。そこへ、チャーリーが訪れ、またバンドをやろうと兄をさそうものの断られ、チャーリーは、そこからロス行きの飛行機に乗ったのだ。
バンド時代は、チャーリーが兄の行動を諫めていたのに、その時点では、立場が逆転して、チャーリーのほうがドラッグなしではいられない生活をしていた。どうしてそうなったかは、まだ謎だ。兄が自分を守ってくれなかったことが原因らしい。

サイードは三角測量を応用して、遭難信号の発信源を探ろうとする。花火を合図に3か所のアンテナに同時に電源を入れるという。アンテナの設置にサイードとケイトは出かけて行く。

チャーリーを追うイノシシを見事に生け捕りにしたロック。チャーリーはロックにドラッグを返せというが、ロックは「3回ほしがったら返す」という。「選択する自由を尊重したい」「選択することが君とこいつ(イノシシ)の違いだ」。ロックは哲学者みたい(^^)。何でもお見通しで、悠然としている。

ベースが邪魔だといわれたチャーリーは、ジャックにくってかかる。そのとき洞窟で崩落が起こり、チャーリーは逃げ出せたものの、ジャックは取り残される。ハーリーの指示で、チャーリーはビーチに助けを求めて走る。

ケイトにはおれが伝えるというソーヤー。しかし、日頃の態度の悪さから、ケイトには相手にされず、本当のことをいいそびれ、手伝いにきたとだけいう。

チャーリーはドラッグほしさにロックにも伝えに行く。しかし、ロックはガの羽化の話をして、「もがくことで強くなる」とチャーリーを励ます。

マイケルやブーンたちもやってきて、洞窟からジャックを助け出そうとするものの、土や石を思うように取り除くことができない。「岩の下敷きになって動けない」というジャックを励ますハーリー。これ以上穴は広げられないので、誰かが中に入って岩を動かすしか方法がない。チャーリーはおれが入るという。ここで身内がいないのはおれだけだからと。幸運をという皆の気遣いを背に狭い穴を進むチャーリー。

ソーヤーからジャックが生き埋めになっている話をきいたケイトが洞窟へやってくる。必死に石をどけるケイト。

ジャックはチャーリーに助けにきてくれたことを感謝する。二人が話しているとき、チャーリーはガがとんでいるのを見つける。そしてかすかな光にも気付く。その先から脱出する二人。出てきたジャックに飛びつくケイト。ケイトがジャックを好きなことがはっきりした。

花火の合図でスイッチをいれ、受信できそうなところで、サイードは何者かに襲われる。一体ダレ?

チャーリーはロックにブツをくれといい、受け取った後、それを火の中に入れる。それを見ていたロックはこういうのだった。「誇りに思う。できると信じてた」

チャーリーはジャックを助けにいったことで救われたのだ。それは、冒頭の神父がいった「選択」、ロックがいった「選択」、そしてチャーリーがした「選択」の結果だった。


「手紙」

ソーヤーを見ていて、かなり屈折した人生を送ってきた人だろうと思っていたが、やはりそうだった。少年時代の辛酸をなめるような経験が、その後の彼の人生をつくってしまったのだ。

サイードはジャックに傷の手当てをしてもらう。機材も壊され、殴った相手もわからない。今週犯人がわかると思っていたけれど、まだナゾのままだ。

ブーンは、ソーヤーが自分の本を持っていたので、カバンから妹シャノンの喘息の吸入薬も取ったと思い込み、ソーヤーの持ち物を探し、ソーヤーに殴られる。それを聞いたジャックは、ソーヤーに薬を出せというが、ソーヤーは拾った者勝ちだとしらばっくれる。私は、いくらソーヤーでも、必要な薬を出さないはずはないだろうと思っていたのだが、ジャックたちはそう思っていなかったようで、残念だ。

ジャックの怒りを見て、ケイトは自分には本当のことをいってくれるかもしれないと思い、ソーヤーに「吸入薬と交換に、何がほしいの」と尋ねる。ケイトのキスといって、悪ぶるソーヤー。ケイトは、ソーヤーが読んでいる手紙を大事にしているのを見たと話す。その手紙をケイトに読めといって押し付けるソーヤー。
ソーヤーあてのその手紙には、自分の母親をだまし、父親の全財産を奪った男への復讐が綴られていた。悲観した父親は、母を殺し自殺していた。

サイードは、ロックに自分が襲われたときのアリバイをきく。残念ながらイノシシしか知らない(笑)というロック。でも、花火の点火を煙草の火でやると、遅く火がつくと聞いたサイードは、ロック同様、ソーヤーに疑いを持つ。

喘息の発作におびえるシャノンを見るに見かねて、ジャックは、ソーヤーに薬を渡せというが、悪態をつくソーヤーに怒りを爆発させ、みんなの前で殴りかかる。殴られるままのソーヤーに疑いを持たないジャックに、私はちょっとガッカリ。シャノンの身を案じて、サイードとジャックは、ソーヤーから薬をとるために強硬手段に出る。軍隊での経験をヒントに、ソーヤーを拷問するサイード。しかし、ソーヤーは拷問にも楽勝だとうそぶき、うめき声をあげながらも我慢する。その後観念したソーヤーは、ケイトになら話すという。
キスをしたら話すというソーヤーに、仕方なくケイトは顔を近づける。しかし、キスのあとで、もってないというソーヤー。私もそうだろうと思っていた。悪ぶっているだけなのだ。
事実を知ったサイードは、ソーヤーが島から出たくなくて、そういう行動にでて、無線もこわし自分も襲ったと思いこみ、ソーヤーに襲いかかる。持っていたナイフがソーヤーの腕を傷つけ、動脈を切ってしまう。治療するジャックに死なせろというソーヤー。

手当てを終えたソーヤーに、ケイトが話をする。あの手紙はあなたが書いたと。それを聞いてソーヤーは自分の過去を打ち明ける。両親を死に追いやった男へ復讐心をもちながらも、自ら借金をつくり、金持ち夫婦をだまそうと詐欺の人生を歩んでしまっていたこと、自分もその男のようになっていたことを。そして、ソーヤーというのは、その男の名前だったのだ。彼の本名は何?

サンは、シャノンの喘息にはユーカリの葉が効くと思い、マイケルに集めてもらった葉を、シャノンにかがせたり、胸にぬる。なぜ、ジンに頼まずマイケルに頼んだかはナゾです。そして、マイケルと話しているところを見られてジンに文句をいわれても無視する。だんだん強気になるサン、頼もしいです(^^)。

サイードは、自分がしないと誓ったことをしてしまったので、ここにはいられないといって、出て行く。海岸線を歩いて島の地図をつくるという。ケイトにまた会おうといって、去っていく。

ますます面白くなってきた。ソーヤーは、これからも悪役をつづけるのだろうか。これからの彼にとても興味がある。


「孤独の人」

自分の行為を恥じ、地図を作るべく海岸線を移動していたサイードは、ビーチでワイヤを見つける。救難信号と関係があるかもしれないと、そのワイヤをたどっていくが、罠にかかってしまう。サイードが気がつくと、そこには女性がいた。いきなり、「アレックスはどこ?」と聞かれる。
ベッドに縛り付けられて身動きできないサイード。この女性一人でサイードを運んだことに疑問があるけれど、ジャングルで相当鍛えられたに違いない。サイードの持ち物を調べた彼女は、サイードがときどき見つめていた写真の女性について尋ねる。サイードの過去が少し明らかになる。

写真の女性はナディア。共和国防衛隊の兵士だったサイードが取り調べた女性だが、昔のクラスメイトだった。お互いなんらかの感情があったようだ。留置所(?)に、ひそかに食べ物を差し入れるサイード。しかし、ナディアへの射殺命令がでたので、彼女を逃す寸前、上司に見つかってしまう。サイードは彼女と自分のために、上司を殺し、自分の足を撃ち、ナディアを逃がそうとした。そのとき、ナディアが自分の写真をサイードに渡したのだ。サイードが必死に助けようとしたものの、彼女はその後死んだらしい。

サイードの過去もとてもつらいものだった。このドラマにでてくる人たちの過去はみんな暗くて、切ない。もう少し明るい話題はないのかと思っていたら、ほかのメンバーが、楽しいひと時を過ごしていて、珍しく和める展開だった。

乗客の荷物からゴルフ道具を見つけたハーリーは、手づくりのゴルフコースをつくり、みんなを誘う。生き延びるためには、気晴らしも必要だということを、さりげなく教えたのだ。ハーリーのプランに微笑むメンバー。みんなで、ゴルフを楽しんでいる時に、驚いたことに、あのソーヤーまでやってくる。あと一打で優勝が決まるジャックに、入らないほうに日焼け止めと懐中電灯を賭けると口にする。一瞬冷たい空気が流れるが、ケイトの「乗ったわ」という声に、みんなもソーヤーを歓迎して、和やかな雰囲気に。ソーヤーが、みんなとうまくやっていこうと決意したことはいいことだ。ケイトの優しさがソーヤーの心を変えたのだと思う。

サイードを捕らえた女性はダニエル。救難信号を出していた女性だった。サイードの話を聞いて、ダニエルは次第に心を開き、サイードが、彼女が大切にしていたオルゴールを直してやったこともあり、何故、ここにいるかを話し始める。

科学者でロバートという男の人と、タヒチから出航して遭難したらしい。
でも、彼女の話は不気味だ。彼ら、黒い岩、草のなかからささやく声。そして「怪物なんていない」。

一緒にみんなのところに行こうとサイードが誘っても、彼女は首をふる。そして、「用心して」とサイードを送りだす。アレックスは自分の息子だといったダニエル。私もアレックスがどこに行ったのか知りたい。サイードを殴ったのはアレックスなのかな?彼女の話で謎がもっと深まり、今後の展開がものすごく気になる。

ジャングルを行くサイードの耳に、風の音にまじって、かすかなささやき声が聞こえてくる…。
それは、本当に人間の声なのだろうか…。それとも錯覚?
by mint-de | 2007-09-20 15:28 | 海外ドラマ(LOST)