碧草の風

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「LOST」 16~18話

「最期の言葉」

ソーヤーがシドニーにきた理由がわかった。詐欺仲間のヒップスの言葉を信じて、自分の親を死に追いやった男を殺すつもりでやってきたのだ。最初の展開から、ヒップスに利用されているだけではないかと思っていたが、案の定、ヒップスに借金を返さない男を始末するために、ウソの情報を教えられていたのだ。復讐することを誓いながら生きてきたのに、殺す前にその男かどうか確かめようとしないソーヤーに驚くが、人間というのは、思い込みが強いと、誤った判断をするのかもしれない。

その男を見つけたものの、殺すことができなくて、バーで一人酒を飲んでいると、財布を忘れたといって、話しかけてくる男がいた。見知らぬ男は、自分の弱さから、息子を誇りに思っていることを伝えられないという。息子の勇気ある行為に感謝しているが、息子は、父親にうらまれていると思っているだろうと。そして、ソーヤーに向かって、用事を片付けて楽になれという。その言葉に背中を押されるように、ソーヤーは、自分たち家族を破滅させたと思い込んでいる男を撃ってしまう。その後で、ヒップスに騙されたことに気付くソーヤー。「報いがくる」、撃たれた男はそういい残して死んでいった。

寝ているときに、イノシシにシートを奪われるソーヤー。シートを取り戻そうと出かけていくが、逆にイノシシに襲われ、イノシシ狩りを決意する。ソーヤーが銃を返さないので、その銃と引き換えに、ケイトはイノシシ狩りの協力を申し出る。夜、二人はお互いを知る「“ない”ゲーム」に興じる。お酒を飲みながらやるゲームとしては面白いかも(^^)。反対のことばかりいって、相手を酔わせる方法もあるなあ(笑)。ケイトが結婚していたことに、驚くソーヤー。そして、お互いに人を殺したことがあると知って、互いの闇をのぞくように見つめる二人。

「報いが来る」、ソーヤーが、夢の中でささやく声に目覚めると、またイノシシに持ち物を荒らされていた。イノシシにのろわれていると怒るソーヤーの前に、ロックが現れ、自分の妹の死を嘆いていた母親の話を始める。暗に、動物は、自分を責めるなといいに来たというロック。何でもお見通しのロックさん、あなたは超能力者?、この展開は珍しくなくなってきましたけれど(^^;)。

チャーリーは、イーサンを殺してしまったことに、平常心ではいられない。心配したハーリーは、サイードに助言を頼む。サイードはチャ-リーに、殺したことは一生忘れられないという。でも、独りだとは思うなと慰める。サイードもハーリーも仲間思いの「いいひと」なのだ。

ソーヤーは、イノシシを見つける。銃を向けるソーヤーをじっと見つめるイノシシの目を見て、ソーヤーは静かに銃を下ろす。それを見つめるケイト。ソーヤーは間違って殺した男から解放されることはないだろう。サイードの言葉のように。

ジャックに銃を返したソーヤーは、ジャックから意外な言葉を聞く。「レッドソックス・ファン」というジョークは、ジャックの父親の口癖だったという。その言葉から、「楽になれ」といった見知らぬ男がジャックの父親だと知ったソーヤーは、押し黙る。ジャックの父親に何もいわれなかったら、ソーヤーは人殺しをすることはなかったかもしれない。苦しまずにすんだかもしれないのだ。ただでさえ、ジャックに対抗心があるソーヤーにとって、この事実は、さらにジャックに対して敵愾心のような気持ちをうえつけたのではないだろうか。ソーヤーは、息子のことを誇りに思っているという父親の最期の言葉を、ジャックに伝えることができるのだろうか。


「沈黙の陰」

ジンは、韓国でサンの父親の仕事を手伝っていたが、その父親は、仕事のためなら人殺しもさせるような悪人だった。父親の前で、サンは自分の夢だと言い切ったジンは、サンのため、自分たちのために父親のいうなりに仕事をしてきたが、あるとき、自分の愚かさに気付いたのだ。自らの父親が貧しい漁師なのを恥じて、父は死んだとウソをいってきたが、自分の父よりサンの父こそ恥ずべき存在だということに。久し振りに父親に会ったジンは、事実を話す。父親は、サンのために仕事をやめやり直せと助言する。ジンは、シドニーとロスを訪れた後、サンの父の仕事を、本当にやめるつもりだったのだろうか。サンはサンで、ジンから逃れることを考えていたわけだから、お互いものすごくわだかまりがあって、悩んでいたということだ。サンは会話のなくなった夫に不満がたまり、ジンはサンの父親の真の姿を話せずに悶々としていた。少なくともジンにはサンへの愛情を感じるが、サンの本当の気持ちはどうなのだろう。

水着姿で歩くサンを見て怒るジン。ジンが抵抗するサンを強引にひきずるのを見て、マイケルが仲裁に入るが、逆にサンにビンタをくらう。あとで、あなたを守るためだと、マイケルに言い訳するサン。あなたは夫を知らないと。でも、夫を知らないのは、サン自身かもしれない。夫が寡黙になったのは、サンの父親の仕事を、サンのためにしなければならなかったということに、その仕事がジンにとって過酷な仕事で、ジンを変えてしまったということに、彼女自身気付いているようではあるが、ジンが何も話さないことに苛立ってしまって、二人の間には深い溝ができてしまった。

ますます孤立するジンを心配するハーリーは、リラックスしろと声をかけるが、もちろんジンには通じない。それでも声をかけるハーリーは、ホントにいい人です。

シャノンの完璧なロープの結び方に感心するサイードは、シャノンのお誘いに乗る前に、兄のブーンにおうかがいを立てる。律儀なサイードにびっくり。シャノンとサイードはどうもお似合いとは思えないので、私としては、サイードにちゃんと目を大きく見開いていただきたいと思う(^^)。兄にどうせ捨てられるといわれ、その言葉を鵜呑みにしながらも、シャノンのやり直したいという言葉をすぐに信じてしまうサイードをどう表現すればいいのでしょうか?(笑)

マイケルのイカダは順調に作られているようで、マイケル親子のほかにソーヤーが乗ることになっているらしい。なんでも大事にとっておいたソーヤーは、イカダの材料があって得意気だったが、そのイカダがある夜、燃えてしまう。

マイケルもソーヤーもジンを疑う。殴られるジンを見かねて、サンは、ジンは燃やしていない、やけどをしたのは消そうしたからだと、ジンの韓国語を英語で通訳してしまう(でも本当は、燃やしていないとはいっていなかったようだ。何をいっていたのか気になる)。夫をかばっているだけだといわれるが、真実を見ろ、島にいるのは自分達だけではないというロックさんの言葉に、マイケルとソーヤーはしぶしぶ従う。

ジンは、サンが英語を話したことに驚き、このときに、サンへの気持ちに区切りがついたように見える。自分とサンの距離を自覚したのだ。サンがあなたから逃げるつもりだったけれど、愛されているからやめたといっても、無言のジン。そして、手遅れだといって、洞窟からでていく。

その後、水着で海に入るサンは、ジンから解放されたということだろうか。ジンもマイケルのイカダ作りの手伝いをはじめ、ボートと口にしたところを見ると、彼もやり直す踏ん切りがついたよう。でも、ここにいる限り、二人の関係は微妙なままだろうから、いろいろ大変そう。

イカダを燃やしたのがウォルトだったのは意外だったが、この事実を知っていたロックさんに、また、あなたですかと、このワンパターンな展開にちょっとなぁ…です。越すのはイヤだからといって、父親が一生懸命に作っているものを燃やしてしまう子どもは恐ろしいです。でも、作り直すのを手伝うといったのは、反省していると思っていいのだろうか。私としては、そう思いたい。


「数字」

ハーリーは、その体格に比例して(^^)、心も広かったが資産もケタはずれの大きさだった。宝くじで1億5600万ドルも当たってしまったら、かえって途方にくれそうだが(笑)、この島にいる限りお金は無意味だ。ふと、この島で必要なものは何だろうかと考えてみる。水、食料、そして、友情と生きる意欲、後は何だろう…。

やっとハーリーの過去がわかった。宝くじで莫大なお金を手にしていたことにも驚いたが、この島の秘密にも深くかかわっていたことにも驚いた。宝くじに当たって喜ぶハーリー。しかし、ハーリーが使った数字、4 8 15 16 23 42 は、不吉な数字だった。宝くじに当たってから、祖父は亡くなり、母は怪我をし、母のために買った家が燃え、自分は誤認逮捕されるなど、次々と不幸な出来事が起こる。

ハーリーはその数字のことを聞いた男レニーを訪ね、その数字について質問すると、レニーはそれを使ってはいけない、数字から逃げろといってパニックになる。さらに、レニーから聞いた海軍で一緒に働いていたサムを訪ねたハーリーは、その数字がいかに呪われた数字であったか知ることになる。オーストラリアの荒野の一軒家に住むサムの妻は、その数字は、16年前にサムが太平洋上の長波通信を傍受したときに聞こえてきた数字だという。しかし、サムが街でその数字を使って懸賞金を獲得してから、サムの周りで不幸な出来事が次々と起こった。そのことに耐えかねて、サムは自殺していた。その事実に愕然とするハーリー。815の数字があることと、ハーリーもこの島に招かれるようにして墜落したということで、みんなそれぞれこの島と何らかの関連があるのかもしれない。

ジンがイカダ作りを手伝っている。身振り手振りでハーリーに何かいっている。それを通訳する(^^)マイケル。ジンもマイケルも仲良くやっていけそう。ジャックは、イカダ作りは順調だが、救難信号をだすためにバッテリーが必要だというマイケルの訴えを聞いて、サイードにジャングルのフランス女ルソーの居場所を教えてほしいと頼むが、サイードはひどい目にあっているので、断る。そのとき、ハーリーはサイードの持っていたルソーのメモを見て驚く。そこにはあの数字が並んでいたのだ。

数字の真相を知りたいハーリーは、一人でルソーのもとへ出かけていく。ハーリーがいなくなったことに気付いたジャック、サイード、チャーリーの3人は、慌ててハーリーの後を追う。ハーリーは3人に見つかるが、何のために行きたいのか真実を話そうとはしない。何とか、ルソーの家に近づくことができたものの、誰も信じようとしないルソーによって家は爆破される。銃にねらわれて慌てて逃げるハーリーの前に、ルソーが銃口を向けて立っていた。しかし、ハーリーはひるむことなく、数字の意味を尋ねる。ルソーは、ほかのことはどうでもいい、数字について知りたいというハーリーに共通点を見出したのか、銃を下ろし事実を話し始める。ルソーたちの船もこの数字を繰り返す通信を傍受して、この島にやってきた。発信源は、黒い岩の近くに立っていた電波塔だった。しかし、数字の意味を探るうちに次々と仲間が病に襲われたと。

それを聞いたハーリーは、この数字は、周囲に悪運をもたらす、呪われていると、ルソーに同意を求める。ルソーがうなずくと、ありがとうといいながら、ルソーを抱きしめるハーリー。同意してくれる人を探していたからといって、ここで、ありがとうという言葉を口にするハーリーは、ちょっと変わっている。所構わず優しさを発揮する人らしい。でも、こんな風に抱きつかれたら、悪い気はしないだろう。ルソーはハーリーには本来の人間性をあらわしたようで、持っていたバッテリーをハーリーに渡してくれた。

ロックはクレアにノコギリを使った工作を頼む。臨月の妊婦に頼むことだろうかと思っていたら、生まれてくる赤ちゃんのための揺り籠作りだった。こんなことにも気がきくロックさん。でも、なぜか「いい人です」とはいえない私です。

そして、あのハッチには、なんと呪われた数字が刻まれていたのだ。数字は何を意味しているのだろう?
by mint-de | 2007-09-20 15:39 | 海外ドラマ(LOST)