「LOST」 22~25話

「タイムカプセル」

今回のフラッシュバックはケイト。前回のフラッシュバックより以前の話で、あのオモチャの飛行機がケイトにとって、どれほど大切なものだったのかがわかった。でも、あの飛行機がなぜ銀行の貸金庫に保管されていて、ケイトがどのようにしてそれを知ったのか、その点が気になる。

逃亡中のケイトは、母親ががんで入院していることを知り見舞いにいくが、病室の前には保安官が待機していて、母親と会うことができない。かつての恋人、といっても15歳ころの初恋のようなものに思えるが、今はその病院の医者になっているトムに、母親と会えるように頼み込む。多分、ケイトが事件を起こさなければ、二人は離れ離れになることはなかったのだろう。逃亡中の身なのに、随分昔(1989年)に二人が埋めたタイムカプセルを掘り出して、オモチャの飛行機を大事そうに見つめるケイト。彼女にとっては、過去の思い出だけが自分の慰めなのだ。そして、ケイトはトムのことが大好きだったのだ。私だったら、昔埋めたタイムカプセルなんて、過去の恥ずかしい自分を見せられるようで気持ち悪いが(^^;)、ケイトたちにとっては、大切な二人の思い出なのだろう。

病院で母親と会うものの、母の口から「助けて」「誰か」という言葉がでてきて、ショックを受けるケイト。すぐに警備員に見つかり、そこからケイトとトムの必死の脱出劇が始まる。しかし、トムは保安官に撃たれ死んでしまう。ケイトがトムに車から降りるようにいったのに、なぜトムは降りなかったのだろう?なんとかケイトを自首させたかったのか、ケイトの役に立とうとしたのかわからないが、トムはケイトのことを誰よりも理解していた男だった。そんな男を死なせてしまったケイト。彼女はそのことをいつまでも悔いているのだろう。それにしても、ケイトは「とことん逃げる女」です! 彼女は犯した罪を悔いてはいない、だから逃げたがると、私は勝手に想像している。

完成しつつあるイカダを見ながら、ケイトは島から出て行くことを考えはじめる。マイケルに頼むものの、定員はいっぱいで断られる。しかし、マイケルはソーヤーがあまりにも海の知識に疎いことが心配になり、ヨットの経験があるケイトに心が傾く。それを知ったソーヤーは、保安官と一緒にいたのはケイトだと知っていると脅すが、ケイトはその気になれば席は奪えると言い返す。

そして、マイケルの飲んだ水に毒が入れられていたことから、マイケルの具合が悪くなり、みんなが勝手に「犯人探し」。私は島に残りたいウォルトの仕業だと思ったけれど、ハズレだった。マイケルはソーヤーが犯人だと思い、マイケルの思い込みに怒ったソーヤーは、遂にみんなの前でケイトの正体をばらしてしまう。自分だって人を殺しているくせに、よくもまあケイトを責められるものです。ソーヤーのなりふり構わぬ態度にガッカリする。そして、ケイトに注がれるみんなの視線が痛い。チャーリーもクレアもその態度はないだろうと、突っ込みたくなった私です。ハーリーのように、シロクマの話も秘密だったけ、とかいうノリで対応できないのだろうか。

ロックの依頼で、サイードはジャックをハッチの前へ連れていく。ジャックに文句をいわれても、ハッチのことをいわなかったのは「判断の自由」だとおっしゃるロックさん。ハッチを開けたがる二人に向かって、サイードはハンドルがないハッチを開けるべきじゃないと反対する。私もそう思う。そして、なぜかウォルトもロックに開けないでという。ウォルトには何が見えるのだろう?ウォルトはマイケルに、島に残りたかったからイカダを燃やしたと謝ったものの、いまは出て行きたいといっているのは、何か危険を感じているからかもしれない。

驚いたことに毒の犯人はサンだった。ケイトの入れ知恵だったらしいが、ジンに行ってほしくないという。サンとジンのお互いの本当の気持ちはわからないが、「愛する人を見つけても幸せにはなれない」ということで、今回は、愛にまつわる悲しいお話でした。


「迫りくる脅威」

ウォルトは飛行機に乗る前に、マイケルとホテルに泊まっていた。まだ朝の5時だというのに、いつも見ていたテレビ番組を寝ているマイケルに遠慮なく見始める。音を小さくしろといっても聞かない。突然現れた父親への反抗心もあるのかもしれないが、このワガママぶりはちょっと怖い。
ジャックは、空港のバーカウンターでアナという女性に声をかけられる。彼女はやたらと「質問する女」。初めて会った男に「独りか」とまで聞いてしまう。私だったら、「あなたには関係ない」といって、会話をやめてしまうが、ジャックはあくまでも紳士的(やっぱり離婚していた)。彼女の席を交換しないかといった言葉はちょっと気になる。
ソーヤーは警察に捕まっていたが、「留置費用さえ惜しい」とひどいことをいわれ、オーストラリアから追い出されてロス行きの飛行機に乗ることになったようだ。
そして、ケイトがあのおもちゃの飛行機のありかをどうして知ったのかわかった。保安官が貸金庫に入れたことを知って、あの銀行を襲ったのだ。あの保安官はずっとケイトを追っていたのだ。
シャノンは、飛行機に乗る前にサイードに会っていた。荷物をお願いしますと頼んだサイードが戻る前にいなくなってしまって、ブーンとの口論でもワガママなお嬢様ぶりを発揮。
ジンの世話をかいがいしくするサン。その様子を見ていた女性が「芸者みたい」なんて、日本人でもないのにおっしゃる。サンは、聞こえているのに黙って聞いていた。逃げようとした自分に、やましさを感じていたからだろうか。

ダニエルがやってきた。「他のものがくる」と。16年前に黒い煙が上がった後、自分の赤ちゃんを奪われたという話をする。ジャックは、その話を信じようとせず、イカダの出航を優先させる。しかし、みんなでイカダをレールにのせているとき、向こうで黒い煙が上がる。40人の隠れ家として、ハッチを利用しようとするロックたち。私は、ダニエルがなぜ黒い煙が上がると予測できたのか、ものすごく疑問。だからクレアの赤ちゃんをねらっているような気がしてならなかったが、なんとAXNのエピガイを見てびっくり。2話先まで載せることもないのに…。

ハッチを開けるのにダイナマイトを思いつくロック。そして、ダイナマイトをもってくるために、黒い岩のある暗黒地帯へ、ダニエル、ジャック、ロック、ハーリー、アルツト、ケイトが向かう。出かける前にジャックはイカダ組とお別れのあいさつ。ソーヤーは、その時になって、ジャックに父親と酒を飲んでいたときのことを伝える。父親が「息子を誇りに思っている、愛している」といっていたことを。その言葉に涙をこらえるジャック。切ないシーンだった。

ケイトはソーヤーを探すが、木こりをしていたソーヤーを見つけられない。ひどい仕打ちをされても、ケイトにはソーヤーには同じ罪人という意味で共鳴する部分があるのか、気になるらしい。会えずにサヨウナラ。

ジャックたちが暗黒地帯に入った途端、何かの気配が。しかし、じきにそれも収まる。ダニエルは、警備システムが作動して島を守っているという。島には意志があるらしい。謎の島である。そして、黒い岩は船だった。あんなところに船をどうやってもってきたのか? さらなる謎である。

ウォルトはビンセントをシャノンに頼む。聞き上手な犬は支えになってくれるといって。いい選択だと思う。サンとジンが久し振りに言葉を交わした。英単語の発音を書いた紙を渡すサン。ジンはサンを苦しめた罰を受けるという。結婚後に変わってしまった自分を後悔しているのかもしれない。また心が通じてよかった。ソーヤーはケイトの姿を探すが、彼女はいない。

いよいよ出航のときがきた。はたしてあのイカダで、どこまで行けるのか。はっきりいって暴風雨がきたら、あっという間にバラバラになりそうな気がしますが…。


「暗黒地帯」

今週のフラッシュバックは先週の続きとチャーリー編。サイードはシャノンの一言で嫌疑をかけられるが、疑いが晴れて飛行機に乗れることになった。
サンがジンの服に飲み物をこぼしてしまったため、ジンがトイレで拭いていると、男がやってきて「逃げたら彼女を失うことになる。ペク氏(サンの父親)の時計をちゃんと渡すように」という。これで、ジンがマイケルから必死に時計を奪い返そうとしたナゾが解けた。ジンは、この男の出現で、自分とサンの未来をどのように考えていたのだろうか。
チャーリーは、ホテルで一緒だった女とヤクを奪いあい、それを持って飛行機に乗ったらしい。ヤクのために女と争う最低なチャーリー。
マイケルは突然ウォルトを育てることになって、困惑していた。育てるには無理があるので母親に電話で頼むが断られる。迷惑なんだといって振り向くと、後ろにウォルトが。でもウォルトは、聞こえなかったふりをする。それとも本当に聞こえていなかった?実の親に迷惑だなんていわれたらものすごく悲しい。最初のころはあんなに育てたがっていたマイケルだったのに、時間の経過が彼を変えてしまったのだろうか。

「黒い岩」は船の名前だった。船まで案内すると、ダニエルはそこで帰るという。ものすごく怪しい。でもジャックたちは疑いもせず、自分達だけで船の中へ。弱気なアルツトとハーリーは外で待機。船には奴隷の骨が残されていた。かなり古い時代の船らしい。ケイトが爆薬の箱を見つけ、外に運び出す。ダイナマイトには詳しいはずのアルツトだったが、彼が持ったダイナマイトが爆発してしまう。あっけないアルツトさん。ハーリーは自分のせいで彼が死んでしまったと思い込む。確かにそうかもしれない…。結局、3本ずつにして6本のダイナマイトを運ぶことになったが、ケイトは自分が運ぶと言い出す。どうせ刑務所行きの運命、怖いものはないということか。ケイトを心配してだめだというジャック。しかし、クジでケイトとロックが運ぶことになり、ジャック、ケイト、ハーリー、ロックの順で慎重に歩き始める。あのハッチの中に食べ物を期待するハーリーに対して、希望があるというロック。絶望がないことを祈ります。

ビーチでは、サイードの指示で洞窟への避難が始まる。シャノンはブーンの荷物のほかに犬も連れて、大変そう。背負いきれないと泣くシャノンに、「オレが背負ってやる」というサイード。超カッコいい~!!チャーリーが、クレアの赤ちゃんを運ぶ抱っこひもをお披露目しているところへダニエルがやってくる。「サイードを」とだけいって、チャーリーに呼びにいかせる。だが、それはクレアの赤ちゃんを奪うためのお芝居だった。ダニエルの腕の傷を見て、それは自分が引っ掻いた傷だと思い出すクレア。あの行方不明事件はダニエルの仕業だったのだ。なんという女だ! チャーリーとサイードは、赤ちゃんを奪ったダニエルを追いかける。サイードは、自分の子どもと交換するために、ダニエルはあの黒い煙の場所にいくと推測し、そこへ向かう。その途中、墜落した飛行機のある場所で、ヘロインをじっと見つめるチャーリー。彼は果たしてヘロインを手にしたのだろうか?誘惑に負けないでほしいけれど…。

サンはシャノンにブーンは勇敢に死んだと慰める。サンはここで起きていることは運命からの罰なのだろうかと問う。それを聞いていたクレアはきっぱりと運命など存在しないという。彼女の運命を信じたくない気持ちはよくわかる。あの占い師のいっていたことを彼女は信じたくないのだから。子どもを生んで強くなったクレア。

イカダ組は、島が大きな島であることを知り、驚く。なぜ見つからないのか?
ソーヤーは、暇つぶしにみんなの伝言を読み始める。でも、舵が流されると、素早く海に飛び込み、内輪のちょっとしたヒーロー。彼らの航海はいつまで続くのだろうか?


「漆黒の闇」

イカダ組があんな展開になるなんて、全然予想していなかったのでビックリ。ウォルトはどうなる? マイケル、ソーヤー、ジンはどうした? イカダも壊されて、どうやって島に戻れるのだろう。

ハーリーは、次の日の母の誕生日に間に合うように、その日の便で帰るべく、ものすごく急いで空港に行ったらしい。ハーリーの走る姿は見ているほうも疲れる(笑)。一度は搭乗を断られたが、なんとか交渉して乗れたのが墜落した飛行機だったなんて…。ロックも搭乗前にトラブルがあったが、乗れた飛行機が墜落した飛行機で、二人とも運命に導かれて乗ってしまったということだろうか。

ダイナマイトを運ぶ4人の前に、突然、なにものかの気配が。ケイトとハーリーはすぐ逃げるが、ロックは自信があるのか、追っていく。それを見てジャックはロックのあとを追う。怖いもの知らずのロックさんでも、かなわないことがあるらしく、なにものかにひっぱられる。ロックを助けようとするジャックになぜか離せというロック。ケイトが前方にダイナマイトを放り込んで、ロックは事なきをえる。その後のロックとジャックの会話が面白かった。ロックはひっぱられたことを試されただけだといい、自分は信じる者で、墜落した人々は島の意志で、ハッチを開けるために集められた者たちだ、この島は普通の島ではないという。そして、科学な人のジャックは、そんな話は信じられない、生き延びるためにハッチを開けるのだという。多分、ロックの見解が核心をついているのだろうが、最初からハッチにこだわるロックは、いったいそこに何があると思っているのだろうか。自信満々なロックさんに疑問を感じる。

チャーリーとサイードは、ダニエルを追って、煙の場所に辿り着く。そこで、無事にクレアの赤ちゃんを取り戻すことができる。全部お前が仕組んだことだろうと怒るチャーリーに、ダニエルは、男の子を奪うというささやき声を聞いた、この赤ちゃんを差し出せば、自分の子を返してもらえると思ったと涙ながらに話す。優しく見守るサイードに好印象。どこまでが、「他のものたち」の仕業か判然としないが、ダニエルのいっていることは、イカダ組に起こったことを考えると、ある程度真実なのかもしれない。

イカダ組は、多少の意見の相違があるものの順調に航海していた。そして、驚いたことにレーダーが反応する。喜んでやってくる船を待っている4人に向かって、その船の男はとんでもないことをいいだした。「男の子をもらうぜ」。たいして進んでもいないのに、おかしいなと思っていたが、この人たちが「他のものたち」なのか? 女の子はダニエルの娘? ソーヤーの銃も役に立たなくて、ウォルトは連れていかれ、3人は海の中へ。おまけに船は爆破されてしまって、この先一体どうなるんだろう。

ハーリーはハッチに刻まれた数字があの不吉な数字だと気付き、開けるのを止めようとするが、開けたいロックは聞く耳を持たず、点火してしまう。そして、ハッチが開いた。中を覗きこむジャックとロック。二人が見下ろした先には、深い深い闇が続いていた。
by mint-de | 2007-09-20 15:50 | 海外ドラマ(LOST)

見たり聞いたり、日々思うことをあれこれと…


by mint-de