碧草の風

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「LOST」 41~43話

(2-16) 「秘密」

ヘンリーに描かせた地図の場所を目指して、気球の墜落場所に行った3人に疑問を感じた。とても適当に描いたとは思えないからだ。ヘンリーがラストでいったように、アザーズの陣地だったらどうするんだろう? それと、エコーが乗るはずだった小型機のように、すでにそこにあったのを知っていて描いたかもしれない。どっちみち、気球があったところで、シロかクロの判定は難しいのではないだろうか。

フラッシュバックは、サンとジン。ジンは、サンとの間に子どもができれば、サンの父親の態度も変わり、汚れ仕事に関わることもなくなるのではないかと考え、早く子どもを作りたいと思っていた。でも、なかなか結果がでないので、二人で検査を受ける。医者は、サンに問題があって、妊娠は難しいという。それを聞いたジンが、その場で怒ったのにビックリ。サンが知ってて黙っていたと決め付けるなんて。サンも漁師の息子と結婚したかったからだと、なぜウソをいったのだろう。そんな態度をとるジンにガッカリしたのかもしれない。

サンは、以前お見合いをしたホテルオーナーの息子に英語を習うという理由を作って、彼と会っていた。ジンから逃れるために、気晴らしをしたかったようにも見える。子どもを産めないと知って、嬉しかったともいっていたから、ジンへの愛情はかなり冷めていたようだ。

島の菜園で、一人作業をしているサン。ジンは、そんなサンを心配する。また襲われるかもしれないからと。でも、サンがその言葉に従わないと腹を立てて、植えているものを引っこ抜いてしまう。ジンは穏やかになったと思っていたので、この行為に驚いたが、サンへの思いやりが強いせいで、ちょっと力が出過ぎちゃったのかも。

一人になったサンは身体の変化に気付き、ソーヤーから妊娠検査薬をもらう。こんなものが荷物のなかにあったなんて、ものすごくおかしいけれど、とにかくサンの役にたったよう。陽性の反応に、検査薬の信頼性をジャックに尋ねたサンは、まずジンに話すべきだと忠告される。確かに、ケイト、ソーヤー、バーナード夫妻も知っているのだから、ジンが知らないのはまずい。

でも、サンには誰にもいえない秘密があったのだ。妊娠できないのは、サンではなく、ジンのほうに問題があったから。その事実をサンは、後で知った。医者は、サンの父親とジンを恐れるあまり、ウソの結果を教えたのだ。はっきりいって、こんな医者は免許剥奪です!その事実をサンは、やっとジンにいうことができた。それは、奇跡が起きたことだと妊娠を喜ぶジン。はたして、ジンの子どもなのだろうか? でも、サンはジンとやり直すことに決めたので、はっきり事実を伝え、あのオーナーの息子のことは封印するつもりなのだと思う。

アナは、ロックから、警察官の経験をいかして、ヘンリーを尋問するように頼まれる。ロックの、「私のハッチ」にいる男を追い出したい、という言葉に、ロックのハッチへの執着を感じる。ロックは、ハッチにいるからヘンリーが邪魔だと思っているみたい。アナは、気球が落ちた場所がわかれば、シロかクロの判定ができると考え、ヘンリーに、墜落場所の地図を描かせる。そして、殴るほどヘンリーがアザーズかどうか知りたいサイードと、チャーリーに同行してもらって、墜落場所へ。

途中で、アナは、やっとサイードに謝罪の言葉を口にする。それを聞いたサイードは、アナの行為を、仲間を守るためにしたことで、シャノンを殺したのは本当はアザーズなのだと庇う。そういう風に考えられる、アナに寛容なサイードにほっとする。でも、ヘンリーがアザーズだったら容赦しないという言葉は、ちょっと怖い。

気球はなかった。アナは、また間違いを犯したくないので、ないと確信するまで探すという。アザーズのワナにはまらないことを願うのみである。

一方、ハッチでは、ヘンリーから、アナに気球の地図を描いたと知らされるロックとジャック。信頼関係に問題があるとか、自分が敵だったら、わざと敵のワナにはまるような場所を地図に描くとか、交換の人質とか、不安を煽ることをいうヘンリー。私には、ヘンリーの「牛乳ある?」が、余裕たっぷりの言葉に聞こえた。


(2-17) 「封鎖」

ヘンリー・ゲイルと名乗った男を、守ると約束してしまったロック。ロックは、ニセ・ヘンリーをこれからどう扱うのか? そして、父親に騙されたのに、それでも父との愛情を確かめたかったロック。父親のいない生活をしてきたので、父というものに幻想を抱いてしまったのかもしれない。今回は、つくづくロックが哀れに思えた。

フラッシュバックのロックは、ヘレンと共に暮らしていて、とても幸せそうだ。しかし、父アンソニーの死亡記事を見つけてから、その幸せが崩れていく。父の埋葬に出かけたロックは、不審な二人組を見かける。そして、埋葬を確かめるようにして停まっている車。何かに気付いたようなロックの表情。父は死んではいなかった。追われているので、死んだことにしようとしたのだ。父はロックに、詐欺で得た70万ドルを貸金庫から、とってきてほしいと頼む。よくもまあ、こんな頼みができるものです! 私だったら、その場でサヨナラをいいます。しかし、ロックは、その頼みを聞いてやるのだから、いったい何を考えているのかわからないけれど、父親の愛情というか絆を求めていたのだろう。あんな仕打ちを受けても、頼まれたことがうれしかったのかもしれない。20万ドルくれるといったそのお金のためにしたことではなかったのだから。

父への愛情のためにした行為で、ヘレンを失ってしまったロック。ヘレンは、ロックにウソをつかれたことが、許せなかったのだと思う。ロックは、父とヘレン、どっちが大切か、気付くのが遅かったようだ。

ヘンリーからアナたちのことを知らされたジャックは、もう一度、気球の地図を描けと怒るが、ロックにもう遅いといわれ、ハッチからでていく。ハーリーに聞いても、アナたちは昨日ジャングルに出かけたといわれ、ジャックは、追うのを諦めた様子。そして、ソーヤー、ケイト、ハーリーがトランプ遊びに興じているのを眺め、そのうち自分もその仲間に加わる。ソーヤーとの一対一の勝負では、ソーヤーのもっている薬を賭けさせて、ジャックが勝ち、やっと武器庫にあった薬を取り戻すことができる。

二人がトランプ遊びをしていたころ、ハッチにいたロックはとんでもない目にあっていた。雑音が聞こえてきて、カウントダウンがゼロになった途端、なんと防護扉が降りてきたのだ。慌てるロック。かろうじて、すべての扉が降りてしまう前に、1か所だけ工具を差し込んで、完全に閉まるのを防ぐことができた。しかし、そこから扉を持ち上げるには、一人では無理。そこで、ヘンリーに助けを求めることにしたロック。

ヘンリーは、扉を持ち上げられたら、他の人たちが手を出さないように、自分を守ると約束してくれと、ロックに迫る。ヘンリーを見つめ、彼を信じようとするロック。こんな場合は、しょうがないと思うけれど、もう少し条件をつけて返事をすればよかったのに。ウソをついていたら、約束は守らないとか…。

二人で力をあわせて、一度は上がった扉だったが、また下に落ちたため、ロックは、扉に挟まれて身動きができなくなる。そして、ボタン押しの時間も迫ってくる。実行する人がいないので、ヘンリーに頼むしかない。ヘンリーは通気孔をつたい、例の数字を入力する。この間、一瞬暗くなったときに、壁に浮かんだ不思議な図は何だろう? ロックが見たことに意味があるのか?

その後、扉は上がり、ヘンリーは逃げてしまったのかと思ったけれど、彼は逃げずに、戻ってきた。「戻ってくれてありがとう」なんていってしまうロック。確かに、ヘンリーが助けてくれなかったら、ロックの足はダメになっていただろう。ロックにとって、ヘンリーはロックを助けた、いい人になってしまった。ヘンリーもロックを助けたことで、ロックという心強い味方ができたのだ。アナたちが、地図の場所で、気球を見つけ、墓も見つけたけれど、埋められていたのが、ヘンリーの妻ではなく、免許証からヘンリー・ゲイルという黒人の男性だと知ったとしても。
これからのロックに興味津々です。

それから、ジャックとケイトが見つけた、パラシュートで降ろされたダーマの食料は、誰のためのものなのか? パラシュートが落ちてきたので、それをハッチが感知して、扉がしまったのか?
またまたナゾが増えてしまった。


(2-18) 「再会」

今回のフラッシュバックで、ハーリーが、何故、精神病院に入院していたのかがわかった。ハーリーには申し訳ないけれど、その理由にちょっと笑う。ハーリーは、その体重の重さが原因で、デッキが落ち二人が亡くなったと思い込み、それから、統合失調症になったらしい。事故の原因は、定員をオーバーしていたことであって、ハーリーだけの重さで落下したわけではないのに。ハーリーは、自分が太っていることに、耐えられなくなったのかもしれない。

ハーリーは、病院で治療中に、デイブという男と知り合う。彼は、ハーリーにいろいろアドバイスをしてくれる。ハーリーは、医者よりデイブを信じていた。ある日、医者が写真を撮ってくれた。ハーリーは、デイブの肩に手を回し、一緒にカメラに納まる。しかし、あとで医者から写真を見せられて、ハーリーは愕然とする。

そこにデイブは写っていなかった。デイブは、ハーリーの幻影だったのだ。そのことに気付いてから、ハーリーは病気と向き合い、治療に積極的になって退院できたらしい。優しくて寛容な今のハーリーを見ていると、心を病んだことがあるようには見えなかったけれど、太っているということに、やはりコンプレックスがあったようだ。

島にいる今、病気は治ったはずのハーリーだったが、ダーマの食料を見てから、心に変化が生じてしまったらしい。ダーマの食料を隠しもっていた自分がイヤになり、リビーの助言もあって、隠してあった食料を威勢よく捨ててしまう。でもねえ、都会じゃないんだから、こんな島では貴重な食料をそんな風に捨ててしまっていいのかと、突っ込んだ私です。

しかし、せっかくのハーリーの行為も結局はムダになってしまう。ジャックたちが見つけた、空から降りてきたダーマ印の食料を、みんなが我先にと取り合っていたのだ。うらめしく見つめていたハーリーは、向こうにあのデイブの姿を認める。慌てて追うもののデイブは消えてしまう。デイブが幻影だとわかっているハーリーは、ソーヤーから鎮静剤を貰おうとするが、からかわれてソーヤーに飛びかかる。ハーリーの重さでは、ソーヤーに勝ち目はない。このシーンがものすごく楽しかったのは、私だけではないようで(^^)、ジンも笑っていたのが、おかしかった。

また、病気になってしまったことを気にしたのか、ハーリーは一人で洞窟へ。そこに現れたデイブは、今起きていることは現実ではないと、ハーリーを混乱させる。だんだん、その気になっていくハーリーが、ものすごく心配だったけれど、そこへ、心配したリビーがやってきて、今にも崖から飛び降りてしまいそうなハーリーをなだめる。何故、リビーがハーリーにこんなにも優しいのか疑問だったが、なんと、リビーはハーリーと同じ時期に、同じ病院で治療を受けていたのだ。臨床心理士のリビーが、何故?

ハッチでは、ロックが足の治療中。骨折しているけれど、車いすは使わず、杖で過ごすことにしたロック。車いすには、二度と乗りたくないのだろう。ニセ・ヘンリーは、サイードとアナに尋問されて、墜落時にヘンリーは死んでいたというが、サイードは、墜落後もヘンリーが生きていた証拠のメモを読み上げる。ウソだとわかり、アザーズだと確信したサイードはニセ・ヘンリーを銃殺しようとするが、アナに止められる。こんな風に短絡的なサイードは、サイードらしくない。気になったのは、ニセ・ヘンリーが、自分だって、やりたくてこんなことをしているわけじゃないとか、話したら何をされるかわからないとかいっていたこと。ニセ・ヘンリーにも事情があって、無理やりアザーズの仲間にさせられているのかも。

銃声を聞いて心配したロックは、ニセ・ヘンリーと二人で話をする。ロックは、ニセ・ヘンリーがアザーズだと知っても、彼を信じたい様子だ。ニセ・ヘンリーは、ロックにこのハッチはジョークだという。ボタンを押しにいったが間にあわなかった、赤い絵が現れた、そして、ボタンは押さなかったのに、タイマーは0から108に戻ったというのだ。あのコンピューターのボタン押しには、いったい何の意味があったのだろう?
by mint-de | 2007-09-21 13:20 | 海外ドラマ(LOST)