碧草の風

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一番好きな詩

          (リルケ 富士川英郎訳)

  木の葉が 落ちる 落ちる
   遠くからのように
  大空の遠い園生が 枯れたように
  木の葉は
   否定の身ぶりで落ちる

  そして 夜々には
   重たい 地球が
  あらゆる 星の群から
   寂寥の中へ 落ちる

  われわれは
  みんな 落ちる
  この手も 落ちる
  ほかをごらん 
   落下は すべてに あるのだ

  けれども ただひとり
   この落下を
  限りなく やさしく
   その両手に
  支えている ものがある

    
by mint-de | 2007-09-22 14:26 | 詩と言葉から