碧草の風

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死の捉え方

先月(2005年1月)の朝日新聞で「死、命の言葉に」という記事の中に、
イラクで殺された香田証生さんの死について考えた明大の助教授の話が載っていた。

ゼミで学生がアンケートをとったところ、学生367人の半数以上が香田さんの行動に否定的だったそうだ。
私もあんな状況のイラクにのこのこ出かけて行くなんて、なんて非常識なんだろうと、最初は思っていた。

でも「すいません、日本に帰りたいです」というあの言葉を聞いたときは、なんともやり切れなく、「助けて」と言わずに、「すいません」「帰りたい」という言葉の裏にある彼の真情を思うと、哀れでならない。

彼が救われなかったことと、彼の死がいたしかたのないように思われることは、やはり間違っているし、イラクをそんな状況に追い込んでしまった何者かに怒りは向けられるべきだと思う。

助教授の川島高峰さんは「その死をどう評価するかは、彼の人柄ではなく、それを評価する人の人柄に現れるのだと思います」、と語っている。(2005年2月記)
by mint-de | 2007-09-27 11:42 | 社会畑