碧草の風

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自然と人間と動物 「狩人と犬 最後の旅」

「狩人と犬 最後の旅」  (2004年 フランス・カナダ・ドイツ・スイス・イタリア映画)

実在する罠猟師ノーマン・ウィンター本人が出演して、ロッキー山脈の大自然の中で狩人として生きる姿を描いた映画。とにかく大自然の映像がすばらしい。地球にもこんな世界がまだ残っているのだと嬉しく思う半面、こういう自然も森林の伐採などによって年々破壊され、動物の生態系にも悪影響をおよぼしていると聞くと、やりきれない思いがする。

ノーマンは、狩をすることで、生態系を調節しているという。弱肉強食の世界をそのままにしておくと、強いものだけが生き残ってしまう。バランスが大切だということだ。人間という動物も好き勝手をしていると、そのうち大きなしっぺ返しをくらうのではないかという気もしてくる。

厳しい自然の中で生き抜く動物たちの姿にも感動する。私が一番驚いたのは、出合ってもそのまま行ってしまったクマ。じっと動かなければ、クマは襲わないのだろうか? そして、へぇ~と思ったのが、オオカミは人間を襲わない、だから、犬のそばに人間が必ずいるようにすると、犬は襲われないですむという話。

動物の減少で猟師を引退しようかと考えているノーマンのもとに、新しく1匹のハスキー犬アパッシュがやってくる。ノーマンと、ソリを上手にひけるようになるアパッシュの交流を通して、過酷な大自然の中でも、生きていくことができると教えられる。およそ文明の利器とは無縁な生活、そこに生き続けることの困難さにもめげず、そういう生活をあえてするノーマンのような人たちには、私たちは、逆に妙な人間に見えるかもしれない。

ソリを懸命にひく犬たち。ノーマンと犬ゾリが走る光景は、とても美しくて、なぜか涙がでてくる。
人間も動物も共存しつつ地球上に生きている。そんな素朴な思いを共有している気がした。
by mint-de | 2007-09-27 15:56 | シネマ(あ~そ) | Trackback
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