歩け、歩け… 「サン・ジャックへの道」

「サン・ジャックへの道」 (2005年 フランス映画)

母親の遺産を相続するために、1500キロもの巡礼路を歩くはめになる仲の悪い兄弟3人。
一緒に巡礼の旅をするのは、兄弟のほかにガイド、高校生、わけありの女性など6人。
仲の悪い兄弟は、周囲が迷惑しているのに、喧嘩ばかり。でも、2か月も一緒に旅をするうち9人は、次第に絆を深めていく。
キリスト教の聖地への巡礼を描いているけれど、カトリックの差別意識や偏狭さを痛烈に批判している。
騙されてイスラム教のメッカに行くと信じている少年が、巡礼路のシンボル的なモニュメントに上って、アラーの神をたたえるシーンに大笑い。そして、この少年の純粋さもこの映画の魅力。

リュックが重くなって、必要な物以外を捨てていくシーンでは、生きていくには、本当に必要なものだけで十分なのだろう、って思えてくる。
旅を続けるには、疲れても自分の足で歩き続けなければならない。歩け、歩け。気力と体力がすべてだ。それが生きること。

時々挿入される夢のシーンはわかりづらかったけれど、巡礼路の風景に癒やされる。
日本でも四国のお遍路さんが有名だが、電車や車を使わず、ただひたすら歩く行為には、人間としての原点に戻るような新鮮さが感じられる。
でも、2か月間も歩き続ける旅は、私にはとても無理である(^^;)。
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by mint-de | 2007-09-27 16:02 | シネマ(あ~そ) | Trackback

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