雨の春分の日
2008年 03月 21日
帰ってから、我が家の墓参り。お墓はすぐ近くなので、とても便利(なんて、いっていいのだろうか^^;)。雨のなかでも、墓前には色とりどりのお花が供えられていて、墓地とはいえ、心が和む風景だ。無縁仏や水子地蔵の前にも、お米や小銭が供えられていて、見知らぬ霊を供養する人々の優しさを感じる。
ここの墓地は南向きなので、天気がよいと気持ちがいい場所だ。墓地の周辺だけ高い建物がないので、空が広く見える。いつか自分もこの場所に眠るのだなあなどと、以前は考えたくもないことだったけれど、身内の死を見続けると、不思議と抵抗なく思えるようになった。人気のない墓地で、そっと目をつぶり、街の騒音や樹木のざわめきを聞いてみる。何も感じない世界を想像してみる。でも、思うのは、自分が生きているということだ。
by mint-de
| 2008-03-21 13:10
| 木陰日和