碧草の風

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「今夜、列車は走る」

「今夜、列車は走る」  (2004年 アルゼンチン映画 監督ニコラス・トゥオッツオ)

重たいテーマながら、さわやかな感動を覚える作品だ。内容から堅苦しい映画を想像していたけれど、随所にユーモアもあり、現実の問題をうまくまとめている。新人監督の力量を感じさせる映画だ。

すべて運命だとあきらめてしまったら、お終りだ。たとえ絶望的な状況に置かれても、変えようと努力し続けることが大切。職を失った大人たちが希望をもつことを願って、子どもたちが列車を走らせるシーンに胸が熱くなる。

赤字路線の廃止で、突然、鉄道員の職を奪われた人々。
仕事を失った5人の鉄道員と、自殺した鉄道員の息子のその後が描かれる。
「自主退職」のサインを拒み、修理工場に住み続ける老鉄道員。
すぐに仕事が見つかった者もいれば、なかなか見つけられない者もいる。

彼らは、怒りと挫折感に苦しみながら、あることに気づくのだ。
「このままではダメだ」「なぜ、自主退職に簡単にサインしてしまったのか」
「何か方法はなかったのか」
父を失った息子は自問する。「運命は変えられないのか」

息子は、希望に向かって、列車を走らせる。運命を変えようという意志をもって。
by mint-de | 2008-04-17 14:22 | シネマ(あ~そ) | Trackback
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