「マンデラの名もなき看守」

「マンデラの名もなき看守」
(2007年 フランス・ドイツ・ベルギー・南アフリカ映画 監督ビレ・アウグスト)

この映画を見たあとで思ったのは、ネルソン・マンデラさんという人はすごい人だなあということ。本当にすごいとしかいいようがない。27年間も獄中にありながら、一貫して黒人社会の自由と平等のために戦った人である。
そして、アパルトヘイトの時代に、マンデラの偉大さに気づき、彼の側に立って考えようとした看守のジェームズ・グレゴリーも立派な人だったと思う。
周囲が当然のこととして受け入れていることに対して、「おかしい」といってしまうことはなかなかできないことだ。刑務所で四面楚歌のような状態になっても、彼は自分の態度を変えることはなかった。

自分のスパイ行為を悔いて、グレゴリーがマンデラに話しかけたときに、マンデラがいった「罪悪感や苦痛を未来の影にしてはいけない」(言葉は正確ではありません)、という言葉にハッとした。

映画のマンデラさんは、いつも穏やかで落ち着いた雰囲気である。私にとっては、マンデラ役のデニス・ヘイスバートは、最後まで「24」のパーマー大統領というイメージだったけれど(^^;)、存在感のあるいい味を出していたと思う。

看守のグレゴリー一家の、マンデラとは反対側の立場から描きながら、マンデラの功績をはっきりと映しだした手法は、なかなか見事だと思う。
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by mint-de | 2008-05-29 16:06 | シネマ(ま~わ) | Trackback

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