碧草の風

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産めばいいのか? 「JUNO/ジュノ」

「JUNO/ジュノ」 (2007年 アメリカ映画 監督ジェイソン・ライトマン)

エレン・ペイジは上手い女優だ。映画としては面白い。こういう考え方もある、こういう生き方でもいいじゃないかとは思う。でもね、内容には不満が残る。
脚本が賞をもらっているけれど、思いがけず妊娠してしまったジュノが、あっさりと子どもを養子に出すことを考えてしまうことと、子どもを産む行為と育てるということが分離されてしまっていることに、違和感を覚えてしまうのだ。そして、ジュノと両親の割り切りのよさに、逆に割り切れない思いがする。
確かに、養子制度というものはある。でも、それは、子どものいない夫婦や親を亡くした子どもにとっては、一つの選択肢ではあるけれど、たとえ、望まない妊娠であっても、子を授かった以上、育てるということを第一に考えて欲しかった。
妊娠を隠し通して、こっそり子を産むわけではなく、実に堂々と妊婦姿で学校に通う勇気があるのなら、親と一緒に子育てをしたっていいんじゃないの。これじゃあ、それこそ「子を産む機械」じゃないのかと思ってしまう。
鳥や猫などの動物たちだって、わが子を育てようと懸命になるのに、ジュノの産みっぱなしの晴れやかさは、一体何なのだろう?
広~い視点に立って、子は人類の宝と思えば、誰が産んで、誰が育ててもいい? 
日本の少子化対策に頭を悩ませているお役人には、いい映画かもしれない(笑)。
by mint-de | 2008-07-04 21:15 | シネマ(あ~そ) | Trackback
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