碧草の風

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屋上とフェンス

先日、「イントゥ・ザ・ワイルド」を見てから、新宿タカシマヤの屋上に行ってみた。
以前、ここのレストランで食事をしたとき、屋上のテラス席を利用したことがあるが、久し振りの「デパートの屋上」である。
d0129295_1337068.jpg大空が近くに見えて、緑が広がる公園や林立するビルが一望のもとに見渡せる。気持ちのよい眺めだ。屋上からの眺めというのは、普段目にできない風景を見ることができるので、いい気分転換になる。

去年の夏は、兄が入院していた病院の屋上から、新宿の高層ビルを眺めたものだ。
病院からの眺めは、すべてが距離感を持っているように感じられたけれど、デパートの屋上からの眺めは、のどかな日常を映しているように思われる。
ただ、残念だったのは、屋上を囲うフェンスが有刺鉄線たこと。多分、自殺予防のためなんだろうけれど、開放的な気分がしぼんでしまいそう。こんなところから飛び降りるのはやめてもらいたいが、死にたい人間が「フェンスが痛い」と思ってよじのぼるのをやめるかどうかは、かなり疑わしいので、「棘」をつけてもあまり意味はないような気がする。

外部からの侵入を防ぐためのフェンスと、内部のものが出られないようにするフェンス。
フェンスの向こうに広がる空を見ながら、フェンスのない暮らしや社会なんて、ないのだろうなあと思い、見てきた映画の広大な大地に想いが飛ぶのだった。
by mint-de | 2008-09-13 13:39 | 木陰日和