碧草の風

mintmmks.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

「マルタのやさしい刺繍」

「マルタのやさしい刺繍」 (2006年 スイス映画 監督ベティナ・オベルリ) 

元気をもらえる映画である。いくつになっても夢をあきらめず、人生を豊かにするには、生きがいをもつことが大事。周囲の思惑を気にせず、自分で楽しみを見つける。「老いる」ことへの温かなメッセージも伝わってくる映画だ。

80歳のマルタは、夫の死後、生きる気力をなくしている。ある日、生地屋でレースに触れ、昔の自分を思い出す。下着をつくり、ランジェリーショップをもつことが夢だった自分。そのときから、また下着をつくりたいと思うようになるマルタ。友人のリージたちの助けもあり、着々と準備は進んでいったのだが、小さな村では、女性の下着の店なんて、とんでもなく「恥じさらし」なことなのだった…。

マルタや友人の息子たちが、保守的な人間として描かれている。息子や夫たちは、女を女という枠のなかに閉じ込めておけば安心だと考えているようで、そういった男たちを風刺しているところもおかしかった。
保守的な男たちとは対照的な友人リージを、夢を持ち続け、マルタたちの人生を豊かにしてくれたという言葉が印象的。周囲の目を気にして、好きなことをやめてしまうのは愚かなこと。そのことに気付いたマルタや友人たちの強さと優しさに、思わず拍手したくなる。
村の牧歌的な風景もとても美しかった。
by mint-de | 2008-11-02 16:44 | シネマ(ま~わ) | Trackback
トラックバックURL : http://mintmmks.exblog.jp/tb/8860501
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。