「歩いても歩いても」(DVD)

「歩いても歩いても」  (2008年 監督是枝裕和)

長男の命日。
両親の家にやってきた、長女と次男の家族。
もう仕事をしていない医者だった父と、家族のために料理に精を出す母。
長女は、両親と一緒に住みたがっているが、両親には、その気はあまりない。
次男は失業中だが、そのことは両親には内緒だ。彼は、夫と死に別れた女性と
その子どもと暮らしている。
両親の家での一日が、淡々と描かれる。何気ない会話、食事、散歩、お風呂。
日常をこんな風に切り取られると、とても妙な気分になる。
母親がしゃべっていても誰も聞いていなかったり、父親の言葉に息子が反論したり、
間違って覚えていた家族の思い出とか、どこの家にでもありそうな日常が綴られる。
何だかんだいっても、家族という絆で結ばれている家族。

家々の向こうに広がる海の風景、坂道、石段。
歩いても、歩いても、同じように続く人生。
いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」の歌詞のように、「歩いても 歩いても 
小船のように揺れて」いるような日々。
それでも、平凡な日々が、家族が、生きていることが、とても大切に思えてくる。
しみじみとした余韻が残る映画だった。
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by mint-de | 2009-02-08 16:24 | シネマ(あ~そ) | Trackback

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