犬の嗅覚

犬と散歩をしていて、不思議に思うことがある。
それは、犬の相性。
オス同士の場合は、お互いに、「ナンだコイツ。オイラのほうが強いぞ」って感じで、唸りだすけれど、オスとメスの場合は、「いいにおいだ。クンクン」と、じゃれ始める。
ウチの犬(オス、5歳)の場合は、オスのにおいが強烈なのか、近寄っても逃げようとするメスもいる。
犬は、好き嫌いをにおいで判断するわけだけれど、それってどういう基準なんだろう?

朝早く散歩に行くと、ときどき会ってしまう犬は、ウチの犬とは「犬犬の仲」(笑)
車道をはさんだ離れている道路でも、お互い「アイツがいる」とわかると、ものすごい剣幕で唸り出す。車道を渡って向かっていきそうになるので、必死に止めるのだけれど、引っ張られてしまうので、とても怖い。どうしてそんなに嫌いなのかは、大いなるナゾ。一度も近くに寄ったことはないのに。いつも離れたところから、立ち上がって唸りあうのである。

人間は、たとえ嫌いな人とでも、表面上はうまくやっていくことはできる。
でも、もし体臭で、好き嫌いを判断できるようになったら、どうだろう?(笑)
合わない人間とは付き合わなくてすんで、案外、付き合い方が簡素化されて便利かも。…な~んてね(^^;)

においが判断基準となるのは、犬の嗅覚が、人間とは比べ物にならないほどすぐれているからなのだろう。
一瞬で、相手が自分と合うヤツかどうか見極めるその判断能力に、私は驚嘆し、ある意味で、羨ましいと思ったりもするのだった。
by mint-de | 2009-02-16 15:08 | 木陰日和