自分ではない誰か

仕事帰りの電車内で、あらかわ遊園の中吊り広告を見た。
小さな遊園地には、懐かしさを感じてしまう私。
多分、小さい頃に乗った、デパートの屋上の乗り物の思い出とつながるからだろう。
クラシックなメリーゴーランドの写真に、私が楽しそうだなというと、
仕事仲間が一言。「コスプレばっかりで、恥ずかしくて入れない」
私は、その返事に笑ってしまった。

コスプレさんが恥ずかしがるのではなく、見ているほうが恥ずかしくなるという気持ち。
私も最近、コスプレさんをよく見かけるようになったけれど、私くらいの年齢になると、
やはり、突然あのような格好に出くわすと、「??」と思ってしまう。
まして、アニメやゲームの知識がないと、何の衣装なのかもわからず、疑問符のオンパレードとなるのである。

コスプレさんたちは、実に堂々としていて、華やかな衣装を誇らしげに着ている。
そういう中にいると、逆に普通の格好の私は、身の置き所がないような感覚におちいってしまうから不思議である。自分ではない架空の誰かに変身しながら、彼らは、何を夢見ているのだろう。
確かに、束の間、自分からの解放感というものを味わえるのかもしれない。
私も、自分ではない誰かに、なってみたい気はする。
でも、とも思う。変身するのではなく、自分自身のままで、何かをつかまえてほしいよね。
「ごっこ遊び」は、幼児の遊びじゃないのかと…。
by mint-de | 2009-02-21 15:52 | 社会畑

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