河野義行さんの言葉

昨日(3月10日)の毎日新聞夕刊「特集ワイド」に、オウム事件の被害者河野義行さんの記事が載っていた。「人は間違うもの」だと語る河野さんの言葉に、胸を打たれた。
被害者でありながら容疑者扱いされ、被害を受けた妻は、14年間意識が戻ることなく昨年亡くなった。それでも、加害者側の人間と交流が生まれ、今では友だちのような感じになっているという。やってしまったことはしょうがないこととして、加害者を許せる河野さんの心の広さに、すごい人だなあと思う。
辛い目にあいながら、それでも、次のように考えることができる河野さんの、寛容な精神に敬服する。

河野義行さんの言葉から(3月10日付 毎日新聞夕刊)

「何度も死にそうな目に遭うとね、命には限りがあって、どこで終わるかわからない、人生八十いくつまでというのは錯覚だと分かる。3年後に人生が終わるとして、3年間恨んで恨んで過ごしていたとしたら、そういう人生はその人にとって幸せなのかなと思うわけです。楽しんでなんぼの人生の方がいいじゃないですか。だって、人は間違えるものなんですから」

「私は妻を選び、妻は私を選んだわけだから、お互いに守っていくというのは大事な義務だと思っているんです。妻がいることで、逆に自分が励まされてきた。ですから、大変だと思ったことないんですよね」

「命があるというのはやっぱり貴いということ。妻は14年間、話すことは全くできなかったし、動くこともできなかった。それでも家族を大きな力で支えてくれた。人が生きるということは、そこに命があるということ。命は本当に大事なのよということを訴えています」

「人は間違うものなんです。だから、それぞれが自分の中で自分の人生を総括するしかないんですよ。残り何年かわからないけど、ワクワクドクドキ、楽しい人生がいいじゃないですか」

by mint-de | 2009-03-11 13:49 | 詩と言葉から

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