「いとしい人」

「いとしい人」 (2007年 アメリカ映画 監督ヘレン・ハント)

ヘレン・ハントが原作を読んで、映画化を希望していた作品だという。
ラブコメっぽい作りではあるけれど、親と子、実母と養母の関係を考えてしまう映画。
ただ盛り上がりに欠けていて、あまり面白い映画ではなかった。
でも、子どもを産むことと、育てるということについて、考えさせられる映画だった。

エイプリルは、39歳の小学校教師。結婚して、たった10か月で夫から離婚したいといわれる。子どもがほしかったエイプリルは落胆するが、教え子の父フランクと知り合い、フランクの子ども達とも仲良くなれる。そんなとき、前夫の子を妊娠していることがわかる。しかし、流産。
そして、エイプリルの養母が亡くなったあとで突然現れた実母。
実母は、今は、人気タレントだが、エイプリルを育てていたころは最悪の時期で、やむなく養子にだしたという。
実母は、子どもが産めないなら養子をもらえという。しかし、エイプリルは自分の子どもが産みたい。
養子として育ったエイプリルが、実の子どもを欲しがる気持ちは理解できる。
私などは、親が実の親なのは当たり前という感覚だけれど、こういう人たちには、実の親に対していろんな感情があると思う。でも、実の親に育てられたからといって、幸せな生活を送れるとも限らないし、昨今の子殺しや親殺しの事件を聞くたびに、家族って何だ?って思う。
自分とは違う別の「命」を育てることを、喜んで受け入れる、そんな人間になれれば、どんな子どもでも育てることができるのかもしれない。
ラストのエイプリルの決断と選択が、彼女を幸せにしてくれるといいと思う。
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by mint-de | 2009-04-17 14:34 | シネマ(あ~そ) | Trackback

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