碧草の風

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「グラン・トリノ」

「グラン・トリノ」 (2008年 アメリカ映画 監督クリント・イーストウッド)

アメリカの頑固じいさんのお話である。
妻が亡くなり、一人で暮らすことになったウォルト。
いい関係とはいえない息子やその家族たちは、葬儀が終わると早々に帰ってしまう。
隣には、アジア系移民の家族が住んでいて、この家の子どもタオとスーとの交流を通して、頑固者が心を開いていくというストーリー。
古いものと新しいもの。老人は、古いものに愛着がある。でも、世の中はドンドン変化している。老人がその流れに乗りたくない気持ちは理解できる。フォードの72年製グラン・トリノを愛するウォルトは、息子が日本車に乗っているのが気に食わない。
頑固者で差別発言をするウォルトは、それはそれで一貫していて面白いと思った。後半、いい人になっていくのが、私としては、残念だったりする(^^;)
若い神父に懺悔したくない気持ちも、私にはわかる。神父が死について語るより、ウォルトが罪の意識を持ちながら生きている話をしたほうが、より死について考えることができるだろう。ラストの決断は、ウォルトなりの贖罪だったのだろうが、家族より隣人を選択した彼の決断は、自分が子どもの立場だったらと考えると、ちょっと淋しい。それと、彼は病気じゃなかったら、ああいう選択をしなかったのではないだろうか。
ラストは、ちょっと格好よすぎじゃないかと思ったけれど、クリント・イーストウッド最後の映画出演作ということで、そういう終わり方もいいのかなと思っている。
by mint-de | 2009-04-30 16:06 | シネマ(あ~そ) | Trackback
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