碧草の風

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カテゴリ:海外ドラマ(LOST)( 78 )

「LOST」 22~25話

「タイムカプセル」

今回のフラッシュバックはケイト。前回のフラッシュバックより以前の話で、あのオモチャの飛行機がケイトにとって、どれほど大切なものだったのかがわかった。でも、あの飛行機がなぜ銀行の貸金庫に保管されていて、ケイトがどのようにしてそれを知ったのか、その点が気になる。

逃亡中のケイトは、母親ががんで入院していることを知り見舞いにいくが、病室の前には保安官が待機していて、母親と会うことができない。かつての恋人、といっても15歳ころの初恋のようなものに思えるが、今はその病院の医者になっているトムに、母親と会えるように頼み込む。多分、ケイトが事件を起こさなければ、二人は離れ離れになることはなかったのだろう。逃亡中の身なのに、随分昔(1989年)に二人が埋めたタイムカプセルを掘り出して、オモチャの飛行機を大事そうに見つめるケイト。彼女にとっては、過去の思い出だけが自分の慰めなのだ。そして、ケイトはトムのことが大好きだったのだ。私だったら、昔埋めたタイムカプセルなんて、過去の恥ずかしい自分を見せられるようで気持ち悪いが(^^;)、ケイトたちにとっては、大切な二人の思い出なのだろう。

病院で母親と会うものの、母の口から「助けて」「誰か」という言葉がでてきて、ショックを受けるケイト。すぐに警備員に見つかり、そこからケイトとトムの必死の脱出劇が始まる。しかし、トムは保安官に撃たれ死んでしまう。ケイトがトムに車から降りるようにいったのに、なぜトムは降りなかったのだろう?なんとかケイトを自首させたかったのか、ケイトの役に立とうとしたのかわからないが、トムはケイトのことを誰よりも理解していた男だった。そんな男を死なせてしまったケイト。彼女はそのことをいつまでも悔いているのだろう。それにしても、ケイトは「とことん逃げる女」です! 彼女は犯した罪を悔いてはいない、だから逃げたがると、私は勝手に想像している。

完成しつつあるイカダを見ながら、ケイトは島から出て行くことを考えはじめる。マイケルに頼むものの、定員はいっぱいで断られる。しかし、マイケルはソーヤーがあまりにも海の知識に疎いことが心配になり、ヨットの経験があるケイトに心が傾く。それを知ったソーヤーは、保安官と一緒にいたのはケイトだと知っていると脅すが、ケイトはその気になれば席は奪えると言い返す。

そして、マイケルの飲んだ水に毒が入れられていたことから、マイケルの具合が悪くなり、みんなが勝手に「犯人探し」。私は島に残りたいウォルトの仕業だと思ったけれど、ハズレだった。マイケルはソーヤーが犯人だと思い、マイケルの思い込みに怒ったソーヤーは、遂にみんなの前でケイトの正体をばらしてしまう。自分だって人を殺しているくせに、よくもまあケイトを責められるものです。ソーヤーのなりふり構わぬ態度にガッカリする。そして、ケイトに注がれるみんなの視線が痛い。チャーリーもクレアもその態度はないだろうと、突っ込みたくなった私です。ハーリーのように、シロクマの話も秘密だったけ、とかいうノリで対応できないのだろうか。

ロックの依頼で、サイードはジャックをハッチの前へ連れていく。ジャックに文句をいわれても、ハッチのことをいわなかったのは「判断の自由」だとおっしゃるロックさん。ハッチを開けたがる二人に向かって、サイードはハンドルがないハッチを開けるべきじゃないと反対する。私もそう思う。そして、なぜかウォルトもロックに開けないでという。ウォルトには何が見えるのだろう?ウォルトはマイケルに、島に残りたかったからイカダを燃やしたと謝ったものの、いまは出て行きたいといっているのは、何か危険を感じているからかもしれない。

驚いたことに毒の犯人はサンだった。ケイトの入れ知恵だったらしいが、ジンに行ってほしくないという。サンとジンのお互いの本当の気持ちはわからないが、「愛する人を見つけても幸せにはなれない」ということで、今回は、愛にまつわる悲しいお話でした。


「迫りくる脅威」

ウォルトは飛行機に乗る前に、マイケルとホテルに泊まっていた。まだ朝の5時だというのに、いつも見ていたテレビ番組を寝ているマイケルに遠慮なく見始める。音を小さくしろといっても聞かない。突然現れた父親への反抗心もあるのかもしれないが、このワガママぶりはちょっと怖い。
ジャックは、空港のバーカウンターでアナという女性に声をかけられる。彼女はやたらと「質問する女」。初めて会った男に「独りか」とまで聞いてしまう。私だったら、「あなたには関係ない」といって、会話をやめてしまうが、ジャックはあくまでも紳士的(やっぱり離婚していた)。彼女の席を交換しないかといった言葉はちょっと気になる。
ソーヤーは警察に捕まっていたが、「留置費用さえ惜しい」とひどいことをいわれ、オーストラリアから追い出されてロス行きの飛行機に乗ることになったようだ。
そして、ケイトがあのおもちゃの飛行機のありかをどうして知ったのかわかった。保安官が貸金庫に入れたことを知って、あの銀行を襲ったのだ。あの保安官はずっとケイトを追っていたのだ。
シャノンは、飛行機に乗る前にサイードに会っていた。荷物をお願いしますと頼んだサイードが戻る前にいなくなってしまって、ブーンとの口論でもワガママなお嬢様ぶりを発揮。
ジンの世話をかいがいしくするサン。その様子を見ていた女性が「芸者みたい」なんて、日本人でもないのにおっしゃる。サンは、聞こえているのに黙って聞いていた。逃げようとした自分に、やましさを感じていたからだろうか。

ダニエルがやってきた。「他のものがくる」と。16年前に黒い煙が上がった後、自分の赤ちゃんを奪われたという話をする。ジャックは、その話を信じようとせず、イカダの出航を優先させる。しかし、みんなでイカダをレールにのせているとき、向こうで黒い煙が上がる。40人の隠れ家として、ハッチを利用しようとするロックたち。私は、ダニエルがなぜ黒い煙が上がると予測できたのか、ものすごく疑問。だからクレアの赤ちゃんをねらっているような気がしてならなかったが、なんとAXNのエピガイを見てびっくり。2話先まで載せることもないのに…。

ハッチを開けるのにダイナマイトを思いつくロック。そして、ダイナマイトをもってくるために、黒い岩のある暗黒地帯へ、ダニエル、ジャック、ロック、ハーリー、アルツト、ケイトが向かう。出かける前にジャックはイカダ組とお別れのあいさつ。ソーヤーは、その時になって、ジャックに父親と酒を飲んでいたときのことを伝える。父親が「息子を誇りに思っている、愛している」といっていたことを。その言葉に涙をこらえるジャック。切ないシーンだった。

ケイトはソーヤーを探すが、木こりをしていたソーヤーを見つけられない。ひどい仕打ちをされても、ケイトにはソーヤーには同じ罪人という意味で共鳴する部分があるのか、気になるらしい。会えずにサヨウナラ。

ジャックたちが暗黒地帯に入った途端、何かの気配が。しかし、じきにそれも収まる。ダニエルは、警備システムが作動して島を守っているという。島には意志があるらしい。謎の島である。そして、黒い岩は船だった。あんなところに船をどうやってもってきたのか? さらなる謎である。

ウォルトはビンセントをシャノンに頼む。聞き上手な犬は支えになってくれるといって。いい選択だと思う。サンとジンが久し振りに言葉を交わした。英単語の発音を書いた紙を渡すサン。ジンはサンを苦しめた罰を受けるという。結婚後に変わってしまった自分を後悔しているのかもしれない。また心が通じてよかった。ソーヤーはケイトの姿を探すが、彼女はいない。

いよいよ出航のときがきた。はたしてあのイカダで、どこまで行けるのか。はっきりいって暴風雨がきたら、あっという間にバラバラになりそうな気がしますが…。


「暗黒地帯」

今週のフラッシュバックは先週の続きとチャーリー編。サイードはシャノンの一言で嫌疑をかけられるが、疑いが晴れて飛行機に乗れることになった。
サンがジンの服に飲み物をこぼしてしまったため、ジンがトイレで拭いていると、男がやってきて「逃げたら彼女を失うことになる。ペク氏(サンの父親)の時計をちゃんと渡すように」という。これで、ジンがマイケルから必死に時計を奪い返そうとしたナゾが解けた。ジンは、この男の出現で、自分とサンの未来をどのように考えていたのだろうか。
チャーリーは、ホテルで一緒だった女とヤクを奪いあい、それを持って飛行機に乗ったらしい。ヤクのために女と争う最低なチャーリー。
マイケルは突然ウォルトを育てることになって、困惑していた。育てるには無理があるので母親に電話で頼むが断られる。迷惑なんだといって振り向くと、後ろにウォルトが。でもウォルトは、聞こえなかったふりをする。それとも本当に聞こえていなかった?実の親に迷惑だなんていわれたらものすごく悲しい。最初のころはあんなに育てたがっていたマイケルだったのに、時間の経過が彼を変えてしまったのだろうか。

「黒い岩」は船の名前だった。船まで案内すると、ダニエルはそこで帰るという。ものすごく怪しい。でもジャックたちは疑いもせず、自分達だけで船の中へ。弱気なアルツトとハーリーは外で待機。船には奴隷の骨が残されていた。かなり古い時代の船らしい。ケイトが爆薬の箱を見つけ、外に運び出す。ダイナマイトには詳しいはずのアルツトだったが、彼が持ったダイナマイトが爆発してしまう。あっけないアルツトさん。ハーリーは自分のせいで彼が死んでしまったと思い込む。確かにそうかもしれない…。結局、3本ずつにして6本のダイナマイトを運ぶことになったが、ケイトは自分が運ぶと言い出す。どうせ刑務所行きの運命、怖いものはないということか。ケイトを心配してだめだというジャック。しかし、クジでケイトとロックが運ぶことになり、ジャック、ケイト、ハーリー、ロックの順で慎重に歩き始める。あのハッチの中に食べ物を期待するハーリーに対して、希望があるというロック。絶望がないことを祈ります。

ビーチでは、サイードの指示で洞窟への避難が始まる。シャノンはブーンの荷物のほかに犬も連れて、大変そう。背負いきれないと泣くシャノンに、「オレが背負ってやる」というサイード。超カッコいい~!!チャーリーが、クレアの赤ちゃんを運ぶ抱っこひもをお披露目しているところへダニエルがやってくる。「サイードを」とだけいって、チャーリーに呼びにいかせる。だが、それはクレアの赤ちゃんを奪うためのお芝居だった。ダニエルの腕の傷を見て、それは自分が引っ掻いた傷だと思い出すクレア。あの行方不明事件はダニエルの仕業だったのだ。なんという女だ! チャーリーとサイードは、赤ちゃんを奪ったダニエルを追いかける。サイードは、自分の子どもと交換するために、ダニエルはあの黒い煙の場所にいくと推測し、そこへ向かう。その途中、墜落した飛行機のある場所で、ヘロインをじっと見つめるチャーリー。彼は果たしてヘロインを手にしたのだろうか?誘惑に負けないでほしいけれど…。

サンはシャノンにブーンは勇敢に死んだと慰める。サンはここで起きていることは運命からの罰なのだろうかと問う。それを聞いていたクレアはきっぱりと運命など存在しないという。彼女の運命を信じたくない気持ちはよくわかる。あの占い師のいっていたことを彼女は信じたくないのだから。子どもを生んで強くなったクレア。

イカダ組は、島が大きな島であることを知り、驚く。なぜ見つからないのか?
ソーヤーは、暇つぶしにみんなの伝言を読み始める。でも、舵が流されると、素早く海に飛び込み、内輪のちょっとしたヒーロー。彼らの航海はいつまで続くのだろうか?


「漆黒の闇」

イカダ組があんな展開になるなんて、全然予想していなかったのでビックリ。ウォルトはどうなる? マイケル、ソーヤー、ジンはどうした? イカダも壊されて、どうやって島に戻れるのだろう。

ハーリーは、次の日の母の誕生日に間に合うように、その日の便で帰るべく、ものすごく急いで空港に行ったらしい。ハーリーの走る姿は見ているほうも疲れる(笑)。一度は搭乗を断られたが、なんとか交渉して乗れたのが墜落した飛行機だったなんて…。ロックも搭乗前にトラブルがあったが、乗れた飛行機が墜落した飛行機で、二人とも運命に導かれて乗ってしまったということだろうか。

ダイナマイトを運ぶ4人の前に、突然、なにものかの気配が。ケイトとハーリーはすぐ逃げるが、ロックは自信があるのか、追っていく。それを見てジャックはロックのあとを追う。怖いもの知らずのロックさんでも、かなわないことがあるらしく、なにものかにひっぱられる。ロックを助けようとするジャックになぜか離せというロック。ケイトが前方にダイナマイトを放り込んで、ロックは事なきをえる。その後のロックとジャックの会話が面白かった。ロックはひっぱられたことを試されただけだといい、自分は信じる者で、墜落した人々は島の意志で、ハッチを開けるために集められた者たちだ、この島は普通の島ではないという。そして、科学な人のジャックは、そんな話は信じられない、生き延びるためにハッチを開けるのだという。多分、ロックの見解が核心をついているのだろうが、最初からハッチにこだわるロックは、いったいそこに何があると思っているのだろうか。自信満々なロックさんに疑問を感じる。

チャーリーとサイードは、ダニエルを追って、煙の場所に辿り着く。そこで、無事にクレアの赤ちゃんを取り戻すことができる。全部お前が仕組んだことだろうと怒るチャーリーに、ダニエルは、男の子を奪うというささやき声を聞いた、この赤ちゃんを差し出せば、自分の子を返してもらえると思ったと涙ながらに話す。優しく見守るサイードに好印象。どこまでが、「他のものたち」の仕業か判然としないが、ダニエルのいっていることは、イカダ組に起こったことを考えると、ある程度真実なのかもしれない。

イカダ組は、多少の意見の相違があるものの順調に航海していた。そして、驚いたことにレーダーが反応する。喜んでやってくる船を待っている4人に向かって、その船の男はとんでもないことをいいだした。「男の子をもらうぜ」。たいして進んでもいないのに、おかしいなと思っていたが、この人たちが「他のものたち」なのか? 女の子はダニエルの娘? ソーヤーの銃も役に立たなくて、ウォルトは連れていかれ、3人は海の中へ。おまけに船は爆破されてしまって、この先一体どうなるんだろう。

ハーリーはハッチに刻まれた数字があの不吉な数字だと気付き、開けるのを止めようとするが、開けたいロックは聞く耳を持たず、点火してしまう。そして、ハッチが開いた。中を覗きこむジャックとロック。二人が見下ろした先には、深い深い闇が続いていた。
by mint-de | 2007-09-20 15:50 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 19~21話

「啓示」

今回は、あまり感想を書く気がしないので(^^;)、簡単な感想です。

今回のフラッッシュバックはロック。心身ともに、とっても「痛い」お話で、後味が悪い。あの母親役の女優さんも気味が悪くて、かなりひいてしまう。お金のためにウソをついて、自分の子どもの腎臓を移植させようとする母親。そういう設定そのものが嫌だな。なんて、脚本に文句をいってもしょうがないけれど、医学的にもどうなんだろう。ロックの腎臓が、あのニセ父の体にあうかどうかもわからないで、息子を利用しようとする母親の心も理解できない。ロックが車いすを使うようになった出来事は、まだ描かれていないので、私はその理由が早く知りたいな。でも、ロックは、母親や信じた男に裏切られ、足が不自由になっても、ソーヤ-みたいにひねくれていないのは、なぜなのだろう? 年の功かな…。

夢にでてきたプロペラ機の墜落とブーンの家のテレサの事故。それらは現実だった。ロックの超能力はさえまくるが、足のほうは一時的に動かなくなる。ロックの指示で、墜落したプロペラ機の中を捜索していたブーンは、ヘロインを見つけたものの機体の落下でひどい怪我をする。ちょっとムリそうな気配。

あと、おかしかったのがソーヤーの「頭痛」。遠視だったよう。意地悪な質問をするジャックが、ちょっと嫌いになる(笑)。サイードがメガネを作ってやったのは、微笑ましい。私はハーリーの感想と違って、ソーヤーのメガネは結構似合ってると思う(^^)。


「約束」

今回はドラマ「ER」の野外編といった趣。医療器具がなくとも治療の方法があることに驚くが、ブーンを助けたい一心のジャックは、ちょっと冷静さに欠けていた。フラッシュバックで、ジャックの妻となる女性がでてきて、交通事故にあった彼女が再起不能といわれていたのに、それをジャックが救ったことから愛がはぐくまれていったことがわかった。あまりにもジャックが思いつめていたので、その後の妻に何かあって、彼女に対する負い目からブーンを助けたいと必死だったのかと思ったが、結婚式の宣誓で、彼女に自分が救われたといっていて、フラッシュバックそのものは、とてもハッピーな話だったので、あのジャックの沈痛な感じはナンなのだろうと疑問。自分のことを心配しているであろう妻を想う切なさなのか、さらに先に何か事件があったのか、謎である。

サンはしっかり看護師役をやっていたし、ジンも今回は活躍して、マイケルともいい関係になっているらしく、ジンの人のよさが、だんだんみんなにも理解されているのが嬉しい。

クレアがついに出産した。ケイトが立派に助産婦役をはたし、チャーリーとジンが父親のように遠くから心配していた様子が微笑ましかった。

ブーンは、ロックの指示に従って命を落としたのに、肝心のロックはブーンを心配するどころか、所在不明。そして、ブーンは崖から落ちたとなぜウソをつくのか? ブーンは、ロックの探検の道具でしかなかったようで可哀想だ。シャノンに何を伝えたかったのだろう。シャノンは瀕死の兄のそばにいるべきときに、サイードとデート。ブーンが亡くなって、シャノンの心に変化が起きるのだろうか。サイードも、シャノンからブーンのことを聞かされて、ちょっとひいてしまった感じがする。

今までの仲間が死んでしまって、見ているこちらもちょっと寂しい気持ちになる。なんとか全員無事にこの島から脱出できるといいのだけれど…。


「悲しみの記憶」

今回のフラッシュバックはサイード。ヒースロー空港でなぜかCIAに捕まり、潜入捜査を頼まれる。オーストラリアで大量のプラスチック爆弾(C4)がイラクのテロリストに盗まれたので、テロを阻止してC4を取り返せという。テロリストの一人がサイードの大学時代の友人イサームだったのだ。断るサイードに、彼が7年前に逃がしてやったナディアの居場所を散らつかせるCIAの女局員。イラクを出て、ずっと探し続けていた彼女に会いたい一心で、サイードはその仕事を引き受ける。しかし、その結果はサイードに悲しみの記憶をつくってしまう。友人を利用して彼女に会おうとしたことがそもそもの間違いだったのだ。自爆テロの実行犯にイサームが指名され、彼が弱気になっていることを知ったサイードは、CIAに仕事を降りることを願い出るが、仕事をまっとうできない時はナディアの逮捕もあることを告げられ、やむなくテロの阻止に挑む。イサームに協力するふりをして車に乗り込み、作戦実行の間際になってイサームに事実を告げ、逃げろといっても、イサームにはサイードに裏切られた思いしかない。結局、自分の未来に絶望してイサームは自殺する。サイードは、CIAの指示に逆らってイサームを土葬することでささやかな償いをするが、それで、墜落した飛行機に乗ることになってしまったようだ。

ブーンの埋葬で、サイードは彼の事はよく知らないけれど、以前、溺れた女性を真っ先に助けようとしたブーンは勇敢だったとたたえる。そこへ、ロックが現れ、ブーンがどうして怪我をしたか真実を話す。ブーンは飛行機の無線で交信しようとした。皆を助けようとした。英雄だという。ジャックは、崖から落ちたといったロックのついたウソに我慢が出来ずロックに殴りかかる。そして、ロックから許してほしいといわれたシャノンも、兄の死に納得できず「ロックに報いを」と、ロックへの復讐心を燃やす。シャノンからの頼みもあって、サイードはロックがいっていることが本当かどうか確かめる。実際に飛行機を見たサイードは、そこでロックから意外な話を聞く。救難信号の発信源を探していたときにサイードの頭を殴り無線機をこわしたのはロックだという。「あれに殺された」といっている危険な場所に行くことを止めたかったから、聴く耳をもたなかったみんなの頭を実力行使で阻止したというわけらしい。オドロキました。自分のやっていることはすべて正しいと自信満々なロックさんなのであった。

シャノンは、ブーンの死は事故だったというサイードの言葉を信じることができなくて、ジャックが首からかけていたカギを持ち出し銃を手にする。そしてロックに向けて撃とうとする。止めようとするサイード、ジャック、ケイト。サイードがシャノンに体当たりして事なきを得る。ジャックの残念そうな表情がちょっと怖い。ケイトはシャノンには時間が必要だというが、サイードは関係ない、間違ったかもしれないという。イサームを止めようとした自分の行為を、サイードは悔いていたのだ。相手のためにしたことであっても、それが本当に相手のためになったかどうかはわからない。サイードは、以前、ナディアは死んだといっていたが、それは、イサームへの罪の意識から、ナディアにはもう会うつもりがなくてそういったのかもしれない。

サイードは、助けてくれた礼をいうロックに向かって、皆が生き残るために必要だったから助けただけで、許さない、信用しない、と言い放つ。そして、あの謎のハッチに案内させる。今回のサイードは頼もしくて格好よかったけれど、あのハッチにはかかわらないほうがいいと思っているので、この先が不安です。

ソーヤーの声がケイトの赤ちゃんの子守唄になったというのは、可笑しすぎ。あの渋い声のどこが赤ちゃん好みなのかは、ものすごくナゾ。そして、ジンの笑顔が私の心を乱します(^^)。

シャノンのショックは計り知れない。彼女にとって、ブーンは兄としてなのか、愛する人としてなのかはよくわからないが、身近な人間を失った悲しみは、簡単に癒えることはないので、今はそっと見守るしかないでしょう。
by mint-de | 2007-09-20 15:45 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 16~18話

「最期の言葉」

ソーヤーがシドニーにきた理由がわかった。詐欺仲間のヒップスの言葉を信じて、自分の親を死に追いやった男を殺すつもりでやってきたのだ。最初の展開から、ヒップスに利用されているだけではないかと思っていたが、案の定、ヒップスに借金を返さない男を始末するために、ウソの情報を教えられていたのだ。復讐することを誓いながら生きてきたのに、殺す前にその男かどうか確かめようとしないソーヤーに驚くが、人間というのは、思い込みが強いと、誤った判断をするのかもしれない。

その男を見つけたものの、殺すことができなくて、バーで一人酒を飲んでいると、財布を忘れたといって、話しかけてくる男がいた。見知らぬ男は、自分の弱さから、息子を誇りに思っていることを伝えられないという。息子の勇気ある行為に感謝しているが、息子は、父親にうらまれていると思っているだろうと。そして、ソーヤーに向かって、用事を片付けて楽になれという。その言葉に背中を押されるように、ソーヤーは、自分たち家族を破滅させたと思い込んでいる男を撃ってしまう。その後で、ヒップスに騙されたことに気付くソーヤー。「報いがくる」、撃たれた男はそういい残して死んでいった。

寝ているときに、イノシシにシートを奪われるソーヤー。シートを取り戻そうと出かけていくが、逆にイノシシに襲われ、イノシシ狩りを決意する。ソーヤーが銃を返さないので、その銃と引き換えに、ケイトはイノシシ狩りの協力を申し出る。夜、二人はお互いを知る「“ない”ゲーム」に興じる。お酒を飲みながらやるゲームとしては面白いかも(^^)。反対のことばかりいって、相手を酔わせる方法もあるなあ(笑)。ケイトが結婚していたことに、驚くソーヤー。そして、お互いに人を殺したことがあると知って、互いの闇をのぞくように見つめる二人。

「報いが来る」、ソーヤーが、夢の中でささやく声に目覚めると、またイノシシに持ち物を荒らされていた。イノシシにのろわれていると怒るソーヤーの前に、ロックが現れ、自分の妹の死を嘆いていた母親の話を始める。暗に、動物は、自分を責めるなといいに来たというロック。何でもお見通しのロックさん、あなたは超能力者?、この展開は珍しくなくなってきましたけれど(^^;)。

チャーリーは、イーサンを殺してしまったことに、平常心ではいられない。心配したハーリーは、サイードに助言を頼む。サイードはチャ-リーに、殺したことは一生忘れられないという。でも、独りだとは思うなと慰める。サイードもハーリーも仲間思いの「いいひと」なのだ。

ソーヤーは、イノシシを見つける。銃を向けるソーヤーをじっと見つめるイノシシの目を見て、ソーヤーは静かに銃を下ろす。それを見つめるケイト。ソーヤーは間違って殺した男から解放されることはないだろう。サイードの言葉のように。

ジャックに銃を返したソーヤーは、ジャックから意外な言葉を聞く。「レッドソックス・ファン」というジョークは、ジャックの父親の口癖だったという。その言葉から、「楽になれ」といった見知らぬ男がジャックの父親だと知ったソーヤーは、押し黙る。ジャックの父親に何もいわれなかったら、ソーヤーは人殺しをすることはなかったかもしれない。苦しまずにすんだかもしれないのだ。ただでさえ、ジャックに対抗心があるソーヤーにとって、この事実は、さらにジャックに対して敵愾心のような気持ちをうえつけたのではないだろうか。ソーヤーは、息子のことを誇りに思っているという父親の最期の言葉を、ジャックに伝えることができるのだろうか。


「沈黙の陰」

ジンは、韓国でサンの父親の仕事を手伝っていたが、その父親は、仕事のためなら人殺しもさせるような悪人だった。父親の前で、サンは自分の夢だと言い切ったジンは、サンのため、自分たちのために父親のいうなりに仕事をしてきたが、あるとき、自分の愚かさに気付いたのだ。自らの父親が貧しい漁師なのを恥じて、父は死んだとウソをいってきたが、自分の父よりサンの父こそ恥ずべき存在だということに。久し振りに父親に会ったジンは、事実を話す。父親は、サンのために仕事をやめやり直せと助言する。ジンは、シドニーとロスを訪れた後、サンの父の仕事を、本当にやめるつもりだったのだろうか。サンはサンで、ジンから逃れることを考えていたわけだから、お互いものすごくわだかまりがあって、悩んでいたということだ。サンは会話のなくなった夫に不満がたまり、ジンはサンの父親の真の姿を話せずに悶々としていた。少なくともジンにはサンへの愛情を感じるが、サンの本当の気持ちはどうなのだろう。

水着姿で歩くサンを見て怒るジン。ジンが抵抗するサンを強引にひきずるのを見て、マイケルが仲裁に入るが、逆にサンにビンタをくらう。あとで、あなたを守るためだと、マイケルに言い訳するサン。あなたは夫を知らないと。でも、夫を知らないのは、サン自身かもしれない。夫が寡黙になったのは、サンの父親の仕事を、サンのためにしなければならなかったということに、その仕事がジンにとって過酷な仕事で、ジンを変えてしまったということに、彼女自身気付いているようではあるが、ジンが何も話さないことに苛立ってしまって、二人の間には深い溝ができてしまった。

ますます孤立するジンを心配するハーリーは、リラックスしろと声をかけるが、もちろんジンには通じない。それでも声をかけるハーリーは、ホントにいい人です。

シャノンの完璧なロープの結び方に感心するサイードは、シャノンのお誘いに乗る前に、兄のブーンにおうかがいを立てる。律儀なサイードにびっくり。シャノンとサイードはどうもお似合いとは思えないので、私としては、サイードにちゃんと目を大きく見開いていただきたいと思う(^^)。兄にどうせ捨てられるといわれ、その言葉を鵜呑みにしながらも、シャノンのやり直したいという言葉をすぐに信じてしまうサイードをどう表現すればいいのでしょうか?(笑)

マイケルのイカダは順調に作られているようで、マイケル親子のほかにソーヤーが乗ることになっているらしい。なんでも大事にとっておいたソーヤーは、イカダの材料があって得意気だったが、そのイカダがある夜、燃えてしまう。

マイケルもソーヤーもジンを疑う。殴られるジンを見かねて、サンは、ジンは燃やしていない、やけどをしたのは消そうしたからだと、ジンの韓国語を英語で通訳してしまう(でも本当は、燃やしていないとはいっていなかったようだ。何をいっていたのか気になる)。夫をかばっているだけだといわれるが、真実を見ろ、島にいるのは自分達だけではないというロックさんの言葉に、マイケルとソーヤーはしぶしぶ従う。

ジンは、サンが英語を話したことに驚き、このときに、サンへの気持ちに区切りがついたように見える。自分とサンの距離を自覚したのだ。サンがあなたから逃げるつもりだったけれど、愛されているからやめたといっても、無言のジン。そして、手遅れだといって、洞窟からでていく。

その後、水着で海に入るサンは、ジンから解放されたということだろうか。ジンもマイケルのイカダ作りの手伝いをはじめ、ボートと口にしたところを見ると、彼もやり直す踏ん切りがついたよう。でも、ここにいる限り、二人の関係は微妙なままだろうから、いろいろ大変そう。

イカダを燃やしたのがウォルトだったのは意外だったが、この事実を知っていたロックさんに、また、あなたですかと、このワンパターンな展開にちょっとなぁ…です。越すのはイヤだからといって、父親が一生懸命に作っているものを燃やしてしまう子どもは恐ろしいです。でも、作り直すのを手伝うといったのは、反省していると思っていいのだろうか。私としては、そう思いたい。


「数字」

ハーリーは、その体格に比例して(^^)、心も広かったが資産もケタはずれの大きさだった。宝くじで1億5600万ドルも当たってしまったら、かえって途方にくれそうだが(笑)、この島にいる限りお金は無意味だ。ふと、この島で必要なものは何だろうかと考えてみる。水、食料、そして、友情と生きる意欲、後は何だろう…。

やっとハーリーの過去がわかった。宝くじで莫大なお金を手にしていたことにも驚いたが、この島の秘密にも深くかかわっていたことにも驚いた。宝くじに当たって喜ぶハーリー。しかし、ハーリーが使った数字、4 8 15 16 23 42 は、不吉な数字だった。宝くじに当たってから、祖父は亡くなり、母は怪我をし、母のために買った家が燃え、自分は誤認逮捕されるなど、次々と不幸な出来事が起こる。

ハーリーはその数字のことを聞いた男レニーを訪ね、その数字について質問すると、レニーはそれを使ってはいけない、数字から逃げろといってパニックになる。さらに、レニーから聞いた海軍で一緒に働いていたサムを訪ねたハーリーは、その数字がいかに呪われた数字であったか知ることになる。オーストラリアの荒野の一軒家に住むサムの妻は、その数字は、16年前にサムが太平洋上の長波通信を傍受したときに聞こえてきた数字だという。しかし、サムが街でその数字を使って懸賞金を獲得してから、サムの周りで不幸な出来事が次々と起こった。そのことに耐えかねて、サムは自殺していた。その事実に愕然とするハーリー。815の数字があることと、ハーリーもこの島に招かれるようにして墜落したということで、みんなそれぞれこの島と何らかの関連があるのかもしれない。

ジンがイカダ作りを手伝っている。身振り手振りでハーリーに何かいっている。それを通訳する(^^)マイケル。ジンもマイケルも仲良くやっていけそう。ジャックは、イカダ作りは順調だが、救難信号をだすためにバッテリーが必要だというマイケルの訴えを聞いて、サイードにジャングルのフランス女ルソーの居場所を教えてほしいと頼むが、サイードはひどい目にあっているので、断る。そのとき、ハーリーはサイードの持っていたルソーのメモを見て驚く。そこにはあの数字が並んでいたのだ。

数字の真相を知りたいハーリーは、一人でルソーのもとへ出かけていく。ハーリーがいなくなったことに気付いたジャック、サイード、チャーリーの3人は、慌ててハーリーの後を追う。ハーリーは3人に見つかるが、何のために行きたいのか真実を話そうとはしない。何とか、ルソーの家に近づくことができたものの、誰も信じようとしないルソーによって家は爆破される。銃にねらわれて慌てて逃げるハーリーの前に、ルソーが銃口を向けて立っていた。しかし、ハーリーはひるむことなく、数字の意味を尋ねる。ルソーは、ほかのことはどうでもいい、数字について知りたいというハーリーに共通点を見出したのか、銃を下ろし事実を話し始める。ルソーたちの船もこの数字を繰り返す通信を傍受して、この島にやってきた。発信源は、黒い岩の近くに立っていた電波塔だった。しかし、数字の意味を探るうちに次々と仲間が病に襲われたと。

それを聞いたハーリーは、この数字は、周囲に悪運をもたらす、呪われていると、ルソーに同意を求める。ルソーがうなずくと、ありがとうといいながら、ルソーを抱きしめるハーリー。同意してくれる人を探していたからといって、ここで、ありがとうという言葉を口にするハーリーは、ちょっと変わっている。所構わず優しさを発揮する人らしい。でも、こんな風に抱きつかれたら、悪い気はしないだろう。ルソーはハーリーには本来の人間性をあらわしたようで、持っていたバッテリーをハーリーに渡してくれた。

ロックはクレアにノコギリを使った工作を頼む。臨月の妊婦に頼むことだろうかと思っていたら、生まれてくる赤ちゃんのための揺り籠作りだった。こんなことにも気がきくロックさん。でも、なぜか「いい人です」とはいえない私です。

そして、あのハッチには、なんと呪われた数字が刻まれていたのだ。数字は何を意味しているのだろう?
by mint-de | 2007-09-20 15:39 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 13~15話

「絆」

ブーンは、サイードに妹に近づくなという。「無視したら?」というサイードの質問には、すぐに返事ができない。ブーンは忠告だといっていたが、シャノンの過去がわかると、ブーンの言葉の意味がわかる。

シャノンはシドニーで男と暮らしていた。シャノンの助けを求める電話で、ブーンはシドニーに来たのだ。しかしその電話は、ブーンからお金を巻き上げるための芝居だった。シャノンの父と、ブーンの母は互いの子を連れて結婚したので、二人の血はつながっていない。父の死後、母が遺産を独り占めにしたと思い込んでいるシャノンは、ことあるごとに、男を利用して、ブーンからお金をとっていたようだ。それにしても、手切れ金として、男の要求する金額に応じるブーンは、少し常軌を逸しているように見える。あとで、兄妹としてではなく、恋愛感情をもった男女の関係になってしまったことがわかるが、たしかに、今までの二人の目の表情を見ていると、ただの兄妹には見えなかった。シャノンは1回きりの関係で終わらせようとしていたのに、それを身勝手といったブーンは、その関係を続けたかったのだろうか?

ロックとブーンは、見つけたハッチの前で、どうしたらハッチをあけられるか考えている。4か月も大理石を眺めていたミケランジェロの話を持ち出して、考えることも悪くないというロックさんに笑ってしまう。そう、時間はたっぷりあるのだから焦る必要はないかも(^^)。しかし、ブーンはシャノンに何をしているか執拗に聞かれるので、妹は秘密を守れるからハッチの話をしたいという。妹のことを気にかけすぎだとロックに言われても、その話をするつもりでいるブーン。そして、ロックはそんなブーンを殴ってロープで縛ってしまう。それから、頭に妙な薬を塗り、「解放されなきゃならん」「あとで感謝する」と謎の言葉と、ロープを切るナイフを置いて去ってしまう。

サンは畑をつくり、そこでハーブやフルーツを育てようとしていた。ケイトの話に微笑むサンを見て、ケイトはサンが英語を理解していることに気付く。それを秘密にする理由がわからないケイトに、サンは、「愛する人に嘘はつかない?」と聞く。何もいえなくなるケイト。

ハーリーはイノシシが食べられなくなり、魚のいそうな場所をジンに聞く。二人で魚を捕るものの、ジンは大漁で、ハーリーはゼロ。おまけにウニのイガイガを踏んづけてしまい、まさに踏んだり蹴ったり(笑)。その後、消毒のために「小便をかけろ」と叫ぶハーリーと、とんでもないと嫌がるジンの二人には大笑い。あとでハーリーに内臓を抜いた魚をプレゼントするジン。ジンは少しずつみんなの仲間に入ろうとしているようだ。表情も穏やかになってきている。

サイードは、ロックから手製のコンパスをもらう。必要ないというロック。後で、サイードとジャックは、そのコンパスが本来の方向を示していないことに気付く。ますます怪しいロック。ジャックはチャーリーにロックのことをどう思うか尋ねる。チャ-リーは自分達を救えるのはロックだけだという。なんでも知っていそうなロックだけれど、新しい捕食者に対応してイノシシが移動してしまうことには、最初から気付いていなかったのだろうか? 今後のタンパク質はどうする?

ブーンの耳にシャノンの悲鳴が聞こえてくる。「縛られてる」「助けて」
その声に必死にナイフを手に取り、ロープを切るブーン。シャノンを助けだし、逃げる二人の耳に怪物の声が聞こえてくる。しかし、逃げる途中でシャノンは捕らえられ、無残な姿で岩の上に。血まみれのシャノンを抱きかかえるブーン。

ロックのもとに戻ったブーンは、ロックになぐりかかる。「妹はあれに殺された」「どこに血痕が?」 シャノンは生きていた。すべては、ロックが頭に塗った薬による幻影だったのだ。島で生き抜くのに必要な体験だというロック。妹が死んでどう思ったというロックの問いに、「解放されたようだ」「楽になった」というブーン。ロックはますます謎。ブーンは、これからシャノンのことにこだわらずにやっていけるのだろうか。そう簡単に踏ん切りがつくとは思えないけれど…。


「運命の子」

不思議な力を持っているのは、クレアのお腹の子だけだと思っていたが、ウォルトにも「特別な力」が備わっていたようだ。

ウォルトの母スーザンは弁護士だった。ウォルトを妊娠していたときは、法科大学院の学生だったので、マイケルは一時的に絵の勉強をやめて、お金を得るために建設関係の仕事をしていたらしい。しかし、ウォルトが1歳9か月のころ、スーザンは念願だった国際法の仕事をするために、ウォルトを連れて、アムステルダムへ行ってしまう。不運にも、マイケルはその後交通事故に遭ってしまう。そして、そこへ見舞いにやってきたスーザンは、ブライアンという上司と結婚するので、ウォルトを養子にしたいという。スーザンのいいなりにならざるをえないマイケルに同情してしまう。ウォルトを愛する気持ちは人一倍強いのに、悪い方へ悪い方へと流されていくマイケル。

9年後、マイケルの前にブライアンが現れる。妻は病気で死んだ、ウォルトを引き取ってほしいと。自分はスーザンを愛していただけだった、ウォルトは変だ、彼の周りでは妙なことが起こるとまでいう。ウォルトが鳥の図鑑を見ていたとき、鳥がベランダに落ちてきたのは、何かの暗示だったのだろうか。母の死にも関係があること?

ウォルトを捜していたマイケルは、ロックの指導の下でナイフ投げの練習をしているウォルトを見つけ、激怒する。ロックは、もっと大人の扱いをしたらと提案し、ウォルトに特別な力があることをほのめかす。しかし、マイケルは聴く耳をもたない。マイケルは、ウォルトとの9年間の空白を埋めようと必死なのだ。だが空回りしているだけ。そして、ウォルトは突然現れた父親にどう接していいのかわからずにいる。場所が場所だけに、なかなか二人の関係はうまくいかない。

マイケルは、ウォルトを育てるためにも、この島から脱出することを考え、イカダ作りを提案する。サイードやジャックらは、ルソーの地図から緯度や経度が示しているのは、島の位置ではなく、「ある場所」なのではないかと推理する。そして、マイケルのイカダ脱出計画には無理があるとして、とりあわない。それでも、マイケルはウォルトを手伝わせて、イカダ作りを始める。

イカダ作りよりもロックに興味があるウォルト。再びロックのもとへ行って、激しく父親から叱責されたウォルトは、愛犬のビンセントを連れて出て行ってしまう。しかし、駆け出したビンセントを追ううちに、ウォルトは巨大白熊似の怪物に襲われそうになる。そこへ、パパが登場して大活躍(^^)。ロックの助けを借り、怪物にナイフを突き刺し、父親の面目躍如のマイケル。その後で、マイケルは、スーザンがウォルトに渡さなかった、自分が送り続けた手紙をウォルトに見せる。マイケルが描いた絵を見て微笑むウォルト。これで、二人の関係は改善されそう。雨降って地固まるということでしょうか。

チャーリーは、見てはいけないという理性が、読みたいという本能に負けてしまって、クレアの日記を読んでしまう。チャーリーに好意的な文章に、思わずにやけるチャーリー。でも、そこで「黒い岩」という記述にはっとする。そして、そこにクレアがいると確信する。謎がまた一つ。「黒い岩」。

ロックとブーンが夜のジャングルを歩いていると、何かの気配がする。なんとそこに現れたのはクレアだった。クレアが無事に戻ってきたようで一安心。お腹がすっきりしたように見えたのは私だけ?


「守るべきもの」

クレアが戻ってきた。しかし、飛行機に乗ったことしか覚えていないという。何故この島にいて、見知らぬ人たちといるのかわからないクレアに、チャーリーは彼女の日記を渡す。自分が読んだことは内緒にして…。ジンとサンもクレアを心配している。韓国語に字幕が出たので、彼らが何を話しているのかわかった。ジンも無関心を装っているものの、いろいろ気にしていたのだ。

チャーリーがクレアに見せる優しさは、彼女への好意の表れだと思っていたが、それだけではなかったようだ。チャーリーは、兄に娘が生まれたことで、バンド活動をやめざるをえなくなり、お金に困っていた。そして、ドラッグを買うお金欲しさに、金持ちの娘に近づいたのだ。

ロックスターと友だちになれたと嬉しがるルーシーの気持ちに取り入るチャーリー。しかし、ルーシーの家にあったチャーチルの遺品のタバコ入れを盗もうとするが、なかなかできないでいた。そして、ある日、すすめられた仕事に出かけるときに、スーツやカバンまで用意してくれたルーシーの気持ちに逆らうように、タバコ入れを盗んでしまう。結局、チャーリーのしたことはバレてしまい、ルーシーはひどく傷つく。謝りにいったチャーリーは、「君に認められたかった。守れる男だと」というものの、ルーシーはこういうのだった。「誰も守れやしない」と。前回のフラッシュバックもかなり悲惨なものだったけれど、今回もかなりひどい話だ。今の人のよさそうなチャーリーからは、想像ができないなあ。

チャーリーとジンが歩いているところへ、イーサンが現れる。クレアを連れてこなければ、仲間を一人ずつ殺すと脅す。ジャックは攻めることを考えるが、ロックは守りの作戦を指示。広い場所で、あんな風に歩哨に立っても、防げるのかなあと疑問に思っていたが、案の定、敵は海の方からやってきて、一人が殺されてしまう。そこで、ジャックにあの9ミリを使おうと提案するケイト。銃を使いたくてしょうがない素振りを見せるケイトに、一抹の不安を感じるのは私だけ?

クレアは、みんなが自分をさけている理由を知って、出かけることを決意する。ケースに隠してあった4丁の銃と保安官の銃をもって、ジャック、ロック、サイード、ソーヤー、ケイトがクレアとともに出かけて行く。出て行く6人をじっと見つめるチャーリー。

クレアを見つけたイーサンが現れる。そこへジャックが飛び込んで格闘の末に、イーサンを捕まえる。生け捕りにして事情を聞くはずだったのに、突然、銃弾がイーサンの体を貫く。あっけにとられる6人が振り向くと、そこには、銃をもったチャーリーがいた。チャーリーはクレアを守りたかったのだ。自分の過去の過ちを償うために。イーサンを捕まえたところで、真実を話すかどうかはわからないのだから、2度とクレアに近づかせないために殺したというチャーリー。それは早まった結論だと、私は思うけれど、クレアを救うことで、自分が救われると思い込んでいるチャーリーには、それ以外の方法は考えられなかったようだ。

あなたを信じたいというクレアの言葉に安堵するチャーリー。そして、またまたナゾは解明されず、ナゾだらけの話が来週も続くのだ…。
by mint-de | 2007-09-20 15:36 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 10~12話

「予言」

クレアが悪夢にうなされる。責任を放棄したというロック、回る飛行機。夢になぜロックさんがでてくるのか謎である。それと、飛行機が意味深だ。

クレアにとって、妊娠は思いがけないことだった。絵の仕事をしていた相手のトーマスは、それでもクレアが望むなら産もうという。友達の紹介で、クレアは占い師にその後を占ってもらう。その占い師は、クレアの妊娠を当てたあとで、恐怖を顔に浮かべ、帰ってくれという。ものすごく思わせぶりで、占いをまったく信じない私は、あなたの見たものは、本当に未知なものなのかと、聞きたくなるが、この占い師は、ただ者ではなさそうだ。

クレアがまた、夜中に悲鳴を上げる。今度は口をふさがれ、誰かにお腹を刺されたという。ハーリーたちは犯人探しにでかけるが、ハーリーは、生存者の名前や、洞窟組と海岸組の区別もはっきりわからない状態だと何かと不便なので、人間関係を把握して、規則を作ろうと提案する。ハーリーがロックに聞いた、旅行の目的の答えは「探し物」。何を探していたのか気になるなあ。

ジャックは、クレアのお腹に刺されたあとがなかったことから、出産を控えたクレアのストレスや恐怖心が夢遊病の症状となって現れたのではないかと考え、クレアに胎児には影響のない鎮静剤を渡そうとするが、クレアは自分の言葉を信じてくれないことに腹を立てて、洞窟から出て行く。その後を追うチャーリー。チャーリーは、クレアを心配し、話し相手になる、友だちになりたいと、率直に自分の気持ちを伝えてはいるが、クレアはちょっと遠慮気味。

クレアは、トーマスに裏切られたのだ。一度は父親になると決意した男がやっぱりやめたというなんて、最低です。失意のクレアはまた占い師を訪れる。占い師は、君が育てなければ子どもは幸せにはなれない、という。フーン、どうしてそんなことがわかるんでしょうか?(^^;)

それでも、クレアは養子縁組の手続きをするしかないと決意し、手続きをしようとするが、気持ちに迷いがあってサインすることができない。結局、占い師のいうままになるクレア。飛行機でロスに行って、養子縁組の話をするということだった。絶対、その飛行機で行かなければならないという。

移動の途中でクレアの陣痛が始まる。間隔を計るとか、深呼吸をしてというチャーリー、もしかして、あなたは経験者?普通の若い男がこんなことを知っているだろうか。それに、自分が取り上げるとまでいってしまって、もうビックリです(笑)。クレアに断られて、チャーリーはジャックに知らせるべく戻るが、途中で、ランスのはずだったイーサン(ワケワカリマセン)に頼み、クレアの元へ。

クレアからその占い師の話を聞いたチャーリーは、その占い師は飛行機が落ちるのを知っていて、君を乗せた。他人に君の子を育てさせたくはなかったのだと推理する。ちょっと無理がありそうな話だけれど、クレアの赤ちゃんには、なにか特別な力があるということなのかもしれない。大体、空から落ちて妊婦に異常がないという話からして、スゴイコトです!

サイードが戻ってくる。フランス人の女がいる、そして、島にいるのはおれたちだけじゃないという。
ハーリーも意外な事実を告げに来る。乗客名簿にない人物がいると…。

謎が深まるばかりで、気になる展開が続きます。今回、ハーリーに乗客名簿を渡してと頼まれたソーヤーの笑顔が素敵だった。ソーヤーもだんだん心を開いてきたようだ(^^)。


「見えない足跡」

諸事情によりものすごく簡単な感想です(m_m)。

ドラマの展開より、チャーリー(ドミニク・モナハン)とケイト(エヴァンジェリン・リリー)の婚約にびっくり。AXNのキャスト紹介に、ドミニク・モナハンのペットが蜘蛛と載っていたが、彼女は彼のどこが気にいったのだろう?(^^;) なんて、そんなことをいうのはヤボというものですが…。どうぞお幸せに!

有能な外科医だったジャックの父親が、どうして哀れな最期をとげたのか、やっとわかった。酔ったまま手術をして、結果的に患者を死なせるミスをしていたのだ。父を許すつもりのなかったジャックだったが、父親のもうしないという言葉を信じて、うその書類にサインする。しかし、ジャックは、患者が妊娠していたことをあとで知り、それを承知で父がミスを認めないということに我慢ができず、父のミスを明らかにしてしまう。ジャックの気持ちはよくわかるが、父親にしてみると許してくれたはずの息子に裏切られた気持ちになるだろう。父を追い込んでしまった自責の念から、ジャックは父の亡霊を見ていたのかもしれない。

チャーリーは、クレアのことを話すことができない。痛々しいチャーリー。イーサンたちのねらいは、クレアだったということだが、飛行機を墜落させるより、そのまま誘拐して着陸したほうが安全だったろう、なんていってしまうのは、なしですね(^^;)。

ロックがマイケルを足手まといといった理由がよくわからない。ロックが都合よく動かせる相手を連れていったということかもしれない。ロックもかなり怪しいと思う。


「ケースの中の過去」

木登りして木の実をとるケイトは、なかなか素敵だ。そして、ストーカーまがいの追跡をしているソーヤーと滝の落ちる池で、あの黒い下着で泳ぐケイトもまたまたスゴイ(笑)。池の底に沈んでいたのは、墜落の犠牲者。そして、ケイトはそこで保安官が持っていたケースを見つける。そのケースにこだわるケイトに好奇心丸出しのソーヤー。自分のものにしたケースを、必死に開けようとするソーヤーには笑ってしまう。そこまでしてケイトに関わりたいソーヤーが可愛く思える(^^)。

ジャックは、サイードにルソーのところへ案内してくれるように頼む。しかし、サイードは「他のものがいる」というルソーの言葉は正気とは思えないし、自分が聞いた声も風のいたずらかもしれないと断る。それでも、ジャックに、持ち帰った書類や地図はどうだといわれ、数式はとけないがフランス語の注釈を訳す方法もあるが、謎のままがいいかもという。しかし、彼にもそういえるかと、沈んだままのチャーリーを指差され、シャノンにフランス語の訳を頼むことにする。

ケイトが銀行強盗の経験者だったとは驚きだが、ケイトが銀行強盗までして、貸金庫を開けようとした理由がわからない。そして、貸金庫の中にあったのはおもちゃの飛行機。埋めた遺体を掘り起こしてまでケースの鍵をとろうとした、そのわけはなんだろう。もしかすると、殺した人の持ち物でありながら、ケイトの殺人の証拠にもつながるものなのか?ケイトの過去も謎が深まるばかり。

海の潮が急に上がってきたために、夕暮れの中を海岸から移動する人々。焚き火の前で、夫が戻ってくるのを信じている女性が失意のチャーリーを慰める。
「拒むことと信じることは紙一重」「信じる方が楽よ」
その言葉に思わず泣き出すチャーリー。

シャノンのフランス語の訳は「役立たず」だったが、彼女は、注釈はアニメで歌われていた歌詞だったと、サイードに告げる。何度も繰り返していたと。シャノンの歌う「ラ・メール」の歌が暗闇のなかを流れていく。こうなると「ラ・メール」の歌詞を知りたくなるが、フランス語の歌詞を見つけたものの、日本語訳はわからない。この歌詞に意味があるのかなあ。またまた、なぞ、謎です…。
by mint-de | 2007-09-20 15:33 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 7~9話

「暗闇の中で」

今週のフラッシュバックはチャーリー。数年前、チャーリーは信心深いクリスチャンだった。人気バンドのロッカーとしてもてはやされながらも、その自堕落な生活に嫌気がさしていたようだ。でも、兄のお前は「ロックの神」というほめ言葉にのせられて、活動を続けていた。ある日、兄の態度にうんざりして、解散だといったものの、兄に「バンドがなければただの役立たず」といわれ、深く傷つき、それからドラッグに手を染めるようになったらしい。
それから何年かして、兄はシドニーで堅実な家庭をつくっていた。そこへ、チャーリーが訪れ、またバンドをやろうと兄をさそうものの断られ、チャーリーは、そこからロス行きの飛行機に乗ったのだ。
バンド時代は、チャーリーが兄の行動を諫めていたのに、その時点では、立場が逆転して、チャーリーのほうがドラッグなしではいられない生活をしていた。どうしてそうなったかは、まだ謎だ。兄が自分を守ってくれなかったことが原因らしい。

サイードは三角測量を応用して、遭難信号の発信源を探ろうとする。花火を合図に3か所のアンテナに同時に電源を入れるという。アンテナの設置にサイードとケイトは出かけて行く。

チャーリーを追うイノシシを見事に生け捕りにしたロック。チャーリーはロックにドラッグを返せというが、ロックは「3回ほしがったら返す」という。「選択する自由を尊重したい」「選択することが君とこいつ(イノシシ)の違いだ」。ロックは哲学者みたい(^^)。何でもお見通しで、悠然としている。

ベースが邪魔だといわれたチャーリーは、ジャックにくってかかる。そのとき洞窟で崩落が起こり、チャーリーは逃げ出せたものの、ジャックは取り残される。ハーリーの指示で、チャーリーはビーチに助けを求めて走る。

ケイトにはおれが伝えるというソーヤー。しかし、日頃の態度の悪さから、ケイトには相手にされず、本当のことをいいそびれ、手伝いにきたとだけいう。

チャーリーはドラッグほしさにロックにも伝えに行く。しかし、ロックはガの羽化の話をして、「もがくことで強くなる」とチャーリーを励ます。

マイケルやブーンたちもやってきて、洞窟からジャックを助け出そうとするものの、土や石を思うように取り除くことができない。「岩の下敷きになって動けない」というジャックを励ますハーリー。これ以上穴は広げられないので、誰かが中に入って岩を動かすしか方法がない。チャーリーはおれが入るという。ここで身内がいないのはおれだけだからと。幸運をという皆の気遣いを背に狭い穴を進むチャーリー。

ソーヤーからジャックが生き埋めになっている話をきいたケイトが洞窟へやってくる。必死に石をどけるケイト。

ジャックはチャーリーに助けにきてくれたことを感謝する。二人が話しているとき、チャーリーはガがとんでいるのを見つける。そしてかすかな光にも気付く。その先から脱出する二人。出てきたジャックに飛びつくケイト。ケイトがジャックを好きなことがはっきりした。

花火の合図でスイッチをいれ、受信できそうなところで、サイードは何者かに襲われる。一体ダレ?

チャーリーはロックにブツをくれといい、受け取った後、それを火の中に入れる。それを見ていたロックはこういうのだった。「誇りに思う。できると信じてた」

チャーリーはジャックを助けにいったことで救われたのだ。それは、冒頭の神父がいった「選択」、ロックがいった「選択」、そしてチャーリーがした「選択」の結果だった。


「手紙」

ソーヤーを見ていて、かなり屈折した人生を送ってきた人だろうと思っていたが、やはりそうだった。少年時代の辛酸をなめるような経験が、その後の彼の人生をつくってしまったのだ。

サイードはジャックに傷の手当てをしてもらう。機材も壊され、殴った相手もわからない。今週犯人がわかると思っていたけれど、まだナゾのままだ。

ブーンは、ソーヤーが自分の本を持っていたので、カバンから妹シャノンの喘息の吸入薬も取ったと思い込み、ソーヤーの持ち物を探し、ソーヤーに殴られる。それを聞いたジャックは、ソーヤーに薬を出せというが、ソーヤーは拾った者勝ちだとしらばっくれる。私は、いくらソーヤーでも、必要な薬を出さないはずはないだろうと思っていたのだが、ジャックたちはそう思っていなかったようで、残念だ。

ジャックの怒りを見て、ケイトは自分には本当のことをいってくれるかもしれないと思い、ソーヤーに「吸入薬と交換に、何がほしいの」と尋ねる。ケイトのキスといって、悪ぶるソーヤー。ケイトは、ソーヤーが読んでいる手紙を大事にしているのを見たと話す。その手紙をケイトに読めといって押し付けるソーヤー。
ソーヤーあてのその手紙には、自分の母親をだまし、父親の全財産を奪った男への復讐が綴られていた。悲観した父親は、母を殺し自殺していた。

サイードは、ロックに自分が襲われたときのアリバイをきく。残念ながらイノシシしか知らない(笑)というロック。でも、花火の点火を煙草の火でやると、遅く火がつくと聞いたサイードは、ロック同様、ソーヤーに疑いを持つ。

喘息の発作におびえるシャノンを見るに見かねて、ジャックは、ソーヤーに薬を渡せというが、悪態をつくソーヤーに怒りを爆発させ、みんなの前で殴りかかる。殴られるままのソーヤーに疑いを持たないジャックに、私はちょっとガッカリ。シャノンの身を案じて、サイードとジャックは、ソーヤーから薬をとるために強硬手段に出る。軍隊での経験をヒントに、ソーヤーを拷問するサイード。しかし、ソーヤーは拷問にも楽勝だとうそぶき、うめき声をあげながらも我慢する。その後観念したソーヤーは、ケイトになら話すという。
キスをしたら話すというソーヤーに、仕方なくケイトは顔を近づける。しかし、キスのあとで、もってないというソーヤー。私もそうだろうと思っていた。悪ぶっているだけなのだ。
事実を知ったサイードは、ソーヤーが島から出たくなくて、そういう行動にでて、無線もこわし自分も襲ったと思いこみ、ソーヤーに襲いかかる。持っていたナイフがソーヤーの腕を傷つけ、動脈を切ってしまう。治療するジャックに死なせろというソーヤー。

手当てを終えたソーヤーに、ケイトが話をする。あの手紙はあなたが書いたと。それを聞いてソーヤーは自分の過去を打ち明ける。両親を死に追いやった男へ復讐心をもちながらも、自ら借金をつくり、金持ち夫婦をだまそうと詐欺の人生を歩んでしまっていたこと、自分もその男のようになっていたことを。そして、ソーヤーというのは、その男の名前だったのだ。彼の本名は何?

サンは、シャノンの喘息にはユーカリの葉が効くと思い、マイケルに集めてもらった葉を、シャノンにかがせたり、胸にぬる。なぜ、ジンに頼まずマイケルに頼んだかはナゾです。そして、マイケルと話しているところを見られてジンに文句をいわれても無視する。だんだん強気になるサン、頼もしいです(^^)。

サイードは、自分がしないと誓ったことをしてしまったので、ここにはいられないといって、出て行く。海岸線を歩いて島の地図をつくるという。ケイトにまた会おうといって、去っていく。

ますます面白くなってきた。ソーヤーは、これからも悪役をつづけるのだろうか。これからの彼にとても興味がある。


「孤独の人」

自分の行為を恥じ、地図を作るべく海岸線を移動していたサイードは、ビーチでワイヤを見つける。救難信号と関係があるかもしれないと、そのワイヤをたどっていくが、罠にかかってしまう。サイードが気がつくと、そこには女性がいた。いきなり、「アレックスはどこ?」と聞かれる。
ベッドに縛り付けられて身動きできないサイード。この女性一人でサイードを運んだことに疑問があるけれど、ジャングルで相当鍛えられたに違いない。サイードの持ち物を調べた彼女は、サイードがときどき見つめていた写真の女性について尋ねる。サイードの過去が少し明らかになる。

写真の女性はナディア。共和国防衛隊の兵士だったサイードが取り調べた女性だが、昔のクラスメイトだった。お互いなんらかの感情があったようだ。留置所(?)に、ひそかに食べ物を差し入れるサイード。しかし、ナディアへの射殺命令がでたので、彼女を逃す寸前、上司に見つかってしまう。サイードは彼女と自分のために、上司を殺し、自分の足を撃ち、ナディアを逃がそうとした。そのとき、ナディアが自分の写真をサイードに渡したのだ。サイードが必死に助けようとしたものの、彼女はその後死んだらしい。

サイードの過去もとてもつらいものだった。このドラマにでてくる人たちの過去はみんな暗くて、切ない。もう少し明るい話題はないのかと思っていたら、ほかのメンバーが、楽しいひと時を過ごしていて、珍しく和める展開だった。

乗客の荷物からゴルフ道具を見つけたハーリーは、手づくりのゴルフコースをつくり、みんなを誘う。生き延びるためには、気晴らしも必要だということを、さりげなく教えたのだ。ハーリーのプランに微笑むメンバー。みんなで、ゴルフを楽しんでいる時に、驚いたことに、あのソーヤーまでやってくる。あと一打で優勝が決まるジャックに、入らないほうに日焼け止めと懐中電灯を賭けると口にする。一瞬冷たい空気が流れるが、ケイトの「乗ったわ」という声に、みんなもソーヤーを歓迎して、和やかな雰囲気に。ソーヤーが、みんなとうまくやっていこうと決意したことはいいことだ。ケイトの優しさがソーヤーの心を変えたのだと思う。

サイードを捕らえた女性はダニエル。救難信号を出していた女性だった。サイードの話を聞いて、ダニエルは次第に心を開き、サイードが、彼女が大切にしていたオルゴールを直してやったこともあり、何故、ここにいるかを話し始める。

科学者でロバートという男の人と、タヒチから出航して遭難したらしい。
でも、彼女の話は不気味だ。彼ら、黒い岩、草のなかからささやく声。そして「怪物なんていない」。

一緒にみんなのところに行こうとサイードが誘っても、彼女は首をふる。そして、「用心して」とサイードを送りだす。アレックスは自分の息子だといったダニエル。私もアレックスがどこに行ったのか知りたい。サイードを殴ったのはアレックスなのかな?彼女の話で謎がもっと深まり、今後の展開がものすごく気になる。

ジャングルを行くサイードの耳に、風の音にまじって、かすかなささやき声が聞こえてくる…。
それは、本当に人間の声なのだろうか…。それとも錯覚?
by mint-de | 2007-09-20 15:28 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 4~6話

「運命」

夜、突然犬が吠え始めた。機体になにかいるらしい。ジャックたちが明かりをかざすと、目が光った。そして唸り声。飛び出してきたのは、イノシシだった。
このまま、遺体を機内に置いたままだと腐敗が進む。動物に食べられないようにするには、遺体を燃やすしかない。ジャックの火葬の提案に、サイードは「焼くのはひどすぎる」。
私たち日本人は火葬があたりまえだけど、彼らにはものすごく抵抗があるようだ。習慣の違いを実感。

食料をえるために、ロックはイノシシ狩りを提案する。何故かロックは大量のナイフを所持していた。ロックに同行するケイトを心配するジャック。同じく同行するマイケルは息子のウォルトをサンに頼む。サンは英語を話さないけれど、理解はできるらしい。でも、少しくらい英語を話せてもいいんじゃない? 逆に不自然な感じがする。

そして、ロックさんは、何者?どうも、放浪旅行と称して狩りをする計画だったようだ。だから大量のナイフを所持していたのだ。そして、驚いたことに彼は、足が不自由で車椅子の生活をしていたのだ。しかし墜落のショックで、足が動くようになったらしい。そんなことが現実に起きるのか、ものすごく不思議。

シャノンは、兄にカードで魚は買えないと嫌味をいわれ、なんとか魚をとろうと、チャーリーに釣りが出来るか尋ねる。思わず得意だといってしまうチャーリー。しかし、全然できず、ハーリーに助けてもらうことに。二人で魚を突く姿は微笑ましくて、とてもお腹をすかせている人たちには見えない。

イノシシ狩りに出かけた3人は、逆にイノシシに襲われ、マイケルが怪我をする。それでも、ロックは、さらに狩りを続ける。

夫を亡くしたローズが、なにも口にしないのを心配して、ジャックはそばに行く。ローズはただ海を見続けるだけ。何もいわないローズにジャックは「つきあいます」といって、彼もじっと海を見ている。そんなジャックに次第に心を開いていくローズ。
「優しくて、辛抱強くて世話好き」で、あなたは医者に向いているとジャックにいうローズ。ジャックの家は代々医者だったそう。ジャックはなかなか魅力的な男だ。
遺体と機体を燃やしながら、亡くなった人たちの追悼式をやるので、ジャックはローズを誘う。ローズは、夫は死んでいないと思っている。機体がもげて、どこか別の場所で生きていると思っているらしい。そして、その言葉を聞いたジャックがふと木を見ると、誰かが立っている。それは、幻?

ロックは怪物に襲われて死んだと、ケイトがジャックに告げたときも、また、ジャックの目に人の影が。思わず木の下までかけていくと、そこから出てきたのは、イノシシを引きずったロックだった。

夜、機体を焼く炎の下で、クレアが亡くなった人たちの名を読み上げ、彼らに思いをはせる。
そして、ジャックは一人その式には加わらず、暗い海を見続けている。


「責任」


ジャックが見た幻影は父の幻だった。父の棺と飛行機に乗っていて事故に遭ったのだ。
子ども時代に、父親から「失敗を受け止める素質がない」と言われていたことから察すると、父親とはあまりいい関係ではなかったようだ。
でも、その自信に満ちた父も何かのきっかけで挫折したらしい。最後は、酒に溺れ心筋梗塞で亡くなったのだ。

ジャックは、潮に流された女性を救おうと海に飛び込んだものの、助けたのは同じように救おうとして逆に溺れていたブーンだけ。「助けて」と叫ぶ女性を救うことはできなかった。失敗を恐れて、最初から救おうとしなかったのかもしれない。ジャックが海を見ると、またしても幻が見える。

サンは、助けはすぐにこないのだから、手伝うために、皆とつきあうようにジンにいうが、ジンは拒否する。
ペットボトルの水が残り少なくなったため、チャーリーとハーリーは配給制にして、あとはジャックが決めてと相談にくるが、ジャックは、父の言葉がトラウマになっていて、「決めない」と叫んでしまう。
そして、女性を助けなかったことを非難するブーンの背後にまたしても父の幻が…。思わず駆け出すジャック。しかし、追っている途中でがけ下に落ち、必死に木につかまる。

クレアが倒れた。チャーリーが水を飲ませようとして、一か所に集めていた水がなくなっていることに気付く。
パニックになるのをおそれたロックは、みずから水を探してくるといって、ジャングルへ。イノシシを捕まえたり、水探しのコツがわかっているロックさん、とても車椅子の生活をしていた人とは思えない。

チャーリーは優しい。クレアをいたわり、なけなしの自分の水をクレアに渡す。そして自分はみなの面倒を増やすだけと、気落ちするクレアを励ます。

ロックに助けられたジャックは、幻の話を打ち明ける。ロックはこの島の不思議な力を信じ、「島の目を見た」「美しかった」と話す。ものすごく謎である。ロックの足を直したのも島の力なのか。幻は生き返ったのか?
リーダーになるために、幻とケリをつけろというロック。

水を持ち出したのはブーンだった。水を管理していただけだと言い訳をする。

ジャックが物音に導かれて、松明を手に夜の闇を進んでいくと、そこには水が流れていた。そして、そばには飛行機の一部の残骸があり、なんと遺体のない棺も落ちていたのだ。墓に入れないジャックの父は、幽霊となってあちこちさまよっているのだろうか? 
父の幻影と決別するために、棺を壊すジャック。

みなのもとに戻ったジャックは、助けを待つのはよそうと、呼びかける。死なないために協力して力をあわせようと。
リーダーとしてのジャックの誕生だ。「失敗を受け止める素質がない」といった父の言葉からの脱却だった。

「閉ざされた心」

ジャックとケイトが谷に水をくみに行く準備をしながら、楽しそうに話しているのを見つめるサン。そしてサンは、捕った魚を木にたたきつけるジンを少しきつい表情で見る。
これまで見てきて、サンはジンに対して冷ややかな感じがしていたが、やはり、理由があった。

今回のフラッシュバックはサンとジン。サンはお嬢様で、ジンはウエイターだった。サンは駆け落ちをしようと思っていたようだが、ジンは、サンの父親の許可をもらって結婚しようとしていた。そして、ジンが父親の下で働くことで、父の許可がおりたようだが、その仕事はかなりアブナイ仕事だったらしい。
結婚後、血を浴びて帰ってくるジン。ジン役の俳優さんは、日本の仁侠映画にでてきそうな感じだ。こういう役にピッタリで、このフラッシュバックのシーンは思いっきり韓国映画みたいだった。しかし、サンはそんなジンに距離感を抱いてしまったようで、シドニーの空港でジンのもとから姿を消す計画を立てていた。だが決行する日に、迷いがあったためそれができず、結局、墜落した飛行機に夫とともに乗ってしまったのだ。
サンは、空港から逃げ出さなかった自分を後悔しているのかもしれない。

ジンが、いきなりマイケルになぐりかかる。サイードらが止めにはいり、ジンを手錠でつなぐ。英語を喋らないので、どうしてなぐったのか誰にもわからない。

ジャック、ケイト、チャーリー、ロックの4人が水場に出かける。でも48人分の水を持ってくるのに、なんで4人だけなのだろう。とても持ちきれないと思うけれど。
チャーリーが隠れてクスリを吸おうとしたら、なんとそこは蜂の巣の上。ロックの指示でなんとか危機を脱する。
そして、ジャックたちは、水の流れるそばに古い遺体を発見する。洞窟、日をさえぎる木があることから、住むには格好の場所だと、提案するジャック。ケイトは乗り気ではない。

ロックはチャーリーが活動していたバンドを知っていた。喜ぶチャーリー。
そのあとで、ロックはチャーリーのクスリをやめさせようとする。クスリと引き換えに、崖にひっかかっているチャーリーのギターを指差す。

ジャックは洞窟の話をサイードにするが、サイードは「おれ達に相談なしで自分の国をつくるのか」。この言葉は、アメリカとイラクの関係そのもの。
サイードは、発見されることが重要なので、洞窟に行くのは自殺行為だと反対する。マイケルも船を見逃したくないという。
私の意見はこうだ(笑)。日差しの強い浜辺より、住むにはやはり洞窟がいい。浜辺に、残骸にでも大きくSOSの文字や洞窟の地図のようなものを書けばいいんじゃない。

ソーヤーはケイトにどっちに行くか尋ねる。医者とアラブ人、どっちを選ぶかと。ソーヤー自身迷っているようだ。

サンがマイケルに何故ジンが襲ったのか英語で話す。驚くマイケル。私もビックリ。でも、ジンに英語が話せることは内緒なのだ。そういう関係ではこれからが大変だろうと思うけれど、サンはこのままでやっていくつもりらしい。でも、ここでは何もできないんだから、ジンの知らない部分をだしてもいいと思うけれど。そんなにジンが怖いのか?
マイケルがしていた拾った時計は、サンの父のものだったのだ。それを盗んだと思ったジン。

夜、ジャックたちは洞窟へ移動する。
ウォルトは父マイケルに誕生日を聞く。少しずつ父に心を開いていくウォルト。
それぞれが、浜辺で、洞窟のそばで、静かに夜の闇を見つめている。
by mint-de | 2007-09-20 15:09 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 1~3話

2005年のエミー賞で作品賞をはじめ数々の賞を受賞した話題のドラマ。CS放送のAXNで今月から始まった。
太平洋の無人島に飛行機が墜落。生き残った48人が極限状態をどう生き延びるのか、その過程が描かれる。なにしろ国や人種の違う人々が、無人島で一緒に暮らすことになるのだから、大変だ。知らない者同士、お互いを徐々に理解していく様子や、本来の人間性が垣間見れて、なかなか面白い。

3回までの放送で以下のことがわかった。シドニーを出発したロサンゼルス行きの飛行機が、なぜか針路を変更して、墜落した。その島ではかつて遭難者が16年も救助を待っていたが、怪物のようなものに殺されていた。衛星で墜落地点がわかると考えていたが、場所を指定しないと衛星はキャッチしないので、彼らはこのままでは、発見されない。

ドラマでは、それぞれの人物が、飛行機に乗っていたときの様子や過去がフラッシュバックで流れて、そこではじめて、その人物がどういう人間かわかるようになっている。いまのところ、ドラッグ中毒のチャーリーとケイトがわかった。他の主な登場人物は、奮闘してけが人の治療にあたる医師のジャック、マイケルとウォルトの黒人親子、優しくてユーモアのあるハーリー、イラク人のサイード、攻撃的なソーヤー、未婚で妊婦のクレア、英語を話せない韓国人のカップル、ジンとサン、仲の悪い兄妹ブーンとシャノン、それに謎の人物ロック。
1回が1日で進んでいくようだが、落ちたわりには服や顔がきれいなことと、疲労感があまり感じられない、身重の妊婦が落ちてもそのままでいられるのが不思議だ、といった気になる点はあるけれど、彼らの生き方がどう描かれるのか、とても興味深い。それと、美しい南の海の風景が気に入った。(2005年11月記)



「墜落」

連続放送が始まったので、感想を書いていなかった1話と2話の感想を書くことにした。1シーズンが終わったあとで最初の回を見ると、とても新鮮な感じがする。みんな、まだ普通の服を着ていて都会の匂いがする(笑)。そして、それぞれのキャラが実に端的に表現されていることに驚いた。

ジャックは最初からリーダーのように精力的に動き、ケイトはジャックの手助けをしている。サイード、チャーリーも最初からよく働いているし、ブーンも人工呼吸をして人助けをしている。シャノンはもちろんワガママ。ハーリーも妊婦のクレアに食べ物を多くやり、とても優しい。一番驚いたのがロックさん。みかんを口に含んでケイトを笑わせようとしたり、雨を、両手を広げて嬉々として浴び、すでにこの島の生活を楽しんでいる様子。彼には、これから始まることがわかっていたのだろうか。

ジャックは森の中で気がついた。駆け出した先には、海が広がっている。悲鳴に目をやると、バラバラになった機体、泣き叫ぶ人、怪我をして動けない人、放心状態の人、まるで地獄絵のようなビーチ。医師であるジャックは手当てをして指示をだし、精力的に動き回る。ジャックは自分も背中に怪我をしていたので、通りかかった女性ケイトに背中を縫ってもらう。素人が普通の縫い針で背中を縫うなんてとてもできそうにないが、ケイトはそんなことにビビッたりはしない(^^)。

ジャックは手術中に失敗しそうになって恐怖を味わった話をする。5秒間だけ恐怖に身を任せる、そうすると落ち着くと。ケイトは自分だったら逃げていたと話すが、ジャックは逃げずに縫っているとケイトを励ます。この時点ですでに、ケイトは「逃げる女」を公言していたわけですね(笑)。

夜、暗闇のなかで何かが動く。その不気味さに生存者たちは不安になる。ケイトが墜落するときに見た煙の場所へ行けば、機首が見つかるかもしれない、そこで無線機を手にできれば交信が可能になるので、ジャックと、ケイト、チャーリーがでかけて行く。

機首はやはりそこにあった。操縦室にたどりつくと、なんとパイロットが意識を取り戻す。そして、パイロットは謎めいた話をする。離陸して6時間後に無線が途絶えた、フィジーに引き返そうとしたが乱気流に遭遇したときには大きく針路をそれていたと…。そのとき、またなにものかの気配がする。窓から身を乗り出したパイロットは、そのまま引きずられてしまう。飛び散る血。三人は慌てて一目散に逃げる。このパイロットは何を考えていたのか、いまひとつわからない。

はぐれたケイトは、恐怖のなかでジャックから聞いた5秒間の話を思い出して、落ち着きを取り戻す。最初からケイトがジャックにひかれていたことがよくわかるシーンだった。再び一緒になった三人は、木の上のパイロットの死体を見上げる。謎の島での生活が始まった。

今週放送の第3回「眠れぬ夜」では、ケイトが手配犯だったことがわかった。保安官に護送されて飛行機に乗っていたのだ。懸賞金をかけられていた彼女の罪は不明だ(私はとても知りたい)。保安官は破片がつきささり、瀕死の状態。ジャックは抗生剤を使ってなんとかしようとするが、ソーヤーに助からない者に薬を無駄に使うなといわれる。ソーヤーは、保安官を楽にするために、一発しか残っていない弾を保安官に向ける。しかし、心臓にはあたらず、かえって保安官を苦しませることになる。

無線で得た16年も救助がこなかったという事実をみなに話すことは、希望を奪うことになるので、黙っていようというサイード。彼は、食料や水を工面し、3つのグループをつくり、リーダーを決めようと提案するなど、頼もしい人間だ。
ロックは、行方不明だったウォルトの犬を見つける。息子との関係をうまくいかせるために、マイケルが見つけたことにすればいいと、マイケルに犬の居場所を教える。寡黙なロックさん、結構ちゃんと見ている。

ケイトは、自分が手配犯だと知ってしまったジャックに、事実を話そうとする。しかしジャックは、3日前に死んだようなものなのだから、過去のことは関係ない。やり直そうというのだった。ジャックは、いまのところ、ものすごくいい人だ。助かりそうもない保安官をなんとかしようと懸命になるし、ケイトにも優しい。彼が本当はどんな人間なのか興味津々。


「SOS」

チャーリーはドラッグ中毒だった。我慢できなくなって飛行機のトイレでも吸っていた。怪しんだ乗務員がトビラをノックしたとき、飛行機が激しく揺れ始める。慌てて席に戻り、酸素マスクをするチャーリー。そうしてチャーリーは、墜落した飛行機の生存者になったのだ。

ウォルトは、犬のビンセントを探している途中、手錠を見つける。その手錠をサイードがしていたものと決め付けるソーヤー。ソーヤーは、とにかく何か騒ぎを起こしたいように見える。証拠もないのに殴りかかるなんて…。ジャックが止めに入り、その場は収まる。サイードはジャックから無線機を受け取り、修理を始める。ソーヤーに「ブタ」呼ばわりされたハーリーは、サイードが湾岸戦争で戦ったことを知る。イラク軍だったと知り、絶句。私はイラク人という設定が気に入った。サイードがどう描かれるのかも興味深い。いろんな人種が島で暮らす、その彼らがどうわかりあえるのか、心理描写も気になるところだ。

無線機が使えるか試すためには、高地がいいということになり、サイード、ケイト、チャーリー、ブーン、そして兄から役立たずの烙印を押されているシャノンも意地でついていく。その様子を見たソーヤーも加わる。かなり急な崖をのぼり高いところをめざす一行。歩き続ける皆のあとから、何かの気配がする。皆は一目散に逃げるが、ソーヤーはそのままで、なんと銃を取り出し、獣めがけて撃ちまくる。そして、倒れた獣を見て、皆が驚く。それはシロクマだったのだ。南の島のはずなのに…。

ソーヤーの銃は保安官のものだった。ケイトの顔が曇る。ケイトこそ、手錠をされて保安官に護送されていた容疑者だったのだ。墜落で、保安官は破片が身体に刺さり瀕死の状態だった。ケイトが思い出しているところへ、ソーヤーがやってくる。「あんたを知っている」と…。

ジャックは保安官の身体の破片を取り除くためにハーリーを助手にして治療に懸命だが、ハーリーは大量の血を見て気を失ってしまう。体と心の大きさは比例しないようです(笑)。ジンは英語を話せないものの、貝をとって皆に配り始める。妻には厳しいが、優しい一面をもっていた。クレアは最初はノーサンキューという態度だったが、思い切って口にする。そうすると、なんと今までなかった胎動がある。喜ぶクレア。おなかを触らされるジンの表情がおかしい。

無線機を試す場所にでた。皆が見つめるなか、無線機に反応があった。それはフランス語。シャノンが渋々翻訳を引き受ける。「助けて、他の人たちはアレに殺された」。16年間も救難信号を出し続けていたらしい。この島は一体どういう島なのだ?                                    
by mint-de | 2007-09-20 14:56 | 海外ドラマ(LOST)