碧草の風

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カテゴリ:日本のドラマ( 48 )

いつか陽のあたる場所で 第9回

「名乗れない母親」

アヤは、妹からの電話で、息子の朋樹が児童養護施設に入っていると知らされる。夫の両親が体を壊して朋樹を育てられなくなったのだ。
自分が息子の人生に関わらないことが、息子のためだと思っているアヤだったが、施設に入っていると聞くと心配になり、施設に電話をしてしまう。
電話を受けた園長は、親せきと名乗ったアヤが母親だと察し、朋樹は両親は事故で亡くなったと聞かされており、母親のことも覚えていないと話す。

アヤの家を訪ねたハコは、朋樹のことを知り、息子に会いたいという気持ちを必死におさえているアヤのために、あることを思いつく。パンが好きな朋樹のために、アヤがパンをつくって施設に届けるのだ。ハコは、アヤが働いていたパン屋の主人に頭を下げ、場所を貸してもらう。アヤはハコとパンをつくり、施設へ。

園長は、パンをプレゼントしてくれるボランティアとして、二人を紹介する。
アヤは、何人もいる子どもたちのなかからすぐに朋樹を見つける。おいしそうにパンを頬張る息子の姿を、ただじっと見つめるアヤ。朋樹は母親を覚えていないはずだったが、朋樹が描いた絵を見て、アヤは驚く。その絵には、アヤが買ってやった恐竜がプリントされた服を着た朋樹と母親が描かれていたのだ。
二人が帰るとき、朋樹は駆けてきてその絵をアヤにプレゼントした。朋樹は、アヤに何かを感じたのかもしれない。

尚之は、妙子にハコのことを妻に話すと告げる。今までは、姉の事実から逃げていただけだと気づいたのだ。尚之の決断にも、妙子の気持ちは変わらないのだった。

ハコとアヤは、ハコの家で夕食を一緒に作り食事を楽しむ。ハコは、いつか二人のお店をもちたいと、夢の家を描いてみせる。それを見て笑みを浮かべていたアヤだったが、翌日の朝、アヤは別れのメモを残して去っていった。

息子に母親だと名乗れないアヤは、本当に可哀想だ。確かに、父親を母親に殺された子どもにとって、目の前に母親が現れても困惑するだけだろう。子どもは事実を知らないほうがいいのかもしれない。でも、はたしてそれでいいのだろうかという気もする。難しい問題だね。
アヤは、どうしてハコになにもいわずに去っていったのだろう。ハコの今後を考えて、自分は邪魔だと思ったのかな。それも寂しいね。
by mint-de | 2013-03-06 21:11 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第8回

「また会う日まで」

アヤのもとに、妹から父親が漁に出て事故に遭ったという連絡が入る。アヤの罪を知っている故郷の人々の前に姿を見せることは、アヤにとってはとてもつらいことだ。ハコはアヤの気持ちを思い、一緒に富山に行くことにする。
意識のなかった父親だったが、アヤがかけつけると目を開け、一生罪を償なって生きていくようにと話し、でもつらいときは自分が見守っていることを忘れるな、娘二人の親でよかった、ありがとうといって息を引き取る。悲しみにくれるアヤだったが、母親になった妹は子を守ろうとしたアヤの気持ちはわかるといい、自分はなんとかやっていけるという。後を妹に頼んだアヤは、仕事を励みに前向きに生きようと、改めて決意する。しかし、アヤのその気持ちはあっという間に吹き飛ばされてしまう。アヤの犯罪を知ったパン屋の主人から、やめてほしいといわれてしまったのだ。

ハコは、岩瀬と再び会い、悩んだ岩瀬から支えたいという言葉を聞く。驚くハコに、アメリカ行きをやめるとまで言い出す岩瀬。しかし、ハコは、パフォーマンスの芸を磨いてほしいといって、アメリカ行きをすすめる。お互いに頑張ることと、またいつか会うことを約束して別れる二人。

ハコのことを知った大石は、「小森屋」に和菓子を買いにやってきて、妙子と話をする。
出所したハコが一人で暮らしていることに疑問をもつ大石は、子どもを守る以上に守るものがあるのかと妙子に問う。答えられない妙子。
家に帰った大石は、ハコの姿を見ると煮物を渡し、下ばかり見るな、上を向けと励ましの言葉をかけるのだった。

アヤはこれからどうするのだろう。驚いたパン屋の主人の気持ちはわかるけれど、もう少しアヤに理解があってもよかったのにね。あれだけ優しい言葉をかけていたのに、意外と冷たいね。
岩瀬クンは、いい決断をしたと思う。アメリカ行きをやめることはないと思うので、ハコの対応は正解だと思う。お互いに成長してまた会えるといいね。
大石さん、いい人だ!
ハコの事件から逃げているだけと思いだした尚之は、ちゃんと物事をとらえようとしているのだと思う。母親の妙子は、いつ気付くのだろう。
ハコのペットの服を注文してくるハナミズキというのは、もしかして妙子かも?
by mint-de | 2013-02-27 15:02 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第7回

「闇からの訪問者」

ハコの家に、尚之が結婚式の写真を持って訪ねてくる。家族の幸せそうな写真を見て、ハコは素直に喜ぶ。尚之は、ハコに小森谷には関わらないでほしいと念を押しながらも、祝電のお礼をいって帰っていった。

アヤは、刑務所で一緒だった香江子を見かける。過去を知る者とは会いたくなかったが、偶然、彼女がスリをする現場を目撃してしまい、思わず止めに入る。アヤを前に香江子は、格好のカモとばかりにアヤを脅して金をせびる。「人殺し」の過去をばらされたくないアヤは、金を渡してしまう。
ハコは、香江子が強引にアヤの部屋に入ったことを知り、アヤのもとへ駆け付ける。そして、なんとか前を向いて生きていこうとしている自分たちに関わらないでほしいと、香江子に頭を下げる。香江子は、ハコの懸命な態度に心を動かされたのか、部屋からでていく。

町のお祭りの日、パン屋の出店にいたアヤは、香江子から町を出ていくことにしたと聞かされる。しかし、アヤと一緒にいた香江子を見たセツが、財布を盗んだ女が香江子だと気づいた。逃げる香江子を、巡査とハコと会っていた岩瀬が追いかける。捕まった香江子を見つめるハコとアヤ。
香江子は、悔し紛れに二人が前科者であることをばらしてしまう。驚く大石夫婦と岩瀬。

ハコは、岩瀬に過去のことを話すつもりでいた。しかし、先輩の誘いでアメリカに行くことにしたという岩瀬の言葉を聞いて、いう機会を失ってしまったのだ。アメリカから帰るまで待っていてほしいといっていた岩瀬だったが、ハコの過去を知ってしまった岩瀬は、何もいえないでいる。ハコは、大切な人だったから正直にいえなかったと話すしかなかった。

こんな風に二人の過去がわかってしまうなんて、ちょっと酷な気がする。出所しても、その後の人生は本当に大変だと思う。周囲の理解と本人の努力しかないと思うけれど、香江子のような人のほうが多いのかもしれない。
岩瀬クンも、ショックだろう。アメリカにいく彼は、ハコとの関係をどうするつもりだろう。ハコを見守っていてほしいけれどね。
尚之の心は、少しずつ変化してきているようだ。母親の妙子の気持ちも変わってほしいもの。
by mint-de | 2013-02-20 20:35 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第6回

「幸福になる資格」

ハコはペットショップで働くことになり、自分で作ったペット用の服が認められ服も作ることに。
大道芸の大会で岩瀬のパフォーマンスを見たハコは、自分の希望に向かって芸を磨いている岩瀬に自分はふさわしくないという思いが強くなる。正直に自分の過去を話して楽になりたいと思いつつも、嫌われて岩瀬を失うのも怖いと迷うハコ。

アヤは、パン屋にハムパンだけを買いにくる妙な客、佐伯と話すようになる。
佐伯は、ハコがペットの服を作れると知ると、アヤと一緒に家に来て犬のサイズを計ってほしいと頼む。ハコとアヤが佐伯の家を訪れると9歳の娘がいた。佐伯は妻を亡くしていたのだ。
アヤは食事作りを手伝い、4人で食事をすることに。食事中、アヤは、父と娘の好意的な態度に、思わず老人ホームのボランティアを忘れていたとウソをついて、席を立ってしまう。アヤは自分への佐伯の気持ちを知り、これ以上親しくはなれないと思ったのだ。

そのまま老人ホームに向かったアヤは、そこで幸子の娘が幸子に怒鳴っている声を聞いてしまう。
姉を殺したのはお母さんだとわめく娘。アヤは、そんな幸子を気遣う。
その幸子がホームからいなくなる。偶然、ハコと岩瀬がいた場所に幸子が現れ、連絡を受けたアヤが駆け付ける。
幸子の娘は夫からDVを受けて亡くなっていた。幸子は、娘のDV被害を知っていたが、結婚には我慢が必要だといってきた。そのせいで、娘を死なせてしまったことをずっと後悔していたのだ。
その話を聞いたアヤは、もう十分苦しんだ、娘さんもわかってくれるはず、悔やむより、今できることをしてと慰める。

その後、アヤは佐伯から結婚を前提に付き合ってほしいといわれる。自分は人を幸せにはできないと断るアヤ。佐伯は落胆しながらも、アヤの笑顔で幸せになれたと去っていく。
ハコは、アヤの笑顔は他人を幸せな気持ちにする、その笑顔を自分のために使ってもいいのではないかというが、アヤは、人を殺した自分にはそんな資格はないと思っているようだった。

ハコは、岩瀬のどんなことを聞いても受け止めたいという言葉に勇気をもらったのか、岩瀬に自分の過去を話す決意をする。

ハコは、やっと話す気持ちになったようだ。岩瀬クンはどんな反応をするのだろう?
この流れだと、理解してくれそうだけれど、普通はひいてしまうだろうな。
幸子さんの話を聞いていて思うのは、妙子とはかなり違う親だということ。幸子の娘が亡くなったのは夫のせいだけれど、幸子は自分が悪かったと思っている。でも、妙子はハコの罪について、自責の念はないようだ。ここまで無視できる親も珍しい。
アヤの覚悟は理解できるけれど、この先もずっとこういう人生だと、とても孤独だろうな。
by mint-de | 2013-02-13 15:04 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第5回

「弟に贈る言葉」

ハコは、岩瀬の好きだという告白に戸惑う。自分の過去を考えて、付き合えないと断るハコ。
岩瀬は、パフォーマンスを楽しんでくれるハコの友達としてならどうかと聞く。
そこまでいってくれる岩瀬に、ハコは頷くのだった。

アヤの父、文彦が富山からやってきた。アヤのごめんねという電話を聞いて、心配になったのだ。
突然やってきたので、仕事があるアヤに代わってハコが東京見物の案内役に。
ハコは、文彦の自分だけは味方でいたいというアヤを思う優しい気持ちに触れ、思わず自分が刑務所でアヤと出会い、自分は家族から縁をきられたという話をしてしまう。
ハコの言葉に、文彦は「離れていても一生会えなくとも家族は家族」といい、漁でしけにあったときは、家族のことを思うことでがんばれたと話す。
文彦が帰る日は、アヤのボランティアがあったので、ハコが駅に見送りにいくことに。男手ひとつで育ててくれた父に、苦労をかけさせてしまっているという思いがあるアヤには、父を笑顔で見送れる自信がなかったのだ。
アヤは、その話をケアハウスの幸子にする。幸子は、アヤをバカといい、親の前では正直になれ泣いていいんだと諭す。
アヤは駅へ急ぎ、自分は大丈夫だけれどつらいときは帰っていいかと文彦に聞く。頷く文彦。

その帰り、ハコは父の墓前で謝り、いつか家族にわかってもらえる日がくると思っていいだろうかと墓の前でいうのだった。そのとき、妙子も墓の近くにきていて、ハコの言葉を聞いていた。

尚之の結婚式の日。ハコは、ぬいぐるみのリリーの名で祝電を出した。
姉として、大切な弟の幸せを願って、日々の暮らしを大事にしてほしいと精一杯の気持ちを言葉に込めた。
ハコの気持ちは、尚之と妙子に伝わったのだろうか。

アヤのお父さんは、娘が苦しんでいるときに気付いてやれなかったという思いもあって、アヤの味方でいようとしているんだね。父はストレートに自分の気持ちを表しているけれど、アヤはなかなか正直になれない。
自分が悪いのに優しくされると、確かに居心地が悪いような気になるからアヤの気持ちはわかるな。
それにしても、いいお父さんだね。
それに比べると、ハコの母と弟は冷たいな。この先、二人は変わってくるのかな?
ハコは、岩瀬に自分の過去を話さざるを得なくなるんだろうな。このままじゃ、岩瀬クンが可哀想。
岩瀬ならハコの過去を許してくれそうな気がするけれど、どうなんだろう。
by mint-de | 2013-02-06 15:39 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第4回

「故郷からの伝言」

アヤが商店街の福引で神戸旅行を当てた。ハコとアヤは、神戸で楽しい時間を過ごす。
そこでアヤは、偶然、高校時代の同級生倉本と会い、三人で食事をすることになる。
倉本を好きだったと明るく話すアヤ。倉本はずっと何気ない風をよそおっていたが、別れ際に「故郷には帰るな」とアヤにいう。
アヤの事件で実家の父親はつらい目にあっている、でも一人じっと耐えて漁師の仕事をしている、アヤの子どもは幼稚園をかえざるをえなくなったと話す。それでも、アヤの子はやさしい子に育っているという倉本の話をじっと聞くアヤ。

谷中に戻ったアヤのもとに父から荷物が届く。故郷の菓子や魚を送ってくれたのだ。「いつでも帰ってきなさい」という手紙を読むアヤ。
アヤはその菓子をもってケアハウスへいき、幸子の部屋を訪れる。親孝行ができないというアヤの言葉に、幸子は生きているだけでいい、親より先に死なないことが親孝行だと話す。幸子は、自分のせいで娘は死んでしまったのだという。
幸子の話を聞いたアヤは、父親に電話をする。つらいことはないかと優しく話しかける父親の言葉に、アヤは「ごめんね」というのが精一杯だった。

ハコは、マッサージの治療院で院長から体を触られる。アヤに相談して辞めたほうがいいといわれ、やっと見つけた仕事だったが辞める決意をする。そんなとき、叔母の雪江が訪ねてくる。
雪江はハコと同じように小森谷のなかでは劣等感を抱いて生活していたので、ハコの気持ちがよく理解できるという。自分の美容院で仕事をしないかといってくれる雪江に、ハコはありがたいが甘えられない、一人でちゃんとやってみると仕事の話を断るのだった。

治療院にでかけたハコは、院長に辞めるからいままでのバイト代をくださいという。しかし、ハコの態度に怒った院長は金は払わない、何の経歴もなく陰気なハコを雇ってくれるところなんてないだろうとまでいうのだった。ハコのピンチに、突然現れた岩瀬が院長をパンチ(^^)
岩瀬はハコのもう会えないという電話に納得できず、治療院を訪ねてきたのだった。怒りにまかせて院長が放った札を拾うハコと岩瀬。
岩瀬は、自分の技を喜んで見てくれたハコの笑顔が忘れられない、好きだと告白する。
岩瀬の気持ちに、ハコの心は揺れるのだった。

アヤの父親は、ハコの母とは正反対。じっと耐えて、娘のことを案じている。アヤと父との電話のやり取りにジーンとなった。
人は、たった一人でも味方になってくれる人がいれば生きていけるんだろうね。アヤにはこういう父がいたから、誰も頼る人がいないハコの友達になりたいと思ったのかもしれない。
by mint-de | 2013-01-30 15:07 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第3回

「一番会いたい人」

ハコは、マッサージの治療院で働けることになった。前へ進む一歩になると喜ぶハコとアヤ。
アヤがボランティアをしている老人ホームで予定されていた歌謡ショーが中止になったと聞いたハコは、代わりにパフォーマーの岩瀬のショーを提案する。岩瀬の快諾を得て、当日、老人ホームで岩瀬のマジックを見るハコ。人と関わらず恋もしないと決意したハコだが、岩瀬の姿に複雑な思いを抱く。

そのハコにある老婦人が近づいてくる。認知症の彼女は、ハコを疎遠になった娘だと思い込んでしまったのだ。彼女は、娘の結婚を許せなかったばかりに、娘から拒絶されてしまった母親だった。許しを求める老婦人の言葉に同情したハコは、思わず彼女の娘としてお母さんが母親で幸せだったといってしまう。
その後、大石に会ったハコは母親の妙子と谷中で会ったと聞き、駆け出していく。しかし、母親の姿はどこにもなかった。あの老婦人のように、自分の気持ちを打ち明ければ母も少しは理解してくれるかもしれない、そして母に会いたいという気持ちが募ったハコは、実家にでかけていく。

公園でハコは許しを請い、まっとうに生きるように努力するというが、妙子の答えは冷たいものだった。世間に恥をさらすようなことはするな、弟や店の名を汚すようなことはするな、もう自分の娘だとは思わないと言い放つのだった。その言葉に、思わずハコはずっとほめられたかった、でもほめられなかったから男に走ったといってしまう。それを聞いた妙子は愛情をもって育てたのに、裏切ったのはハコだという。そして、自分を生んで幸せだと思ったことがあるかと聞くハコの問いには答えず、妙子は去ってしまう。今まで生きてきていえなかった思いを母にぶつけたハコだが、母の答えは悲しみを深めるばかりだった。

谷中に帰ったハコは、大石からアジのなめろうをもらう。一人でなめろうを味わうハコ。そのおいしさに、ささやかな優しさが胸にしみるハコだった。

妙子の態度は、どうなんだろう。自分が愛情をかけて育てたんだからちゃんと育つべきだって思うのは、ちょっと違うよなあって思う。それだけで子育てができたら簡単だよね。親も試行錯誤しながら子どもを育て、悩み、傷ついたりする。それでも子どもの味方であり続ける、それが親なんじゃないかな。
ハコがいったお母さんにだけは味方でいてほしかったっていう言葉は、母親のほうからそういうべき言葉なんじゃないかな。この母親じゃ、ハコのほうが可哀想だって思う。
by mint-de | 2013-01-23 15:37 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第2回

「強くなりたい」

動物園で偶然出会ったハコの大学時代の友人まゆみが、DV被害者だとアヤが気付いた。まゆみを何とか助けようとするハコとアヤ。アヤは、まゆみの息子ユウタが自分の息子と同じ年くらいだったせいもあり、その息子のことが気にかかってしょうがない。
父が母に暴力を振るう姿をユウタが見ることによって、どれだけユウタが傷ついているか、子どもは親が考えているより大人だと、まゆみを説得するアヤ。ハコも自分の経験から、母親に抱きしめられることで、子どもは救われるのだとまゆみに伝える。まゆみは、夫の暴力をDVだと思いたくないので、二人の助言がどれだけ伝わったかはわからない。
その後、折り紙を折りながら、ハコは大きな家で一人で暮らすのはさびしいので、アヤに一緒に暮らさないかという。その話をきっぱり断るアヤ。アヤは、殺人という一線を越えた自分の罪を強く自覚していて、他人とは暮らさず一生一人で暮らす決意をしていたのだ。
ハコは、アヤの深い孤独を知ったのだった。

重たいテーマだけれど、コンビニでハコに傘を貸してくれた店員の岩瀬が、パフォーマーを目指し、皆の前で技を披露していたシーンは和めた。ハコも何も考えずに楽しめたといっていたけれど、人って、そういう時間も必要だなって思う。
アヤは、息子を夫の両親に預けたようだ(そういう風に見えた)。そして、会わないことに決めているようだ。
彼女の罪は、ハコよりもとても重い。心を強く持たないと、生きていくのは大変だろうな。
by mint-de | 2013-01-17 16:00 | 日本のドラマ | Trackback

いつか陽のあたる場所で 第1回

「前科ある二人」

先週の火曜日から始まったNHKのドラマ。
乃南アサの原作がもとになっていて、前科ある二人の女の再生が描かれる。
私はそういう人と関わったことはないけれど、もし身近にそういう人がいたなら、自分はどうするだろうとか、何ができるのだろうとか、そういう人たちがその後の人生を生きていくのは、とても大変だろうなあとか、観ながら考えてしまうドラマだ。

小森谷芭子(ハコ)は、老舗の和菓子屋の娘。厳しい母に育てられたが、自分だけ出来が悪く、いつも違う自分になりたいと思っていた。母にほめられた記憶がないハコは、大学生のときに出会った男に、そのままのハコでいいといわれる。家族の中で疎外感を抱いていたハコは、その男に夢中になる。だが、その男はホストクラブのホストで、ハコは貢ぐお金欲しさに昏睡強盗をしてしまう。
逮捕され、懲役7年の刑を終えて出所したハコを迎えたのは、先に出所していた綾香(アヤ)。
アヤは、夫からDVを受けていたが、5年前、子どもを守るために夫を殺してしまった。今は、谷中のパン屋で働いていて、谷中の亡くなった祖母の家で暮らすことになったハコを迎えにきたのだ。
アヤは、お嬢様育ちのハコを心配して、買い物に付き合い、いろいろ世話を焼いてくれる。そんなアヤを見てハコはちゃんと生きようと思うのだった。
そしてハコは、弟、尚之が結婚する相手に姉のことを知られたくないので分籍してくれと言われて涙を流し、家族に捨てられたと思っていたが、尚之が送ってくれた荷物を開け自分が大事にしていたものを触りながら、家族を捨てたのは自分だったのだと気づき、自分の犯した罪と家族に与えてしまった苦しみを思い、改めて後悔するのだった。

一応、刑期満了で出所した人間は罪を償ったことになるはず。でも、ハコの弟や母親は、ハコを許せないでいるようだ。それも世間体を気にして。一番家族の支えが必要なときに、母親も弟も冷たすぎると思う。
それに、分籍しても、いつかはハコの存在はわかってしまうのではないだろうか。もしも後でわかったら、弟の婚約者は最初にいってほしかったって思うだろうな。
他人にはいいにくいいことだけれど、ハコは罪を自覚していても、家族はそのことを認識したくないというところが問題だね。
by mint-de | 2013-01-17 15:58 | 日本のドラマ | Trackback

ダブルフェイス 潜入捜査編

「インファナル・アフェア」を日本のドラマにしたらどんな感じになるんだろうと思い、映画と比べるのはやめようと思いつつ、やっぱり比べて観てしまった私。
西島さんは、トニー・レオンよりクールな感じで、早く警官に戻りたいのに戻れない苦悩を秘めた演技で、暗い雰囲気がとてもよかった。
でも、香川さんは、どうなんだろう?
隠れて携帯を操作するシーンで、香川さんのギョロ目を見ていたら、そんな顔をしていたら目立つだろうと思わず突っ込んでしまった私。二枚目のアンディ・ラウのイメージとはあまりにも違って、アクありすぎ。
そして、ヤクザの親分役の小日向さんは、あまりにも頼りなさすぎ。冷酷な感じが見ようによっては感じられるけれど、なぜキャスティングされたのか私にはナゾである。
と、配役には違和感があったものの、丁寧なつくりで見ごたえがあった。「インファナル・アフェア」の非情感とか無情感の雰囲気もよくでていたと思う。
映画のラストは、トニー・レオンがとても切ないのだが、WOWOWに加入していない私は後編を見ることができない。いつかTBSで放送してくれるのかな?TBSさん、ぜひ放送してくださいね!
by mint-de | 2012-10-16 20:54 | 日本のドラマ