碧草の風

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カテゴリ:日本のドラマ( 50 )

いつか陽のあたる場所で 第1回

「前科ある二人」

先週の火曜日から始まったNHKのドラマ。
乃南アサの原作がもとになっていて、前科ある二人の女の再生が描かれる。
私はそういう人と関わったことはないけれど、もし身近にそういう人がいたなら、自分はどうするだろうとか、何ができるのだろうとか、そういう人たちがその後の人生を生きていくのは、とても大変だろうなあとか、観ながら考えてしまうドラマだ。

小森谷芭子(ハコ)は、老舗の和菓子屋の娘。厳しい母に育てられたが、自分だけ出来が悪く、いつも違う自分になりたいと思っていた。母にほめられた記憶がないハコは、大学生のときに出会った男に、そのままのハコでいいといわれる。家族の中で疎外感を抱いていたハコは、その男に夢中になる。だが、その男はホストクラブのホストで、ハコは貢ぐお金欲しさに昏睡強盗をしてしまう。
逮捕され、懲役7年の刑を終えて出所したハコを迎えたのは、先に出所していた綾香(アヤ)。
アヤは、夫からDVを受けていたが、5年前、子どもを守るために夫を殺してしまった。今は、谷中のパン屋で働いていて、谷中の亡くなった祖母の家で暮らすことになったハコを迎えにきたのだ。
アヤは、お嬢様育ちのハコを心配して、買い物に付き合い、いろいろ世話を焼いてくれる。そんなアヤを見てハコはちゃんと生きようと思うのだった。
そしてハコは、弟、尚之が結婚する相手に姉のことを知られたくないので分籍してくれと言われて涙を流し、家族に捨てられたと思っていたが、尚之が送ってくれた荷物を開け自分が大事にしていたものを触りながら、家族を捨てたのは自分だったのだと気づき、自分の犯した罪と家族に与えてしまった苦しみを思い、改めて後悔するのだった。

一応、刑期満了で出所した人間は罪を償ったことになるはず。でも、ハコの弟や母親は、ハコを許せないでいるようだ。それも世間体を気にして。一番家族の支えが必要なときに、母親も弟も冷たすぎると思う。
それに、分籍しても、いつかはハコの存在はわかってしまうのではないだろうか。もしも後でわかったら、弟の婚約者は最初にいってほしかったって思うだろうな。
他人にはいいにくいいことだけれど、ハコは罪を自覚していても、家族はそのことを認識したくないというところが問題だね。
by mint-de | 2013-01-17 15:58 | 日本のドラマ | Trackback

ダブルフェイス 潜入捜査編

「インファナル・アフェア」を日本のドラマにしたらどんな感じになるんだろうと思い、映画と比べるのはやめようと思いつつ、やっぱり比べて観てしまった私。
西島さんは、トニー・レオンよりクールな感じで、早く警官に戻りたいのに戻れない苦悩を秘めた演技で、暗い雰囲気がとてもよかった。
でも、香川さんは、どうなんだろう?
隠れて携帯を操作するシーンで、香川さんのギョロ目を見ていたら、そんな顔をしていたら目立つだろうと思わず突っ込んでしまった私。二枚目のアンディ・ラウのイメージとはあまりにも違って、アクありすぎ。
そして、ヤクザの親分役の小日向さんは、あまりにも頼りなさすぎ。冷酷な感じが見ようによっては感じられるけれど、なぜキャスティングされたのか私にはナゾである。
と、配役には違和感があったものの、丁寧なつくりで見ごたえがあった。「インファナル・アフェア」の非情感とか無情感の雰囲気もよくでていたと思う。
映画のラストは、トニー・レオンがとても切ないのだが、WOWOWに加入していない私は後編を見ることができない。いつかTBSで放送してくれるのかな?TBSさん、ぜひ放送してくださいね!
by mint-de | 2012-10-16 20:54 | 日本のドラマ

「はつ恋」 第8回

ONLY LOVE

病気の二人なので、ラストはどちらかが死ぬ展開になるのかもしれないと思っていた。
緑が亡くなったけれど、これが三島だったらラストの感じも違っただろう。
三島の場合は緑だけが悲しむわけで(+幸絵)、緑だと家族みんながつらくなるので、切ないドラマのラストにはふさわしいといえるのかもしれない。
でも、誰かが「死ぬ」ことで物語が完結する展開って、脚本としては「逃げ」の姿勢を感じるな。
死んじゃったら、そこから先は進めないもの。
とことん恋する気持ちにこだわったなら、子どもを捨てた女と家庭をこわした男のそれからの生き方もちゃんと描いてほしかった気もする。

緑は離婚して、コンビニで働いていた。そこへ「ドリ」と呼びかける声がする。
やっと見つけたという三島は、もう離さないと緑を抱きしめるのだった。
二人は共に暮らし、3年がたった。三島は緑のおかげで言葉をだいぶ取り戻し、小学校で子どもたちを診察する仕事をしていた。
緑の肝臓の手術から5年後の検診日。緑の肝臓に新たながんが見つかる。

がんは手術が難しい場所にあったが、それでも手術したいという三島。そんな三島に蛯名教授は、残された日々を有意義に過ごさせるのが緑のためだと諭すのだった。
緑は、病院の外で、来年も一緒に桜を見ようねと三島にいう。三島は緑を強く抱きしめる。そんな三島の態度に緑は不安を覚える。
家に帰ってから、薬で治そうという三島に緑は尋ねる。
薬をのむということは、もう手術ができないから。大丈夫だから余命をいってと迫るが、三島はずっと生きられるというだけ。まるで、自分に言い聞かせるように、三島はそう繰り返すのだった。

三島は、緑を思い出の場所へ連れていく。そこで、緑にとって大切な健太を奪ってしまったことをわびる。
緑は自分の選択を後悔していないといい、私の初恋は終わっていなかったのだと話す。
最後のときを家族と一緒に過ごさせたいと思った三島は、潤に電話をする。
事情を知った潤は、号泣する。

緑は、昔の家に行くことになった。
家に戻る途中、躊躇する緑。しかし、「ママ~」と呼びかける声に駆けだしていく。大きくなった健太を抱きしめる緑。
家の中で、潤は、健太に会わせないといったことを謝る。緑は、健太を立派に育ててくれたことに感謝する。
三島から事情を聞いた勝も駆け付け、広瀬夫婦もやってきて、昔のようにみなで健太の成長の記録のビデオを楽しむ。

次の朝、朝食の前に、緑は眠るように息をひきとった。
車のなかで待っていた三島があわてて家に駆け込み、「村上緑さ~ん、村上緑さ~ん」と呼びかけたのは、潤と健太への謝罪の気持ちからだったのだろうか。それとも5年前に自分が手術してから目覚めた緑を、思い出していたからだろうか。

緑が亡くなってからひと月後、広瀬が、勝が渡したカセットテープを持って三島を訪ねてくる。
そのテープは、高校時代の思い出をすべて捨ててしまった緑が唯一持っていたもの。
三島が好きな曲を録音して、緑に贈ったものだった。
三島は、そのテープを聞きながら緑との思い出に涙するのだった。

三島は勝にお礼をいうため、理容院を訪れる。そこには潤もいた。
勝は三島の無精ひげをそってやるといって、三島を椅子に座らせる。
潤は、健太が医者になりたいといっているので、三島に勉強をみてやってほしいと頼む。頷く三島。
そんな二人を勝は優しく見守るのだった。
それぞれの胸に生きる緑の思い出を共有することで、緑はずっと生き続けていくのかもしれない。

ドラマとしては面白かったけれど、現実に緑のような人がそばにいたなら、身勝手な人だと思うだろうな。
潤と結婚した時点で三島は過去の人と割り切らなければならないし、そのときの選択を守るのが、大人の責任の取り方だと思う。
恋愛ドラマはあまり好きじゃない私がこのドラマを面白いと感じたのは、やはり中園さんの脚本の上手さ、映像の美しさ、出演者の演技の巧さからそう思えたのだと思う。
これからも面白いドラマづくりをお願いしますね、NHKさん!
by mint-de | 2012-07-18 14:32 | 日本のドラマ | Trackback

「はつ恋」 第7回 

Promise

見始めた頃は、緑の離婚はないだろうと思っていたけれど、そんなドラマではなかった。
とことん、恋する気持ちにこだわったドラマなのだった!

緑は、リハビリに現れない三島が気になって、父に電話をする。
その電話で、父が、緑が16年前に付き合っていた男が三島だと知り、三島も緑が妊娠していたことを知らされ、家を出て行ったと聞かされる。
父にはもう三島と関わるなと忠告された緑だが、三島を心配して捜し回る。
緑は、患者の中山の「静かな場所」という一言から1年前に三島と会った場所へ向かう。

三島は二人が別れたバス停でひとり座っていた。
三島の宿泊先で、三島はしぼりだすようにして「ゆ る し て」と口にするのだった。
その謝罪の言葉に、緑は、16年前に妊娠したことをちゃんと話すべきだった、そうしていたら今とは違っていたかもしれないし、子どもの命も無事だったかもしれないと、三島を責めずに自分の過ちのようにいうのだった。
緑の優しい言葉に、一緒にいたいという三島。
いま頃そんなことをいうのはずるいといいながら、緑は三島に抱かれるのだった。
そしてベッドを共にする二人。

始発の電車で帰った緑は、潤に連絡をしなかったことを責められる。
三島を見つけたと、なんとか取り繕った緑だが、潤の不信感は増すばかり。
潤は、三島を見つけた場所が高校時代に広瀬たちとよく行った場所だと聞き、会社に弁当を届けにきた広瀬にそのことを確認する。広瀬は知らないと答えた。
幸絵は、三島の宿泊先に行くが三島はすでにいなくなっていた。そこで幸絵は「始発で帰ります」という緑のメモを見つける。そして潤の会社へ。
幸絵が緑と三島の関係について触れても、潤は自分たち家族を巻き込むなと相手にしなかった。
それをこっそり聞いていた桃子は、奥さんの尾行でもなんでもやりますというのだった。潤が公民館にやってきたのは、桃子の言葉からヒントをもらったのかな?

三島は、公民館から絵文字メールを緑に送った。そのメールを見た緑は、公民館へ。
高校時代のようにピアノを弾く二人。
ずっと一緒にいたいという三島に、緑は過去は戻らないといい、さよならだという。
三島にも「さ よ な ら」といわせ、緑が去ろうとしたとき、入り口には潤がいた。

隠れて会っていたんだと激怒する潤。
三島につかみかかる潤を必死に止める緑。
緑はおれの妻だといって、潤は緑をその場から連れ出した。
家に帰った潤は逆上したことを謝り、緑が家族を選んだことを確認する。
しかし、緑は返事ができない。その沈黙に、潤はすべてを悟る。
自分たちの8年間は何だったんだと悔しがる潤。
そして、緑にすぐ家からでていけ、離婚すると告げるのだった。

潤の言葉に、そばにあった健太のランドセルを抱きしめる緑。そのランドセルを取り返す潤。
緑は、外で遊んでいた健太の姿に涙を流す。そしてバスに乗った。
母をさがして家から出てきた健太は、必死にバスを追う。「ママ~、ママ~」と叫びながら。
緑は健太の姿を見ながら、泣き崩れるのだった。

ランドセルを奪い合うシーンは、リアルだった。親の離婚は、子どもには酷だよね。
潤も堪忍袋の緒が切れたってところだろうけれど、もう少し優しい潤ちゃんでいてほしかったな。
別れを決意したはずの緑が、潤の問いに返事ができなかったのは、潤の激しい怒りに、潤の本心に、自分の心もさらけだされてしまったからだろう。
ずっと押さえつけてきた三島への思いに、自分の本心に、正直になるしかなかったのだ。
三島も、病気になる前は緑の家庭をこわしてはいけないという理性が働いていたけれど、命にかかわる病気になって、自分にとって一番大切な人のそばにいたいと思ってしまったのだろう。
正直な気持ちというのは、ある者には残酷な結果をもたらすものだね。

来週の予告では、緑と三島は一緒に生活するようだ。でも、何かが起こるみたい。
ここまできたら、二人には幸せになってもらいたいのだけれど…
by mint-de | 2012-07-11 14:20 | 日本のドラマ | Trackback(1)

「はつ恋」 第6回

Endless Kiss

緑は、失語症患者となった三島にショックを受けるものの、幸絵の三島を治してほしいという強い願いに押され、言語聴覚士として三島を治療することを決意する。
そして潤に三島との過去を正直に話そうとするが、潤はわかっているといい、すべてを聞かずに緑の思いが残らないようにやればいいと寛大な心を見せる。

三島に言葉が戻るように、緑はイラストを使って治療を始めるが、三島の口から言葉はでてこない。
広瀬も心配して、高校時代のアルバムをもってきたり、緑の父の勝も東京から通うのは大変だから三島に自分の家に泊まればいいと、優しくいってくれる。
三島はそんな周囲の励ましもあって、「これは」といえるようになる。

そんなある日、蛯名が三島を東都医大に連れていく。外科医としては無理でも、指導者として仕事ができるのではという蛯名の「親心」だったが、結果は裏目にでてしまう。
三島は、自分を快く思っていない高野たちが、三島の脳の写真を見て仕事なんて無理だといっているのを聞いてしまったのだ。自らの現実に打ちひしがれた三島は一人で帰ってしまう。
駅で待っていた緑は、一人で電車に乗って帰ることができたと三島を励ます。

二人で帰る途中、三島は公民館に入っていき、思い出のピアノを指差す。
そして、緑を指差し、緑が自分の名前を言おうとしても首を振り、自分の感情を必死に押し出すように「どり」というのだった。
三島の言葉に、動揺する緑。
緑は自分の気持ちを振り切るように、その場から逃げだした。

勝は自宅で、三島と酒をのむ。酔った勝は、男親として悔しい思いをした16年前の出来事をつい口にしてしまう。ろくでもない男と付き合っていたという言葉に、勝を見つめる三島。
勝は三島の表情から、その男が三島だったと悟るのだった。子どもの父親はお前だったのかと、怒りを露わにする勝。
三島は、勝の家から出ていった。

潤は、会社の桃子から好きだといわれ、満更でもなさそうだった。緑の高校時代の仲間に入れずに、疎外感みたいなものを感じているのはわかるけれど、桃子は危険な香りがする。
健太くんのためにも、寛大で優しい潤ちゃんでいてほしいな。

仕事ができなくなった三島くんは、勝の言葉で余計傷ついてしまった。
彼にとって、緑だけが支えになるのかも。緑は、どうする?
by mint-de | 2012-07-04 21:04 | 日本のドラマ | Trackback(1)

「はつ恋」の中園ミホさん

NHK「スタジオパークからこんにちは」で、「はつ恋」の脚本家中園ミホさんを拝見。
夢は「玉の輿に乗ること」なのだそう。
その発言にビックリ!
レコーダーの時間が数分進んでいるので最後のほうの録画はできていなくて、その発言の真意はよくわからないけれど、私には、ちょっとガッカリな発言だった。
シングルマザーとして生きてこられて、いろいろご苦労されたのだろうけれど、だからこそ男の助けなんていらない的な発言のほうが、似合っている気がするのだけれど…
でも、とてもチャーミングな方だった。
大人の恋愛を描いてみたかったので、「はつ恋」が書けてよかったといい、生き方を左右するギリギリの選択もあるような言い方をされていたので、「はつ恋」のラストが結構衝撃的だったりするのかなと、気になった。
明日のゲストは潤の青木さんらしい。
by mint-de | 2012-07-03 15:55 | 日本のドラマ

「はつ恋」 第5回

True Heart

緑は揺れる心のまま家へ帰った。
潤には、三島はパリに帰ったので野田先生に診てもらったと嘘をついてしまう。
三島から16年前のことで話しておきたいことがあるので連絡するといわれた緑は、ケータイが気になってしょうがない。そして、近くに来たという三島から勤務中に連絡を受けた緑は、三島に会いにいく。
そこで緑は、16年前の残酷な別れの本当の理由を知るのだった。

三島は、岡倉教授が手術した幼児の死を教授の代わりに責任を取る形になり、医局を辞めざるをえなくなった。そのとき蛯名教授がパリに留学しないかと声をかけてくれたのだ。
医者の道を進むために、緑と別れる道を選んだ三島。
緑はその言葉を聞いて、自分も何故会いにいったのか話そうとする。しかし、緑はその言葉をのみこんだ。
帰る緑を三島は送るという。バス停で、緑は優しい夫を裏切っていることを悔い、涙を流す。
そんな緑に何もいえない三島は、ただそっと肩を抱くだけだった。

パリに帰る決意をした三島は、「出会ったときから君を思わない日はなかった。さよなら」という別れのメールを緑に送った。それを読んで胸がいっぱいになる緑。緑は「ありがとう。さようなら」と返信した。
そして、三島への思いを必死におさえ、家族との幸せな生活を守るため、三島のメールを削除する。

緑が手術を受けて1年がたった。家族や広瀬らが記念にお祝いをしてくれた。
緑は元気に言語聴覚士としての仕事をしていた。
その頃、三島はパリの病院で突然倒れた。脳出血だった。手足に麻痺がないものの言葉を失った。
幸絵は三島を日本へ連れ戻した。

緑は新しい患者の担当を頼まれる。カルテをもって部屋に入った緑は、患者を見て驚く。
それはうつろな表情の三島だった。

意外な展開にビックリした。今度は、緑が三島を助けることになるのだね。
今までは緑が可哀想に思えてならなかったけれど、今後は言葉を失った三島先生に同情しそう。
言葉が理解できない、話せないなんて、とても苦しいことだろう。まして医者だった三島にとっては、とてもつらいことだ。
三島への思いが残る緑にとって、この展開は、さらに悩ましいことになりそう。
最初から「切なさ」が漂うドラマだったけれど、ますますその「切なさ感」が増してきて、登場人物それぞれに感情移入してしまいそうだ。

16年前の別れに関しては、三島は何故正直にいえなかったのかなと思う。
本心は緑と別れたくなかったので、ああいう態度になってしまったのだろうね。
ずっと緑を好きだったといっているのだもの。
でも、今頃いうのは遅すぎだし、「反則」っていう気がするな。
by mint-de | 2012-06-27 13:49 | 日本のドラマ | Trackback

「はつ恋」 第4回

Innocent Night

楽しみなドラマだったけれど、ちょっと無理なストーリーにしらけ気味。
まず、あんなに痛がっていた緑さん、どうやって富士市から東都医大までいったのかな?
三島先生は空港から引き返したけれど、三島はパリに帰るはずだったのだから、三島の部屋がそのままなのは、おかしくない?それに院内の医者の部屋に患者を泊めるなんて、ちょっと考えられないのですが… 
などと、突っ込みたくなるのだけれど、こういうドラマにそんな文句をいうのは、ヤボというものかな?

三島は、緑のために空港から引き返した。病院で、緑は三島に胸水を抜いてもらうと楽になった。
もう大丈夫という緑に、三島は入院して一晩様子を見なければならないという。
あいにくベッドが満床だったため、三島は自室を緑に提供する。
自分の病状を心配する緑に、三島はがんはきれいにとれたと写真を見せて安心させるのだった。
一人、三島の部屋に残った緑は、外の雨を眺めながら16年前の同じように雨が降っていた日を思い出す。

大事な話をするために病院の三島を訪ねたが、「好きだと思ったことは一度もない」と言われた日。緑は妊娠していたのだ。
三島の言葉にショックを受けた緑は、その後流産した。
病院に迎えにきた緑の父は、娘のことに気付かなかった己を責め、相手への憤りもにじませながら、緑を背負ってやるとかがむのだった。

翌日、緑を迎えにきた潤に、三島も緑も三島の部屋に泊まったとはいえなかった。そして、広瀬から二人が同級生だったと聞いた潤がそのことを三島に話しても、三島はあんまり覚えてなくてと、ウソをついたのだった。病院を出た潤は、緑にも広瀬が話していた三島はがり勉で感じが悪かったという話をする。あいまいに頷く緑。

広瀬は緑のことが心配になり、病院の三島を訪れる。店の弁当を持参した広瀬は、昔と同じように鶏のから揚げからパクつく三島を見ながら、緑の今の幸せな生活を壊すことはしないでほしいと話す。わかっているという三島。
広瀬が帰ったあと、三島は過去を振り返る。

父の葬儀の日。
後片付けをしてくれている緑に、医者になったら迎えにくるといったのにこなかったことを謝った三島。
緑は気にしていないといいながら、父が自慢気に息子の話をしていたと話し、三島くんは手術をして人の命を救っていると励ましてくれた。
自分には自慢できない事情があったのに…
その後で緑を抱いた三島。

幸絵は、三島の部屋で弁当の包み紙を見つける。
それが三島の故郷の弁当屋だとわかり、緑が誰なのか気付く。
幸絵は確認するために、緑の病院までやってくる。三島の本にはさんであった、セーラー服の高校生の写真。それはあなただったといい、緑の存在があったから離婚したのかもとまでいいだす幸絵。
緑は、幸絵の話から、胸水を抜いてもらった日は、三島がパリに帰るはずだったことを知る。
緑のために、空港から駆け付けてくれたのだ。
それを知った緑の心は揺れ始める。

複雑な気持ちを抱えながら、緑は病院へ。
もう大丈夫だからパリに帰ってほしいという緑に、三島は緑のためにとどまっているわけではないという。
しかし、三島は緑の言葉とは裏腹な涙を見て、自分の心が隠せなくなる。
三島は、さようならという緑を抱き寄せる。そして、キスする二人。

7年前、潤は緑に一目ぼれした。
言語聴覚士として仕事をしている緑を見て、恋をしてしまったのだ。
強引に何度もデートに誘う潤に、緑は、自分が35歳で男の人とは付き合う気持ちがないと告げた。
すると潤は、じゃあ結婚してとプロポーズしたのだ。そのときもっていたのが、チューリップの花束だった。

潤は、部下の桃子に、男は付き合っていた女を忘れられないものだが、女は上書き保存で過去は消してしまうという言葉に、じっと考え込む。潤は、緑と三島の関係を疑っているのだろうか?

三島がジョギングをしていると、記者の青山千香がやってくる。
16年前、亡くなった名誉教授が執刀した手術の件で聞きたいことがあるという。
二歳の子が亡くなったケースで、術後の管理を任されていた三島は、その後パリに渡った。
三島が緑と別れることになったのは、この出来事と関係がありそうだ。

緑と三島の関係は、これ以上にはならない気がする。タイトルが「はつ恋」だから。
この恋をいい思い出、郷愁のなかにしまうために、いろいろ描かれていくのだろう。
by mint-de | 2012-06-13 15:48 | 日本のドラマ | Trackback

「はつ恋」 第3回

Secret Place

三島は緑を家まで送る途中で車をとめ、富士山を眺めて昔を懐かしむ。
その姿を見ながら、緑は過去のつらい出来事を思い出す。
「東京の医大にいったら忘れちゃうよね」といった緑に、そんなことはないとキスをした三島。
しかし、数年後、病院に会いにいった緑に「好きだと思ったことは一度もない」と冷たく言い放った三島。
謝りたかったという三島の言葉を、緑はただ黙って聞くだけだった。

家に着き、健太を抱きしめる緑の姿に、三島は、緑には幸せな家庭があることを思い知るのだった。
緑の検診をすませてからパリに帰るという三島に、感謝していると礼をいう緑。でも、自分はもう昔のドリではないという。

父や広瀬夫妻、遅れてきた潤たちに退院のお祝いをしてもらった緑は、家に帰れた喜びをかみしめる。
しかし、1か月後の検診を控えたある日、胸に違和感を覚える。
検診でそのことを話すと胸水のせいで、異常はないといわれる。

検診後、三島は緑を院内の自室に招きランチをごちそうする。
お祝いと今までの罪滅ぼしなのか、タメ口で話そうという三島。
高校時代を懐かしむ三島に、緑は、クールにいうのだった。
郷愁というのは、過去のいいとこどり、嫌なことは消去してしまう。いい思い出だけが残る。
自分は家のことと仕事で過去を振り返る暇はないという。
そして言語聴覚士になったのは、若い時の失恋で残酷なことをいわれ、言葉の大切さを知ったからだと、本人を前にしていうのだった。
三島はいまの緑が幸せなことを確認すると、パリに戻る決心がつく。

三島にはもう大丈夫といわれたが、緑の右胸の重たい感じは日増しに強くなっていった。
心配になった緑はネットで検索し、母ががんで亡くなったこともあり、転移や再発というも文字に不安がつのるのだった。

緑は仕事に復帰する。しかし、職場でまた痛みに襲われる。おまけに熱もあった。
不安にかられた緑は、三島に電話をかけてしまう。
三島はパリに戻るため空港にいた。
緑の「私死んじゃうの」という電話に、三島は、そんなことはない、すぐに行くと空港からかけだすのだった。

潤は、緑の父の話から緑と三島が同級生だったことを知ってしまう。
緑はいうつもりだったが、広瀬にとめられたのだ。
確認しようとする潤がちょっと可哀想だった。
カーナビがしゃべったと驚く三島くんがおかしい。

三島は郷愁を感じる過去。緑は思い出したくない過去。
三島は、緑との思い出を懐かしい思い出にしたいのだろう。
緑は手術してくれたことに感謝をしていても、過去の三島を許す気持ちにはなっていない。
緑は、これからどう気持ちが変わっていくのかな?
by mint-de | 2012-06-07 15:55 | 日本のドラマ | Trackback

「はつ恋」 第2回

Frozen Memory

緑と潤は、手術前の面談で手術によるリスクの説明を受ける。
執刀医である三島はクールに話すが、緑は不安な気持ちを隠せない。
健太と電話で話し、明るく振舞おうとする緑だったが、たまたま廊下で見かけた三島に声をかけ、自分の病状について質問する。しかし、三島の言葉に納得がいかない緑は、先生の説明は患者の気持ちに寄りそっていないと思わず大声でなじってしまう。
がんや手術は医師にとっては日常であっても患者にとっては、ショックな一大事だ。本当に世界的な名医なのかと問う緑。その言葉に憤慨する三島。二人は昔に戻ったように言い合ってしまう。

手術は無事に終わった。経過も良好で、緑は退院の日を迎える。
潤は花束をもって迎えにいくと意気込んでいたが、部下のトラブルでなかなか迎えにいけない。
病院で待つ緑は、潤があまりにも遅く連絡もつかないので、ひとりで帰ることに。
バス停で待つ緑の前に、高級車が停まった。三島だった。
術後の身で荷物をもって帰るのは主治医として認められない、送っていくという。
緑は車に乗った。ずっと無言の緑に、三島は「緑、なんかいってくれよ」というのだった。

高校時代の二人
緑の母が亡くなった。半年前に散髪してくれたのにと悲しむ三島。
酒屋の息子である三島はケンカで停学をくらった。父親には高校をやめろとまでいわれている。
しかし、緑の母の死に何かを思ったのか、死ぬ気で勉強して医者になると、緑の前で宣言するのだった。

緑は、三島が食べながら本を読むのを見て昔を思い出し、三島は、いいたいことをいってしまう強気の緑の姿に昔と変わっていないと微笑む。
二人は次第に、かつて共有した時間を思い出していくようだ。何も知らない潤に同情します。
富士山、桜、チューリップの花束。映像的にもとても美しいドラマだ。
今回ちょっと気になったのが、「偶然」が多すぎること!
緑が病室の外で電話をかけているときに三島が通りかかったり、やたら三島先生が廊下を歩いている。退院する緑を目撃するのもグッドタイミング!
緑を送る三島先生、勤務中じゃなかったんですか?(^^)
by mint-de | 2012-05-30 14:53 | 日本のドラマ | Trackback