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「SPIRAL~連鎖~」 第6話

一人暮らしの女性が、ソファで死んでいるのが見つかった。頭に血腫ができていたので、現場にきた検死医は殴られて死んだと判断する。隣人の話から、離婚した夫が度々お金を借りにきては暴力をふるっていたというので、ベルトたちは、元夫のフェロに事情を聞くが、彼は知らないという。そして、女性を解剖したベルンは、病死だという。ベルンは、先生ではなく教授と呼べとベルトにいう。ベルン教授の判断と態度に納得できないベルトは、クレマンに再解剖をしてもらうように頼む。しかし、別の医者もベルトの弟子だったので、結論は同じだった。病死だと、疑がわしい元夫を逮捕できない。ジルは、ヤクのせいでハイになっているのか、彼の正義感もハイになり、フェロの自宅に押しかけハンマーをもってフェロを襲おうとする。思わず犯行を自供するフェロ。しかし、その行為を住民に見られ、ジルは監察局から事情を聞かれる。

フェイは、エリナの捜査は中止になったのに、クレマンが手を引かないというので、強行手段にでる。クレマンの妻マリアンヌの会社が薬品の不正取引をしていると、税関に密告したのだ。クレマンは、マリアンヌの苦境をなんとか救おうとして、離婚もやめようとする。しかし、自分の貸し金庫に証拠を隠していると疑われ、判事と銀行にいくと、なんと、彼の貸し金庫には、彼の全く知らないものが入っていた。

判事フランソワ・ロバン
ロバンは、クレマンが妻の共犯者として疑われたことに同情して、さぞ不愉快だろうという。そして、腐った事件には3種類あるという。腐った事件、ひどく腐った事件、腐りきった事件。エリナの事件は、最後の腐りきった事件だと。疑わしい人間がいても、その人間が権力者だった場合、事件はうやむやになってしまう。正しいことをしようとしたクレマンだったのに、思いがけない展開に戸惑うクレマン。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンは、大麻をめぐって仲間をリンチしたトゥアミという男の弁護を担当する。重傷を負った男がトゥアミの仕業だといったが、トゥアミの母親が息子は家にいたと証言したので、トゥアミは釈放される。しかし、そのトゥアミに下卑た言葉をかけられたカールソンは、母親に真実をいってと迫る。リンチを受けた男が死んだと告げられた母親は、家にはいなかった、血だらけの服で帰ってきたと、証言をひるがえす。下品な言葉が嫌いなカールソンは、トゥアミに対しては、罪を償わせるのに十分な刑罰が必要だと考えたようだ。彼女の価値基準をはずれると、依頼人は怖い目にあいそうだ。

警部ロール・ベルト
ベルトは、再解剖に関して、クレマンから君はいつも正しいことをするとほめられる。自分は躍起になりすぎて妻を巻き込んだと反省するクレマンに、あなたはいい人だと返すベルト。ベルトは、監察局の係官がジルの尿を検査する前に、フロマンタンにトイレにいくようにいって、フロマンタンの尿を提出させる。そして、フロマンタンの家にやってきたジルに、ここでヤクをやめなさいという。一人だと誘惑に負けるので、家族がいるフロマンタンの家にいろという。交代で見張る見張り要員まで確保したベルト。こんなに部下思いのベルトに感心する。フロマンタンもいい同僚だ。これだけしてもらったら、ジルもヤクをたたないわけにはいかないだろう。

検事ピエール・クレマン
クレマンは、フェイのいいなりになって自分の貸し金庫のカギをフェイに渡したマリアンヌに、密告したのはフェイだと告げるが、エリナ事件のことを教えてくれなかった、いつも自分のことしか考えていないと非難される。そして、不正をしたのは自分だから、私を忘れて一人で生きてといわれる。妻を失ったクレマンは、遂に友人を逮捕することを決意する。

マリアンヌは、フェイから夫がエリナ事件から手を引かないから密告されたといわれたわけだけれど、だからといって、検事である夫が共犯者になるように仕向けるなんて、ちょっと理解できない。いくら自分の仕事がうまくいかないからといって、他人を犠牲にしていいわけないでしょ。ベルトのほうが、よっぽどいい女だと思う。
by mint-de | 2009-04-08 16:08 | 海外ドラマ(S~U) | Trackback

「SPIRAL~連鎖~」 第5話

エリナの妹ソフィアは、遺体で見つかった。持ち主不明の冷凍庫に吊るされていたのだ。冷凍庫の中なので、死亡日の特定は困難だった。検死の結果、縛られ性的な暴行を受けていたが、直接の死因は手首からの出血で、浴槽で自殺し、死後、吊るされたということがわかる。ソフィアのポケットに入っていたキャッシュカードの明細が、唯一の手がかりだったが、水に濡れていて判読は難しかった。その情報をジルから聞くミシェル。見返りにジルは、ヤクをもらう。

ベルトは、父親からレイプされていると訴えている娘の話から、父親を尋問するが、父親はそんなことはしていないと怒り出す。ベルトは家にいき、母親に知っているか尋ねるが、その母親はテレビを見続け、夫にも娘にも関心がない様子。娘は、妹も同じ目にあっているというが、妹は事実を話そうとしない。検事の前で、父と娘一緒に話を聞くことになるが、父親は娘のでまかせだというばかり。娘は、自分を苦しめている父親への怒りから、パパは窓から銃で人を殺した、強さを誇示して私を逆らわせないようにしたと、突然いいだす。驚いたベルトが、その事件を調べると、黒人の作業員が事故死していた。頭に銃弾のあとがあったのに、黒人だったせいか、いいかげんな検死と捜査だったようだ。結局、妹も姉と同じ証言をしたが、この父親は黒人を殺したことは認めても、娘はレイプしていないと言い続ける。黒人を殺したことより、娘をレイプしたことのほうが許されないことだと彼は思っているのだろう。とんでもない父親である。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンは、クレマンから自分の離婚の弁護士になってほしいと頼まれる。クレマンに、自分のクールな仕事振りを評価してもらって、満更でもない様子のカールソン。赤ちゃんを殺されたアンドルーが訴えられている件で、ルロワから話題づくりのために記者を紹介されたカールソンは、依頼人を見世物にするのかと反対するが、結局、アンドルーを記者に会わせる。アンドルーは、記者の質問中にも酒を飲み、精神状態はどんどんおかしくなっている様子。

判事フランソワ・ロバン
アンドルーは、ナイフをもってロバンの部屋にやってくる。自分の首にナイフをあて、あんたは冷酷で意地の悪い男、子どもが殺されたのは私のせいだなんて、私を苦しめたいだけだと、今までの憤りをロバンにぶつける。ロバンもさすがに慌てて、裁判ではっきりするのだからとなだめる。表沙汰にしなかったのは、彼なりの罪悪感の表れか? しかし、裁判の結果は、アンドルーの思いとは逆だった。予想できないことの結果だったのに、有罪になってしまったのだ。刑罰は免除になったものの納得できないアンドルーは、絶望して、橋の上から身を投げる。その場所にでかけたロバン。彼は、何を思ったのだろう。

警部ロール・ベルト
ベルトは、ソフィアのカードの明細が解読できたことをクレマンに報告する。そのカードはフェイのものだった。クレマンと一緒にフェイを尋問中、フェイは誰もソフィアと面識があるかと聞かなかったとうそぶく。その言葉に切れたクレマンは、フェイに殴りかかり、取っ組み合いになってしまう。呆れた表情のベルト。

検事ピエール・クレマン
クレマンは、ロバンから、フェイがソフィアを知らないはずはない、何故手帳を盗んだ、友だちには気をつけないと経歴に傷がつくぞといわれるが、未だにフェイを信じているクレマンは、経歴より友だちが大事だという。しかし、フェイがソフィアを知っていたとわかり、愕然とする。そして、事実を自分で調べようとしたクレマンは、ソフィアの写真をもって、ソフィアが買物をしたモロー美術館にいく。クレマンが、係員に写真を見せて聞いているところを、たまたま館内にいたラボルドが見てしまう。

ラボルドは、フェイにそのことを話し、何とかしろという。フェイは、クレマンをかばい、断ったらというと、さあなと、不気味に返すラボルド。フェイにも、クレマンに対するそれなりの友情があったらしい。友だちに裏切られても、フェイのことを憎みきれないクレマン。友情とはそういうものなのかな?
by mint-de | 2009-03-30 14:14 | 海外ドラマ(S~U) | Trackback

「SPIRAL~連鎖~」 第4話

ロバンは、クレマンとベルトに、エリナの手帳にでてくる「ブル」という名前は、経済財政産業省の大臣政務官アルノー・ラボルドではないかと話す。彼の別荘がヴィラ・ブルだからと。本名が載っているのに、何故あだ名で呼んでいるのかと疑問を口にするベルト。エリナがあだ名で呼んでいたことに、意味はあったのだ。でも、その時点では、3人にわかるはずもなかった。

クレマンのもとへ、失踪した兄を捜してほしいとトニーという少年がやってくる。父は死に、母は病気なので、家族を支えてくれていた兄がいなくなって困っているという。麻薬の密売に関わったことがあるので、警察にいっても話をきいてくれない、検事のところへ行ってみたらといわれたという。少年に同情したクレマンは、ベルトに捜査を命じる。ベルトは、少年の兄オメールの仲間二人を強引に連行して、事情を聞くがなかなか正直に話してくれない。その後、地下で縛られたまま死んでいたオメールが発見される。仲間の話から、ベルトが麻薬の隠し場所を張り込んでいると、そこに現れたのはトニー。お金が欲しかったというトニーだったが、妹から話を聞いたベルトはトニーを疑う。オメールは家族のためにやむなく麻薬の密売に関わっていたけれど、本当は学校にもいきたがっていた。そんな兄の苦労も知らず、トニーは、悪い仲間と付き合う兄が許せなかったらしい。トニーは、仲間が兄を殺すように仕向けたのだ。トニーが仲間と話しているのを聞いたと妹が証言する。しかし、何の証拠もなかったので逮捕は難しかった。校長がトニーは模範生だと手紙まで寄越し、クレマンもトニーを助けたいと思っていたのに、トニーは、冷酷な弟だったのだ。

警部ロール・ベルト
ベルトは、裁判に出廷しなければならなかったが、気が重かった。警部に昇進した直後の強盗事件の裁判で、警官の発砲で犯人の2人の若者が死んでいた。弁護士はカールソンだった。カールソンは、犯人たちが持っていた銃は使えない銃だった、暗くて銃は見えなかったはず、犯人の車は、警察が封鎖していた場所で止まらざるをえなかったのに、発砲する必要性があったのかと聞く。ベルトは、その時点では銃が使えないことはわからなかったと反論するが、若者を死なせてしまったことで、平常心ではいられない様子。そのあとで、クレマンの部屋にいったベルトは、クレマンに、非難されるいわれはない、合法だったと慰められる。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンは、ルロワに小さな強盗事件を目立たせろ、依頼人を犠牲者に仕立てて、警察幹部を責めまくれと、はっぱをかけられ、その通りベルトを攻めまくって、減刑に成功する。ルロワに完璧な仕事だと賞賛され、得意げなカールソン。

判事フランソワ・ロバン
ロバンは、裁判所の所長にアルノー・ラボルトを召喚したいというが、所長は、権力に立ち向かう自分に陶酔しているだけだ、一般人だったら気にもとめないだろうなどといわれてしまう。それでも、ラボルドを呼ぶことができたロバンは、ラボルドに手帳のことで質問する。しかし、ラボルドは、すでにフェイから手帳を盗んでいることを知らされているので、逆に、ロバンに手帳を拝見したいという。何もいえなくなるロバン。ラボルドの調査によると、ロバンは結婚後、妻に愛想をつかされて離婚したのだそう。確かに、そんな感じがする(笑)

検事ピエール・クレマン
クレマンは、ベルトに自分と関係をもったことで落ち着きがなくなったといわれる。でも、深刻に考えないでほしい、あなたは既婚者で検事、立場をわきまえているというベルトの言葉に笑顔を見せるクレマン(←どっちが上司?)。

トニーの件で、トニーの言葉を鵜呑みにしたクレマンは、次はだまされないとベルトにいう。その言葉に「かまえないで」と返すベルト。柔軟な心がなかったら、彼らの痛みは理解できない。頭の固い刑事や判事と同じになってほしくないというベルト。ベルトの気遣いに、ありがとうというクレマン。ベルトは、クレマンの法律家らしくない優しさが好きなのだろう。そういうベルトが私は好き。

クレマンは、ロバンからラボルドを召喚できたがハッタリはきかなかったといわれる。そのときになって、手帳が盗まれたことを知ったクレマン。ロバンは、手帳が家にあるのを知っていたのは君だけだといい、友だちは選べという。フェイが関わっていることがはっきりして、愕然とするクレマン。でも、クレマンが真実を話せといっても、フェイはしゃべらないだろう。今頃そうするなら、もっと前にしているはず。クレマンの妻は、そんなフェイでも、父の会社が危なくなった時に助けてくれたので、クレマンよりフェイを信頼している様子だ。

ラボルドは、ロバンがフェイにねらいをつけているので、フェイから自分に嫌疑がかかるかもしれないと心配する。フェイは、あなたを売ったりはしないと約束する。そして、ラボルドは、ミシェルから盗んだ手帳を受け取る。さらに、少女もプレゼントされる。このラボルドが、一番悪いヤツということかな。フェイは、なんでこんな男をかばうんだろう? 悪いことに手を染めると、引っ込めるのは難しくなるのだろうな。
by mint-de | 2009-03-19 12:15 | 海外ドラマ(S~U) | Trackback

「SPIRAL~連鎖~」 第3話

クレマンが判事の部屋で手帳を捜し始めたとき、ロバンが戻ってきた。驚いたロバンは、人の部屋を物色するのかと不快そうにいうものの、判事に話があったというクレマンのウソを信じてくれたので、クレマンは事なきを得る。クレマンは、待っていたブノワ・フェイに、手帳は判事が家に持って帰ってしまったと話す。それを聞いたフェイは、あっさりと仕方がないという。職を失うかもしれない危険をおかしたのに、フェイはクレマンに感謝する様子もない。

ベルトは、クレマンが裁判所からでてフェイと会っているところを目撃してしまう。クレマンと別れたフェイを尾行するベルト。フェイは一人の男と会っていたので、今度はその男を追うものの、ベルトの車の前に飛び出してきた男をはねてしまったので、尾行ができなくなる。フェイと会っていた男は、ロバンの家から手帳を盗んだ。

クレマンは、新たな事件の現場に向かう。有名な磁器工場のオーナーが、自宅の暖炉で体を焼かれていた。そこで、クレマンは、ベルトにフェイと会っているところを見たといわれる。感情的になったクレマンは、フェイは事件に無関係だ、さっさと自分の仕事に戻れと乱暴な言い方をしてしまう。

警部ロール・ベルト
ベルトは、暖炉で殺されたオーナーの妻から事情を聞く。妻は、子ども達と一緒に夫が殺される前に旅行に出かけたので、わからないという。捜査の結果、オーナーはゲイだったことがわかる。妻の車が、殺害時刻より後に走行していることが判明し、妻のアリバイがくずれる。妻の話によると、家ではその「行為」をしない約束だったが、その日は夫が玄関前で若い男と痴話げんかをしていた。それを見た妻は、今までの我慢や忍耐が限界を越え、夫を殺してしまったらしい。汚れた体を浄化するために、暖炉で燃やそうとしたと、皮肉な笑いを浮かべる彼女に、ベルトは言葉がない。そんなに嫌だったら、離婚すればよかったのにと思うけれど、そんな風には割り切れないのだろうか。

ベルトがはねた男は、倒れても逃げようとした。男は、コカインを持っていてそれを飲み込んでしまう。署に連れていって、コカインが「出て」くるまで付き合うことになったジルは、1個をポケットに入れてしまう。麻薬の係に、1個はどこへいったといわれ、とぼけてポケットから出すジル。それを見たベルトは、またドラッグをやっているのかと問いつめるが、ジルは返事をしない。

判事フランソワ・ロバン
ロバンのところへ、赤ちゃんを殺された事件の祖父母がやってくる。祖父母は、犯人のベビーシッターは責任能力がないので罪には問えないときくと、私たちに預ければよかったのにといい、そんなベビーシッターに頼んだ母親が悪いとまで言い出す。赤ちゃんを見ると死んだ息子を思い出すといった、精神的に追いつめられていた母親に、不信感をあらわにする祖父母。ベビーシッターのことを知っていて、計画的にやっかいばらいしたかったのではないかといいだすと、なぜか、ロバン判事が身を乗り出してきた。刑罰に値するかもしれないと言い出し、クレマンに相談するロバン。クレマンが、それは無理だといっても、俄然張り切り、祖父母に告訴するように電話をかける。秘書が呆れ顔で見ていると、私を告発する気かと秘書に聞くロバン。そして、母親のアンドルーに、審理の申し立てがあったので、ベビーシッターのことを知らなかったと証明できるようにしろ、自己弁護できるように弁護士をさがしておくようにという。アンドルーが、犯人は罰せられないのに、被害者である自分が訴えられるなん理不尽だといっても、ロバンは全然気にしていない様子。こんなことが罪になるなんて、驚きである。アンドルーがあまりにも可哀想。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンは、赤ちゃんを殺害された母親の国選弁護人になる。つまらない事件ばかりとグチをいうカールソンに、ルロワは、ストーリーをつくれ、新聞記者を利用しろとハッパをかける。弱いものイジメ、後継ぎのいなくなった祖父母の精神錯乱、社会の不公平、たたけるものは何でもたたけと、自分は何もしないのにやたら元気なルロワ。

検事ピエール・クレマン
クレマンは、ベルトにフェイと一緒のところを見られたので、判事にはフェイは友人だということを話す。ロバンは、フェイは協力的ではないが、クレマンに免じて信用しよう、でも友情に流されるなといってくれる。クレマンは、ベルトからフェイがミシェルというルーマニア出身の悪党と会っていたと聞き、そのことをフェイに尋ねるが、フェイは仕事上、ドラッグを買っているだけだという。

妻と会ったクレマンは、誕生日のお祝いにネックレスを渡そうとするが、妻はすでに好きな男からプレゼントをもらっていた。そして、ミシェルのケータイは内容が消去されていたとベルトから聞き、フェイに自分が話してしまったからだと知りショックを受ける。妻の愛を失い、友人には裏切られ、すっかり弱気になってグチをこぼすクレマンを、働きすぎよと慰めるベルト。

いつもは、ベルトが誘っても車に乗らないクレマンだったが、自分から送ってくれという。自分の家でも君の家でもと。その言葉に喜ぶベルト。そして、キスする二人。夜を共にした後で、クレマンは、フェイを助ける意味でも犯人を見つけたいので、ベルトに協力してほしいと頼む。そのために寝たのかと聞くベルトに違うというクレマン。そうだったとしても、ベルトはあんまり気にしないタイプに見える。

ジルは、コカインを求めて情報屋の女の家へいく。しかし、ヤクはなくて、その後で男がやってくる。ミシェルだった。ジルのヤクの借金は、自分が流しているものだから帳消しにしてやる、これからもタダでやる、その代わり、サツの情報を教えろ、俺の周りをウロウロするなという。ジルは、嫌だとはいわなかった。困った警官ジル。

驚いたのは、ロバン判事。赤ちゃんを殺された母親を訴えるなんて、どういう神経なんだろう。秘書にコピーを頼んでいないのに、コピーはどうしたとか聞くし、ちょっとフツウの感覚がないみたい。こういう人が裁判官だなんてねえ。クレマンはクレマンで、友だちを疑えなくて、いいように利用されているのに気付かないお人よしさん。好対照な二人である。
by mint-de | 2009-03-09 14:37 | 海外ドラマ(S~U) | Trackback

「SPIRAL~連鎖~」 第2話

クレマンは、エリナを知っていたのに知らないふりをしていたブノワに憤りつつも、早目に判事のもとへいくように説得する。ただし、自分がブノワの友人であることは、今は都合が悪いので、伏せておくようにといって。
ロバン判事の前で、エリナはエスコートガールとして、淋しがり屋の実業家たちのお供をしていたというブノワ。大臣政務官のアルノー・ラボルドなど、エリナの手帳から著名人の名前を列挙したロバンに向かって、大物ばかりで楽しいでしょうと、不利な立場にいるのにジョークをとばすブノワ。
クレマンは、新たな事件現場に向かう。ベビーシッターが赤ちゃんを殺したのだ。犯人のベビーシッターの様子から、精神病歴を疑うクレマン。

警部ロール・ベルト
ベルトは、外国の聴覚障害者にキーホルダーを売らせている悪質な組織の捜査に乗り出す。聴覚障害者の一人を逮捕して更に捜査を続けようとするが、クレマンに勾留の延長はしない、その逮捕者も犠牲者の一人だといわれてしまう。
ロバン判事からは、ブノワを監視するように指示される。
エリナの両親が遺体の確認にくる。ベルトは、ひどい状況なので、正視できなかもしれないというが、両親は娘なのだから大丈夫というものの、確認後は泣き崩れる。たまらない表情のベルト。

判事フランソワ・ロバン
ロバンは、赤ちゃんを殺したベビーシッターに尋問する。赤ちゃんは神の創造物なのに、悪魔がいて、出て行かなかったから殺したというベビーシッターの言葉に興味津々の判事。悪魔を見たのか、なんてオドロキの質問をする(笑) 弁護士が慌てて、精神鑑定で責任能力がないとされているといっても、私は、すべてを狂気のせいにしたくないとおっしゃり、再鑑定を要求するという。ロバン判事は、やっぱりちょっとアヤシイ人。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンを誘った女性弁護士は、労働法の専門で、カールソンを必要としているのは、弟のヴァンサン・ルロワだった。カールソンは、ルロワの提示した額より多い報酬を要求して、彼と組むことに。ルロワは、若い弁護士に強姦罪で告訴され弁護士会から除名されていたが、仕事は続けたいので、カールソンが表の顔で、自分は裏の顔になるという。カールソンは、手始めに、マスコミの注目度が高いエリナの仕事をすることになる。
エリナの遺体を確認した両親に、お金はいらない、代理人として仕事をしたいと申し出るカールソン。この事件は、警察の数ある事件の一つ、行方不明のソフィアも発見されるのを待っているだけ。私が力になるというカールソンの言葉に、両親は、その申し出を受ける。

検事ピエール・クレマン
クレマンは、ブノワからエリナの手帳に妻の父親の名前もあると聞き、義父のもとへ。薬の製造販売をしている義父は、いろいろブノワに便宜をはかってもらっている。義父は、あからさまに、法律家としてのクレマンより、不正に手を貸してくれるブノワをありがたがっている態度を示す。
ピエールのもとへ、赤ちゃんを殺された母親がやってくる。殺されたのに責任能力がないから裁けないという話に、彼女は怒りを隠せない。治療する前に罰せられるべきだという彼女に、クレマンは、返す言葉がない。
クレマンは、カールソン弁護士とエリナの両親がやってきて、警察は何もしていないと責められたので、ロバン判事にソフィアの予備審問を開くように要求する。エリナはソフィアを捜している途中で殺害されたので、二つの事件に関連性があるのではないかといってもロバン判事は、無関係だと言い切る。
そして、ブノワから、どうしてもあの手帳を見たい、何とかしてほしいと頼まれたクレマンは、自分が判事のところから持ってくるといってしまう。判事の退室を確認して、判事の部屋に忍び込んだクレマンだったが、ロバンは、忘れ物をとりに戻ったきてしまった!

ブノワに、なかば脅迫されて、手帳を持ち出そうとするクレマン。やはりその行為はイケナイこと。友だちでも、きっぱり距離を置くべきなのに、それができないのが、クレマンの弱さ。クレマンのあぶない行為に、ハラハラドキドキ。判事が戻ってくるなんて!
by mint-de | 2009-03-01 13:51 | 海外ドラマ(S~U) | Trackback

「SPIRAL~連鎖~」 第1話

ミステリチャンネルで、5月にシーズン2が放送予定のフランスのドラマ
「SPIRAL~連鎖~」。一昨年放送されたときに、検事ピエール・クレマン役のグレゴリー・フィトゥーシのまっすぐで澄んだ眼差しと繊細な演技(公式サイトのちょっと照れている彼のインタビュー<videos→interviewsをクリック>が素敵)、一途な仕事ぶりで部下思い、そして、当の検事の前であなたはいい男だといってしまえる正直者の女警部ロール・ベルトが気にいって、続編を楽しみにしていたドラマ(シーズン1はDVDも発売されている)。
2が始まる前に、1をざっと復習しようと思う(全8話なので週に1度のペースで)。
一つの殺人事件の捜査中にも、さまざまな事件が起こり、事件をめぐる人々の心の葛藤や人間模様も見所だ。検事のクレマンと警部のベルトは、ノーマルな感じだが、判事のフランソワ・ロバンと弁護士のジョセフィーヌ・カールソンの二人は、ちょっと妙で、あやしい雰囲気がある。
判事が事件の捜査をあれこれ指示するのと、ピエールとロールが、殺人から暴行の告訴事件まで、あらゆる事件を担当しているのは疑問だったけれど、ドラマとして見ているぶんには、面白い。

第1話

殴られて顔をめちゃめちゃにされた、身元不明の女性の死体が発見された。
そこで会った警部のロール・ベルトと新しく着任した検事ピエール・クレマン。
女性は、骨折して体内にいれられていたプレートから、東欧圏の出身、そして行方不明者のリストから、ルーマニアのソフィアという少女が浮かんでくる。彼女のアパートの隣人の話から、死体は、ソフィアの失踪届けを出していた姉のエリナと判明する。
エリナは働き始めたばかりなのに、豪華な部屋に住んでいたのを不審に思うベルト。
捜査の結果、エリナは殺害される前に、タクシーに乗っていたことがわかり、そのタクシーに手帳を置き忘れていた。その手帳には、著名な人物の名前がいっぱい記されていた。
そして、エリナがタクシーを呼んだ場所は、なんとピエールの友人ブノワの家の前だった…。

検事ピエール・クレマン
クレマンのもとへ、魔女の格好をした幼稚園の先生に娘が殴られているので、告訴したいという両親がやってくる。クレマンは、訴えられた先生から事情を聞くが、彼女は事実を否定するものの、魔女と子どもについて意味不明の言葉を口にする。クレマンが精神鑑定を受けるようにいうと、いまの子どもを教えるのは大変だ、私は以前にも身勝手な親に追い込まれ、今度はあなたに追い込まれると嘆く。
結局、姉が妹をいじめていたことがわかる。その両親は、先生を辞めさせたくて虚偽の嘆願書を提出していたのだ。あくまでも自分達の正当性を訴える母親に我慢がならないクレマン。親と教師、子どもの教育に関する問題はどこの国でも起きているようだ。
以前にも心を病んだことがある先生は、また施設送りになる。先生を追い込んでしまったことを悔やむピエール。
妻のマリアンヌと別居中のピエールは、友人のブノワから、家を紹介してもらう。
豪華な部屋だったが、ブノワは仕事の客用に用意してあったものなので、家賃はいらないという。しかし、それにはブノワの企みがあったことをピエールはまだ知るよしもなかった。その後、ピエールは殺人事件の被害者エリナがタクシーを呼んだ場所が、ブノワの家の前だったことを知り、ショックを受ける。

警部ロール・ベルト
ベルトは、新しい検事がいい男だと部下のフロマンタンやジルに話す。
ジルは、情報をもらっている女からコカインまでもらっているとんでもない刑事。ソフィアの家を張り込み中に、そのヤクを味見していて、部屋を荒らした男に気付かず、ベルトになじられ、さらにコカインを味わう。
エリナの手帳が見つかったことで、ベルトは、迅速に仕事をしているでしょうと、自慢げにピエールに話す。
そのピエールが、子ども達を守ろうとして耳を傾けたのに先生を追い込んでしまったと悔やむのを見て、ベルトは正しいことをしたのだとクレマンを慰める。

判事フランソワ・ロバン
ロバンは、ある弁護士が法廷で倒れて亡くなったと聞いても、別に悲しくはないと平気で口にする。
そして、ベルトの仕事が迅速なのは、検事を喜ばしたいからだと、からかう。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソン弁護士は、裁判中に法廷で倒れた上司の弁護士に代わって、自分が弁論するから裁判を続行してほしいと、クレマンに頼む。その弁論は、自分が書いたものだから、勝つ自信があるという。その言葉通り勝訴したカールソンは、上訴したら今度は負けるかもというクレマンに、その時は自分は関係ないからどうでもいいという。そして、そんな強気で打算的な彼女の前に、うちの事務所にこないかという女性が現れる。
by mint-de | 2009-02-23 14:59 | 海外ドラマ(S~U) | Trackback

追憶の街

「追憶の街 エンパイア・フォ-ルズ」

WOWOWで放送された(2007年3月)アメリカのドラマ。
久し振りに、しみじみとした思いに浸れる人間ドラマを観た。
川の流れのような人生を、流れに逆らうことなく生きてきた主人公と街の人々。
メイン州のノックス川流域にある平凡な街エンパイア・フォ-ルズは、かつては織物や製紙工場で栄えた街だった。今は、朽ち果てた建物だけが残り、住民たちは、かつての繁栄をもたらしてくれそうな企業が現れるのを、ずっと待ち続けている。

マイルスは、工場を経営していた街の実力者、ホワイティング家の妻フランシーンからレストラン「エンパイア・グリル」を任され、フランシーンの死後は、レストランを譲り受けるという約束を信じて日々働いている。妻とは離婚、娘は高校生、そして、刑務所を出たり入ったりしていた父と、レストランで一緒に働く弟、妻の母、妻の再婚相手、そしてフランシーンの娘、彼らの日常を通して、生きていることの確かさが、静かにそして力強く伝わってくる。

マイルスには、忘れられない母との思い出がある。父親が刑務所に入っているときに、母に連れられて行った島での出来事。見知らぬ男性と、母の幸せそうな顔。母の死後何十年も経ってから、マイルスは、その男が誰であるか気付くのだ。ある日、マイルスはいつも支配的なフランシーンから離れることを決意する。いままでの浅瀬に佇んでいるだけの人生から、勇気をだして川の流れの中に身を置くことにしたのだ。だが、その後、娘の学校で悲劇が起こる。心に深い傷を負った娘を連れて、マイルスは、あの思い出の島に出かける。

島で子ども時代の思い出をたどりながら、自分がいなければ、母はあの男と幸せな人生を送れたかもしれないという思いにとらわれるマイルス。母の看病をするために大学をやめて帰ってきたマイルスに「人生を無駄にしないで」と叫んだ母。立ち直りつつある娘に、「自分の心を偽ることはするな」「いろんな経験が人を強くする」と語りかけるマイルス。

その後、工場だった建物は、新しい企業が買い取り、街は活気を取り戻す。でも、マイルスのレストランは、今までと変わりはない。その昔、原住民が守り、白人達が利用して汚染された川は、ときには洪水で被害をもたらし流域にゴミをためたが、今では魚が泳ぐ川になった。エンパイア・フォ-ルズの日々は、これからも静かに続いていくのだろう。
by mint-de | 2007-09-27 16:15 | 海外ドラマ(S~U) | Trackback

見たり聞いたり、日々思うことをあれこれと…


by mint-de