碧草の風

mintmmks.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

カテゴリ:シネマ(あ~そ)( 54 )

「すべて彼女のために」

「すべて彼女のために」 (2008年 フランス映画 監督フレッド・カヴァイエ)

<ネタバレ感想>

冤罪の妻を救うために、脱獄を企てる夫の話である。
罪人を裁くはずの警察や司法の手で、無実の妻が罪を着せられた。
夫は妻を救うために、おのれの「正義」を貫くことにする。もう、法も倫理も関係ない。
理不尽な仕打ちに立ち向かうためには、「それしか」方法はないのだ。

高校教師のジュリアンは、出版社に勤める妻リザと息子のオスカルと幸せに暮らしていた。
その日の朝も、平凡な一日の始まりに思えたが、突然、不幸が襲ってくる。
平和な家庭を土足で踏み付けるようにして、警察がやってきたのだ。
リザは、上司の編集長殺害の容疑で逮捕されてしまう。
リザは無実だったが、不利な証拠ばかりがそろい、彼女の無実を証明できるものはなく、20年の判決がでてしまう。絶望したリザが自殺未遂をしたとき、ジュリアンは決意する。愛する妻を救うためには、彼女を脱獄させるしかない、それを実行しようと。

ジュリアンは、脱獄のベテランで本まで出した男に脱獄のノウハウを聞き、綿密な計画を立てる。
平凡な教師が、妻のために、困難に立ち向かい、逆境を乗り越えていく様子がスリリングで、最後まで緊張感に満ちている。そんなにうまくいくかなあと思う場面もあるけれど、無能な警察への揶揄ととらえてもいいかも。

この映画は、冤罪を扱っているけれど、あくまでも、人は、愛する者のために何ができるのか、どこまでやれるのかと問う映画なのである。
この映画を、「クラッシュ」でアカデミー賞をとったポール・ハギスがリメイクするという。どんな仕上がりになるのか、そちらも楽しみだ。
by mint-de | 2010-03-02 15:15 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「恋するベーカリー」

「恋するベーカリー」 (2009年 アメリカ映画 監督ナンシー・マイヤーズ)

中年おばさんとおじさんのロマコメは、「笑い」が、ちょっと情けないかも(笑)。
でも、とにかくメリル・ストリープの笑顔が素敵だった。彼女が笑っていないシーンは、ほとんどなかったのではないかと思えるくらい、よく笑っていた。人生を楽しんでいる輝きが感じられた。

ジェーンは、バツイチではあるけれど、三人の子どもを育て上げ、ベーカリーの経営も順調で、家の改築も計画中。そんなとき、息子の大学の卒業を祝うためにでかけたニューヨークのホテルで、元夫のジェイクと偶然会ってしまう。10年前に夫の浮気が原因で別れた二人。ジェイクはその浮気相手の若い女性と結婚しているのだが、なぜか、ジェーンに言い寄ってくる。酒の勢いもあって、一夜を共にする二人。
ジェーンは、相手が元夫とはいえ、不倫をしていることになるので、罪悪感を覚え、元夫と関係をもってしまった自分にも戸惑う。ジェイクはそういう「前科」があるので、全然気にしていないし、結婚生活がうまくいっていないこともあって、ジェーンに猛アタック。そこに、家の改築を担当する建築家のアダムも加わり、三角関係の恋へ…

離婚した元夫婦の気持ちというのは、よくわからないけれど、愛情が残っていたりするのだろうか?
ジェーンが、ジェイクとこういう関係になること自体、私には不可解。ジェイクのような男は常に女がいなければダメなタイプで、ただのわがまま男に見えてしょうがない。あんなに太ってしまったアレック・ボールドウィンが演じていたので、なおのことそう思ってしまうのかも(笑)。「ゲッタウェイ」の頃は、まだ格好よかったのにねぇ…

ジェーンは、不本意な形で終わってしまった結婚生活を、自分の意思でしっかりと終わらせたかったのかもしれない。10年たって、やっと自由な気持ちになることができたのかも。彼女の人生は、これから。
素敵な恋をして、もっともっと輝いて!っていう中年おばさんのための映画だったのです(^^)
とにかく笑えます!
by mint-de | 2010-02-25 14:52 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「ずっとあなたを愛してる」

「ずっとあなたを愛してる」 (2008年 フランス・ドイツ映画 監督フィリップ・クローデル) 

フィリップ・クローデルの『灰色の魂』と『リンさんの小さな子』を読んでいて、人間の繊細な心情を描ける作家だと思っていたので、自ら脚本を書き、監督した映画ということで、期待して観にいった。

息子を殺して15年の刑期を終えてでてきたジュリエットの孤独と苦悩、彼女の妹レアの姉への献身的な愛情に、胸打たれる映画だった。
年の離れた姉妹で、姉が事件を起こした時には、まだ子どもだったレア。
両親からは、姉はいないものだと思えといわれてきた。でも、姉を慕っていたレアは、姉のことをずっと思っていたので、出所した姉を自宅へ迎える。
レアの夫は、表面的にはジュリエットとの同居を認めているが、心の奥では殺人者として見ている。彼らの子ども2人は、ともにベトナムからの養女(一人の女の子は監督の養女)。
ジュリエットは事件のことには一切触れず、妹にさえ心を開こうとはしない。周囲の人間も、ジュリエットに理解のある者、彼女を罪人としか見られない者、さまざまだ。
妹一家と暮らすうちに、ジュリエットに少しずつ変化が現れ、再生への希望が見えて映画は終わる。
私は、ジュリエットより、レアの姉への愛情に感動した。
事件のことはよく知らないのに、全面的に姉を受け入れる、その寛容さに驚く。
勤めている大学で、教え子たちと殺人者の心理について討論している場で、レアが激昂する場面がある。レアにとって、姉の殺人は、とうてい理解できない事件だったのだ。他人がわかったように罪人の心理を語ることに我慢ができなかったのだろう。家族に犯罪者を持つことの苦悩が、現れていたシーンだった。

レアの姉への思いやりに、人に対する究極の優しさを見た思いがする。
ジュリエットの孤独感も痛切に迫ってくる。
つらい人生でも、どこかに明るい光が、ほのかに差しているように感じられる映画だった。
by mint-de | 2010-01-14 14:44 | シネマ(あ~そ) | Trackback(1)

「海角七号 君想う、国境の南」

「海角七号 君想う、国境の南」  (2008年 台湾映画 監督ウェイ・ダーション)

詩的なタイトルに惹かれて観てきた。
前半は、ドタバタ喜劇の感じが強すぎて興ざめしたが、後半は悪くはなかった。
日本統治下の台湾で教師をしていた男が、敗戦とともに日本へ帰ることになった。
彼が船上でしたためた台湾女性へのラブレターと、今を生きる人々の日常が交互に描かれている。

台北でミュージシャンを目指していたアガは、挫折して故郷に帰ってくる。
郵便配達のアルバイトを始めたアガは、郵便物の中に、昔の住所あての小包を見つける。
それは、恋人との別離を悲しんだ男のラブレターだった。
昔の恋物語がどんなものだったかは、よくわからないけれど、時折挿入されるこのラブレターのナレーションが、思うように生きられなかった昔の時代を彷彿させて、それが、自由に恋ができる今の時代の楽しさを生き生きとさせている、そんな気がした。
本当はモデルなのに、日本人歌手の通訳をするはめになった日本人女性友子とアガの恋は、国を超えた人と人との素直な感情であり、そんな風に恋をすることができる今の時代は、何て幸せな時代なんだろう。
若者だけでなく、老人も子どももみんな元気。そして、みんな優しい。
音楽で心が結ばれていく過程もよかった。
舞台となった台湾の南に位置する恒春の海を、実際に見てみたいと思った。
by mint-de | 2010-01-07 11:08 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「シリアの花嫁」(DVD)

「シリアの花嫁」 (2004年 イスラエル・フランス・ドイツ映画 監督エラン・リクリス)

映画公開時に、結婚したら二度と故郷に帰ることができない花嫁の映画と聞いて、強い愛情で結ばれた二人だったのだろうと勝手に想像していたが、結婚は写真を見て決めたという話にビックリした。この地では、女性が結婚するということは、日本で暮らす私たちとは、かなり事情が違うのだろう。

脚本に参加したパレスチナ人のスハ・アラフが、「宗教と伝統のもとに抑圧されている女性の真実」と語っているように、女性が自分の意志のままに生きていくことが難しい場所で、それでも自分らしく生きたいと願う女性たち、そして信念を貫こうとする男たちの映画だ。

1967年の第三次中東戦争で、シリア領からイスラエルの占領地となったゴラン高原のある村。
モナはシリア人の男と結婚するために、この地を離れることになった。シリア側に渡った者は、国交のないイスラエルに再入国することはできない。モナは、結婚と同時に家族と別れることになるのだ。
相手はシリアの人気俳優。でも、モナは写真だけで決めた相手に不安を隠せない。そんなモナを姉のアマルが大丈夫だと励ます。アマル自身は、夫との関係がうまくいっていない。大学進学の夢があるアマルを保守的な夫は認めようとしないのだ。
アマルたちの父親は、親シリア派で投獄されたこともある。父親が見送るために軍事境界線へ行くことは、保護観察中なので禁止されている。故郷を捨ててロシアに渡ったモナの兄は、家族を連れて8年ぶりにお祝いにきてくれたが、村の長老たちは、兄の参加をやめさせるように、父親に伝える。父親の気持ちは複雑だ。

村でのお祝いが終わり、モナたちは、新郎が待つイスラエルとシリアの境界線へ向かう。
ここからのシーンが、なんともバカバカシイのである。イスラエルとシリアの担当官、その仲介役の何もできない国連側の職員。国家間の意地の張り合いで、市民が犠牲になることへの怒り。
ラストのモナの行動は、たとえ束縛されていても、希望に向かって行動することが大切なのだというメッセージなのだろう。それは、アマルも同じ思いだったのだ。
テーマは重いけれど、明るい雰囲気の映画だった。
by mint-de | 2009-10-11 15:05 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「3時10分、決断のとき」

「3時10分、決断のとき」 (2007年 アメリカ映画 監督ジェームズ・マンゴールド)

男は、みじめな自分が嫌いだった。
だから、そんな自分を捨て、命を賭けて、家族を守るために仕事をはたそうとした。
もう一人の男は、悪のかぎりをつくし良心のかけらもないような男。
ラスト、この二人の男の行動に、ハラハラドキドキ。
銃撃シーンが多い西部劇は好きじゃなかったけれど、最後はどうなるのかという緊張感の連続で、とても面白かった。

牧場を営むダンは、南北戦争で片足が不自由な身。今は、借金の返済も滞り妻と二人の息子を養うのにきゅうきゅうとしている。ダンはある日、金のために、捕まった強盗団のボス、ベン・ウェイドを駅まで護送する仕事を引き受けることにする。

とにかく、護送団を追う強盗団の一味がものすごく強いのである。こんなにボス思いの部下をもっていたら、ベンも心強いよね。なんて思いつつ見ていたけれど、このベンがスケッチが上手で、なかなか人間くさいのである。悪い奴なんだけれど、ラストにくると、わが身がかわいい保安官より、よっぽど男気がある行動をとる。もっとも、保安官たちの気持ちもわかるけれど…。
ラストにテーマが凝縮されている。人としての生き方が問われるのだ。
「あなたならどうする?」と。

金のためなら正義も吹っ飛ぶ世界に、誇りを取り戻すべく果敢に挑んだダン。
その姿は、息子ウィリアムの心にしっかりと刻まれたことだろう。
by mint-de | 2009-10-07 15:53 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「空気人形」

「空気人形」 (2009年 日本映画 監督是枝裕和)

切なさに満ちた映画のなかで、吉野弘の詩「生命は」が効果的に使われている。
われわれの生命は欠如を抱えていて、他者から満たしてもらわなければ、生きてはいけない。
あるときは、誰かのために花粉を運ぶ虻であったり、誰かのための風だったりする。
気付かないかもしれないけれど、どこかで、人は人とつながっているのだ、という詩だ。

男に使われていた空気人形が、心をもってしまい、街へと歩き出す。
ファンタジーのような話ではあるが、ラストは悲惨だ。
不要になった人形は燃えないゴミで、死んだ人間は燃えるゴミ。
その言葉が妙にリアルに響く。
人間を傷つければ、血がでる。人形は人形のままだ。
人間は、はかない命なのに、その上、孤独だったりする。

人間とかかわるより、人形と一緒のほうが面倒がなくていいと男はいう。
人形の、のぞみが恋したジュンイチは、虚しさを抱えている。
交番で寂しさをまぎらわす老女。
みんな中身はからっぽだという、代用教員だった老人。
年をとることが不安な女。
それぞれの思いは、一方通行。
人形ののぞみを通して、それぞれの孤独が浮き彫りにされる。
でも、みんな誰かのための誰かなのだ、きっと…

ペ・ドゥナの「人形振り」がすばらしい。
歩き方、喋り方、空気の入り方。
彼女の存在感がなければ、これほどの説得力は生まれなかったと思う。

ただ、ジュンイチの行動が、私にはよくわからなかった。
のぞみの空気が抜けたときに、オドロキもせず、すぐにセロテープをもってきたときには、「?」だった。彼は、いったい何を考えていたのだろう?
by mint-de | 2009-09-30 15:23 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「サンシャイン・クリーニング」

「サンシャイン・クリーニング」 (2008年 アメリカ映画 監督クリスティン・ジェフズ)

元気をもらえる、私好みの映画。
ままならない人生でも、あきらめずに前向きに生きていけば、いつか道は開かれる。
そう信じて生きようよって、いわれてる気分になる。

ローズは、ハウス・キーパーとして働きながら、息子オスカーを育てているシングルマザー。
元カレの刑事マックと不倫中のローズは、マックから、事件現場の血などで汚れた部屋をきれいに掃除する仕事が、いいお金になると聞く。たまたま、想像力たくましいオスカーの行動が学校で問題になったので、ローズはオスカーを私立に転校させるべく、お金がもうかる事件現場のクリーニングを始めることに。何をやっても、すぐ仕事を首になる妹ノラを誘い、何とか仕事をこなし、「サンシャイン・クリーニング」として順調にやっていったのだが、ある事件が起きてしまう…

最初の事件現場で、普通、エプロンやマスクくらいつけるだろうと思ったので、しばらくしてから作業着を買ったり、いろいろノウハウを学びはじめて驚いた。まったくの素人が、こういう仕事をできるのかな? という疑問もあるけれど、ローズが仕事に誇りをもっていく様子が微笑ましかった。

高校時代は、チアリーダーの人気者だったのに、今はハウス・キーパー。
かつての同級生に見栄を張りたい気持ちは理解できる。
ローズが、現場の仕事には、死んだ人や今生きている人の役にたっているという自負があると、同級生たちに語るシーンは、ちょっと場違いでおかしかった。紙おむつのチョコには、ギョッ(笑)
姉妹の父親も、面白い。いくつになっても好奇心旺盛で、孫のオスカーといいコンビ。

姉妹には、母が昔、自殺したという悲しみも隠されている。
母の思い出のないノラは、そのことがずっと気になっていた。ノラは仕事場で、ある遺品を見つける。
そこには、亡くなった女性の娘の写真があった。ノラはその娘を捜しだす。でも、その娘は自分が母を思っているように、母親のことをよくは思っていなかったと知ったとき、ノラは吹っ切れたのだと思う。
人の死に方がさまざまあるように、生き方だっていろいろあると…。
いつも誰かに頼っていたノラは、やっと自分の足で生きていこうと思えるようになったのだと思う。

「24」のクロエが、ノラが捜していた娘役。彼女は、クロエのまま(笑)
素っぽい演技が、彼女の魅力なのかな。
by mint-de | 2009-08-06 14:46 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「グラン・トリノ」

「グラン・トリノ」 (2008年 アメリカ映画 監督クリント・イーストウッド)

アメリカの頑固じいさんのお話である。
妻が亡くなり、一人で暮らすことになったウォルト。
いい関係とはいえない息子やその家族たちは、葬儀が終わると早々に帰ってしまう。
隣には、アジア系移民の家族が住んでいて、この家の子どもタオとスーとの交流を通して、頑固者が心を開いていくというストーリー。
古いものと新しいもの。老人は、古いものに愛着がある。でも、世の中はドンドン変化している。老人がその流れに乗りたくない気持ちは理解できる。フォードの72年製グラン・トリノを愛するウォルトは、息子が日本車に乗っているのが気に食わない。
頑固者で差別発言をするウォルトは、それはそれで一貫していて面白いと思った。後半、いい人になっていくのが、私としては、残念だったりする(^^;)
若い神父に懺悔したくない気持ちも、私にはわかる。神父が死について語るより、ウォルトが罪の意識を持ちながら生きている話をしたほうが、より死について考えることができるだろう。ラストの決断は、ウォルトなりの贖罪だったのだろうが、家族より隣人を選択した彼の決断は、自分が子どもの立場だったらと考えると、ちょっと淋しい。それと、彼は病気じゃなかったら、ああいう選択をしなかったのではないだろうか。
ラストは、ちょっと格好よすぎじゃないかと思ったけれど、クリント・イーストウッド最後の映画出演作ということで、そういう終わり方もいいのかなと思っている。
by mint-de | 2009-04-30 16:06 | シネマ(あ~そ) | Trackback

「いとしい人」

「いとしい人」 (2007年 アメリカ映画 監督ヘレン・ハント)

ヘレン・ハントが原作を読んで、映画化を希望していた作品だという。
ラブコメっぽい作りではあるけれど、親と子、実母と養母の関係を考えてしまう映画。
ただ盛り上がりに欠けていて、あまり面白い映画ではなかった。
でも、子どもを産むことと、育てるということについて、考えさせられる映画だった。

エイプリルは、39歳の小学校教師。結婚して、たった10か月で夫から離婚したいといわれる。子どもがほしかったエイプリルは落胆するが、教え子の父フランクと知り合い、フランクの子ども達とも仲良くなれる。そんなとき、前夫の子を妊娠していることがわかる。しかし、流産。
そして、エイプリルの養母が亡くなったあとで突然現れた実母。
実母は、今は、人気タレントだが、エイプリルを育てていたころは最悪の時期で、やむなく養子にだしたという。
実母は、子どもが産めないなら養子をもらえという。しかし、エイプリルは自分の子どもが産みたい。
養子として育ったエイプリルが、実の子どもを欲しがる気持ちは理解できる。
私などは、親が実の親なのは当たり前という感覚だけれど、こういう人たちには、実の親に対していろんな感情があると思う。でも、実の親に育てられたからといって、幸せな生活を送れるとも限らないし、昨今の子殺しや親殺しの事件を聞くたびに、家族って何だ?って思う。
自分とは違う別の「命」を育てることを、喜んで受け入れる、そんな人間になれれば、どんな子どもでも育てることができるのかもしれない。
ラストのエイプリルの決断と選択が、彼女を幸せにしてくれるといいと思う。
by mint-de | 2009-04-17 14:34 | シネマ(あ~そ) | Trackback