碧草の風

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北欧な気分

録画していたNHKのBSプレミアム「北欧スペシャル」を今頃観る。
海、森、豊かな自然、沈まない太陽…
北欧を旅している気分になれた。いつか本当に行ってみたいなあと、ため息まじりに思う。
日本では別荘をもてるのはお金持ちだけだけれど、あちらでは短い夏を楽しむためのサマーハウスを普通にもてるらしい。
国土の面積と人口の比率がほどよいのだろうな。ちなみに、スウェーデンの国土は、日本の面積に北海道をもう一つ加えたくらいの大きさで、人口は日本の12分の一なのだとか。その数字だけで、日本に住んでいる自分がとても窮屈な所にいる感じがする。
大地の広さが人の心の広さと関係があるとはいえないけれど、なんだか、とても豊かな暮らしに触れた気がする。
インランズバーナンの停車駅で「ヨックモック」という駅があった。あのお菓子メーカーのヨックモックと関係があるのかな?
by mint-de | 2011-08-24 16:08 | 観て☆聴いて☆読んで

盂蘭盆会

暑い日々。
その数日を、過去に生きた人々の霊と共に過ごす。
仏壇を飾り、お供えをして、線香をたく。
死者に想いをはせるとき、懐かしさと切なさが
ゆらゆら体をめぐっていく。

義父の兄は26歳で沖縄で戦死した。
遺骨はなかったという。
墓地には彼の立派な墓がある。
私は月命日に墓に行くと、いつも26歳の若者を想像する。
どんな思いで戦っていたのだろう…
死を覚悟して生きていたのだろうか…
まだ26歳だったのに。
墓石にゆっくりと水をかけ、鮮やかな色の花を選んで手向ける。
沖縄の夏は、もっと暑かったのだろうか。
by mint-de | 2011-08-16 10:55 | 木陰日和

可愛いお弁当

新聞の広告に、お弁当のアイデアコンテストに入賞した「作品」が載っていた。
見ただけで食欲がわく、おいしそうなお弁当ばかり。
しかし、子ども向けのお弁当のあまりにも可愛らしいお弁当に、ちょっと違和感が…
以前も書店で、動物の顔やらお花模様の料理が載った本を見て、そこまでする? って思った。
なんだか子どもにこびている気がするのだ。
食べ物は、そんな風にして与えるべきじゃないのでは?
ウィンナをタコにして、おにぎりがクマの顔だったりすると、子どもは楽しんで食べるのかもしれないが、そういうのじゃなきゃ食べないなんてことになったらどうするんだろう?
好き嫌いをなくすために工夫するのはわかるけれど、食べ物をそこまで「細工」するのはとても不自然な気がする。
by mint-de | 2011-08-11 20:25 | 木陰日和

雷が怖いワンワン

今年から雷を怖がりだしたマイワンコ。
先日は夜中に雷とともに吠え始めたので、夫とともに雨に濡れながら必死に犬を「説得」。
ほかの方に聞くと、雷を怖がって震えたり小屋でじっとしているという話は聞くけれど、怖がって吠えるという犬はあまりいない。
とにかく異常に興奮して、あっちにウロウロ、こっちにウロウロ。
ボクハドウシタライイノ? コワイヨ、コワイヨ、コワインダヨ! ワンワンワンッ!!
といった調子で、とにかくウルサイ。
言葉が通じない動物にわかってもらえる術があったらいいのに!
昨日、「鶴瓶の家族に乾杯」を見ていたら、石田ゆり子さんがイルカと泳いでいた。
イルカは本当にお利口さん。人間の言葉をちゃんと理解しているようだ。
うちの犬に、あの脳みその何パーセントかをわけてほしい!

夏水仙
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by mint-de | 2011-08-09 14:16 | 木陰日和

『特捜部Q -檻の中の女―』

『特捜部Q -檻の中の女―』 
    (ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田奈保子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

デンマークのミステリ。ユーモアたっぷりで面白かった。
事件そのものは陰惨なのだが、主人公の警部補カールと助手のシリア人アサド、そのコンビの描写がとても軽妙で、思わず笑ってしまうミステリなのだ。
大体、カールその人が不思議な男。別居中の妻に愛人がいても、妻が離婚に応じないのでそのままの関係が続き、お金も援助している。彼女の息子が母といたくないという理由でカールの家にいるのだが、その義理の息子は母同様勝手気まま。カールは、それなりに不平をいいつつも、そういう関係を改善しようとは思っていない様子。
なおかつ、カールはとても頑固者。ある事件がもとで、新設の過去の未解決事件を解明すべくできた「特捜部Q」に左遷のような形で配属されたものの、警部になるのは嫌なので、上司の命令を聞かずあくまでもマイペースで仕事を進める。助手のアサドは謎の部分が残っているのだが、名探偵ホームズ並みの推理力でカールの仕事を助ける。

カールの特捜部の初仕事は、5年前に失踪した女性議員ミレーデ・ルンゴーの事件。
読者は、監禁されているミレーデ自身を最初から知ることになるのだが、とんでもない状況にいる彼女なのだが、その強い精神力には驚かされる。
米・英のミステリとは違った味わいで、暗さを感じさせない小説だ。4作目まで出版されているというこのシリーズ、今後も楽しみだ。
by mint-de | 2011-08-07 09:20 | 私の本棚 | Trackback

「おじいさんと草原の小学校」

「おじいさんと草原の小学校」 (2010年 イギリス映画 監督ジャスティン・チャドウィック)

実話をもとにした映画。私はとても感動した。
過酷な人生を歩みながらも、84歳にして文字を学びたいと願ったマルゲ。
彼の熱意に心を動かされる校長のジェーン。
この二人の信頼関係と、マルゲの「同級生」である子どもたちの元気で生き生きとした様子が、この映画の魅力になっていると思う。

2003年のケニア。マルゲは、誰でも無料で教育が受けられると知り、早速、小学校へ。
文字の読み書きができないマルゲは、ぜひ文字を覚えたいと思ったのだ。しかし、小学校は子どもたちが学ぶ場所。老人は入れないと断られる。
それでも納得できないマルゲは、何度も学校へ。
マルゲの熱意に根負けしたジェーンは、マルゲを学校に招き入れる。
マルゲは、ケニアをイギリスから独立させるべく戦った運動に関わっていたため、妻子を殺され自身も収容所でむごい拷問を受けた過去があった。そういう過去が回想シーンとして挿入されている。
マルゲの過去を知ったジェーンは、彼のために周囲の反対にもめげず、マルゲを学校で教える。マルゲのことはマスコミにも知られるようになるが、ジェーンの上司や子どもたちの保護者は、老人が小学校にいるのはおかしいいと騒ぎ始める。
ジェーンはマルゲのために、小学校で学べるように奮闘するのだったが…

文字を知らずに生きてきたマルゲの、84歳にして学びたいというその姿勢に感銘を受ける。そして、自分の信念を貫いて生きてきたマルゲの人生にも。
ジェーンに助けてもらった彼が、ラストで恩返しの行動にでるのも、彼のそういう過去があったからこそできた行為だったのだろう。
教育者として、あくまでも寛容なジェーンの姿もいい。

ジェーンとマルゲの会話で、考えさせられる言葉があった。
独立運動のとき、ジェーンの部族は政府側だった。それしか選択肢がなかった。反対したら殺されていたとジェーンがいったとき、マルゲはこう返した。「自分は犠牲をはらった。その犠牲があるから今の自由がある」(言葉は正確ではありません)
マルゲの失ったものを思うと、その「自由」という意味の重さを考えてしまう。
by mint-de | 2011-08-06 11:09 | シネマ(あ~そ) | Trackback