碧草の風

mintmmks.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2011年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧

『シモネッタのドラゴン姥桜』

『シモネッタのドラゴン姥桜』 (田丸公美子 文藝春秋)

イタリア語の通訳・翻訳業が専門の田丸さんのエッセー。
ユーモアたっぷりの語り口でいろいろ本を出されているが、私が初めて読んだのがこの本。
一人息子の誕生から巣立ちまでを、明るく笑わせながらしみじみと綴っている。
仕事が忙しい田丸さんは、「放任に近い子育て」とおっしゃっているが、開成から東大を経て弁護士になった息子さんの成長の記録を読んでいると、田丸さんの寛容さと息子さんの優しさが感じられて、とてもいい親子関係でちょっとうらやましい。
それにしてもこんなに赤裸々に自分のことを語られたら息子さんも困るのではないかと思うのだけれど、中学や高校に通う子どもさんをお持ちの親御さんにとっては、とても参考になる本だと思う。
異性とのつきあいや学校生活、私だったら頭を抱えそうになることを、田丸さんは実に大きな心で受け止めている。漫才の掛け合いみたいな会話ができる母と息子。それでも、子どもはいつか親元を離れていく。
一人暮らしをするために家を去った息子の部屋で、息子が誕生してからの日々を回想して感謝の言葉を口にする田丸さんの姿に、私は一抹の寂しさを感じたのだった。
親って何だろう?
子どもに教えることはいっぱいあったけれど、子どもからもいろんな意味で学んでいるような気もする。
by mint-de | 2011-09-30 20:47 | 私の本棚 | Trackback

小さい秋

いいお天気だ。
朝は秋の雲が浮かんでいたが、昼間は雲ひとつない快晴の空。
見上げた空に飛行機が飛んでいる。小さな模型のように動いていて、その中にいっぱい人が乗っているなんて不思議な気がする。
公園のユリノキの葉っぱが少しだけ黄色くなっていた。
「小さい秋、見~つけた」
d0129295_14572112.jpg


池にはハスの花
d0129295_14574381.jpg


彼岸花って寂しそうな花だね
d0129295_1565120.jpg


香川照之さんが歌舞伎の世界に入るというニュースを見る。
役者としてではなく、父と子の関係で見ると、香川さんは偉いなあと思う。
内情はわからないけれど、今までのことを乗り越えて新しい関係を築こうとしたわけでしょ。
香川さんには、ずっと歌舞伎やお父さんに対する憧れみたいなものがあったのかもしれない。
歌舞伎役者としてもちゃんとやれそうな気はする。
by mint-de | 2011-09-28 15:08 | 木陰日和

新しいお風呂

やっと新しいお風呂に入れるようになった。
きれい過ぎるのと慣れないせいで、自宅のお風呂という感じがしなくて、入浴していても落ち着かない(笑)
築40年の家のなかで、お風呂だけがモダ~ンで異文化空間のよう。

自宅のお風呂に入れない間、スーパー銭湯を初体験。
行ってみて驚いたのは、お客さんが結構多かったこと。
いろんな種類のお風呂があったけれど、泡風呂は体に痛く、何の仕掛けもない普通のお風呂がいいと思った私。たまにのんびり浸かるのも気分転換にはいいかもしれないが、やはり、一人でゆったり浸かれる自宅のお風呂が一番いいな。
by mint-de | 2011-09-26 15:04 | 木陰日和

『ジーノの家』

『ジーノの家 イタリア10景』 (内田洋子 文藝春秋)

イタリアに長く住む著者が出会った印象的な人々の物語。
エッセーでありながら、描かれた人々の話がまさに十人十色で小説を読んでいるような味わいがある。
貧しい暮らしながら父の望む教師になった男、十字を切ればすべて意のままになると確信している強引だけれど心優しいシスター、異国の地でたくましく生きる女性、定年後に帆船に恋した男のロマン。
登場人物たちが生き生きと描かれ、その人生の背景に思いを馳せたくなる作品になっている。
内田さんはあとがきで「名も無い人たちの日常は、どこに紹介されることもない。無数の普通の生活に、イタリアの真の魅力がある」と書いている。
普段見かける人々の様子を「生活便利帳を繰るようであり、秀逸な短編映画の数々を鑑賞するようでもある」とも書いていて、私は、自分の周囲の人々をそんな風に捉えられる内田さんを素敵な方だなと思った。
by mint-de | 2011-09-24 20:57 | 私の本棚 | Trackback

疲れた…

昨日は台風のなか、お葬式にでかけた。
行きは雨がひどかったものの、電車は順調に動いていたので、無事に目的地に着いた。
しかし、帰りは最悪だった。
台風は、夕方、関東地方に接近するという予報だったので、何とかその前に電車に乗りたいと思っていた。
お葬式が終わり、斎場の最寄り駅からターミナル駅を経て乗り換え駅へ。
電車が止まっているという案内もなく、ホームには人が待っているので、これに乗れたらたとえ途中で止まっても、何とかなるなと安心している私の耳に無情のアナウンスが!
「台風の影響で電車の運行を見合わせております」
さあ、どうする?
東京の路線は多すぎて、知らない場所は皆目わからないので、たまたま手帳についていた路線図をだしてにらめっこ。地下鉄なら台風の影響は受けないと思い、とにかく地下にもぐることに。
しかし、地上駅に出るたびに「運行見合わせ」。
電車に乗っていて思ったのは、JRも私鉄も自分たちの電車の情報だけじゃなくて、すべての路線の情報を駅の見やすい場所に表示するなどして、利用客にすぐにわかるようにしてほしいということ。
結局、駅近くのデパートをブラブラして電車が動くまで待った。
行きは1時間40分だったのに、帰りには6時間もかかったことになる。
昔、私鉄のストで勤務先まで歩いた経験があるけれど、そのときは電車が動いていること、乗れることがありがたいと思った。今回も電車が動いてくれてありがとうといいたい気分だった。
それにしても疲れたよ。
by mint-de | 2011-09-22 15:57 | 木陰日和

懐かしい銭湯

久しぶりに銭湯にいった。
アパートで一人暮らしをしていたときは銭湯通いの日々だったが、数十年ぶりの銭湯にちょっと緊張する(笑)
私が洗面器や石鹸を用意していると、夫はいまどき洗面器なんかもっていかないだろうという。
確かに少し歩く距離なので、持ち物は減らしたほうがいいと思い、石鹸やシャンプーなど小さいものだけをもって出発。
昔は、番台が男女同じ位置にあったので番台に男の人が座っていると嫌な思いをしたが、今は入り口に番台があって、そこから男女別ののれんをくぐるようになっていた。
靴入れのかぎがあの木の札で、その札の感触に懐かしさを覚える私。
脱衣所もお風呂も昔いっていた銭湯と雰囲気は変わらない。
夕方だったせいか、おばあさんばかりで、みなさんおしゃべりをしたりのんびり休んでいたり。
なんだか「昭和」の時代の懐かしさを感じてしまった。
帰り道、ふと故郷の銭湯にいったときのことを思い出した。
家のお風呂が使えなくなったときや大きなお風呂に入りたくなったとき、姉と一緒に近くの銭湯にいったものだ。
冬の日に銭湯から帰ると、よく乾かしたはずの髪の毛が次第に寒さでつららのようになってしまう。
細い棒のようになる髪の形がおかしくて、二人で顔を揺らして笑いあったものだ。
久しぶりにいった銭湯で、随分といろんなことを思い出したのだった。
洗面器はみなさん持参していた。当たり前だよね。
夫や子どもはその石鹸やシャンプーをもっていくのが面倒で、温泉もどきの銭湯にいった。贅沢だな。
でも、その温泉もどきにはお客がいっぱいなのだそう。日本人は本当に温泉が好きなんだね。
by mint-de | 2011-09-20 22:24 | 木陰日和

ああ、お風呂

暑い。
一応予報では、来週になったら涼しくなるといっているのでそれまで我慢するしかないのだが、お風呂の工事でお風呂を使えなくなる身には、「困った!」
工事中、夫や子どもは、近くの銭湯や郊外の名前だけは温泉とつくよくわからないお風呂にいくつもりらしいが、私は、車に乗ってまでそういうところにでかけるのが面倒くさくてしょうがない。体を拭くだけですめばいいのにな。
以前、義兄は妻である私の姉の看病などがあって、一か月お風呂に入らなかったという。冬だったこともあるが、その話を聞いて、私と甥たちはただただ驚いた。事情があるとはいえ、一か月も風呂なしでいられるというのはどうなんだろ? そういえば、ホームレスさんたちは、ずっとお風呂に入っていないんだよね。人間は、風呂なしでも生きられるってことだね。
なんだかんだいっても、この時期に風呂工事を予定したことが間違いだった気がするよ。
お風呂、どうしよう…(^^;)

マドンナさんは、アジサイがお嫌いだとか。
何か、悪い思い出とかがあるのかな?
私は格別好きではないという花はあっても、その花が大嫌いということはないので、あんな風にある花を「大嫌い」と発言する人の気持ちというのが、よく理解できないな。花って、存在自体が癒やされるものだと思っていたけれど、そうじゃない人もいるんだね。
by mint-de | 2011-09-14 14:24 | 木陰日和

わん ワンッ

夕飯の支度をしながら、窓から外を見る。
背伸びをすると、犬の様子が見える。
だらんと手足を投げ出して寝ていたり、伏せの格好でまったりしていたり、何かを考えているかのように前方を見つめてお座りの姿勢でいたりする犬。
公園を散歩するのと、庭で放される時間だけが彼の自由時間だ。
あとは鎖につながれて、食事をして眠るだけ。
そんな風に生きて8年半。
飼い主の意思に左右される毎日。
食べ物も行動も自分の意思なんて関係ないのだ。
ペットの犬として生まれたら、ご主人様のご機嫌を損ねてはいけない。
そういうことは、本能的に解かっているように見える。
自分が犬だったら、そんな生活は耐えられないと思う。
でも、それは私が人間だから思ってしまうことなのかも。
犬は、生きている日々を、限られた環境を、不幸だとも幸せだとも感じることはないのかもしれない。
体をなでると尻尾をふって応える犬。
もしかすると、うれしいことが一つでもあれば、それで満足するのかもしれない。
飼い主としては、そう思っていたいな。
by mint-de | 2011-09-06 11:08 | 木陰日和

困ったワン

うちの犬はとんでもない犬だ。
私がこの家にきてから彼は3匹目の犬になるけれど、以前の犬たちに比べると、本当に世話が焼ける。
雷を怖がるようになったマイワンコ。昨晩は台風の影響で断続的に雨が降った。
11時過ぎ、雷の気配はないのに、興奮して吠えるワンッ、ワンッという声が聞こえだした。人間には聞こえない雷鳴が、彼には聞こえるのかもしれないと思いつつ、こんな夜中にお願いだから吠えないでと、祈るような気持ちで眠りについた。1時、3時と時々鳴き声が聞こえたが、起きる気力がなく、ご近所に迷惑をおかけするのを申し訳なく思いつつウトウト。3時過ぎに、いつもより声の聞こえ方が近いように思えたので、気になって犬の陣地へ。
しかし、いるはずの場所にいない。何だか上からの視線を感じて見上げると、なんと陣地の屋根に上っていた!
屋根といっても藤棚にブリキとビニールシートを組み合わせて覆ったものだが、犬小屋を足場にして上ってしまったらしい。上ったはいいものの、下りられなくなって鳴いていたようだ。いつからいたのかはわからないが、もっと早く気づくべきだったと反省。
しかし、雷が怖くて上にのぼるというそのココロがわかりません!
犬小屋を移動して、足場になるものをなくしたけれど、いろいろ仕事を増やしてくれる犬である。
なんだか、こっちのほうが雷ノイローゼになりそうだ。
by mint-de | 2011-09-02 14:29 | 木陰日和