碧草の風

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刑事フォイル 第16話(5-2)

「戦争の犠牲者」 

前作の第15話では、サムが七面鳥を気にするのがおかしかった。普通に食べていたものが食べられなくなるという心理状態は、そういう経験者でないとわからない感覚だろう。
1943年3月。今回、フォイルは辞表をだした。戦時下では法がないがしろにされる、そのことに耐えられなくなったのだ。
軍の重要人物とか、大事な研究とか、とにかく戦争に勝つために、すべてはそちらが優先される。フォイルやミルナーたちにとっては、何のために仕事をしているのかと虚しくなって当然だ。
あの辞表は、結局、破棄されることになるのかな? このドラマ、ずっと続いているので。
フォイルはどう折り合いをつけたのだろう?
このドラマは、戦時下の重苦しい雰囲気が漂う中、それでも何とか生き抜こうとしている人々の懸命な姿と切なさが伝わってきて感動的だ。そして、時折、でてくる海辺のシーンにも癒やされる。
戦時中の建物とか車、風景描写など、ロケも大変だろうなと思うけれど、違和感を覚えずに見ている。作り手側の熱意にも感心。
この先のシーズンも早く見たいな。
by mint-de | 2014-08-27 15:09 | 海外ドラマ(英A~F) | Trackback

刑事フォイル 第13話(4-1)

「侵略」 

1942年3月、アメリカ軍がやってきた。
イギリスのためにやってきた兵士たちだが、彼らを歓迎できない者もいた。
飛行場をつくるために、広大な農地を奪われた農場主は、その接収命令に納得できず、散弾銃をぶっ放しアメリカ兵たちを追い返してしまう。
アメリカ軍の大尉から農場主の説得を頼まれるフォイル。
代々受け継いできた農地を、戦争のために失ってしまう男の言葉に、フォイルは返す言葉がない。
この大尉に講演を頼まれたフォイルが、釣り竿に釣られてしまうのがおかしかった。

今回は、パブで密造酒を作っていた娘スーザンが殺されてしまう事件。
この危険な密造酒で戦友を失ったミルナーが、パブの店主に怒りをぶつけるシーンに驚いた。いつも冷静なミルナーなのに、自分を救ってくれた友人だっただけに、とても悔しい気持ちだったのだろう。
スーザンが付き合ったアメリカ兵は、ただ寂しさをまぎらわすためにスーザンと付き合い、そして妊娠という結果になった。後でうろたえるアメリカ兵。
戦時中の若者の精神状態は普通とは違うと思うけれど、もう少し慎重にならないとね。
アンドリューにもそういう傾向があるのかも。以前の恋人との関係を見ていると、その場しのぎ的な感じがする。サムは別れて正解って気がする。
戦争という重しがとれない限り、恋愛もちゃんとできないのかもしれない。
by mint-de | 2014-08-19 15:39 | 海外ドラマ(英A~F) | Trackback

刑事フォイル 第10話(3-2)

「癒えない傷跡」 

今回は、事件の背景の感想。
空軍に接収されたディグビー館の主は、小さなコテージへ。非常事態とはいえ、住み慣れた屋敷を病院として使われるというのは、つらいこと。でも、家政婦の行為は身勝手すぎる。戦争で傷ついた病人より、ご主人様が大事という態度に呆れた。

火傷治療の権威であるジェーミソン医師が、患者のために尽くす姿は立派。余興やお酒まで用意するなんて、本当にそういうことがあったのかな?
顔の火傷は、とても悲惨だけれど、婦長さんの明るい対応は素晴らしい。
嫌味な大佐も最後は理解を示して、暗くなりがちな病院の描写を、前向きに描いていた。

アンドリューは、パイロットの任務に、かなり疲れていたらしい。加えて、後輩のウッズが偵察任務で大けがを負い、その姿を見たアンドリューはもう限界で、無断外出してしまった。
任務にはウンザリだというアンドリュー。サムも説得できなくて、結局、フォイルの出番(二人の関係には気づいていたらしい)。上司の中佐が理解ある人で、十分パイロットとして戦果をあげたので、これからは指導教官として頑張ってほしいといわれる。
戦時下の今、せめて生き延びたいといっていたフォイルも、パイロットとしての息子を心配することはなくなった。ディグビー館の主は、先の大戦で任務に耐えられなくなり自ら足を撃った。救いの手が差し伸べられない場合もあるのだ。

ミルナーは、ウッズの婚約者アンを訪ねる。怪我をしたウッズに会う勇気がないというアンに、ミルナーは、自分の片足が義足だといい、足がなくなっても自分は何も変わっていないという。その言葉に押されるように、アンは病院に向かう。
ミルナーの奥さんは、義足の夫をなかなか受け入れられないようだけれど、いつになったら現実を認められるようになるのかな? 夫のほうがよほど傷ついているのに、あの奥さんの態度は疑問。
by mint-de | 2014-08-07 15:26 | 海外ドラマ(英A~F) | Trackback

刑事フォイル 第9話(3-1)

「丘の家」 

1941年2月、フォイルは、諦めたはずだった軍の仕事を紹介される。
ケチな泥棒を逮捕するより、国のために役立つ仕事のほうがやりがいがある。気持ちが傾いていたとき、事件が起きた。
ある店で、手りゅう弾で自殺した若者の遺体が発見された。死んだのは、ウィリアム・メッシンジャーという秘密情報部少将の息子だった。
捜査するうちに、フォイルは失恋で自殺したというウィリアムの死に疑問を抱く。
ウィリアムは、不仲だった父の信頼を得るために、父が目の敵にしていた特殊作戦執行部の訓練生として働いていた。
フォイルは、特殊作戦執行部を訪れ、去年会ったヒルダ・ピアースと再会する。
ウィリアムは、フランスで任務にあたる予定だったが、まだ未熟ということで直前に別の者に変更されていたという。だが、それは事実ではなかった。
ウィリアムは、実際に、フランスのルアンに行き、地雷原で命を落としたのだ。
事前の情報の不備を隠ぺいするために、ウィリアムの上司である中佐が、いろいろ仕組んだことだった。
ヒルダは、フォイルに頼む。父であるメッシンジャー少将には、息子の死を自殺のままにしておいてほしいと。事実がわかれば、特殊作戦執行部の存続が危うくなる。けれど、この戦況の不利ななか、この組織は必要だ、事実は戦争が終わったら話すというヒルダ。
フォイルは、彼女の言葉に従った。
メッシンジャー少将は、息子の死には不審な点があるといったフォイルに、侮蔑的な言葉を放つ。君のような人間は軍に必要ではないと。

結局、フォイルは警察にいることに。
でも、メッシンジャー少将に、人事権があるわけではないと思うから、この展開は、フォイルもこんな人間がいる軍より、警察の仕事のほうがやりやすいと思ったのかな?そのへんがちょっと疑問だった。
それと、組織のために、息子の死の真実を知らされないというのは、やっぱりおかしいと思う。
でも、あのメッシンジャー少将の態度を見ていたら、意地悪したくなるかも(^^;)
メッシンジャー少将は、功を焦っている成り上がりの集団とバカにした組織に、息子を殺されたようなものだから、ずいぶんと皮肉な話だった。
タマネギに感激するサムがおかしかった。それにしても大きなタマネギだった!
by mint-de | 2014-08-06 16:20 | 海外ドラマ(英A~F) | Trackback