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素晴らしきかな、人生


素晴らしきかな、人生 (2016年 アメリカ映画)

昔の映画にも同じタイトルがあるけれど、まったく関係ない。
原題は「COLLATERAL BEAUTY」
豪華キャストが出演しているわりには、地味な内容で、見る人によって評価が分かれる映画だと思うけれど、私はこういうのが好き。
ラスト、主人公がイブを共に過ごす相手が、誰だったか分かると、ジーンとくる。
広告代理店の経営者ハワードは、6歳の娘を病気で失ってから、仕事への意欲もなくなり自暴自棄の毎日で、会社の経営も危うくなる。
彼を心配する同僚たちは、彼に立ち直ってもらうべく、ある策を練る。
人生とは、時間と愛と死でできている。そう語ったハワードの三つの言葉がキーポイント。
命あるものにとって避けられない死。それでも愛があれば生きていけるし、時間はすぐに失われていくけれど、時を経ることによって癒やされることもある。
ハワードの趣味がドミノ倒し。作るのに時間はかかるけれど、倒れるのは一瞬。それでもまた再生できる。人生を象徴しているのかもしれない。
by mint-de | 2017-02-27 13:36 | シネマ(あ~そ) | Trackback

『探検家、40歳の事情』

『探検家、40歳の事情』(角幡唯介 文藝春秋)

探検の裏話や若いころのとんでもない話を綴ったエッセー。
探検記とは違って笑いながら読めた。でも、タイトルにもある「無賃乗車」には、そこまで書いていいのかと、ちょっと驚いた。
北極の旨いものランキングにでてくるシロクマやほかの動物の味、生の肉に含まれるビタミンの話など、牛や豚、鶏肉しか食べたことのない人間には、「へえ~」とか「ゲッ」とかいいそうになる記述もある。
そして、イヌイットと犬の話には、切なくなるけれど、生きていくことの厳しさを知らされる。人間も動物も命がけなのだと思う。
こういう本を読んでつくづく思うのは、自分が知っている世界がいかに小さいかということ。食や習慣や文化など、私の価値観とはまったく違う世界で生きている人が、世界にはいっぱいいるのだ。
自分が知ることのできない人々や動物、自然の姿など、せめて、こういう本を読んで知っていきたいと思う。だから、角幡さんにもこれからも無事に探検に出かけてもらいたいと思う。
by mint-de | 2017-02-01 15:46 | 私の本棚 | Trackback

見たり聞いたり、日々思うことをあれこれと…


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