碧草の風

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「LOST」 29~31話

(2-4) 「憂鬱な仕事」

ハーリーの過去に、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」という格言が頭をよぎった。
宝くじで莫大なお金が入ることになったハーリーは、お金持ちになったことで、大切な友だちを失うことになったようだ。自分は変わらないつもりでも、相手は、そうは見てくれない。
ハーリーがもっと図々しい男だったら、お金持ちでも平気でいられたのかもしれない。

大量の食料をガツガツ食べる夢に、以前の友人が出てきて、自分がお金を得たことで、よくないことが起こったことを思い出したハーリーは、ハッチの中の食料係に気が進まない。
チャーリーには、ハッチのことを聞かれても曖昧な返事しかする気にはなれなかったが、一生懸命洗濯をしているローズにはハッチの秘密を話してもいいと思ったのか、ローズをハッチへ連れて行く。

チャーリーは、ロックをつけて、ハッチのことを聞き出すが、108分ごとにボタンを押す話は胡散臭いと思った様子。それでも、レコードプレーヤーがあると聞いて嬉しそう。

サイードは、ハッチの中を調査しているが、周りは厚さが3メートルもあるコンクリートで固められていて、思うように「探検」ができない。この中は、強力な磁力があったり、放射能漏れを連想させるコンクリートの厚さなど、かなり不気味で怖いところかもしれない。

ハーリーは、食料をみんなにうまく分配する方法をジャックに頼まれるものの、1本だけといってシャンプーを持ち出すケイトや、子どもが好きなピーナツバターをくれと言い出すチャーリーに、次第に自分の仕事が嫌になってくる。こんなことで嫌になるなんて、事務処理能力に欠けている気もするが、過去の出来事と重なってナーバスになってしまったのだろう。
ダイナマイトで食料庫を爆破するなんて、とんでもないことを考えるが、ローズに止められ、自分の正直な気持ちをジャックに話して、ジャックの了解を得る。
一人で食べれば3か月くらいもつかもしれないが、40人で食べればあっという間になくなる。だったら、みんなで今晩食べてしまおうというわけだ。夜の闇の中に、久し振りに食べる物を味わうみんなの姿が浮かびあがる。ローズは夫の生存を信じて、夫の好きなチョコバーをポケットにしのばせる。

穴の底に閉じ込められたソーヤーたちは、まず、マイケルとジンが穴から出され、やっと飛行機の墜落者だとわかってもらえて、最後にソーヤーが出される。ソーヤーは、相変わらずソーヤーらしく振る舞ってしまうため(笑)、アナから殴る蹴るのお見舞いをいただいてしまう。このアナは、どうしてこう暴力的に振る舞うのか理解できない。とにかく命令に従えとあくまでも強気。

3人は彼らの陣地へ連れていかれるが、23人いたらしい生存者たちが、実際は数名しかいない。墜落してから、亡くなったのだろうか?彼らの居場所は、洞窟のようなところだが、過去に使われていたような雰囲気だ。そして、一人の男がマイケルに話しかけてくる。ローズの夫のバーナードだった。生きていてよかった!この夫婦が早く再会できるといいな。

そして、クレアが見つけた、みんなの伝言が入ったボトルを土の中に埋めるサン。
サンはジンの生存を信じているだろうか?


(2-5) 「探しもの」

ジンの印象が、どんどんよくなってくる。ジンは、「友だち」思いで、正義感が強くて、そして英語を理解しようと努め、かなりコミュニケーションがとれるようになってきた。今回のフラッシュバックはジンとサンが出会うまでの話。

ジンは、貧しい漁師のままで終わりたくなくて、出世することを人生の目標に掲げ、ホテルの面接を受ける。支配人は、昇進も休みもない、一流ホテルに、ジンと同じような貧乏人を入れるなとか、言いたい放題の労働条件を示すが、目標を胸にしたジンは有難く受け入れて、ドアボーイとして働くことに。
そのホテルに見合いのためにやってきたサン。サンは、乗り気ではなかったが、両親のすすめというか圧力で仕方なく見合いをする。サンの花嫁としての価値を、銀から銅に下がる前になどと言う母親には呆れるばかり。
相手の男も親や親戚からすすめられて、嫌々やってきた。しかし、この男、最初は、今回はそんなに嫌じゃないとか、つきあいたいとかいっておきながら、実際には、親にはまだ内緒だが、半年後にアメリカで結婚する予定だとのたまう。何を考えているんだか…。サンは、さりげなく別れたものの、やはり少し傷ついた様子。

ジンは、貧しい身なりの子ども連れの父親からトイレを貸してほしいと頼まれる。ジンは公衆便所に行くようにいうが、我慢できないという子どものために、しょうがなくホテルのドアをあける。それを見ていた支配人は、首を切られたくなければ、いますぐ親子を放り出せという。漁師や貧しい人間を馬鹿にする支配人の態度に頭にきたジンは、その場で制服の帽子を脱ぐ。ジンの正義感に拍手。

その帰り、恋人占いのオレンジに気をとられたジンは、サンとぶつかってしまう。それが二人の出会いだった。

アナの命令で、ソーヤーたちは洞窟からもといた場所へ出発することに。ジャックたちのいるところに移動すれば、今よりはいい条件で生きられると判断したのだろう。アナたちとの会話で、ここにいれば「彼ら」からの攻撃に怯えて暮らさなければならない、「彼ら」はとても怖い、そういうことがわかってきた。長旅に備えて、食料と水を確保しなければならないので、それぞれ役割を分担する。マイケルは、リビーと果物をとりに行くが、奥に行けば「彼ら」がいると知ったマイケルは、ウォルトを救出しようと、そこから逃げ出してしまう。

それを聞いたジンは、マイケルを助けるために、みなの反対を押し切って出かけようとする。エコーに殴られても行こうとするジン。ジンは、サンは大丈夫といってくれたマイケルを見捨てるわけにはいかなかったし、息子を取り戻したいマイケルの気持ちが痛いほどわかるのだ。そして、意外にもエコーさんは、とてもいい人だった! ジンのために、マイケルのために、一緒についてきてくれるエコーは、実に頼もしい。

マイケルを追う途中で、ジンは「彼ら」に殺された後部座席の一人の死体を見る。23人の多くが、そのように死んだのだろうか? 「彼ら」は何故、人を殺し続けるのだろう? そして何かの気配で二人は茂みに隠れる。「彼ら」だった。一行は、二人に気付かずに歩き去った。最後にクマのぬいぐるみをもっていたのは誰?

そして、ジンが川の水を飲んでいるときに、マイケルが現れる。ウォルトの名を呼び続けるマイケル。エコーとジンの、今は見つけることができない、「彼ら」の力を知らないから、とにかく引き返そうという説得にも耳を貸そうとしなかったマイケルだが、ジンのきっと見つかるという言葉に、渋々従う。マイケルもジンも、探しものは、きっと見つかると信じたい。

アナとソーヤーの関係は、少しずつ柔らかくなってきた。ソーヤーはアナが結婚しているか知りたがり、家庭的というソーヤーの皮肉に、「ゲイ?」と応酬するアナ。

サンは結婚指輪をなくしたことに気付き、ひどく動揺する。ボトルが戻ってきて不安でたまらないのに、その上、思い出の指輪までなくなるなんて…。

慌てて探しまくるサンに最初に声をかけたのは、ジャック。ジャックもなくした経験があった。排水管まで探して、結局、同じものをつくらせたのに、それは今ではタンスの中。ジャックにとって、探しものは不要なものだった。
次はハーリー。彼はサンが犬にエサをやったときに、犬が食べてしまったとハーリーらしい見解を披露する(笑)。
その次はロック。見つからないことに苛立ち、育てた野菜を引っこ抜きながら泣くサンに、ロックは優しく声をかける。探すのをやめたら、迷わなくなるという言葉に落ち着くサン。そう、指輪がなくなっても、思い出が消えるわけではないのだから。
そして、サンからボトルのことを聞いたケイトは、なんとボトルの中から、伝言を取り出して読み始める。何をしているのかと思ったら、ソーヤーにお別れをいってないことが気になったらしい。ここにきて、ソーヤーを気にし始めたケイト。ケイトが笑う先を見ると、そこに指輪が落ちていた。
泣きながら指輪をはめるサン。見つかってよかったね。


(2-6) 「さまよう者」

シャノンの過去を知ると、彼女にも同情してしまう。継母とシャノンは最初からそりが合わなかった。父を亡くした娘を慰めようともせず、娘という言葉を継娘なのと訂正する継母。父の財産はすべて、その継母にもっていかれて、途方に暮れるシャノン。
バレエ教室で少女たちを教えながら、ニューヨークのバレエカンパニーの研修生になることを夢見ていたシャノンは、合格したものの、父親の遺産ももらえず、継母からお金を借りることもできない。継母は、シャノンがいつまでたっても自立せず、フラフラしていて働かないのが気に入らなかったのだ。そして、ブーンと仲がいいのも面白くないようだ。
シャノンは、ニューヨークでブーンの家に居候させてもらおうと思ったのに、ブーンが母の仕事を手伝うために帰ってくると聞き、一人のけもの扱いにされたと感じたのか、継母とブーンへの敵愾心をあらわにする。今度こそちゃんとやろうと思っても、誰も自分を信じてくれない。そうしてシャノンは、自らダメ女のふりをし続けることにしたらしい。

島の夜。サイードがシャノンを誘う。サイードがシャノンのために作ったテントの家。愛する女のために銃をもっているというサイード。この言葉は、ラストを知ると、とても切ない。花も用意して、「孤島で出会った女には必ずやる」なんて冗談をいうサイード。サイードが冗談をいったことに笑ってしまう。サイードがテントを離れたとき、テントにウォルトの姿が! 悲鳴を上げるシャノン。しかし、サイードが戻って、すぐに探してもウォルトの姿はない。夢を見たんだというサイード。本当に見たというシャノン。
ウォルトはなぜシャノンがテントにいるとわかったのか? なぜ、シャノンの前にだけ現れる? ビンセントが気になるのか? それとも、あれは本当のウォルト? いつも濡れているのはなぜ?
自分の言葉を信じてくれないサイードに傷ついた様子のシャノン。

悲鳴を聞いてクレアも駆けつける。クレアは思うようにいかない育児にお疲れ気味。チャーリーは、すっかりクレアの息子アーロンの父親気取りで、たまたまロックがアーロンを抱いている姿を見て、嫉妬めいた感情を抱いたよう。おかしいです。それにしても、ロックは赤ちゃんはくるまれたがっていると助言して、おくるみで包むアイデアをだすなど、よく知っている風。でも、抱くのはおっかなびっくりで、ロックさんにしては微笑ましいシーンだった。
クレアの話から、チャーリーがヘロインをもっていることを知ったロック。チャーリーは、元中毒だといっていたけれど、あのマリア像をどうしてるのかな?

シャノンは、ビンセントにウォルトの服の匂いをかがせ、ウォルトを捜しに、ジャングルにでていく。シャノンに追いついたサイードは、誰も自分を信じてくれないと泣くシャノンを前にして、「愛してる」「信じている」といってシャノンを抱きしめるが、そのときにあのささやき声が聞こえてくる。そして、向こうにウォルトが立っている。最初にウォルトを見たときと同じポーズだったことから、あれは本物じゃない気がしてきた…。今度はサイードもしっかりサイードの姿を目撃。
ウォルトを追って走り出すシャノン。

アナたち後部座席組は、エコーがマイケルをつれて戻ってきたので、今度こそみんなで出発。アナは傷を負っているソーヤーが邪魔でしょうがない。ソーヤーが歩けないかもしれないので、海岸沿いの道をやめて、ジャングルを行ったほうがいいというエコーの案を、たった一人のけが人のために、危険にさらされるなんて、まっぴらだと怒りまくる。それでも、ソーヤーを元気付けるリビーや、ソーヤーに肩をかすジンら、ほかのメンバーはエコーの案に同意して進んでいく。

聞かれるから喋るなというアナに、なぜそんなにおそれるのかと聞くマイケル。アナは、後部座席組は、3人、9人と「彼ら」に連れ去れたと話す。「彼ら」はどこにでも現れ、ずるがしこい獣のようだと。裸足で歩き回る足を見ただけでは、そんなに怖そうじゃなかったけれどね(^^)。
ついにソーヤーが倒れてしまう。感染症で熱がでてしまったようだ。オレならおいていくというソーヤーに、「私がお前でなくてよかった」と声をかけるマイケル。マイケルもジンもいいヤツです!

作ったタンカにソーヤーをのせ、歩き続けていく。急な崖を苦労して上っていく作業をしているうちに、仲間のシンディがいなくなっていた。シンディを探しにいこうとするアナを止めるエコー。いつもと逆なのはナゼ? そのうち、例のささやき声が聞こえてくる。銃を構えるアナ。

駆け出したシャノンを追うサイードに、銃声が聞こえてくる。銃弾を浴びたシャノンを抱くサイードが見上げると、そこには銃を手にしたアナとマイケルたちが立っていた。

こんな結果になるなんて。シャノンは父親の再婚後、いいことはなかったようだし、サイードが愛する人は、いつもいなくなってしまって、可哀想すぎ。サイードはアナを許すことができるだろうか? アナはこのミスで少しは大人しくなるのだろうか? それとも仕方なかったと開き直るのか?

これからは、後部座席組との対人関係も大変そうだ。
# by mint-de | 2007-09-21 11:25 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 26~28話(第2シーズン)

(2-1) 「闇の底」 

ハッチには、なにか危険なものがあると勝手に予想していた私は、ハッチの中で「文化的」に暮らす人間がいたということに、単純に驚いた。しかし、それがジャックの知り合いだったという展開には、不満だ。敵か味方かわからないところに緊張感が生まれて、ドラマをいっそうミステリアスなものにしたと思うし、この偶然のめぐり合わせは、ちょっと、こじつけっぽくないだろうか?

今回のフラッシュバックは、ジャックが結婚したサラとの出会いから始まる。交通事故で瀕死の重傷を負った女性が運ばれてくる。ジャックの懸命な治療で彼女は助かるが、下半身不随の身体になりそうだった。彼女の「結婚式で踊りたい」という言葉が、ジャックの胸に残る。もうそんな身体ではないのに。

彼女の名はサラ。8か月後に結婚式を控えていた。サラの婚約者は彼女の下半身に麻痺が残ると聞かされ、かなり消極的になってしまった様子。婚約者の気持ちも知らず、サラは、たとえ手術をして麻痺が残ったとしても、車椅子でも踊れると健気だ。そんな彼女に手術をして治すというジャック。

ジャックは、スタジアムの階段を上り下りするスタジアムランの最中に、足首をひねってしまう。ジャックと同じように走っていた男はそばにきて、捻挫はしていないという。ジャックの「医者か」という問いに、昔目指していた、今は世界一周レースのトレーニングをしているという。その男は、ジャックが罰するように走っていたわけを聞きたがる。そして、何故か、「兄弟」と呼びかける。誰とでも仲良くしたがるタイプかもしれない(^^)。治せないのに、治すと約束してしまった自分を責めているジャックの話を聞いて、奇跡が起こるかもしれないし、そんなに簡単に諦めるなというように励ます男。おせっかいさんかもしれない(笑)。とにかく奇妙な男の名は、デズモンド。

ジャックは、走り終わってサラの病室へやってくる。治せなかったとうなだれるジャックに、足の指が動くというサラ。それは奇跡だったのだろうか。それから、ジャックとサラの愛の物語が始まったのかもしれない。

旧式のパソコン(?)、レコード、シャワー、すべてが古いタイプのものに囲まれて、男が生活している。そこへ何かの音がする…。あわてて銃を取り出す男。なんと、この男は、ハッチの中で暮らしているようだ。こんな男がいることも知らず、穴の底に続く深い闇をのぞくジャックとロック。

ジャックは、梯子がこわれていて40人もスムーズに降りることは難しいので、今日は帰ろうというが、皆を助けることが目的ではなくて、中に入るのが目的のロックは未練たっぷり。

シャノンは、ビンセントがいないことに気付き、森の中へ。あわててサイードも後を追う。犬を見つけたので、駆けていく途中、シャノンはサイードとはぐれてしまう。そして、信じられないことに、ずぶ濡れのウォルトが向こうに見えるではないか。「シー」というように口に指をあてるウォルト。しかし、サイードがシャノンのそばにきたときには、その姿は消えていた。連れ去られてから、誰かをおびきだすために、あそこに立たされていたのだろうか? 彼らの目的は何なのだろう?

ハーリーはジャックに、あの数字がハッチに刻まれていて、いかにその数字が忌まわしいものであるかを説明するものの、真面目なジャックは、ハーリーが精神科にかかっていたということに驚き、数字には興味を示さない。その態度に傷つくハーリー。でも、私も彼がどのような症状で精神科にかかっていたのか、ものすごく気になる。治っているなら、説明してもいいと思うけれど…。

ロックはいったんハッチのある場所から引き上げたものの、ケーブルをもって、再び出かける。待つのにあきたといって。ケイトはジャックに、ここにいても大丈夫だと思うし、みんなを安心させたジャックの態度は偉いとほめる。ジャックらしくない楽観的なところも。でも、自分はロックが心配なので、ハッチに行くという。そして、ジャックも結局、その後を追うので、みんな、ハッチが気になってしょうがなかったってことですね!(笑) 

ケイトが着くと、ロックが待ってたといったのには、笑ってしまう。おまけに、ケイトの方が軽くてケーブルを上げ下げするのが楽だとまでおっしゃるロックさん。最初からケイトをあてにしていたみたい。暗い穴の底へ向かう勇敢なケイトは格好いいです。しかし、中の住人に気付かれ、ケイトは底へと消える。ハッチに誰もいないので、後を追ってきたジャックもハッチの中へ降りて行く。

そして、古い器具のある不思議な空間をたどっていくと、突然、照明がつく。そこには、男に銃を突きつけられたロックがいた。男がいった「兄弟」という呼びかけに、ジャックはスタジアムランのあの男を思い出すのだった。デズモンドは世界一周の途中で、遭難でもしたのだろうか。ジャックとデズモンドが知り合ったのはそれほど古くはないはずなのに、あそこの設備はかなり古そうだったから、デズモンドが来る前からあったものなのだろうか?


(2-2) 「漂流」

今週は、ハッチの中の住人デズモンドの話が聞けるのかと楽しみにしていたのに、残念ながら先週の詳細版。じれったいなあ…。

ロックはケイトがハッチの底に消えたので慌てて自分も降りていく。ケイトは無事だったが、ロックの背後には銃を持った男が立っていた。その男は、ロックに向かって「彼か?」と尋ねる。ロックがあいまいに返事をすると、「やっと来たな」と喜ぶ男。しかし、「雪だるまはなんと?」と聞かれて、ロックは答えようがない。「彼」ではなかったので、男はまた警戒モードになり、ロックを縛れとケイトに命令する。驚いたことに、ロックは縛る相手が違う、ケイトは逃亡犯なので、彼女のほうが危険だとおっしゃる。その言葉をすぐ信じる男もちょっとなあ…。でも、男の相手はやはりロックのほうがいいと思うので、このロックの判断はよしとしよう。

手を縛られ閉じ込められたケイト。彼女が黙って転がっているわけはなくて、ロックがしのばせたナイフでコードをはずしてしまう。さすがケイト!そして、明かりをつけると、なんと大量の食料が保管されているではないか。どのようにして集められ、いつからあるのか? ガツガツ、チョコバーを頬張るケイト。ケイトは天井の排気口をはずし、その部屋から脱出する。

その頃、ロックは男に飛行機が墜落して、生存者が43名で、4人がイカダで島を出たと説明するが、男は妙な質問をする。世界はあるのか? 病気になった? どうやら、人類が滅亡するような病気から逃れて、ここで生活しているとでもいいたげな男。しかし、その最中にジャックが二人を探しに降りてくる。侵入者の気配に、男はロックにパソコンの入力を命じる。ロックに打たせた数字は、例のハーリーがいっていた不吉な数字。ロックがExecute(実行)を押す時はドキドキしたが、108って何?

フラッシュバックはマイケル。ウォルトの母親スーザンが、恋人とローマへウォルトを連れて行くので、正式に彼の養子にするため、マイケルに父親の権利を放棄しろという。ウォルトを手放したくないマイケルは、出国禁止を要求して対抗するものの、経済的に無理があるので、結局は諦める。スーザンは、子どもを育てながら絵は描けない、芸術の道に進んでほしいというが、本当にマイケルのためにいっているのだろうか。自分が子どもを育てたい言い訳にも聞こえる。別れの日、母親に連れられてやってきたウォルトにシロクマ(!)のぬいぐるみを渡すマイケル。いつも心から愛しているといって。

そんな別れを経験してから引き取ることになったウォルトを連れ去られてしまったマイケル。爆破され、バラバラになったイカダの残骸の上で、ウォルトの名を呼び続ける。ウォルトが連れ去られてしまったのは、ソーヤーが照明弾を撃たせたからだと文句をいう。ソーヤーが人工呼吸をしてやったのに、こんなときに悪態をつくマイケル。ショックなのはわかるが、傷を負っているソーヤーに同情もせず、イカダから下りろとまでいう。暗い海で、サメの気配がする波の上はとても不気味だ。ソーヤーは、襲った船は近くの港からやってきた、ウォルトを追ってきたんだという。確かにその通りだろう。ますます落ち込むマイケル。それでも、ソーヤーがイカダの浮きを見つけてそちらへ移動するとき、現れたサメを銃で撃ってソーヤーを援護する。

なんとか仲直りしたように見える二人は、夜が明けると、潮の流れのお陰で島のほうに戻されていることに気付く。そして、浜辺にたどりつくと、聞き覚えのある声がする。ジンだった。ジンも生きていてよかったと思ったのも束の間、ジンの「アザーズ」という言葉に目を向けると、武器をもった人たちがこちらに向かってくるではないか。彼らがアザーズ?


(2-3) 「信じる者」

ソーヤーとマイケルが島に戻れたと思ったのも束の間、ジンが「アザーズ」と叫んだ向こうから何人かの人間がやってくる。そして、問答無用でソーヤーたちに殴りかかる。倒れた彼らはひきずられて、深い穴の中に放り込まれる。体格のいい黒人は見た目も怖くて、この島に何年もいて、相当鍛えられているように見える。

ソーヤーがなんとか脱出を試みようとするところへ、一人の女性が投げ込まれる。彼女は、ジャックが空港のバーカウンターで話しかけられたアナだった。彼女も墜落の生き残りと知ったソーヤーは、「こっちにはこれがある」と銃を見せる。しかし、その銃はそこで見せるべきではなかった。アナはソーヤーたちが何者なのか調べるために、わざと穴の中にいれられたオトリだったのだ。アナはソーヤーから銃を奪うと、合図をして穴から出て行く。呆然とする3人。アナが穴の中で話した、墜落してから一人で島をさまよっていたことが本当だとすると、アナと一緒にいる人たちは墜落の仲間ではないということか? それなら、アナはソーヤーたちの味方になってもいいと思うけれど…。アナは一体何を考えているのだろう?

過去はロックの話。だまされて腎臓を一つなくした出来事から立ち直っていないロック。心の傷を癒やすべく通っていた会で知り合ったヘレンと心を通わせるようになる。しかし、夜になると、ヘレンの家には泊まらずに、あのウソつきの「父親」の家の前で車を止めて、コーヒーを飲むロック。「父親」は迷惑だからやめてくれという。こんな男にだまされてしまったロックが本当に可哀想だ。ロックの「何故?」という問いに、理由はない、大勢の人間をだましてきたという。ロックはもっとほかの言葉を聞きたかったのに。一言でもいいから、優しい言葉をかけてくれれば、ロックはもう家の前には来なかっただろう。そんなロックに、ヘレンは彼か私を選べという。信じて進むしかないのだからと。そのときは、ヘレンによってロックは救われたように見える。

ジャックがハッチの底に着くと、ロックがデズモンドに銃を突きつけられていたが、ケイトがその場を救う。しかしケイトに押されたはずみで、デズモンドの銃から弾が飛び、パソコンが故障してしまう。パソコンが直らないとみんな死ぬとパニックになるデズモンド。サイードなら直せるかもしれないということで、ケイトがサイードを呼びに走る。

最初からロックはデズモンドを信用しているように見えるが、ジャックはその反対。デズモンドは何故ここにいるかはビデオを見ればわかるという。そのビデオはこんな内容。まず、ダーマイニシアティブのステーション3の仕事らしい。心理学者の志を継いで、ミシガン大学の博士候補生デグート夫妻によって1970年に創設された。デンマークの軍需産業王ハンソの協力があり、心理学、気象学、動物学、ユートピア社会主義などを研究する社会科学研究機関である。この島で電磁波の変動の研究をしていたが、ある事態が起こったため、108分ごとにコードを入力しなければならない。交代の要員が来るまで。それがあの不吉な数字だったわけだ。デズモンドは、3年前にこの島に漂着して、ケルヴィンという男に誘われてこのハッチにきたが、ケルヴィンが死んだため、一人で「世界を救うために」コードを入力していたという。この話は、ただの実験に過ぎないと思うので、いっそのことコードを入力しないでどうなるか試してみればいいと思いますが…。

ビデオでは、実験は540日のはずで、もうその期間はとっくに過ぎているわけだから、このコード入力にもう意味はないと思うけれど、ロックはその話を信じたいよう。パソコンが直らないので、デズモンドは逃げ出してしまう。後を追ったジャックは、そんな話は信じないといい、デズモンドがジャックを思い出しても、その話を無視するジャック。サラとの思い出はジャックにとってかなりつらい話のようだ。

サイードの努力でパソコンが直り、ロックはコードを入力する。戻ったジャックは、最後の数字の間違いを指摘する。「実行」は、ジャックに押してほしいというロック。嫌がるジャック。独りでは無理だ、独りは嫌だというロックの言葉に、ジャックは、やっとキーを押す。

信じたいロックと信じたくないジャックの心の戦いは、ロックに軍配があがったよう。どこまでが信じられる話なのか、わけがわからないけれど、ロックがみんなで協力しようといいながら、自分のペースにしたがっているようにも見える。
# by mint-de | 2007-09-21 11:15 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 22~25話

「タイムカプセル」

今回のフラッシュバックはケイト。前回のフラッシュバックより以前の話で、あのオモチャの飛行機がケイトにとって、どれほど大切なものだったのかがわかった。でも、あの飛行機がなぜ銀行の貸金庫に保管されていて、ケイトがどのようにしてそれを知ったのか、その点が気になる。

逃亡中のケイトは、母親ががんで入院していることを知り見舞いにいくが、病室の前には保安官が待機していて、母親と会うことができない。かつての恋人、といっても15歳ころの初恋のようなものに思えるが、今はその病院の医者になっているトムに、母親と会えるように頼み込む。多分、ケイトが事件を起こさなければ、二人は離れ離れになることはなかったのだろう。逃亡中の身なのに、随分昔(1989年)に二人が埋めたタイムカプセルを掘り出して、オモチャの飛行機を大事そうに見つめるケイト。彼女にとっては、過去の思い出だけが自分の慰めなのだ。そして、ケイトはトムのことが大好きだったのだ。私だったら、昔埋めたタイムカプセルなんて、過去の恥ずかしい自分を見せられるようで気持ち悪いが(^^;)、ケイトたちにとっては、大切な二人の思い出なのだろう。

病院で母親と会うものの、母の口から「助けて」「誰か」という言葉がでてきて、ショックを受けるケイト。すぐに警備員に見つかり、そこからケイトとトムの必死の脱出劇が始まる。しかし、トムは保安官に撃たれ死んでしまう。ケイトがトムに車から降りるようにいったのに、なぜトムは降りなかったのだろう?なんとかケイトを自首させたかったのか、ケイトの役に立とうとしたのかわからないが、トムはケイトのことを誰よりも理解していた男だった。そんな男を死なせてしまったケイト。彼女はそのことをいつまでも悔いているのだろう。それにしても、ケイトは「とことん逃げる女」です! 彼女は犯した罪を悔いてはいない、だから逃げたがると、私は勝手に想像している。

完成しつつあるイカダを見ながら、ケイトは島から出て行くことを考えはじめる。マイケルに頼むものの、定員はいっぱいで断られる。しかし、マイケルはソーヤーがあまりにも海の知識に疎いことが心配になり、ヨットの経験があるケイトに心が傾く。それを知ったソーヤーは、保安官と一緒にいたのはケイトだと知っていると脅すが、ケイトはその気になれば席は奪えると言い返す。

そして、マイケルの飲んだ水に毒が入れられていたことから、マイケルの具合が悪くなり、みんなが勝手に「犯人探し」。私は島に残りたいウォルトの仕業だと思ったけれど、ハズレだった。マイケルはソーヤーが犯人だと思い、マイケルの思い込みに怒ったソーヤーは、遂にみんなの前でケイトの正体をばらしてしまう。自分だって人を殺しているくせに、よくもまあケイトを責められるものです。ソーヤーのなりふり構わぬ態度にガッカリする。そして、ケイトに注がれるみんなの視線が痛い。チャーリーもクレアもその態度はないだろうと、突っ込みたくなった私です。ハーリーのように、シロクマの話も秘密だったけ、とかいうノリで対応できないのだろうか。

ロックの依頼で、サイードはジャックをハッチの前へ連れていく。ジャックに文句をいわれても、ハッチのことをいわなかったのは「判断の自由」だとおっしゃるロックさん。ハッチを開けたがる二人に向かって、サイードはハンドルがないハッチを開けるべきじゃないと反対する。私もそう思う。そして、なぜかウォルトもロックに開けないでという。ウォルトには何が見えるのだろう?ウォルトはマイケルに、島に残りたかったからイカダを燃やしたと謝ったものの、いまは出て行きたいといっているのは、何か危険を感じているからかもしれない。

驚いたことに毒の犯人はサンだった。ケイトの入れ知恵だったらしいが、ジンに行ってほしくないという。サンとジンのお互いの本当の気持ちはわからないが、「愛する人を見つけても幸せにはなれない」ということで、今回は、愛にまつわる悲しいお話でした。


「迫りくる脅威」

ウォルトは飛行機に乗る前に、マイケルとホテルに泊まっていた。まだ朝の5時だというのに、いつも見ていたテレビ番組を寝ているマイケルに遠慮なく見始める。音を小さくしろといっても聞かない。突然現れた父親への反抗心もあるのかもしれないが、このワガママぶりはちょっと怖い。
ジャックは、空港のバーカウンターでアナという女性に声をかけられる。彼女はやたらと「質問する女」。初めて会った男に「独りか」とまで聞いてしまう。私だったら、「あなたには関係ない」といって、会話をやめてしまうが、ジャックはあくまでも紳士的(やっぱり離婚していた)。彼女の席を交換しないかといった言葉はちょっと気になる。
ソーヤーは警察に捕まっていたが、「留置費用さえ惜しい」とひどいことをいわれ、オーストラリアから追い出されてロス行きの飛行機に乗ることになったようだ。
そして、ケイトがあのおもちゃの飛行機のありかをどうして知ったのかわかった。保安官が貸金庫に入れたことを知って、あの銀行を襲ったのだ。あの保安官はずっとケイトを追っていたのだ。
シャノンは、飛行機に乗る前にサイードに会っていた。荷物をお願いしますと頼んだサイードが戻る前にいなくなってしまって、ブーンとの口論でもワガママなお嬢様ぶりを発揮。
ジンの世話をかいがいしくするサン。その様子を見ていた女性が「芸者みたい」なんて、日本人でもないのにおっしゃる。サンは、聞こえているのに黙って聞いていた。逃げようとした自分に、やましさを感じていたからだろうか。

ダニエルがやってきた。「他のものがくる」と。16年前に黒い煙が上がった後、自分の赤ちゃんを奪われたという話をする。ジャックは、その話を信じようとせず、イカダの出航を優先させる。しかし、みんなでイカダをレールにのせているとき、向こうで黒い煙が上がる。40人の隠れ家として、ハッチを利用しようとするロックたち。私は、ダニエルがなぜ黒い煙が上がると予測できたのか、ものすごく疑問。だからクレアの赤ちゃんをねらっているような気がしてならなかったが、なんとAXNのエピガイを見てびっくり。2話先まで載せることもないのに…。

ハッチを開けるのにダイナマイトを思いつくロック。そして、ダイナマイトをもってくるために、黒い岩のある暗黒地帯へ、ダニエル、ジャック、ロック、ハーリー、アルツト、ケイトが向かう。出かける前にジャックはイカダ組とお別れのあいさつ。ソーヤーは、その時になって、ジャックに父親と酒を飲んでいたときのことを伝える。父親が「息子を誇りに思っている、愛している」といっていたことを。その言葉に涙をこらえるジャック。切ないシーンだった。

ケイトはソーヤーを探すが、木こりをしていたソーヤーを見つけられない。ひどい仕打ちをされても、ケイトにはソーヤーには同じ罪人という意味で共鳴する部分があるのか、気になるらしい。会えずにサヨウナラ。

ジャックたちが暗黒地帯に入った途端、何かの気配が。しかし、じきにそれも収まる。ダニエルは、警備システムが作動して島を守っているという。島には意志があるらしい。謎の島である。そして、黒い岩は船だった。あんなところに船をどうやってもってきたのか? さらなる謎である。

ウォルトはビンセントをシャノンに頼む。聞き上手な犬は支えになってくれるといって。いい選択だと思う。サンとジンが久し振りに言葉を交わした。英単語の発音を書いた紙を渡すサン。ジンはサンを苦しめた罰を受けるという。結婚後に変わってしまった自分を後悔しているのかもしれない。また心が通じてよかった。ソーヤーはケイトの姿を探すが、彼女はいない。

いよいよ出航のときがきた。はたしてあのイカダで、どこまで行けるのか。はっきりいって暴風雨がきたら、あっという間にバラバラになりそうな気がしますが…。


「暗黒地帯」

今週のフラッシュバックは先週の続きとチャーリー編。サイードはシャノンの一言で嫌疑をかけられるが、疑いが晴れて飛行機に乗れることになった。
サンがジンの服に飲み物をこぼしてしまったため、ジンがトイレで拭いていると、男がやってきて「逃げたら彼女を失うことになる。ペク氏(サンの父親)の時計をちゃんと渡すように」という。これで、ジンがマイケルから必死に時計を奪い返そうとしたナゾが解けた。ジンは、この男の出現で、自分とサンの未来をどのように考えていたのだろうか。
チャーリーは、ホテルで一緒だった女とヤクを奪いあい、それを持って飛行機に乗ったらしい。ヤクのために女と争う最低なチャーリー。
マイケルは突然ウォルトを育てることになって、困惑していた。育てるには無理があるので母親に電話で頼むが断られる。迷惑なんだといって振り向くと、後ろにウォルトが。でもウォルトは、聞こえなかったふりをする。それとも本当に聞こえていなかった?実の親に迷惑だなんていわれたらものすごく悲しい。最初のころはあんなに育てたがっていたマイケルだったのに、時間の経過が彼を変えてしまったのだろうか。

「黒い岩」は船の名前だった。船まで案内すると、ダニエルはそこで帰るという。ものすごく怪しい。でもジャックたちは疑いもせず、自分達だけで船の中へ。弱気なアルツトとハーリーは外で待機。船には奴隷の骨が残されていた。かなり古い時代の船らしい。ケイトが爆薬の箱を見つけ、外に運び出す。ダイナマイトには詳しいはずのアルツトだったが、彼が持ったダイナマイトが爆発してしまう。あっけないアルツトさん。ハーリーは自分のせいで彼が死んでしまったと思い込む。確かにそうかもしれない…。結局、3本ずつにして6本のダイナマイトを運ぶことになったが、ケイトは自分が運ぶと言い出す。どうせ刑務所行きの運命、怖いものはないということか。ケイトを心配してだめだというジャック。しかし、クジでケイトとロックが運ぶことになり、ジャック、ケイト、ハーリー、ロックの順で慎重に歩き始める。あのハッチの中に食べ物を期待するハーリーに対して、希望があるというロック。絶望がないことを祈ります。

ビーチでは、サイードの指示で洞窟への避難が始まる。シャノンはブーンの荷物のほかに犬も連れて、大変そう。背負いきれないと泣くシャノンに、「オレが背負ってやる」というサイード。超カッコいい~!!チャーリーが、クレアの赤ちゃんを運ぶ抱っこひもをお披露目しているところへダニエルがやってくる。「サイードを」とだけいって、チャーリーに呼びにいかせる。だが、それはクレアの赤ちゃんを奪うためのお芝居だった。ダニエルの腕の傷を見て、それは自分が引っ掻いた傷だと思い出すクレア。あの行方不明事件はダニエルの仕業だったのだ。なんという女だ! チャーリーとサイードは、赤ちゃんを奪ったダニエルを追いかける。サイードは、自分の子どもと交換するために、ダニエルはあの黒い煙の場所にいくと推測し、そこへ向かう。その途中、墜落した飛行機のある場所で、ヘロインをじっと見つめるチャーリー。彼は果たしてヘロインを手にしたのだろうか?誘惑に負けないでほしいけれど…。

サンはシャノンにブーンは勇敢に死んだと慰める。サンはここで起きていることは運命からの罰なのだろうかと問う。それを聞いていたクレアはきっぱりと運命など存在しないという。彼女の運命を信じたくない気持ちはよくわかる。あの占い師のいっていたことを彼女は信じたくないのだから。子どもを生んで強くなったクレア。

イカダ組は、島が大きな島であることを知り、驚く。なぜ見つからないのか?
ソーヤーは、暇つぶしにみんなの伝言を読み始める。でも、舵が流されると、素早く海に飛び込み、内輪のちょっとしたヒーロー。彼らの航海はいつまで続くのだろうか?


「漆黒の闇」

イカダ組があんな展開になるなんて、全然予想していなかったのでビックリ。ウォルトはどうなる? マイケル、ソーヤー、ジンはどうした? イカダも壊されて、どうやって島に戻れるのだろう。

ハーリーは、次の日の母の誕生日に間に合うように、その日の便で帰るべく、ものすごく急いで空港に行ったらしい。ハーリーの走る姿は見ているほうも疲れる(笑)。一度は搭乗を断られたが、なんとか交渉して乗れたのが墜落した飛行機だったなんて…。ロックも搭乗前にトラブルがあったが、乗れた飛行機が墜落した飛行機で、二人とも運命に導かれて乗ってしまったということだろうか。

ダイナマイトを運ぶ4人の前に、突然、なにものかの気配が。ケイトとハーリーはすぐ逃げるが、ロックは自信があるのか、追っていく。それを見てジャックはロックのあとを追う。怖いもの知らずのロックさんでも、かなわないことがあるらしく、なにものかにひっぱられる。ロックを助けようとするジャックになぜか離せというロック。ケイトが前方にダイナマイトを放り込んで、ロックは事なきをえる。その後のロックとジャックの会話が面白かった。ロックはひっぱられたことを試されただけだといい、自分は信じる者で、墜落した人々は島の意志で、ハッチを開けるために集められた者たちだ、この島は普通の島ではないという。そして、科学な人のジャックは、そんな話は信じられない、生き延びるためにハッチを開けるのだという。多分、ロックの見解が核心をついているのだろうが、最初からハッチにこだわるロックは、いったいそこに何があると思っているのだろうか。自信満々なロックさんに疑問を感じる。

チャーリーとサイードは、ダニエルを追って、煙の場所に辿り着く。そこで、無事にクレアの赤ちゃんを取り戻すことができる。全部お前が仕組んだことだろうと怒るチャーリーに、ダニエルは、男の子を奪うというささやき声を聞いた、この赤ちゃんを差し出せば、自分の子を返してもらえると思ったと涙ながらに話す。優しく見守るサイードに好印象。どこまでが、「他のものたち」の仕業か判然としないが、ダニエルのいっていることは、イカダ組に起こったことを考えると、ある程度真実なのかもしれない。

イカダ組は、多少の意見の相違があるものの順調に航海していた。そして、驚いたことにレーダーが反応する。喜んでやってくる船を待っている4人に向かって、その船の男はとんでもないことをいいだした。「男の子をもらうぜ」。たいして進んでもいないのに、おかしいなと思っていたが、この人たちが「他のものたち」なのか? 女の子はダニエルの娘? ソーヤーの銃も役に立たなくて、ウォルトは連れていかれ、3人は海の中へ。おまけに船は爆破されてしまって、この先一体どうなるんだろう。

ハーリーはハッチに刻まれた数字があの不吉な数字だと気付き、開けるのを止めようとするが、開けたいロックは聞く耳を持たず、点火してしまう。そして、ハッチが開いた。中を覗きこむジャックとロック。二人が見下ろした先には、深い深い闇が続いていた。
# by mint-de | 2007-09-20 15:50 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 19~21話

「啓示」

今回は、あまり感想を書く気がしないので(^^;)、簡単な感想です。

今回のフラッッシュバックはロック。心身ともに、とっても「痛い」お話で、後味が悪い。あの母親役の女優さんも気味が悪くて、かなりひいてしまう。お金のためにウソをついて、自分の子どもの腎臓を移植させようとする母親。そういう設定そのものが嫌だな。なんて、脚本に文句をいってもしょうがないけれど、医学的にもどうなんだろう。ロックの腎臓が、あのニセ父の体にあうかどうかもわからないで、息子を利用しようとする母親の心も理解できない。ロックが車いすを使うようになった出来事は、まだ描かれていないので、私はその理由が早く知りたいな。でも、ロックは、母親や信じた男に裏切られ、足が不自由になっても、ソーヤ-みたいにひねくれていないのは、なぜなのだろう? 年の功かな…。

夢にでてきたプロペラ機の墜落とブーンの家のテレサの事故。それらは現実だった。ロックの超能力はさえまくるが、足のほうは一時的に動かなくなる。ロックの指示で、墜落したプロペラ機の中を捜索していたブーンは、ヘロインを見つけたものの機体の落下でひどい怪我をする。ちょっとムリそうな気配。

あと、おかしかったのがソーヤーの「頭痛」。遠視だったよう。意地悪な質問をするジャックが、ちょっと嫌いになる(笑)。サイードがメガネを作ってやったのは、微笑ましい。私はハーリーの感想と違って、ソーヤーのメガネは結構似合ってると思う(^^)。


「約束」

今回はドラマ「ER」の野外編といった趣。医療器具がなくとも治療の方法があることに驚くが、ブーンを助けたい一心のジャックは、ちょっと冷静さに欠けていた。フラッシュバックで、ジャックの妻となる女性がでてきて、交通事故にあった彼女が再起不能といわれていたのに、それをジャックが救ったことから愛がはぐくまれていったことがわかった。あまりにもジャックが思いつめていたので、その後の妻に何かあって、彼女に対する負い目からブーンを助けたいと必死だったのかと思ったが、結婚式の宣誓で、彼女に自分が救われたといっていて、フラッシュバックそのものは、とてもハッピーな話だったので、あのジャックの沈痛な感じはナンなのだろうと疑問。自分のことを心配しているであろう妻を想う切なさなのか、さらに先に何か事件があったのか、謎である。

サンはしっかり看護師役をやっていたし、ジンも今回は活躍して、マイケルともいい関係になっているらしく、ジンの人のよさが、だんだんみんなにも理解されているのが嬉しい。

クレアがついに出産した。ケイトが立派に助産婦役をはたし、チャーリーとジンが父親のように遠くから心配していた様子が微笑ましかった。

ブーンは、ロックの指示に従って命を落としたのに、肝心のロックはブーンを心配するどころか、所在不明。そして、ブーンは崖から落ちたとなぜウソをつくのか? ブーンは、ロックの探検の道具でしかなかったようで可哀想だ。シャノンに何を伝えたかったのだろう。シャノンは瀕死の兄のそばにいるべきときに、サイードとデート。ブーンが亡くなって、シャノンの心に変化が起きるのだろうか。サイードも、シャノンからブーンのことを聞かされて、ちょっとひいてしまった感じがする。

今までの仲間が死んでしまって、見ているこちらもちょっと寂しい気持ちになる。なんとか全員無事にこの島から脱出できるといいのだけれど…。


「悲しみの記憶」

今回のフラッシュバックはサイード。ヒースロー空港でなぜかCIAに捕まり、潜入捜査を頼まれる。オーストラリアで大量のプラスチック爆弾(C4)がイラクのテロリストに盗まれたので、テロを阻止してC4を取り返せという。テロリストの一人がサイードの大学時代の友人イサームだったのだ。断るサイードに、彼が7年前に逃がしてやったナディアの居場所を散らつかせるCIAの女局員。イラクを出て、ずっと探し続けていた彼女に会いたい一心で、サイードはその仕事を引き受ける。しかし、その結果はサイードに悲しみの記憶をつくってしまう。友人を利用して彼女に会おうとしたことがそもそもの間違いだったのだ。自爆テロの実行犯にイサームが指名され、彼が弱気になっていることを知ったサイードは、CIAに仕事を降りることを願い出るが、仕事をまっとうできない時はナディアの逮捕もあることを告げられ、やむなくテロの阻止に挑む。イサームに協力するふりをして車に乗り込み、作戦実行の間際になってイサームに事実を告げ、逃げろといっても、イサームにはサイードに裏切られた思いしかない。結局、自分の未来に絶望してイサームは自殺する。サイードは、CIAの指示に逆らってイサームを土葬することでささやかな償いをするが、それで、墜落した飛行機に乗ることになってしまったようだ。

ブーンの埋葬で、サイードは彼の事はよく知らないけれど、以前、溺れた女性を真っ先に助けようとしたブーンは勇敢だったとたたえる。そこへ、ロックが現れ、ブーンがどうして怪我をしたか真実を話す。ブーンは飛行機の無線で交信しようとした。皆を助けようとした。英雄だという。ジャックは、崖から落ちたといったロックのついたウソに我慢が出来ずロックに殴りかかる。そして、ロックから許してほしいといわれたシャノンも、兄の死に納得できず「ロックに報いを」と、ロックへの復讐心を燃やす。シャノンからの頼みもあって、サイードはロックがいっていることが本当かどうか確かめる。実際に飛行機を見たサイードは、そこでロックから意外な話を聞く。救難信号の発信源を探していたときにサイードの頭を殴り無線機をこわしたのはロックだという。「あれに殺された」といっている危険な場所に行くことを止めたかったから、聴く耳をもたなかったみんなの頭を実力行使で阻止したというわけらしい。オドロキました。自分のやっていることはすべて正しいと自信満々なロックさんなのであった。

シャノンは、ブーンの死は事故だったというサイードの言葉を信じることができなくて、ジャックが首からかけていたカギを持ち出し銃を手にする。そしてロックに向けて撃とうとする。止めようとするサイード、ジャック、ケイト。サイードがシャノンに体当たりして事なきを得る。ジャックの残念そうな表情がちょっと怖い。ケイトはシャノンには時間が必要だというが、サイードは関係ない、間違ったかもしれないという。イサームを止めようとした自分の行為を、サイードは悔いていたのだ。相手のためにしたことであっても、それが本当に相手のためになったかどうかはわからない。サイードは、以前、ナディアは死んだといっていたが、それは、イサームへの罪の意識から、ナディアにはもう会うつもりがなくてそういったのかもしれない。

サイードは、助けてくれた礼をいうロックに向かって、皆が生き残るために必要だったから助けただけで、許さない、信用しない、と言い放つ。そして、あの謎のハッチに案内させる。今回のサイードは頼もしくて格好よかったけれど、あのハッチにはかかわらないほうがいいと思っているので、この先が不安です。

ソーヤーの声がケイトの赤ちゃんの子守唄になったというのは、可笑しすぎ。あの渋い声のどこが赤ちゃん好みなのかは、ものすごくナゾ。そして、ジンの笑顔が私の心を乱します(^^)。

シャノンのショックは計り知れない。彼女にとって、ブーンは兄としてなのか、愛する人としてなのかはよくわからないが、身近な人間を失った悲しみは、簡単に癒えることはないので、今はそっと見守るしかないでしょう。
# by mint-de | 2007-09-20 15:45 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 16~18話

「最期の言葉」

ソーヤーがシドニーにきた理由がわかった。詐欺仲間のヒップスの言葉を信じて、自分の親を死に追いやった男を殺すつもりでやってきたのだ。最初の展開から、ヒップスに利用されているだけではないかと思っていたが、案の定、ヒップスに借金を返さない男を始末するために、ウソの情報を教えられていたのだ。復讐することを誓いながら生きてきたのに、殺す前にその男かどうか確かめようとしないソーヤーに驚くが、人間というのは、思い込みが強いと、誤った判断をするのかもしれない。

その男を見つけたものの、殺すことができなくて、バーで一人酒を飲んでいると、財布を忘れたといって、話しかけてくる男がいた。見知らぬ男は、自分の弱さから、息子を誇りに思っていることを伝えられないという。息子の勇気ある行為に感謝しているが、息子は、父親にうらまれていると思っているだろうと。そして、ソーヤーに向かって、用事を片付けて楽になれという。その言葉に背中を押されるように、ソーヤーは、自分たち家族を破滅させたと思い込んでいる男を撃ってしまう。その後で、ヒップスに騙されたことに気付くソーヤー。「報いがくる」、撃たれた男はそういい残して死んでいった。

寝ているときに、イノシシにシートを奪われるソーヤー。シートを取り戻そうと出かけていくが、逆にイノシシに襲われ、イノシシ狩りを決意する。ソーヤーが銃を返さないので、その銃と引き換えに、ケイトはイノシシ狩りの協力を申し出る。夜、二人はお互いを知る「“ない”ゲーム」に興じる。お酒を飲みながらやるゲームとしては面白いかも(^^)。反対のことばかりいって、相手を酔わせる方法もあるなあ(笑)。ケイトが結婚していたことに、驚くソーヤー。そして、お互いに人を殺したことがあると知って、互いの闇をのぞくように見つめる二人。

「報いが来る」、ソーヤーが、夢の中でささやく声に目覚めると、またイノシシに持ち物を荒らされていた。イノシシにのろわれていると怒るソーヤーの前に、ロックが現れ、自分の妹の死を嘆いていた母親の話を始める。暗に、動物は、自分を責めるなといいに来たというロック。何でもお見通しのロックさん、あなたは超能力者?、この展開は珍しくなくなってきましたけれど(^^;)。

チャーリーは、イーサンを殺してしまったことに、平常心ではいられない。心配したハーリーは、サイードに助言を頼む。サイードはチャ-リーに、殺したことは一生忘れられないという。でも、独りだとは思うなと慰める。サイードもハーリーも仲間思いの「いいひと」なのだ。

ソーヤーは、イノシシを見つける。銃を向けるソーヤーをじっと見つめるイノシシの目を見て、ソーヤーは静かに銃を下ろす。それを見つめるケイト。ソーヤーは間違って殺した男から解放されることはないだろう。サイードの言葉のように。

ジャックに銃を返したソーヤーは、ジャックから意外な言葉を聞く。「レッドソックス・ファン」というジョークは、ジャックの父親の口癖だったという。その言葉から、「楽になれ」といった見知らぬ男がジャックの父親だと知ったソーヤーは、押し黙る。ジャックの父親に何もいわれなかったら、ソーヤーは人殺しをすることはなかったかもしれない。苦しまずにすんだかもしれないのだ。ただでさえ、ジャックに対抗心があるソーヤーにとって、この事実は、さらにジャックに対して敵愾心のような気持ちをうえつけたのではないだろうか。ソーヤーは、息子のことを誇りに思っているという父親の最期の言葉を、ジャックに伝えることができるのだろうか。


「沈黙の陰」

ジンは、韓国でサンの父親の仕事を手伝っていたが、その父親は、仕事のためなら人殺しもさせるような悪人だった。父親の前で、サンは自分の夢だと言い切ったジンは、サンのため、自分たちのために父親のいうなりに仕事をしてきたが、あるとき、自分の愚かさに気付いたのだ。自らの父親が貧しい漁師なのを恥じて、父は死んだとウソをいってきたが、自分の父よりサンの父こそ恥ずべき存在だということに。久し振りに父親に会ったジンは、事実を話す。父親は、サンのために仕事をやめやり直せと助言する。ジンは、シドニーとロスを訪れた後、サンの父の仕事を、本当にやめるつもりだったのだろうか。サンはサンで、ジンから逃れることを考えていたわけだから、お互いものすごくわだかまりがあって、悩んでいたということだ。サンは会話のなくなった夫に不満がたまり、ジンはサンの父親の真の姿を話せずに悶々としていた。少なくともジンにはサンへの愛情を感じるが、サンの本当の気持ちはどうなのだろう。

水着姿で歩くサンを見て怒るジン。ジンが抵抗するサンを強引にひきずるのを見て、マイケルが仲裁に入るが、逆にサンにビンタをくらう。あとで、あなたを守るためだと、マイケルに言い訳するサン。あなたは夫を知らないと。でも、夫を知らないのは、サン自身かもしれない。夫が寡黙になったのは、サンの父親の仕事を、サンのためにしなければならなかったということに、その仕事がジンにとって過酷な仕事で、ジンを変えてしまったということに、彼女自身気付いているようではあるが、ジンが何も話さないことに苛立ってしまって、二人の間には深い溝ができてしまった。

ますます孤立するジンを心配するハーリーは、リラックスしろと声をかけるが、もちろんジンには通じない。それでも声をかけるハーリーは、ホントにいい人です。

シャノンの完璧なロープの結び方に感心するサイードは、シャノンのお誘いに乗る前に、兄のブーンにおうかがいを立てる。律儀なサイードにびっくり。シャノンとサイードはどうもお似合いとは思えないので、私としては、サイードにちゃんと目を大きく見開いていただきたいと思う(^^)。兄にどうせ捨てられるといわれ、その言葉を鵜呑みにしながらも、シャノンのやり直したいという言葉をすぐに信じてしまうサイードをどう表現すればいいのでしょうか?(笑)

マイケルのイカダは順調に作られているようで、マイケル親子のほかにソーヤーが乗ることになっているらしい。なんでも大事にとっておいたソーヤーは、イカダの材料があって得意気だったが、そのイカダがある夜、燃えてしまう。

マイケルもソーヤーもジンを疑う。殴られるジンを見かねて、サンは、ジンは燃やしていない、やけどをしたのは消そうしたからだと、ジンの韓国語を英語で通訳してしまう(でも本当は、燃やしていないとはいっていなかったようだ。何をいっていたのか気になる)。夫をかばっているだけだといわれるが、真実を見ろ、島にいるのは自分達だけではないというロックさんの言葉に、マイケルとソーヤーはしぶしぶ従う。

ジンは、サンが英語を話したことに驚き、このときに、サンへの気持ちに区切りがついたように見える。自分とサンの距離を自覚したのだ。サンがあなたから逃げるつもりだったけれど、愛されているからやめたといっても、無言のジン。そして、手遅れだといって、洞窟からでていく。

その後、水着で海に入るサンは、ジンから解放されたということだろうか。ジンもマイケルのイカダ作りの手伝いをはじめ、ボートと口にしたところを見ると、彼もやり直す踏ん切りがついたよう。でも、ここにいる限り、二人の関係は微妙なままだろうから、いろいろ大変そう。

イカダを燃やしたのがウォルトだったのは意外だったが、この事実を知っていたロックさんに、また、あなたですかと、このワンパターンな展開にちょっとなぁ…です。越すのはイヤだからといって、父親が一生懸命に作っているものを燃やしてしまう子どもは恐ろしいです。でも、作り直すのを手伝うといったのは、反省していると思っていいのだろうか。私としては、そう思いたい。


「数字」

ハーリーは、その体格に比例して(^^)、心も広かったが資産もケタはずれの大きさだった。宝くじで1億5600万ドルも当たってしまったら、かえって途方にくれそうだが(笑)、この島にいる限りお金は無意味だ。ふと、この島で必要なものは何だろうかと考えてみる。水、食料、そして、友情と生きる意欲、後は何だろう…。

やっとハーリーの過去がわかった。宝くじで莫大なお金を手にしていたことにも驚いたが、この島の秘密にも深くかかわっていたことにも驚いた。宝くじに当たって喜ぶハーリー。しかし、ハーリーが使った数字、4 8 15 16 23 42 は、不吉な数字だった。宝くじに当たってから、祖父は亡くなり、母は怪我をし、母のために買った家が燃え、自分は誤認逮捕されるなど、次々と不幸な出来事が起こる。

ハーリーはその数字のことを聞いた男レニーを訪ね、その数字について質問すると、レニーはそれを使ってはいけない、数字から逃げろといってパニックになる。さらに、レニーから聞いた海軍で一緒に働いていたサムを訪ねたハーリーは、その数字がいかに呪われた数字であったか知ることになる。オーストラリアの荒野の一軒家に住むサムの妻は、その数字は、16年前にサムが太平洋上の長波通信を傍受したときに聞こえてきた数字だという。しかし、サムが街でその数字を使って懸賞金を獲得してから、サムの周りで不幸な出来事が次々と起こった。そのことに耐えかねて、サムは自殺していた。その事実に愕然とするハーリー。815の数字があることと、ハーリーもこの島に招かれるようにして墜落したということで、みんなそれぞれこの島と何らかの関連があるのかもしれない。

ジンがイカダ作りを手伝っている。身振り手振りでハーリーに何かいっている。それを通訳する(^^)マイケル。ジンもマイケルも仲良くやっていけそう。ジャックは、イカダ作りは順調だが、救難信号をだすためにバッテリーが必要だというマイケルの訴えを聞いて、サイードにジャングルのフランス女ルソーの居場所を教えてほしいと頼むが、サイードはひどい目にあっているので、断る。そのとき、ハーリーはサイードの持っていたルソーのメモを見て驚く。そこにはあの数字が並んでいたのだ。

数字の真相を知りたいハーリーは、一人でルソーのもとへ出かけていく。ハーリーがいなくなったことに気付いたジャック、サイード、チャーリーの3人は、慌ててハーリーの後を追う。ハーリーは3人に見つかるが、何のために行きたいのか真実を話そうとはしない。何とか、ルソーの家に近づくことができたものの、誰も信じようとしないルソーによって家は爆破される。銃にねらわれて慌てて逃げるハーリーの前に、ルソーが銃口を向けて立っていた。しかし、ハーリーはひるむことなく、数字の意味を尋ねる。ルソーは、ほかのことはどうでもいい、数字について知りたいというハーリーに共通点を見出したのか、銃を下ろし事実を話し始める。ルソーたちの船もこの数字を繰り返す通信を傍受して、この島にやってきた。発信源は、黒い岩の近くに立っていた電波塔だった。しかし、数字の意味を探るうちに次々と仲間が病に襲われたと。

それを聞いたハーリーは、この数字は、周囲に悪運をもたらす、呪われていると、ルソーに同意を求める。ルソーがうなずくと、ありがとうといいながら、ルソーを抱きしめるハーリー。同意してくれる人を探していたからといって、ここで、ありがとうという言葉を口にするハーリーは、ちょっと変わっている。所構わず優しさを発揮する人らしい。でも、こんな風に抱きつかれたら、悪い気はしないだろう。ルソーはハーリーには本来の人間性をあらわしたようで、持っていたバッテリーをハーリーに渡してくれた。

ロックはクレアにノコギリを使った工作を頼む。臨月の妊婦に頼むことだろうかと思っていたら、生まれてくる赤ちゃんのための揺り籠作りだった。こんなことにも気がきくロックさん。でも、なぜか「いい人です」とはいえない私です。

そして、あのハッチには、なんと呪われた数字が刻まれていたのだ。数字は何を意味しているのだろう?
# by mint-de | 2007-09-20 15:39 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 13~15話

「絆」

ブーンは、サイードに妹に近づくなという。「無視したら?」というサイードの質問には、すぐに返事ができない。ブーンは忠告だといっていたが、シャノンの過去がわかると、ブーンの言葉の意味がわかる。

シャノンはシドニーで男と暮らしていた。シャノンの助けを求める電話で、ブーンはシドニーに来たのだ。しかしその電話は、ブーンからお金を巻き上げるための芝居だった。シャノンの父と、ブーンの母は互いの子を連れて結婚したので、二人の血はつながっていない。父の死後、母が遺産を独り占めにしたと思い込んでいるシャノンは、ことあるごとに、男を利用して、ブーンからお金をとっていたようだ。それにしても、手切れ金として、男の要求する金額に応じるブーンは、少し常軌を逸しているように見える。あとで、兄妹としてではなく、恋愛感情をもった男女の関係になってしまったことがわかるが、たしかに、今までの二人の目の表情を見ていると、ただの兄妹には見えなかった。シャノンは1回きりの関係で終わらせようとしていたのに、それを身勝手といったブーンは、その関係を続けたかったのだろうか?

ロックとブーンは、見つけたハッチの前で、どうしたらハッチをあけられるか考えている。4か月も大理石を眺めていたミケランジェロの話を持ち出して、考えることも悪くないというロックさんに笑ってしまう。そう、時間はたっぷりあるのだから焦る必要はないかも(^^)。しかし、ブーンはシャノンに何をしているか執拗に聞かれるので、妹は秘密を守れるからハッチの話をしたいという。妹のことを気にかけすぎだとロックに言われても、その話をするつもりでいるブーン。そして、ロックはそんなブーンを殴ってロープで縛ってしまう。それから、頭に妙な薬を塗り、「解放されなきゃならん」「あとで感謝する」と謎の言葉と、ロープを切るナイフを置いて去ってしまう。

サンは畑をつくり、そこでハーブやフルーツを育てようとしていた。ケイトの話に微笑むサンを見て、ケイトはサンが英語を理解していることに気付く。それを秘密にする理由がわからないケイトに、サンは、「愛する人に嘘はつかない?」と聞く。何もいえなくなるケイト。

ハーリーはイノシシが食べられなくなり、魚のいそうな場所をジンに聞く。二人で魚を捕るものの、ジンは大漁で、ハーリーはゼロ。おまけにウニのイガイガを踏んづけてしまい、まさに踏んだり蹴ったり(笑)。その後、消毒のために「小便をかけろ」と叫ぶハーリーと、とんでもないと嫌がるジンの二人には大笑い。あとでハーリーに内臓を抜いた魚をプレゼントするジン。ジンは少しずつみんなの仲間に入ろうとしているようだ。表情も穏やかになってきている。

サイードは、ロックから手製のコンパスをもらう。必要ないというロック。後で、サイードとジャックは、そのコンパスが本来の方向を示していないことに気付く。ますます怪しいロック。ジャックはチャーリーにロックのことをどう思うか尋ねる。チャ-リーは自分達を救えるのはロックだけだという。なんでも知っていそうなロックだけれど、新しい捕食者に対応してイノシシが移動してしまうことには、最初から気付いていなかったのだろうか? 今後のタンパク質はどうする?

ブーンの耳にシャノンの悲鳴が聞こえてくる。「縛られてる」「助けて」
その声に必死にナイフを手に取り、ロープを切るブーン。シャノンを助けだし、逃げる二人の耳に怪物の声が聞こえてくる。しかし、逃げる途中でシャノンは捕らえられ、無残な姿で岩の上に。血まみれのシャノンを抱きかかえるブーン。

ロックのもとに戻ったブーンは、ロックになぐりかかる。「妹はあれに殺された」「どこに血痕が?」 シャノンは生きていた。すべては、ロックが頭に塗った薬による幻影だったのだ。島で生き抜くのに必要な体験だというロック。妹が死んでどう思ったというロックの問いに、「解放されたようだ」「楽になった」というブーン。ロックはますます謎。ブーンは、これからシャノンのことにこだわらずにやっていけるのだろうか。そう簡単に踏ん切りがつくとは思えないけれど…。


「運命の子」

不思議な力を持っているのは、クレアのお腹の子だけだと思っていたが、ウォルトにも「特別な力」が備わっていたようだ。

ウォルトの母スーザンは弁護士だった。ウォルトを妊娠していたときは、法科大学院の学生だったので、マイケルは一時的に絵の勉強をやめて、お金を得るために建設関係の仕事をしていたらしい。しかし、ウォルトが1歳9か月のころ、スーザンは念願だった国際法の仕事をするために、ウォルトを連れて、アムステルダムへ行ってしまう。不運にも、マイケルはその後交通事故に遭ってしまう。そして、そこへ見舞いにやってきたスーザンは、ブライアンという上司と結婚するので、ウォルトを養子にしたいという。スーザンのいいなりにならざるをえないマイケルに同情してしまう。ウォルトを愛する気持ちは人一倍強いのに、悪い方へ悪い方へと流されていくマイケル。

9年後、マイケルの前にブライアンが現れる。妻は病気で死んだ、ウォルトを引き取ってほしいと。自分はスーザンを愛していただけだった、ウォルトは変だ、彼の周りでは妙なことが起こるとまでいう。ウォルトが鳥の図鑑を見ていたとき、鳥がベランダに落ちてきたのは、何かの暗示だったのだろうか。母の死にも関係があること?

ウォルトを捜していたマイケルは、ロックの指導の下でナイフ投げの練習をしているウォルトを見つけ、激怒する。ロックは、もっと大人の扱いをしたらと提案し、ウォルトに特別な力があることをほのめかす。しかし、マイケルは聴く耳をもたない。マイケルは、ウォルトとの9年間の空白を埋めようと必死なのだ。だが空回りしているだけ。そして、ウォルトは突然現れた父親にどう接していいのかわからずにいる。場所が場所だけに、なかなか二人の関係はうまくいかない。

マイケルは、ウォルトを育てるためにも、この島から脱出することを考え、イカダ作りを提案する。サイードやジャックらは、ルソーの地図から緯度や経度が示しているのは、島の位置ではなく、「ある場所」なのではないかと推理する。そして、マイケルのイカダ脱出計画には無理があるとして、とりあわない。それでも、マイケルはウォルトを手伝わせて、イカダ作りを始める。

イカダ作りよりもロックに興味があるウォルト。再びロックのもとへ行って、激しく父親から叱責されたウォルトは、愛犬のビンセントを連れて出て行ってしまう。しかし、駆け出したビンセントを追ううちに、ウォルトは巨大白熊似の怪物に襲われそうになる。そこへ、パパが登場して大活躍(^^)。ロックの助けを借り、怪物にナイフを突き刺し、父親の面目躍如のマイケル。その後で、マイケルは、スーザンがウォルトに渡さなかった、自分が送り続けた手紙をウォルトに見せる。マイケルが描いた絵を見て微笑むウォルト。これで、二人の関係は改善されそう。雨降って地固まるということでしょうか。

チャーリーは、見てはいけないという理性が、読みたいという本能に負けてしまって、クレアの日記を読んでしまう。チャーリーに好意的な文章に、思わずにやけるチャーリー。でも、そこで「黒い岩」という記述にはっとする。そして、そこにクレアがいると確信する。謎がまた一つ。「黒い岩」。

ロックとブーンが夜のジャングルを歩いていると、何かの気配がする。なんとそこに現れたのはクレアだった。クレアが無事に戻ってきたようで一安心。お腹がすっきりしたように見えたのは私だけ?


「守るべきもの」

クレアが戻ってきた。しかし、飛行機に乗ったことしか覚えていないという。何故この島にいて、見知らぬ人たちといるのかわからないクレアに、チャーリーは彼女の日記を渡す。自分が読んだことは内緒にして…。ジンとサンもクレアを心配している。韓国語に字幕が出たので、彼らが何を話しているのかわかった。ジンも無関心を装っているものの、いろいろ気にしていたのだ。

チャーリーがクレアに見せる優しさは、彼女への好意の表れだと思っていたが、それだけではなかったようだ。チャーリーは、兄に娘が生まれたことで、バンド活動をやめざるをえなくなり、お金に困っていた。そして、ドラッグを買うお金欲しさに、金持ちの娘に近づいたのだ。

ロックスターと友だちになれたと嬉しがるルーシーの気持ちに取り入るチャーリー。しかし、ルーシーの家にあったチャーチルの遺品のタバコ入れを盗もうとするが、なかなかできないでいた。そして、ある日、すすめられた仕事に出かけるときに、スーツやカバンまで用意してくれたルーシーの気持ちに逆らうように、タバコ入れを盗んでしまう。結局、チャーリーのしたことはバレてしまい、ルーシーはひどく傷つく。謝りにいったチャーリーは、「君に認められたかった。守れる男だと」というものの、ルーシーはこういうのだった。「誰も守れやしない」と。前回のフラッシュバックもかなり悲惨なものだったけれど、今回もかなりひどい話だ。今の人のよさそうなチャーリーからは、想像ができないなあ。

チャーリーとジンが歩いているところへ、イーサンが現れる。クレアを連れてこなければ、仲間を一人ずつ殺すと脅す。ジャックは攻めることを考えるが、ロックは守りの作戦を指示。広い場所で、あんな風に歩哨に立っても、防げるのかなあと疑問に思っていたが、案の定、敵は海の方からやってきて、一人が殺されてしまう。そこで、ジャックにあの9ミリを使おうと提案するケイト。銃を使いたくてしょうがない素振りを見せるケイトに、一抹の不安を感じるのは私だけ?

クレアは、みんなが自分をさけている理由を知って、出かけることを決意する。ケースに隠してあった4丁の銃と保安官の銃をもって、ジャック、ロック、サイード、ソーヤー、ケイトがクレアとともに出かけて行く。出て行く6人をじっと見つめるチャーリー。

クレアを見つけたイーサンが現れる。そこへジャックが飛び込んで格闘の末に、イーサンを捕まえる。生け捕りにして事情を聞くはずだったのに、突然、銃弾がイーサンの体を貫く。あっけにとられる6人が振り向くと、そこには、銃をもったチャーリーがいた。チャーリーはクレアを守りたかったのだ。自分の過去の過ちを償うために。イーサンを捕まえたところで、真実を話すかどうかはわからないのだから、2度とクレアに近づかせないために殺したというチャーリー。それは早まった結論だと、私は思うけれど、クレアを救うことで、自分が救われると思い込んでいるチャーリーには、それ以外の方法は考えられなかったようだ。

あなたを信じたいというクレアの言葉に安堵するチャーリー。そして、またまたナゾは解明されず、ナゾだらけの話が来週も続くのだ…。
# by mint-de | 2007-09-20 15:36 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 10~12話

「予言」

クレアが悪夢にうなされる。責任を放棄したというロック、回る飛行機。夢になぜロックさんがでてくるのか謎である。それと、飛行機が意味深だ。

クレアにとって、妊娠は思いがけないことだった。絵の仕事をしていた相手のトーマスは、それでもクレアが望むなら産もうという。友達の紹介で、クレアは占い師にその後を占ってもらう。その占い師は、クレアの妊娠を当てたあとで、恐怖を顔に浮かべ、帰ってくれという。ものすごく思わせぶりで、占いをまったく信じない私は、あなたの見たものは、本当に未知なものなのかと、聞きたくなるが、この占い師は、ただ者ではなさそうだ。

クレアがまた、夜中に悲鳴を上げる。今度は口をふさがれ、誰かにお腹を刺されたという。ハーリーたちは犯人探しにでかけるが、ハーリーは、生存者の名前や、洞窟組と海岸組の区別もはっきりわからない状態だと何かと不便なので、人間関係を把握して、規則を作ろうと提案する。ハーリーがロックに聞いた、旅行の目的の答えは「探し物」。何を探していたのか気になるなあ。

ジャックは、クレアのお腹に刺されたあとがなかったことから、出産を控えたクレアのストレスや恐怖心が夢遊病の症状となって現れたのではないかと考え、クレアに胎児には影響のない鎮静剤を渡そうとするが、クレアは自分の言葉を信じてくれないことに腹を立てて、洞窟から出て行く。その後を追うチャーリー。チャーリーは、クレアを心配し、話し相手になる、友だちになりたいと、率直に自分の気持ちを伝えてはいるが、クレアはちょっと遠慮気味。

クレアは、トーマスに裏切られたのだ。一度は父親になると決意した男がやっぱりやめたというなんて、最低です。失意のクレアはまた占い師を訪れる。占い師は、君が育てなければ子どもは幸せにはなれない、という。フーン、どうしてそんなことがわかるんでしょうか?(^^;)

それでも、クレアは養子縁組の手続きをするしかないと決意し、手続きをしようとするが、気持ちに迷いがあってサインすることができない。結局、占い師のいうままになるクレア。飛行機でロスに行って、養子縁組の話をするということだった。絶対、その飛行機で行かなければならないという。

移動の途中でクレアの陣痛が始まる。間隔を計るとか、深呼吸をしてというチャーリー、もしかして、あなたは経験者?普通の若い男がこんなことを知っているだろうか。それに、自分が取り上げるとまでいってしまって、もうビックリです(笑)。クレアに断られて、チャーリーはジャックに知らせるべく戻るが、途中で、ランスのはずだったイーサン(ワケワカリマセン)に頼み、クレアの元へ。

クレアからその占い師の話を聞いたチャーリーは、その占い師は飛行機が落ちるのを知っていて、君を乗せた。他人に君の子を育てさせたくはなかったのだと推理する。ちょっと無理がありそうな話だけれど、クレアの赤ちゃんには、なにか特別な力があるということなのかもしれない。大体、空から落ちて妊婦に異常がないという話からして、スゴイコトです!

サイードが戻ってくる。フランス人の女がいる、そして、島にいるのはおれたちだけじゃないという。
ハーリーも意外な事実を告げに来る。乗客名簿にない人物がいると…。

謎が深まるばかりで、気になる展開が続きます。今回、ハーリーに乗客名簿を渡してと頼まれたソーヤーの笑顔が素敵だった。ソーヤーもだんだん心を開いてきたようだ(^^)。


「見えない足跡」

諸事情によりものすごく簡単な感想です(m_m)。

ドラマの展開より、チャーリー(ドミニク・モナハン)とケイト(エヴァンジェリン・リリー)の婚約にびっくり。AXNのキャスト紹介に、ドミニク・モナハンのペットが蜘蛛と載っていたが、彼女は彼のどこが気にいったのだろう?(^^;) なんて、そんなことをいうのはヤボというものですが…。どうぞお幸せに!

有能な外科医だったジャックの父親が、どうして哀れな最期をとげたのか、やっとわかった。酔ったまま手術をして、結果的に患者を死なせるミスをしていたのだ。父を許すつもりのなかったジャックだったが、父親のもうしないという言葉を信じて、うその書類にサインする。しかし、ジャックは、患者が妊娠していたことをあとで知り、それを承知で父がミスを認めないということに我慢ができず、父のミスを明らかにしてしまう。ジャックの気持ちはよくわかるが、父親にしてみると許してくれたはずの息子に裏切られた気持ちになるだろう。父を追い込んでしまった自責の念から、ジャックは父の亡霊を見ていたのかもしれない。

チャーリーは、クレアのことを話すことができない。痛々しいチャーリー。イーサンたちのねらいは、クレアだったということだが、飛行機を墜落させるより、そのまま誘拐して着陸したほうが安全だったろう、なんていってしまうのは、なしですね(^^;)。

ロックがマイケルを足手まといといった理由がよくわからない。ロックが都合よく動かせる相手を連れていったということかもしれない。ロックもかなり怪しいと思う。


「ケースの中の過去」

木登りして木の実をとるケイトは、なかなか素敵だ。そして、ストーカーまがいの追跡をしているソーヤーと滝の落ちる池で、あの黒い下着で泳ぐケイトもまたまたスゴイ(笑)。池の底に沈んでいたのは、墜落の犠牲者。そして、ケイトはそこで保安官が持っていたケースを見つける。そのケースにこだわるケイトに好奇心丸出しのソーヤー。自分のものにしたケースを、必死に開けようとするソーヤーには笑ってしまう。そこまでしてケイトに関わりたいソーヤーが可愛く思える(^^)。

ジャックは、サイードにルソーのところへ案内してくれるように頼む。しかし、サイードは「他のものがいる」というルソーの言葉は正気とは思えないし、自分が聞いた声も風のいたずらかもしれないと断る。それでも、ジャックに、持ち帰った書類や地図はどうだといわれ、数式はとけないがフランス語の注釈を訳す方法もあるが、謎のままがいいかもという。しかし、彼にもそういえるかと、沈んだままのチャーリーを指差され、シャノンにフランス語の訳を頼むことにする。

ケイトが銀行強盗の経験者だったとは驚きだが、ケイトが銀行強盗までして、貸金庫を開けようとした理由がわからない。そして、貸金庫の中にあったのはおもちゃの飛行機。埋めた遺体を掘り起こしてまでケースの鍵をとろうとした、そのわけはなんだろう。もしかすると、殺した人の持ち物でありながら、ケイトの殺人の証拠にもつながるものなのか?ケイトの過去も謎が深まるばかり。

海の潮が急に上がってきたために、夕暮れの中を海岸から移動する人々。焚き火の前で、夫が戻ってくるのを信じている女性が失意のチャーリーを慰める。
「拒むことと信じることは紙一重」「信じる方が楽よ」
その言葉に思わず泣き出すチャーリー。

シャノンのフランス語の訳は「役立たず」だったが、彼女は、注釈はアニメで歌われていた歌詞だったと、サイードに告げる。何度も繰り返していたと。シャノンの歌う「ラ・メール」の歌が暗闇のなかを流れていく。こうなると「ラ・メール」の歌詞を知りたくなるが、フランス語の歌詞を見つけたものの、日本語訳はわからない。この歌詞に意味があるのかなあ。またまた、なぞ、謎です…。
# by mint-de | 2007-09-20 15:33 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 7~9話

「暗闇の中で」

今週のフラッシュバックはチャーリー。数年前、チャーリーは信心深いクリスチャンだった。人気バンドのロッカーとしてもてはやされながらも、その自堕落な生活に嫌気がさしていたようだ。でも、兄のお前は「ロックの神」というほめ言葉にのせられて、活動を続けていた。ある日、兄の態度にうんざりして、解散だといったものの、兄に「バンドがなければただの役立たず」といわれ、深く傷つき、それからドラッグに手を染めるようになったらしい。
それから何年かして、兄はシドニーで堅実な家庭をつくっていた。そこへ、チャーリーが訪れ、またバンドをやろうと兄をさそうものの断られ、チャーリーは、そこからロス行きの飛行機に乗ったのだ。
バンド時代は、チャーリーが兄の行動を諫めていたのに、その時点では、立場が逆転して、チャーリーのほうがドラッグなしではいられない生活をしていた。どうしてそうなったかは、まだ謎だ。兄が自分を守ってくれなかったことが原因らしい。

サイードは三角測量を応用して、遭難信号の発信源を探ろうとする。花火を合図に3か所のアンテナに同時に電源を入れるという。アンテナの設置にサイードとケイトは出かけて行く。

チャーリーを追うイノシシを見事に生け捕りにしたロック。チャーリーはロックにドラッグを返せというが、ロックは「3回ほしがったら返す」という。「選択する自由を尊重したい」「選択することが君とこいつ(イノシシ)の違いだ」。ロックは哲学者みたい(^^)。何でもお見通しで、悠然としている。

ベースが邪魔だといわれたチャーリーは、ジャックにくってかかる。そのとき洞窟で崩落が起こり、チャーリーは逃げ出せたものの、ジャックは取り残される。ハーリーの指示で、チャーリーはビーチに助けを求めて走る。

ケイトにはおれが伝えるというソーヤー。しかし、日頃の態度の悪さから、ケイトには相手にされず、本当のことをいいそびれ、手伝いにきたとだけいう。

チャーリーはドラッグほしさにロックにも伝えに行く。しかし、ロックはガの羽化の話をして、「もがくことで強くなる」とチャーリーを励ます。

マイケルやブーンたちもやってきて、洞窟からジャックを助け出そうとするものの、土や石を思うように取り除くことができない。「岩の下敷きになって動けない」というジャックを励ますハーリー。これ以上穴は広げられないので、誰かが中に入って岩を動かすしか方法がない。チャーリーはおれが入るという。ここで身内がいないのはおれだけだからと。幸運をという皆の気遣いを背に狭い穴を進むチャーリー。

ソーヤーからジャックが生き埋めになっている話をきいたケイトが洞窟へやってくる。必死に石をどけるケイト。

ジャックはチャーリーに助けにきてくれたことを感謝する。二人が話しているとき、チャーリーはガがとんでいるのを見つける。そしてかすかな光にも気付く。その先から脱出する二人。出てきたジャックに飛びつくケイト。ケイトがジャックを好きなことがはっきりした。

花火の合図でスイッチをいれ、受信できそうなところで、サイードは何者かに襲われる。一体ダレ?

チャーリーはロックにブツをくれといい、受け取った後、それを火の中に入れる。それを見ていたロックはこういうのだった。「誇りに思う。できると信じてた」

チャーリーはジャックを助けにいったことで救われたのだ。それは、冒頭の神父がいった「選択」、ロックがいった「選択」、そしてチャーリーがした「選択」の結果だった。


「手紙」

ソーヤーを見ていて、かなり屈折した人生を送ってきた人だろうと思っていたが、やはりそうだった。少年時代の辛酸をなめるような経験が、その後の彼の人生をつくってしまったのだ。

サイードはジャックに傷の手当てをしてもらう。機材も壊され、殴った相手もわからない。今週犯人がわかると思っていたけれど、まだナゾのままだ。

ブーンは、ソーヤーが自分の本を持っていたので、カバンから妹シャノンの喘息の吸入薬も取ったと思い込み、ソーヤーの持ち物を探し、ソーヤーに殴られる。それを聞いたジャックは、ソーヤーに薬を出せというが、ソーヤーは拾った者勝ちだとしらばっくれる。私は、いくらソーヤーでも、必要な薬を出さないはずはないだろうと思っていたのだが、ジャックたちはそう思っていなかったようで、残念だ。

ジャックの怒りを見て、ケイトは自分には本当のことをいってくれるかもしれないと思い、ソーヤーに「吸入薬と交換に、何がほしいの」と尋ねる。ケイトのキスといって、悪ぶるソーヤー。ケイトは、ソーヤーが読んでいる手紙を大事にしているのを見たと話す。その手紙をケイトに読めといって押し付けるソーヤー。
ソーヤーあてのその手紙には、自分の母親をだまし、父親の全財産を奪った男への復讐が綴られていた。悲観した父親は、母を殺し自殺していた。

サイードは、ロックに自分が襲われたときのアリバイをきく。残念ながらイノシシしか知らない(笑)というロック。でも、花火の点火を煙草の火でやると、遅く火がつくと聞いたサイードは、ロック同様、ソーヤーに疑いを持つ。

喘息の発作におびえるシャノンを見るに見かねて、ジャックは、ソーヤーに薬を渡せというが、悪態をつくソーヤーに怒りを爆発させ、みんなの前で殴りかかる。殴られるままのソーヤーに疑いを持たないジャックに、私はちょっとガッカリ。シャノンの身を案じて、サイードとジャックは、ソーヤーから薬をとるために強硬手段に出る。軍隊での経験をヒントに、ソーヤーを拷問するサイード。しかし、ソーヤーは拷問にも楽勝だとうそぶき、うめき声をあげながらも我慢する。その後観念したソーヤーは、ケイトになら話すという。
キスをしたら話すというソーヤーに、仕方なくケイトは顔を近づける。しかし、キスのあとで、もってないというソーヤー。私もそうだろうと思っていた。悪ぶっているだけなのだ。
事実を知ったサイードは、ソーヤーが島から出たくなくて、そういう行動にでて、無線もこわし自分も襲ったと思いこみ、ソーヤーに襲いかかる。持っていたナイフがソーヤーの腕を傷つけ、動脈を切ってしまう。治療するジャックに死なせろというソーヤー。

手当てを終えたソーヤーに、ケイトが話をする。あの手紙はあなたが書いたと。それを聞いてソーヤーは自分の過去を打ち明ける。両親を死に追いやった男へ復讐心をもちながらも、自ら借金をつくり、金持ち夫婦をだまそうと詐欺の人生を歩んでしまっていたこと、自分もその男のようになっていたことを。そして、ソーヤーというのは、その男の名前だったのだ。彼の本名は何?

サンは、シャノンの喘息にはユーカリの葉が効くと思い、マイケルに集めてもらった葉を、シャノンにかがせたり、胸にぬる。なぜ、ジンに頼まずマイケルに頼んだかはナゾです。そして、マイケルと話しているところを見られてジンに文句をいわれても無視する。だんだん強気になるサン、頼もしいです(^^)。

サイードは、自分がしないと誓ったことをしてしまったので、ここにはいられないといって、出て行く。海岸線を歩いて島の地図をつくるという。ケイトにまた会おうといって、去っていく。

ますます面白くなってきた。ソーヤーは、これからも悪役をつづけるのだろうか。これからの彼にとても興味がある。


「孤独の人」

自分の行為を恥じ、地図を作るべく海岸線を移動していたサイードは、ビーチでワイヤを見つける。救難信号と関係があるかもしれないと、そのワイヤをたどっていくが、罠にかかってしまう。サイードが気がつくと、そこには女性がいた。いきなり、「アレックスはどこ?」と聞かれる。
ベッドに縛り付けられて身動きできないサイード。この女性一人でサイードを運んだことに疑問があるけれど、ジャングルで相当鍛えられたに違いない。サイードの持ち物を調べた彼女は、サイードがときどき見つめていた写真の女性について尋ねる。サイードの過去が少し明らかになる。

写真の女性はナディア。共和国防衛隊の兵士だったサイードが取り調べた女性だが、昔のクラスメイトだった。お互いなんらかの感情があったようだ。留置所(?)に、ひそかに食べ物を差し入れるサイード。しかし、ナディアへの射殺命令がでたので、彼女を逃す寸前、上司に見つかってしまう。サイードは彼女と自分のために、上司を殺し、自分の足を撃ち、ナディアを逃がそうとした。そのとき、ナディアが自分の写真をサイードに渡したのだ。サイードが必死に助けようとしたものの、彼女はその後死んだらしい。

サイードの過去もとてもつらいものだった。このドラマにでてくる人たちの過去はみんな暗くて、切ない。もう少し明るい話題はないのかと思っていたら、ほかのメンバーが、楽しいひと時を過ごしていて、珍しく和める展開だった。

乗客の荷物からゴルフ道具を見つけたハーリーは、手づくりのゴルフコースをつくり、みんなを誘う。生き延びるためには、気晴らしも必要だということを、さりげなく教えたのだ。ハーリーのプランに微笑むメンバー。みんなで、ゴルフを楽しんでいる時に、驚いたことに、あのソーヤーまでやってくる。あと一打で優勝が決まるジャックに、入らないほうに日焼け止めと懐中電灯を賭けると口にする。一瞬冷たい空気が流れるが、ケイトの「乗ったわ」という声に、みんなもソーヤーを歓迎して、和やかな雰囲気に。ソーヤーが、みんなとうまくやっていこうと決意したことはいいことだ。ケイトの優しさがソーヤーの心を変えたのだと思う。

サイードを捕らえた女性はダニエル。救難信号を出していた女性だった。サイードの話を聞いて、ダニエルは次第に心を開き、サイードが、彼女が大切にしていたオルゴールを直してやったこともあり、何故、ここにいるかを話し始める。

科学者でロバートという男の人と、タヒチから出航して遭難したらしい。
でも、彼女の話は不気味だ。彼ら、黒い岩、草のなかからささやく声。そして「怪物なんていない」。

一緒にみんなのところに行こうとサイードが誘っても、彼女は首をふる。そして、「用心して」とサイードを送りだす。アレックスは自分の息子だといったダニエル。私もアレックスがどこに行ったのか知りたい。サイードを殴ったのはアレックスなのかな?彼女の話で謎がもっと深まり、今後の展開がものすごく気になる。

ジャングルを行くサイードの耳に、風の音にまじって、かすかなささやき声が聞こえてくる…。
それは、本当に人間の声なのだろうか…。それとも錯覚?
# by mint-de | 2007-09-20 15:28 | 海外ドラマ(LOST)