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冬の夕暮れ

今日は、夕方に犬の散歩をした。
冬の夕暮れの道は、少し淋しい。
散歩は、やはり朝のほうが気持ちがいい。

実家の家を解体した。住もうと思えば、まだまだ使えたかもしれないが、住む者がいない家は荒れていくばかりで、その姿を見るのもつらいので、壊すことにした。
去年、草が伸び放題の庭に、野菊だけがきれいに咲いていた。
ときどき、風に揺れていた花を思い出す。

いろいろ手続きも終わり、ホッと一安心。

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by mint-de | 2008-01-10 22:14 | 木陰日和

クリスマスな日

先日、久し振りにクラシックのコンサートを聴いてきた。
数人の弦楽器とソプラノ歌手によるクリスマス・コンサート。
ナマの弦楽器の音色は柔らかくて伸びやかで、心がゆったりと満たされていく気がする。

昨日は、「迷子の警察音楽隊」を観てきた。朝日新聞に載っていた沢木耕太郎の評によると、
「この映画は、人は互いに理解できるはずだなどとは語らない。理解できないということによって、理解できないということを当然のこととして受け入れることによって、ほんのわずかな共感が生まれるかもしれないと言っているのだ」という映画だ。
でも残念ながら、私には、この映画のテーマがよくわからなかった。
他国の人間を理解しようとする気持ちが大事だと思うし、「わからないからわからなくていいのだ」では、なにも生まれないだろう、と思う。スウェーデン人とノルウェー人の素朴な交流を描いた、「キッチン・ストーリー」のほうが、私には上質な映画に思える。

映画を観たあとで、「光都東京」のイベントでライトアップされている国際フォーラムから東京駅まで散策。雨の中で光る無数のヒカリは幻想的だった。

その後、食事をしようと思って入ったお店は予約で一杯で、結局地味なお店で食事をしたけれど、味はイマイチだった。口直しに、夫が気に入っているバーで、お酒を飲む。ロイヤルコペンハーゲンのお皿がズラッと壁にかかっている落ち着いた雰囲気のバーで、夫が好む理由がわかった。客はわれわれ二人だけ。マスターとお話をして、静かな静かな夜のひとときだった。

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by mint-de | 2007-12-23 14:40 | 木陰日和

札幌周辺

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         (登別温泉の川は温泉の色)


兄の納骨を済ませてから、支笏湖の湖岸を走り札幌へ。
支笏湖は、湖というより海のような広がりを感じてしまう湖だ。周囲の森は、自然がそのまま残されていて、どちらかというと原始的なイメージの湖で、すっかり観光地化している洞爺湖に比べると、とても静かで落ち着いた雰囲気がある。
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札幌では、夫も私もそれぞれの友人と会うので別行動。私は、友人とロープウェイに乗って藻岩山へ。夜景がとてもきれいだと聞いていたので、楽しみにしていた。眼下に広がる札幌の街のあかりは、いろんな色の宝石が光っているようだった。キラキラ輝く夜景を見ながら、展望レストランで食事とおしゃべり。友人は高校の修学旅行で一緒に撮った写真を引き伸ばして、それを素敵な額に入れてプレゼントしてくれた。なんだろうと思いながらあけると、昔の写真がでてきて、懐かしいやらおかしいやら(^^)。何十年もたっているのに、考えていることはお互いあんまり変わっていない。人生はあっという間にすぎていく気がする。
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札幌のホテルは、クライマックスシリーズでやってきたロッテの選手たちの宿泊所だったので、何人かの選手たちと偶然同じエレベーターに乗るといううれしい体験もあった。

帰る日は、飛行機に乗るまで時間があったので、たまたま地図で見つけた社台スタリオンステーションという所へ行った。夫がただ「社台」という地名に興味をもっただけで訪ねた所だったけれど、行ってみてよかった。有名な種牡馬が放牧されていて、とにかく、ものすんごく、ひ~ろ~い、のである。北海道らしい雄大な景色の中で、のんびりできる所だった。
馬は1頭ずつ違う囲いに入れられていて、かつて競馬ファンを熱狂させた栄光のサラブレットたちが、今は気の向くままゆったり草を食んでいる。白樺の葉が、風に揺れる音しか聞こえてこないような静かな場所。馬たちにとっては、どちらの世界にいる方が幸せなのだろうか。ディープインパクトは、競馬場を疾走した日々を思い出したりするのだろうか…。
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by mint-de | 2007-10-19 15:22 | 旅する風

函館周辺

今年の5月は、八雲町の銀婚湯温泉、大沼公園、函館と回ってきた。

銀婚湯温泉は、旅館を始めた年が創業者夫婦の銀婚の年だったことから、この名がついたとか。質素で野趣あふれる温泉だった。料理はおいしいし旅館の雰囲気もよくて、昔ながらの落ち着いた旅の宿という感じだった。こういう旅館がもっといっぱいあるといいな。広い敷地には、つり橋や白樺林もあり、川を眺めながら浸かれる露天風呂もある。ちょっとしたハイキングコースだ。
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大沼公園は、駒ヶ岳をバックに大沼と小沼が広がり、周囲の緑がとてもきれいだった。
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函館のハリストス正教会の建物が好き。緑の季節もいいが、雪景色の中、教会から函館の海を見下ろす風景も美しい。冬にぜひ訪れてみたい場所だ。
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元町の坂から港を望む
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函館のカトリック元町教会の美しい建物と、珍しいウコン桜(緑色っぽい花の色)の組み合わせ。
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石川啄木の像がある、啄木小公園から見た津軽海峡。
青森が青く見える(^^)
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by mint-de | 2007-09-28 15:48 | 旅する風

紅葉の奈良

去年の11月は、奈良と京都で紅葉めぐりをしてきた。
京都はものすごい人で、夜にライトアップされたお寺を訪れたときは幽玄な雰囲気を楽しめたけれど、あとはあまりの人の多さに情緒も吹き飛んでしまった。
京都より奈良の広々とした素朴なお寺のほうが私の好みである。

法隆寺は、その広さにただただびっくり。昔の人もここを行き来していたのだなあと思いながら、空を仰いだりすると、なんだか自分も歴史の一部になっている気がする(^^)。
夫は修復する屋根瓦に寄付をした。夫も歴史の一部になりたかったのかも…。
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談山神社はものすごい山のなかにある。樹木もとても大きい。
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夕暮れ近くになったので走りながら門に入った長谷寺は、とても雰囲気のあるお寺だった。
人気が高いのも頷ける。花の咲く春にまた行ってみたいと思っている。
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長谷寺の駅はものすごい高台にある。この坂道を毎日歩いている人がいるなんて信じられない!ハアハアいいながら上って駅に着いたときは、もうすっかり日が暮れていて、ホームに立って電車を待っていたのは、夫と私の二人だけ。知らない町の夕暮れは、妙に切ない気分になるものだ。今でも、寺の思い出とともに、夕暮れのなかを夫と二人で参道から駅に向かい、このホームで待っていたときのことを、なぜか懐かしく思い出す。

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by mint-de | 2007-09-28 15:34 | 旅する風

洞爺湖

ここ数年、法事などで北海道に帰る機会が増え、洞爺湖には毎年のように訪れている。2年前は、シーズンオフの料金を利用して、あの豪華なザ・ウィンザーホテルに泊まることができた。とにかく夢のような空間で、素敵なホテルだった。広大な海の眺めと優美な洞爺湖を眺められるのがホテルのうたい文句だけれど、霧がかかったり、曇りの日は何も見えなくなるので、来年のサミットのころの天気が気になったりする(関係ないけど…^^;)。
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   (ロビーの大窓から見た洞爺湖)
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去年は湖に面したホテルに泊まり、お天気もよかったので湖の美しい景色が楽しめた。
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レークヒル・ファームは、亡くなった姉に教えてもらったところ。
アイスがおいしくて、庭のお花や広い牧草地からの羊蹄山の眺めが最高。
ここにくると姉のことを思い出す。

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by mint-de | 2007-09-28 14:45 | 旅する風

思い出の湖

夏になると、クッタラ湖という湖を思い出す。その湖は、北海道の登別温泉からバスで30分くらいのところにあった。
周囲8キロのカルデラ湖で、摩周湖につぐ透明度を誇っていたわりには、知名度は低かった。

高校生の頃、友人とキャンプをし、卒業してからの数年間、そこでキャンプをするのが私達の夏の行事だった。
キャンプ場は、レイクハウスの対岸にあり、訪れる人があまりいなくて、いつもとても静かだった。私たちしかいないのではないかと思えるときがあり、ボートに乗ったり、泳いだり、まるで自分たちだけの湖のような気持ちで、その夏の日々を楽しんでいた。

ボートを漕いでいくと、湖に沈んでいる木々があまりにもよく見え、その幻想的な風景は、引き込まれそうで怖いくらいだった。
周囲の木々の緑が湖面に映え、エメラルド色に輝いていた湖。私は、その湖の美しさに、訪れるたびに感動していた。
ジンギスカンの肉や野菜の焼けるにおい、友人の笑顔、夏の青空。
もう何十年もその湖を訪れたことはない。

多分、あの神秘的な湖の美しさを、あの頃感動したように、味わうことはできないだろう。
でも、またいつかあの湖を訪れてみたい。そのとき私は、その湖を見て何を思うだろう。

(この記事を書いたあとで、湖に行く機会があった。11月下旬で夏とは随分違うイメージだった)

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by mint-de | 2007-09-27 14:54 | 記憶の鞄

雨は土地の名を、街の名を、通りの名を恋人のようにもっている。
雨は、街の言葉だ。雨の言葉が語るのは、街角にかくれている街の物語だ。
雨に街が滲んでいる。滲んだ光景がいつかこころに滲んでいる。
悲しみのように、街の雨はこころにしみをのこすのだ。


(長田 弘 『記憶のつくり方』 晶文社・「雨の歌」から)

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by mint-de | 2007-09-22 15:28 | 詩と言葉から

見たり聞いたり、日々思うことをあれこれと…


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