碧草の風

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「LOST」 47~49話

(2-22) 「隠された取引」

やはりマイケルは、アザーズから「仕事」を命じられていた。ウォルトと引き換えに、ヘンリーを逃がし、仲間を4人連れてこいという。ウォルトを救うために、仲間を2人殺し、ほかの仲間を引き渡す。わが子のために、そこまでする親はどれだけいるだろう? 私はそんな選択は嫌だな。事情を話して、いい方法を考えたい。

フラッシュバックは、マイケルが13日前にウォルトを捜すためにハッチから出ていき、アザーズに捕まり「仕事」を命じられるまで。ハッチにいたマイケルが、コンピューターの画面にウォルトのメッセージを見たのは、偶然ではなかったのだ。きっと監視カメラで、マイケルが座るのを待っていたのだろう。マイケルは、向こうのエサに飛びついてしまったのだ。

マイケルがジャングルに行くと、待ってましたとばかりに、マイケルを捕らえるアザーズのあのひげおじさん。そして、ジャックたちがマイケルを追って、ケイトが捕らえられたとき、マイケルはすぐそこにいたのだ。アザーズでちょっとだけ安心できるのは、ダニエルの娘らしいアレックスが、クレアを心配していてアザーズに洗脳されてしまっていなさそうなこと。

捕らえられたマイケルは、いろいろ質問される。興味深いのは、ウォルトがいそうにないところに現れたことはなかったかという質問。シャノンが見た亡霊のようなウォルトのことをいっているのだろうか? ウォルトを一生懸命捜しているわりには、知らないことが多いと、皮肉をいわれてしまうマイケル。そして、ウォルトと少しだけ会うことを許される。ウォルトは、「テストされてる」、あの貧相なテントのことをいっているのか、「見せかけだ」という。あれだけのハッチをもっているのだから、あのキャンプ場のような場所は「いったい何?」という感じではある。

マイケルは、ヘンリーを逃がし仲間を4人連れてきたら、ウォルトを自由にしてやるといわれる。ジャック、ケイト、ソーヤー、ハーリー、この4人だけ。ジャックは医者だから、役に立ちそうだけれど、あとの3人が何故必要なのかは、ものすごくナゾ。

エコーがハッチに戻ってくる。エコーはすっかり夢のなかのイェミの言葉に洗脳され、教会をつくるより、ボタン押しが神聖な仕事だと信じ込んでしまった。血をふき取っているマイケルに、まるで殺した事情を知っているかのように、昔の話として、自分が殺したものに地獄で会うのが一番怖いという話を聞かせる。

ジャックはマイケルの話を信じて、人数をまとめて出発しようとするが、マイケルは4人でいいという。私でさえ、その人数にこだわるマイケルをいぶかしく思うのに、ジャックはそんなことはないらしい。その点、サイードはさすがに修羅場をくぐっているせいか、マイケルの態度に疑問をもつ。自分の参加を拒否されたのに、握手までして了解したというサイード。多分、自分が不審に思ったのを悟られないために、そうしたのだろう。そして、サイードは、マイケルは怪しいとジャックに告げる。どうするか一晩考えるというサイード。いい案が浮かべばいいけれど。

チャーリーのもとへビンセントが駆けてくる。あのマリア像をくわえて。エコーがやめてしまった教会をつくりつづけようとしているチャーリーは、ビンセントが見つけたマリア像を海に投げ入れる。チャーリーにはもう「いらないもの」になったのだ。その様子を静かに見守るロックさん。

アナとリビーの葬儀が始まった。ハーリーとジャックの追悼の言葉を聞いていたサンが、ふと海を見ると、白い船が浮かんでいる。あの船は、何なのだろう?


(2-23) 「旅路の果て」 

突然、海に現れたヨットに乗っていたのは、デズモンドだった。酒をあおり、すっかりやけになっている。2週間半、フィジーを目指して航海していたのに、何故かこの島にたどり着くという。この海と島から逃れることはできないと絶望的になるデズモンド。磁力が影響して、この周辺から脱出できないという説はあり得るかも。

フラッシュバックはデズモンド。彼が何故世界一周レースに参加することになったのかという話。デズモンドは、ジャックとスタジアムで会った時には医者を目指していたと話していたが、その時は軍隊に入っていて、違反か何か罪になることをしたらしく、軍刑務所の刑期を終えて出所したところ。出所したデズモンドを迎えたのは、恋人の父親。その父親は、娘の相手としてデズモンドはふさわしくないと思っていて、デズモンドが恋人にずっと送っていた手紙の束を見せながら、娘と連絡をとらないことを条件に手切れ金を渡そうとする。デズモンドは自分の名誉を取り戻すために、父親の仕事である外洋レースに優勝して恋人を取り戻したいと思うようになったらしい。

ヨットを持っていないデズモンドが、ヨットを手に入れた話はあまりにも偶然すぎるし、そのヨットの持ち主の妻がリビー(本当の名はエリザベスだった)だったというのもなんだかなあという感じではあるけれど、とにかくそれでデズモンドは、レースに参加して嵐に遭い、この島の砂浜に倒れていたところをケルヴィンに助けられ、3年間のボタン押し生活が始まったということだ。

ハッチでは、ボタン押しに賛成・反対で、エコーとロックが殴りあいになる。ボタン押しの虚しさに気付いているロックは、デズモンドにボタン押しは心理的実験の一つだったと説明して、エコーのボタン押し阻止に協力をあおぐ。デズモンドもボタンを押さないとどうなるのかという話には興味をもったようで、ボタン押しに生きがいを感じていた二人には相通じるものがあるらしく、仲良くエコーをハッチの外に出すことに成功する。しかし、エコーは梯子から外に出て「検疫隔離」の扉を見つけてしまったので、また一騒動になりそうな気配。

サイードはデズモンドの船に運命を感じ、船を利用して先にアザーズの様子を見にいき、ジャックたちと後で合流する方法を考える。かなりアバウトな説明で、それで大丈夫か?と思ったけれど、ジャックは納得した様子。マイケルが怪しいことを話すのは危険なので、ケイトたちには言わないことにしたけれど、それってフェアじゃないと思う。

出発したジャックたちは、途中で、つけていたアザーズの一味と思える一人を撃ち殺してしまい、マイケルの動揺に乗じてジャックが真実を話せとマイケルに迫ると、そこでマイケルは、息子のためにしょうがなかったと、やっと謝る。マイケルの話に言葉もない3人。この時点で引き返すことはできないから、知らずについてきたケイト、ソーヤー、ハーリーは気の毒だ。疑いを持ちながらきたジャックと何も知らなかった3人。サイードが助けになるといいけれど。

サイード、ジン、サンが乗った船はアザーズの陣地へ近づいた。あの足だけの銅像が面白かった。上の部分がついていたらものすごく巨大なものだったに違いない。「ロード・オブ・ザ・リング」みたい(^^)。

ビーチとハッチだけのシーンには、ちょっと飽きていたので、海や島の周囲の風景は新鮮だった。そして、ジャックたちは予告を見る限りでは捕まってしまうみたい。サイードたちは役に立たなかったのか?


(2-24) 「破滅の刻」

結局、ボタン押しには意味があったらしい。電磁気などという物理用語は、まったくわからないけれど、あのハッチ周辺は特異な地質で、かなり強力な電磁気現象が起こるらしい。ボタンを押すことで、蓄積していたエネルギーを放出してバランスを保っていたようだ。

わかったことを整理すると、デズモンドは、ケルヴィンは病気で死んだといっていたが、自分が誤って殺していた(この島には殺人者がいっぱい!)。
ロックが見た絵は、ケルヴィンと一緒にいたラジンスキーが描いたものだった。何かを記憶していて描いたのだから、そのもとになったものは何なのだろう?
ケルヴィンは、このハッチの意味を知り、システムを停止する方法も知っていたが、終わりにする勇気がなくて、デズモンドに後を任せて逃げ出そうとしていた。

ハッチから追い出されたエコーは、ダイナマイトで扉を爆破させようとするが、扉はダイナマイトより強くて逆にエコーが吹き飛ばされてしまう。
デズモンドがケルヴィンを押し倒して殺してしまった日が、2004年の9月22日(私がブログを始めたのが2004年9月21日^^)。慌ててハッチに戻ったデズモンドは、ボタン押しに間に合わなかった。直後に、例の象形文字が現れ、地響きがしてハッチが揺れたが、その後入力したことで、またもとに復活した。その日が、ロックたちの乗った飛行機が墜落した日だと知ると、デズモンドは自分が飛行機を墜落させたと思い込み(飛行機はかなり前から針路をはずれていたので、押さなかったことが直接の原因ではないと思う。逆に磁力で墜落のショックを緩和できた、なんてことはないのかな)、やはり、ボタン押しには意味があると気付き、ボタンを押そうとしたが、エコーが無駄だといって、コンピューターを壊してしまう。

面白いと思ったのは、ザ・パールのハッチにいた人間の方が実験の対象であって、ここのハッチの仕事に意味があったというデズモンドの意見。ジャックたちが見つけた、捨てられた気送管と大量の用紙を見ると、デズモンドが正しいと思う。そして、絶望していたデズモンドに生き続ける気持ちを持たせたのが、やはり失意の底にあったロックで、ロックもまた、デズモンドが照らした光で救われたという話。

もう数字を入力できなくなったことで、デズモンドはケルヴィンが持っていたシステム停止の鍵を使うことを決意する。入力しなかったことで、ハッチが揺れ、すべてのものが引っ張られ、飛ぶ様子を見たロックは、そのときになって、自分の間違いに気付く。いつかどこかで会おうとロックにいって、停止場所へ行くデズモンド。エコーは、チャーリーに助けられながらも、ロックを救おうと戻っていく。エコーはやはり神父さんなのだった。

サイードは、マイケルから聞いたテントの場所へ着いたものの、そこには誰もいなかった。最初から騙すつもりだったのか、用がなくなって引き払ったのかわからないけれど、サイードが着いた場所は、ジャックたちが歩いていた場所からは随分遠かった。

結局、サイードは助けにはならなかった。ソーヤーがサイードの黒い煙に気がついたとき、4人はアザーズに捕らわれてしまう。ちょっとだけホッとしたのは、ハーリーの役目がただのメッセンジャーだったこと。マイケルはウォルトを取り戻したけれど、はたしてどこまで脱出できるのかは疑問だ。こんな形でこの島から脱出したとしても、後悔しまくりの人生だと思う。

デズモンドがシステムを停止させた後、島では異変が起こる。クレアの言葉でいうと、変な音がして空が紫色になった。ラストの寒そうなところで、電磁気異常探知をデズモンドの恋人に知らせたのは変装したジャック(笑)。

あの恋人はデズモンドを捜すために、電磁気の異常地点を探していたということ?
どうしてそんなことがわかるのだろうか? 
ハッチがなくなったら、あの周辺の電磁気はどうなってしまうのだろう?
シャワーやベッドや食料倉庫はもったいなかったけれど、108分ごとのボタン押しから解放されたのはよかったと思う。
by mint-de | 2007-09-21 13:27 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 44~46話

(2-19)  「救済の地」 

今回は、「救いは人それぞれ」というエコーの言葉が心に残ったエピソード。
ローズは、病気で余命は1年くらいといわれていたらしい。ローズ自身は、その運命を受け入れ、残された日々を大切に生きようとしていたようだが、バーナードは違った。一縷の望みにすがったのだ。結果的には、この島に飛行機が墜落したことで、ローズには奇跡がもたらされた。ロックが歩けるようになったのも、やはり、この島の不思議な力だったようだ。

フラッシュバックは、バーナードとローズの出会いから新婚旅行まで。雪で動けなくなったローズの車を、バーナードが助けてやったことから交際が始まり、知り合って5か月でバーナードがプロポーズ。お互い、一目ぼれのような感じだったらしい。ローズの命が長くないことを知っても、バーナードの気持ちに変わりはなかった。そして、新婚旅行でやってきたのがオーストラリア。

バーナードは、ローズに内緒で、信仰治療師に会いにきたのだ。ローズは、その必要がないといってもバーナードが納得しないことを知り、治療師に会うことにする。その治療師がいうには、地球にはエネルギー・スポットがあって、そのエネルギーを利用することで病気を治せることもあるとか。でも、残念ながらこの場所のエネルギーはローズには合わないという。ただ、ほかの場所なら合うかもしれないと意味深な言葉を残す。

ローズは落胆もせず、バーナードには治ったということにしたらしい。歯医者のバーナードが、こういう治療師に治療を頼むなんておかしい気もするが、それだけバーナードの愛が強いということか。でも、ローズにしてみれば、こういうことに時間を費やすのは徒労感を深めるだけだと思う。それぞれ、救いの求め方が違ったということなのだろう。

バーナードは、島のビーチでダーマの食料を有難がっているだけではなく、何か行動を起こすことを提案する。また飛行機がくることを期待したようだが、何故、食料を投下しただけで助けにこないのか、疑問を持つ者がいないのが不思議(笑)。

バーナードは、衛星にとらえられるくらい巨大な文字をビーチに描けば、救助がくるかもしれないという。何人かはその提案にのるが、1キロ先から大きな石を運ぶという話になって、だんだん協力者がいなくなってしまう。バーナードの案に、ない希望をもたせるのはよくないと否定的だったローズは、そんなバーナードに話をする。

治療師のところで治ったといったのが嘘だったこと、でも、この島にいることで、病気を感じられなくなったこと、この島にいることが自分の救いになるということを。それを聞いて、バーナードは、この島からでていくことより、いることを選択したようだが、普通の人間だったら、やはり出ていくことを考えて当然だろう。私は、バーナードさんより、何もしようとしないみんなに疑問をもつ。そして、ローズが、ロックが車いすを使っていたことを知っていて、島の不思議な力にも気付いていたということに、驚いた。

ジャックは、偽ヘンリーが話した人質交換を実際に試してみようと、ケイトと一緒に出かけていく。偽ヘンリーはウォルトを絶対渡さないという。何故? そして、アザーズとの境界線で話をしようとしたジャックたちの前に、投げ出されたもの。それは、マイケルだった。
マイケルが交換の人員ということなのだろうか?
ウォルトを探しにいったマイケルは、ジャックたちの所へ戻ることを望むだろうか?


(2-20) 「一丁の銃」

マイケルが…! こんなラストは悲しい。きっとウォルトと交換で、アザーズから何かを命じられたのだろう。「すまない」といってアナに銃を向けることではなく、みんなに相談して、いい方法を探せばよかったのに。一人でウォルトを探しにいった時点で、ジャックたちとは縁が切れてしまったのかもしれない。

フラッシュバックは、アナ・ルシア。自分とお腹の子を撃った男を、自分の銃で始末したアナは、それを知った母のもとから去り、空港で搭乗者に金属探知機をあてる仕事につく。アナが空港のバーで飲んでいるときに話しかけてきたのは、なんとジャックの父だった。息子に告発された父と、人を殺したことを母に知られている娘。ジャックの父は、アナに共通点を見出したのか、オーストラリアに行くのでアナに護衛を頼みたいという。ジャックの父は、寂しさからアナに声をかけたようだ。

ジャックの父がオーストラリアに行った目的は、自分の娘に会うため。隠し子だとしたらジャックには妹がいるということになる。結局、その娘には会えず、門前払いをくらう。どん底の気分をさらに堕とそうと、父はもっと情けない気分になろうとアナを誘う。本当に情けない男。アナは、そのときになって自分の間違いに気付いた。母のもとへ帰ることに決め、815便に乗ると母に電話をする。しかし、その飛行機は墜落し、母は二度と娘には会えない結末になった。

ハッチでは、偽ヘンリーが突然アナの首を絞める。どうなるのかと思ったら、ロックが止めてくれた。ロックは、自分を助けてくれたのに、アナになぜそんなことをするのかと偽ヘンリーに聞くと、偽ヘンリーは、ロックはいい人だからという。そして、本当はロックを連れにきたのだという。ちょっと作り話っぽい。

ジャックとケイトが戻り、マイケルをベッドに。気がついたマイケルは、アザーズは、ボロを着て裸足でキャンパス地のテントに住んでいる、そして、女と老人ばかりと、ウソっぽい話をする。ほかにハッチもあるといっていたから、クレアが連れていかれたところと違う施設があるということだろう。だとしたら、粗末な生活ぶりは信じがたい。マイケルは完全に、ジャックたちをそこへ導こうとしているようだ。何も知らずに、マイケルを信じて、ソーヤーから銃を取り返そうとしているジャックが、ものすごく心配だ。

ハッチで留守番をしていたアナは、偽ヘンリーを撃とうとするが、シャノンを撃ってから心境に変化が起こったのか撃つことができない。それを知ったマイケルは自分が撃ってやるという。しかし、銃をもったマイケルが銃を向けた先はアナだった。そして、そこへ運悪くやって来たリビー。リビーも撃ったマイケルは、偽ヘンリーの前で自分を撃つ。きっと偽ヘンリーを無傷で帰せとかいわれたのだろう。すべてはウォルトのためなのだろう。彼らのために二人の命が奪われてしまった。今回のラストはとても後味が悪い。


(2-21) 「死者の伝言」

リビーは死んではいなかった。気が気ではないマイケル。リビーは、瀕死の状態で、マイケルという一言だけをいって、息絶える。マイケルが撃ったといえればよかったのに…。
マイケルは、自分を傷つけてまでヘンリーを逃がしたのだから、絶対、何か命令されてきたと思う。マイケルがこれから何をするのかが問題だ。

エコーは夢を見る。アナがジョンを助けてといい、弟のイェミはハッチの中だ。許しをこうエコーに、イェミは「この仕事は重要だ。続けなければならない」という。さらに、「ジョンを助けて、?マークを見つけろ」「斧を持て。障害があってもやり遂げろ」と謎の言葉を残す。目覚めたエコーは、ロックを探しにハッチへ。そこで、エコーはアナの死を知る。夢にでてきたアナは体から血を流していた。エコーの夢はただの夢ではなく、何かの暗示なのだと確信するエコー。私にはわけがわからなかったが、エコーにとってこの島に墜落したことが、すでに一つの啓示だったのだ。

シドニーで神父として働いていたエコーは、アメリカ旅行の前に、川で溺れた娘が生き返った件で調査を命じられる。娘の母親は、この奇跡をバチカンに知らせたいと喜んでいたが、実際は、川で低体温に陥った娘を死んだものと誤解しただけで、検視中に生きていることがわかった事件だった。娘の家を訪ねたエコーは、霊能師の父親から、「私は詐欺師だ、奇跡などない。妻は私を困らせたいだけ」といわれる。エコーに何かいいたそうだった娘は、アメリカに出発するエコーを追って、空港にやってくる。そこで、その娘は信じられない言葉を口にする。生死のさかいで、イェミからの伝言を預かった。もうじき兄さんに会える、兄さんを信じていると。

墜落した小型機とイェミを見つけたことから、エコーは奇跡を信じ、夢の暗示も信じようとしたのだろう。エコーは、逃げたヘンリーを追う仕事を引き受け、ロックを誘う。でも、エコーの目的はヘンリーを追うことではなく、「ジョンを助けて、?マークを見つける」こと。

何も知らないロックは、はじめは協力的ではなかったが、「夢にしたがったことはないのか?」とエコーにいわれて、相通じるものを感じたのか、一緒に行動することに。そして、小型機の墜落地点で、不思議なことに、今度はロックの夢にイェミが現れる。その夢にしたがって崖を登ったエコーは、遂に?マークを見つける。そこは、塩がまかれて草が生えないようになっていて、?マークが現れていた。上空からわかるように何かの目印になっていたのだ。そこで、下に何かがあるとわかった二人は、ハッチの扉を見つける。エコーの斧が役に立ち、前と違ってハッチは簡単に開く。

ハッチの中には、何台もテレビがあり、スイッチをいれると、何と、ジャックたちの姿が映し出される。このハッチは、ジャックたちがいるハッチを監視するハッチだったようだ。本棚から見つけたダーマのビデオを見る二人。あのナマステおじさんがいうには、これはオリエンテーションのステージ5で、ここは監視基地。参加者は、ただ映像を見て、彼らを監視して、記録すればよい。彼らが知っているかどうかは問題ではない。彼らは職務を至上命令だと思っていると、意味不明なことを述べている。

あのデズモンドがボタンを押していたのも、この実験の延長線上の行為だったのかもしれない。何かがあって、実験の終了を知らないまま時が過ぎていったのかも…。ロックはすっかり興ざめしたみたいだったが、エコーは、ボタン押しが重要な行為であると説く。ロックは、ボタン押しはジョークだ、自分の惨めな人生みたいに意味がないといっても、エコーの熱意は変わらない。エコーにとっては運命の場所だったかもしれないが、そのことと、ボタン押しに意味があるというのは結びつかないけれど、「障害があってもやり遂げろ」というイェミの言葉に、エコーは意味があると信じたいようだ。

私は、ためされているという言葉は、あたっているかもしれないと思う。今もどこかで、監視カメラを見ている人たちがいるのだろうか?
by mint-de | 2007-09-21 13:24 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 41~43話

(2-16) 「秘密」

ヘンリーに描かせた地図の場所を目指して、気球の墜落場所に行った3人に疑問を感じた。とても適当に描いたとは思えないからだ。ヘンリーがラストでいったように、アザーズの陣地だったらどうするんだろう? それと、エコーが乗るはずだった小型機のように、すでにそこにあったのを知っていて描いたかもしれない。どっちみち、気球があったところで、シロかクロの判定は難しいのではないだろうか。

フラッシュバックは、サンとジン。ジンは、サンとの間に子どもができれば、サンの父親の態度も変わり、汚れ仕事に関わることもなくなるのではないかと考え、早く子どもを作りたいと思っていた。でも、なかなか結果がでないので、二人で検査を受ける。医者は、サンに問題があって、妊娠は難しいという。それを聞いたジンが、その場で怒ったのにビックリ。サンが知ってて黙っていたと決め付けるなんて。サンも漁師の息子と結婚したかったからだと、なぜウソをいったのだろう。そんな態度をとるジンにガッカリしたのかもしれない。

サンは、以前お見合いをしたホテルオーナーの息子に英語を習うという理由を作って、彼と会っていた。ジンから逃れるために、気晴らしをしたかったようにも見える。子どもを産めないと知って、嬉しかったともいっていたから、ジンへの愛情はかなり冷めていたようだ。

島の菜園で、一人作業をしているサン。ジンは、そんなサンを心配する。また襲われるかもしれないからと。でも、サンがその言葉に従わないと腹を立てて、植えているものを引っこ抜いてしまう。ジンは穏やかになったと思っていたので、この行為に驚いたが、サンへの思いやりが強いせいで、ちょっと力が出過ぎちゃったのかも。

一人になったサンは身体の変化に気付き、ソーヤーから妊娠検査薬をもらう。こんなものが荷物のなかにあったなんて、ものすごくおかしいけれど、とにかくサンの役にたったよう。陽性の反応に、検査薬の信頼性をジャックに尋ねたサンは、まずジンに話すべきだと忠告される。確かに、ケイト、ソーヤー、バーナード夫妻も知っているのだから、ジンが知らないのはまずい。

でも、サンには誰にもいえない秘密があったのだ。妊娠できないのは、サンではなく、ジンのほうに問題があったから。その事実をサンは、後で知った。医者は、サンの父親とジンを恐れるあまり、ウソの結果を教えたのだ。はっきりいって、こんな医者は免許剥奪です!その事実をサンは、やっとジンにいうことができた。それは、奇跡が起きたことだと妊娠を喜ぶジン。はたして、ジンの子どもなのだろうか? でも、サンはジンとやり直すことに決めたので、はっきり事実を伝え、あのオーナーの息子のことは封印するつもりなのだと思う。

アナは、ロックから、警察官の経験をいかして、ヘンリーを尋問するように頼まれる。ロックの、「私のハッチ」にいる男を追い出したい、という言葉に、ロックのハッチへの執着を感じる。ロックは、ハッチにいるからヘンリーが邪魔だと思っているみたい。アナは、気球が落ちた場所がわかれば、シロかクロの判定ができると考え、ヘンリーに、墜落場所の地図を描かせる。そして、殴るほどヘンリーがアザーズかどうか知りたいサイードと、チャーリーに同行してもらって、墜落場所へ。

途中で、アナは、やっとサイードに謝罪の言葉を口にする。それを聞いたサイードは、アナの行為を、仲間を守るためにしたことで、シャノンを殺したのは本当はアザーズなのだと庇う。そういう風に考えられる、アナに寛容なサイードにほっとする。でも、ヘンリーがアザーズだったら容赦しないという言葉は、ちょっと怖い。

気球はなかった。アナは、また間違いを犯したくないので、ないと確信するまで探すという。アザーズのワナにはまらないことを願うのみである。

一方、ハッチでは、ヘンリーから、アナに気球の地図を描いたと知らされるロックとジャック。信頼関係に問題があるとか、自分が敵だったら、わざと敵のワナにはまるような場所を地図に描くとか、交換の人質とか、不安を煽ることをいうヘンリー。私には、ヘンリーの「牛乳ある?」が、余裕たっぷりの言葉に聞こえた。


(2-17) 「封鎖」

ヘンリー・ゲイルと名乗った男を、守ると約束してしまったロック。ロックは、ニセ・ヘンリーをこれからどう扱うのか? そして、父親に騙されたのに、それでも父との愛情を確かめたかったロック。父親のいない生活をしてきたので、父というものに幻想を抱いてしまったのかもしれない。今回は、つくづくロックが哀れに思えた。

フラッシュバックのロックは、ヘレンと共に暮らしていて、とても幸せそうだ。しかし、父アンソニーの死亡記事を見つけてから、その幸せが崩れていく。父の埋葬に出かけたロックは、不審な二人組を見かける。そして、埋葬を確かめるようにして停まっている車。何かに気付いたようなロックの表情。父は死んではいなかった。追われているので、死んだことにしようとしたのだ。父はロックに、詐欺で得た70万ドルを貸金庫から、とってきてほしいと頼む。よくもまあ、こんな頼みができるものです! 私だったら、その場でサヨナラをいいます。しかし、ロックは、その頼みを聞いてやるのだから、いったい何を考えているのかわからないけれど、父親の愛情というか絆を求めていたのだろう。あんな仕打ちを受けても、頼まれたことがうれしかったのかもしれない。20万ドルくれるといったそのお金のためにしたことではなかったのだから。

父への愛情のためにした行為で、ヘレンを失ってしまったロック。ヘレンは、ロックにウソをつかれたことが、許せなかったのだと思う。ロックは、父とヘレン、どっちが大切か、気付くのが遅かったようだ。

ヘンリーからアナたちのことを知らされたジャックは、もう一度、気球の地図を描けと怒るが、ロックにもう遅いといわれ、ハッチからでていく。ハーリーに聞いても、アナたちは昨日ジャングルに出かけたといわれ、ジャックは、追うのを諦めた様子。そして、ソーヤー、ケイト、ハーリーがトランプ遊びに興じているのを眺め、そのうち自分もその仲間に加わる。ソーヤーとの一対一の勝負では、ソーヤーのもっている薬を賭けさせて、ジャックが勝ち、やっと武器庫にあった薬を取り戻すことができる。

二人がトランプ遊びをしていたころ、ハッチにいたロックはとんでもない目にあっていた。雑音が聞こえてきて、カウントダウンがゼロになった途端、なんと防護扉が降りてきたのだ。慌てるロック。かろうじて、すべての扉が降りてしまう前に、1か所だけ工具を差し込んで、完全に閉まるのを防ぐことができた。しかし、そこから扉を持ち上げるには、一人では無理。そこで、ヘンリーに助けを求めることにしたロック。

ヘンリーは、扉を持ち上げられたら、他の人たちが手を出さないように、自分を守ると約束してくれと、ロックに迫る。ヘンリーを見つめ、彼を信じようとするロック。こんな場合は、しょうがないと思うけれど、もう少し条件をつけて返事をすればよかったのに。ウソをついていたら、約束は守らないとか…。

二人で力をあわせて、一度は上がった扉だったが、また下に落ちたため、ロックは、扉に挟まれて身動きができなくなる。そして、ボタン押しの時間も迫ってくる。実行する人がいないので、ヘンリーに頼むしかない。ヘンリーは通気孔をつたい、例の数字を入力する。この間、一瞬暗くなったときに、壁に浮かんだ不思議な図は何だろう? ロックが見たことに意味があるのか?

その後、扉は上がり、ヘンリーは逃げてしまったのかと思ったけれど、彼は逃げずに、戻ってきた。「戻ってくれてありがとう」なんていってしまうロック。確かに、ヘンリーが助けてくれなかったら、ロックの足はダメになっていただろう。ロックにとって、ヘンリーはロックを助けた、いい人になってしまった。ヘンリーもロックを助けたことで、ロックという心強い味方ができたのだ。アナたちが、地図の場所で、気球を見つけ、墓も見つけたけれど、埋められていたのが、ヘンリーの妻ではなく、免許証からヘンリー・ゲイルという黒人の男性だと知ったとしても。
これからのロックに興味津々です。

それから、ジャックとケイトが見つけた、パラシュートで降ろされたダーマの食料は、誰のためのものなのか? パラシュートが落ちてきたので、それをハッチが感知して、扉がしまったのか?
またまたナゾが増えてしまった。


(2-18) 「再会」

今回のフラッシュバックで、ハーリーが、何故、精神病院に入院していたのかがわかった。ハーリーには申し訳ないけれど、その理由にちょっと笑う。ハーリーは、その体重の重さが原因で、デッキが落ち二人が亡くなったと思い込み、それから、統合失調症になったらしい。事故の原因は、定員をオーバーしていたことであって、ハーリーだけの重さで落下したわけではないのに。ハーリーは、自分が太っていることに、耐えられなくなったのかもしれない。

ハーリーは、病院で治療中に、デイブという男と知り合う。彼は、ハーリーにいろいろアドバイスをしてくれる。ハーリーは、医者よりデイブを信じていた。ある日、医者が写真を撮ってくれた。ハーリーは、デイブの肩に手を回し、一緒にカメラに納まる。しかし、あとで医者から写真を見せられて、ハーリーは愕然とする。

そこにデイブは写っていなかった。デイブは、ハーリーの幻影だったのだ。そのことに気付いてから、ハーリーは病気と向き合い、治療に積極的になって退院できたらしい。優しくて寛容な今のハーリーを見ていると、心を病んだことがあるようには見えなかったけれど、太っているということに、やはりコンプレックスがあったようだ。

島にいる今、病気は治ったはずのハーリーだったが、ダーマの食料を見てから、心に変化が生じてしまったらしい。ダーマの食料を隠しもっていた自分がイヤになり、リビーの助言もあって、隠してあった食料を威勢よく捨ててしまう。でもねえ、都会じゃないんだから、こんな島では貴重な食料をそんな風に捨ててしまっていいのかと、突っ込んだ私です。

しかし、せっかくのハーリーの行為も結局はムダになってしまう。ジャックたちが見つけた、空から降りてきたダーマ印の食料を、みんなが我先にと取り合っていたのだ。うらめしく見つめていたハーリーは、向こうにあのデイブの姿を認める。慌てて追うもののデイブは消えてしまう。デイブが幻影だとわかっているハーリーは、ソーヤーから鎮静剤を貰おうとするが、からかわれてソーヤーに飛びかかる。ハーリーの重さでは、ソーヤーに勝ち目はない。このシーンがものすごく楽しかったのは、私だけではないようで(^^)、ジンも笑っていたのが、おかしかった。

また、病気になってしまったことを気にしたのか、ハーリーは一人で洞窟へ。そこに現れたデイブは、今起きていることは現実ではないと、ハーリーを混乱させる。だんだん、その気になっていくハーリーが、ものすごく心配だったけれど、そこへ、心配したリビーがやってきて、今にも崖から飛び降りてしまいそうなハーリーをなだめる。何故、リビーがハーリーにこんなにも優しいのか疑問だったが、なんと、リビーはハーリーと同じ時期に、同じ病院で治療を受けていたのだ。臨床心理士のリビーが、何故?

ハッチでは、ロックが足の治療中。骨折しているけれど、車いすは使わず、杖で過ごすことにしたロック。車いすには、二度と乗りたくないのだろう。ニセ・ヘンリーは、サイードとアナに尋問されて、墜落時にヘンリーは死んでいたというが、サイードは、墜落後もヘンリーが生きていた証拠のメモを読み上げる。ウソだとわかり、アザーズだと確信したサイードはニセ・ヘンリーを銃殺しようとするが、アナに止められる。こんな風に短絡的なサイードは、サイードらしくない。気になったのは、ニセ・ヘンリーが、自分だって、やりたくてこんなことをしているわけじゃないとか、話したら何をされるかわからないとかいっていたこと。ニセ・ヘンリーにも事情があって、無理やりアザーズの仲間にさせられているのかも。

銃声を聞いて心配したロックは、ニセ・ヘンリーと二人で話をする。ロックは、ニセ・ヘンリーがアザーズだと知っても、彼を信じたい様子だ。ニセ・ヘンリーは、ロックにこのハッチはジョークだという。ボタンを押しにいったが間にあわなかった、赤い絵が現れた、そして、ボタンは押さなかったのに、タイマーは0から108に戻ったというのだ。あのコンピューターのボタン押しには、いったい何の意味があったのだろう?
by mint-de | 2007-09-21 13:20 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 38~40話

(2-13) 「詐欺の手口」

ソーヤーは、傷が癒えて本来の自分に戻ってしまったのか、詐欺の手口で、ケイトやロックを騙し、銃を手にする。銃をもつことで、ソーヤーの立場がよくなるとは思えないので、このしっぺ返しをくらって、自滅しないことを願うばかりだ。

フラッシュバックは、ソーヤー。女を騙して60万ドルを手にした話。ソーヤーは、離婚の慰謝料として60万ドルを持っている女キャシディと半年付き合って、彼女の愛情を手に入れる。キャシディは、ソーヤーが詐欺師だと知っていながら、仕事ぶりを見せてくれだなんていう変わった女。私から見るとちょっとおバカさん。私だったら、ソーヤーがいったように、そのお金で、南の島にでもいって優雅に暮らしたい。でも、彼女は、ソーヤーと一緒にいて幸せを感じたいという。ソーヤーは詐欺師なのに…。

彼女は、自分から言い出した「ロングコン」(カモが自分の意志でしたような詐欺の手口らしい)で、墓穴を掘ってしまう。ソーヤーは、少しは、キャシディに愛情があったのか、仲間のコーディに、彼女を騙せないというものの、コーディを裏切ることは、自分とキャシディの死を意味するので、ロングコンを実行する。最後までソーヤーを信じていたキャシディは、なんて愚かでお人よしの女なんだろう。自宅を去るとき、二人が写っている写真立てを倒したソーヤーは、少しは罪悪感をおぼえたのかもしれない。

銃の保管場所で、ロックから錠の数字を聞くジャック。お互いの信頼関係を詮索しながら、銃を使うときは、互いに話を通すことで、意見の一致をみる。ジャックは、薬も保管したほうがいいというロックの助言に従い、ソーヤーの場所から、勝手に薬を持ち出そうとする。出発前は自分のものだったといって、怒るソーヤー。このときソーヤーは、リーダーとして仕切るジャックへの怒りが頂点に達した様子。

アナは、ジャックに錠の数字を尋ねる。教えてもらえないのを承知で聞いているけれど、教えてもらえないことに、落胆したようにも見える。アナは、銃さえあればいいと思っているところがあって、そこが怖い。

菜園にいたサンが襲われる。悲鳴を聞いたソーヤーとケイトがサンを見つけ、テントへ。額を怪我しているだけだが、皆は、何故襲われたか喧々諤々。アナは銃をもって見回りをしたほうがよいというが、ロックは反対する。味方を撃つのがおちだといって。私もそう思う。

ソーヤーは、ケイトを誘い、襲われた現場へ行く。そして、サンの事件が、「アザーズ」に似せた何者かが仕組んだことのように、ケイトに思わせる。後になって考えると、私もソーヤーにすっかり騙されていたわけで(笑)、ケイトが、ソーヤーの言葉を信じたのも頷ける。ケイトは、ソーヤーがそれとなく匂わせた、軍に入る人が増えることを望んでいるアナに疑いの目をむけ、ジャックにもその話をする。ジャックもアナを疑ってしまったようで、単純なジャックには呆れるばかり。

サンが気がつき、抵抗して逃げるときに転んで怪我をしたことがわかる。相手の顔は見ていない。危機感をもったジンは、銃、銃といいだす。その様子を意味ありげに眺めているソーヤー。アナと目があったケイトは、アナが銃を使いたがっていると察し、銃を使わせないようにするために、ソーヤーにロックのところへ事情を伝えにいってという。

ハッチの中で、本の中に何か入っていないか調べていたロックは、ソーヤーから話を聞き、急いで銃を移動する。後からやってきたジャックとジンが目にしたのは、空っぽの武器庫。ジャックは、ロックに銃を渡せというが、ロックは、また事故が起こるだけだといって、相手にしない。ロックは、マイケルに銃の撃ち方を教えたことを後悔していた。銃を持たせることは危険だとよくわかっているのだ。しかし、そのとき、信じられないことに銃声が響く。ソーヤーが銃を手にしていたのだ。

すべては、ソーヤーが仕組んだことだった。ロックに仕返しをしたかったチャーリーにサンを襲わせ、ロックを尾行して、銃を盗ませたのだ。チャーリーは銃をもっていないのか? ソーヤーは、ジャックとロックが仕切ることに、我慢がならなかっただけなのだろうか? なぜやったのかという「ロングコン」に巻き込まれたケイトの質問には答えず、ソーヤーは悪党は悪事しか頭にないと、うそぶくだけ。しばらく詐欺行為をしていないので、試してみたくなったのかな(笑)
ソーヤーらしいエピだったけれど、ケイトは、かなり傷ついたと思う。

サイードは、ハーリーが持ってきた小型機の無線機を直し、ハーリーと共に、調子を試してみると、音楽が聞こえてくる。「ムーンライトセレナーデ」を聴く二人は、今週の癒やしキャラ。この無線機、役に立つのかな。「アザーズ」が流しているのかも…。


(2-14) 「捕らえられた男」

シーズン1の21話で、何故サイードがヒースロー空港でCIAに捕まり、潜入捜査を頼まれたのか理解できなかったが、その理由がわかった。サイードは英語を話せた。その英語が彼の命を救ったのかもしれないが、また逆に、アメリカ軍に利用されるだけの捕らえられた男だったとも言える。タイトルは、ダニエルが捕まえた男という意味とサイード自身も指しているのだろう。

イラクがクウェートに侵攻したため、アメリカ軍がイラクに乗り込んできたとき、サイードは、軍の忠実な兵士だった。攻めてきたアメリカ軍の兵士の「指揮官は誰だ」という問いに、サイードがここにはいないと答えたことから、サイードはアメリカ側に通訳として利用されることになった。墜落したパイロットの所在を知りたいアメリカ側は、それを知っているサイードの上司であるタリクに、サイードを使って質問する。しかし、タリクは、アメリカに協力するサイードに反感をもつだけで答えようとしない。

忠誠心のあついサイードは、はじめは上司を庇っていたが、タリクが以前、化学部隊を指揮していて、サイードの親戚が住む村でサリンを使用したという話を聞き、その忠誠心が揺らぎ始める。その話が本当かどうかは疑わしいが、タリクがサイードに自殺しろといって顔に唾をかけたときに、サイードは、上司を拷問することを決意し、アメリカ側に必要な情報を伝える。そして、サイードはアメリカ軍から解放され、イラクから出てきたようだ。拷問することによって、知りたいことを知るという術を身につけて。

サイードは、アナから不審者の話を聞き出て行くが、それはダニエル・ルソー。アナにこのことは黙っていろといったのは、何故? ダニエルについていくと、網の中に動物のように閉じ込められた男がいる。ダニエルは「アザーズ」だといい、逃げようとした男の背中に矢を放つ。そして、サイードに縛ったままで治療をして、尋問をしろという。彼はうそつきだからと。サイードもかなり荒っぽい扱いを受けたが、ダニエルは、何をするかわからないところが、本当に怖い。

男はミネソタからきたヘンリー・ゲイル。ハッチでジャックが治療している間、サイードはロックにヘンリーをどう思うか尋ねる。4か月前、気球で太平洋を妻と横断中に墜落し、妻は3週間前に病気で死んだという話は、ウソではないようだが、確かめる術がないというロックに、方法はあるというサイード。サイードは拷問で真実をはかせることにしたのだ。しかし、拷問で真実がわかるのだろうか?拷問者が知りたいことをいわないかぎり納得してもらえない気がする。

ジャックは、サイードが武器庫でヘンリーを拷問していることを知り止めようとするが、ロックに阻止される。しかし、数字を打ち込む時間になって警告音が鳴り出したために、ロックはボタンを押しに走り、ジャックは拷問を止める。入力が間にあわなかったのに、変なイラストが出ただけで、またもとの108という数字がでてきたのは、どうしてなんだろう? ほんのちょっとの差だったので、大目に見てくれたのかな(笑) とにかく何事も起きなくてよかった。

サイードは、男はアザーズだと確信したようだ。殴っても罪悪感を覚えなかったからだという。その話を、チャーリーにするサイード。チャーリーは首を吊られて危機一髪のひどい目に遭っているので、サイードの話がわかると思っているようだが、私には、その話には無理があるように思う。確かにヘンリーは目が怪しいしどうも胡散臭いけれど、信じられないなら、閉じ込めておくだけでいいのに。6年間、苦しみながら生きてきたサイードのはずなのに、シャノンを失ったことで、拷問者としての才能に目覚めてしまったのだろうか?

カエルの声がイヤで、それでも一人で探しにいけないソーヤーに笑ってしまう。ドレッシングをためこんでいたハーリー。ドレッシングだけでお腹がいっぱいにはならないのに、そんなにあってどうする? ハーリーは、見つけたアオガエルを遠くへもっていって逃がすことを提案したのに、手で握りつぶしてチキン味に似ているというソーヤー。ものすごく感じの悪いヤツです。


(2-15) 「記憶の扉」

ワクチンにまでダーマのロゴがついていて、思わず「スゴイ」と思った私です(笑)。缶詰にもついていたけれど、この組織、どのくらいの大きさなのだろう? そして、クレアが探し当てた場所は、もう誰もいなくて移動してしまったあと。あの場所のほかにもアジトがあるということだけれど、どうやって引越したのかな?(^^)

クレアは、アーロンが熱をだし、その上、発疹がでてきて心配になる。そんなときに、ダニエルがやってきて、「感染したの?」「覚えてないの?」と、クレアの不安を煽る言葉をかける。その言葉に反応して、クレアの脳裏に、一瞬、記憶がよぎる。ワクチン、注射、女の子。アーロンを診たジャックは、心配ないというが、クレアは、ダニエルの言葉と、フラッシュバックの映像が頭から離れず、アーロンが感染したのではないかと、さらに不安になる。

そして、臨床心理士のリビーの力を借り、イーサンに誘拐されたときの記憶を取り戻そうとする。記憶のなかで、イーサンは白衣を着て、クレアに注射をしている。そこで、クレアは、アーロンの病気を治すには、誘拐された場所にいって、薬をとってこなければならないと思いこむ。私は、ワクチンとイーサンがいっていたので、アーロンが、感染しないように注射を打たれたわけだから、なぜ、クレアがそう思うかわからないけれど、クレアは、とにかく、あのときに、なにかされたと思い込んでしまった様子。そして、ケイトと共にジャングルへ。ソーヤーが、ケイトに銃を貸したのには驚いたが、ケイトだから貸してくれたのかも。

ケイトとたった二人で、アザーズの住みかにいくなんて無謀すぎる気もするけれど、「母は強し」ということでしょうか。そして、もう一人の母、ダニエルとも合流して、クレアの記憶を頼りに、イーサンに連れていかれた場所をめざす。クレアは徐々に誘拐されたときのことを思い出していく。あのとき、クレアはなにか薬をのまされて、洗脳されている感じで、赤ちゃんをそこで産んで自分だけ帰ることも考えていた様子。そして、あのゴリラおじさんは、リストを作ってから連れてくるはずだったとイーサンにいっていた。「彼」になんというと、心配していた彼って誰? さらに上司がいるわけですね。ヘンリーかも? 

クレアが思い出した場所で、ダーマのロゴのある扉を見つける3人。中に入ったものの、誰もいないし、何も残っていない。そこで、クレアはすべてを思い出した。10代の女の子に、赤ちゃんを取り出そうとしているから、すぐに逃げてといわれたこと。気付いたときは外にいたこと。アザーズの呼びかけに答えているときに、ダニエルがやってきたこと。そして、ダニエルがアザーズから自分を守ってくれたことを、クレアはやっと思い出したのだ。その10代の女の子は、ダニエルの娘アレックスらしい。クレアは、ダニエルとその娘に助けられたのだ。私の捜しものもなかったといったダニエルが、可哀想だった。

ハッチでは、依然、ヘンリーの正体がわからず、ロックは、ジャックのやり方に不満そう。ジャックはジャックで、意味のないボタン押しに不満がある様子。二人の確執を見抜き、ロックを煽るヘンリーは、やっぱり胡散臭い。でも、ロックさん、ヘンリーに医者に仕切らせておくのかといわれたくらいで、食器にあたるなんて、そんなにジャックが気に入らなかったのか?

エコーは、ハッチにノコギリを借りにきて、すぐになにものかの気配を感じるなんて、彼もただものではない。ヘンリーと話したいといって武器庫に入り、連れ去られそうになったとき、二人の人間を殺してしまったことを、ヘンリーに謝るエコー。エコーは、彼がアザーズだと見抜いたのだろう。もしかしたら、襲撃時に何かを見たのかもしれない。

ダーマの関係者がアザーズだと考えていいのだろうか? ビデオでは、ちゃんとした目的が語られていたのに、平気で人をさらい、危害を加える彼らは、一体何を考えているのだろう?
by mint-de | 2007-09-21 13:17 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 35~37話

(2-10) 「詩篇23章」

エコーの過去もつらいものだった。弟を救うために人を殺したことで、望みもしなかった悪の道に入らざるを得なくなり、悪の道を生きていたエコー。しかし、あるとき、弟はエコーを救うためにした行為がもとで、命を失ってしまう。そして、その後は運命のいたずらで神父になったエコー。エコーが、神の言葉にすがるように生きてきた気持ちが理解できるエピだった。

フラッシュバックは、ナイジェリアで暮らすエコーの少年時代から始まる。
無邪気にサッカーに興じる少年たち。そこへ、銃を持った男たちを乗せた車がやってくる。
子どもをさらってギャング団の仲間にするつもりらしい。教会から、もう子どもをさらうのはやめてくれと叫びながら出てきた老人を、男の一人がなぐり、エコーの弟イェミに銃を持たせ、その老人を撃てと命じる。エコーは躊躇しているイェミから銃を取り、その老人を撃ってしまう。弟のために。
そうして、エコーは男たちの車に乗せられ、悪の道で生きていくことになった。天性の殺し屋と称されるまでになっていたらしい。昔はものすごく怖い人だったのね。

あるときエコーは、大量の麻薬を手にする。国内で売るには量が多すぎてさばき切れないので、飛行機で国外に持ち出したいが、ナイジェリアの民間機で飛行が許されているのは、国連と教会関係者だけ。エコーの弟が神父だと知って、エコーに買わせようとする売り手の魂胆を見抜いたエコーは、その麻薬を安く買う。そして、神父のイェミに飛行機を借りて、国外に持ち出そうとする。もちろん、イェミは断る。しかし、断ればエコーの仲間が教会を焼くだろうという言葉に、イェミは苦渋の決断をする。エコーたちを神父に任命した書類にサインをするが、お前も罪人だというエコーの言葉に、「神は僕を許す」と返すイェミ。

それで、エコーは、マリア像(チャーリーがもっていたあの像。これで、なぜ麻薬が入っていたかわかった)を300体買い、お金を払った。そのお金でワクチンを買えるらしい。麻薬を国外に出し、国内の子どもたちにワクチンを与えられるのだから、エコーなりの善の行いだったのかもしれない。

しかし、麻薬を積み込み、飛行機で発つ直前に、イェミが車でやってくる。「軍に通報した」と。イェミは真の善人だったのだ。エコーを悪の道から救うチャンスと考え、行くのを止めようとしたのだ。だが、イェミの考えたように、ことは進まなかった。やってきた軍の兵士の銃撃で、イェミは命を落とす。仲間の一人は、撃たれたイェミを機内に入れると、エコーを突き飛ばして扉を閉めてしまう。呆気にとられたエコーは、やがて、「神父様? ご無事で?」という兵士の声を聞くのだった。

仲間は、エコーのことを考えてしたのだろうか? あの麻薬のお金を独り占めできるから、突き飛ばしたのかと考えてしまうけれど、あとで、エコーは命の恩人といっているので、ここはちょっと疑問。

マイケルは、ウォルトと交信したいばかりに、ケイトと当番を代わる。
エコーは、銃の管理を万全にすべく金庫の鍵をチェックしたり、マイケルに銃の撃ち方を教えたりするが、今ウォルトを探しに行くのは賢明ではないと助言する。
ケイトはソーヤーの散髪を楽しそうにやっていて、ソーヤーのにやけ具合も微笑ましい。そこへ、ソーヤーに薬を渡すためにやってきたジャック。ジャックは、「なんともないさ~」って感じだったけれど、内心どうなんだろう?
ジンは、アナにサンを紹介する。微笑むアナ。アナは少しずつとけ込んでいけるかもしれない。

クレアに、聖書の言葉は、心の糧だと話すエコーは、クレアからマリア像の話を聞き、チャーリーに、飛行機の墜落現場まで案内するようにいう。エコーは全部お見通しなのに、麻薬中毒だと思われたくないチャ-リーは、のらりくらり。

途中で、エコーは、あの時、扉を閉めた神父姿の仲間の遺体を見つける。命の恩人だといって、祈りをささげるエコー。確かにこの飛行機にエコーも乗っていたら、今のエコーはないけれど、麻薬を独り占めしようとしていたら、そういえるだろうか? それとも、神父として生きてきたエコーの立場で考えると、彼は命の恩人と解釈できるということ?

その後、場所がわからなくなったチャーリーが木に登って周りを見ていると、あの黒い煙が襲ってくる。しかし、ひるまずに立ち続けるエコーの前に、その煙は退散。意外と小心だ!(笑) 
あのあたりに何かあって、防衛しているのだろうか?

エコーはやっと墜落現場で、弟の遺体を見つける。遺体を抱きしめて泣くエコー。子どものころにつけていた自分の十字架を弟の胸からとり、それを握りしめる。チャーリーの神父じゃないのかという問いに、エコーはやっと答える。
「私は神父だ」
そして、聖書の詩篇23章を唱える。エコーの魂を生き返らせてくれた主の言葉を。

クレアは、チャーリーが麻薬をやっていたと知り、怒り心頭の様子。チャーリーの荷物とチャーリーを追い出し、アーロンに近づくのを禁止する。

チャーリーは、ヤクをやめようと思っていたら、あのマリア像を全部捨ててもいいと思うけれど、そうできないところを見ると、ヤクを絶てるのはまだまだ先かもしれない。


(2-11) 「境界線」

今回、ほんのちょっとだけれど、アザーズの一部がわかった。ジャックたちは、アザーズに「許された」から、アナたちのように何人もの犠牲者をださずに済んだらしい。何を基準に「許された」のかは不明だが、銃を保持していることが、アザーズにとっては、脅威になったのかもしれない。私は、アザーズとダーマとは関連があるのかと思っていたが、ハッチの存在を知っていたら、武器庫をねらうはずだから、彼らは関係がなさそうだが、ウォルトのメッセージが、なぜハッチのコンピュータに流れるのかはナゾだ。

フラッシュバックはジャック。脊髄に腫瘍のある患者が、訪ねてくる。ジャック父子は、腫瘍の除去は困難だと判断するが、その患者と娘は、ジャックがサラの脊柱損傷を治したことを知っていて、ジャックに手術を願い出る。奇跡を信じたいといって。ジャックは、父ではなく、自分に依頼されたことが、嬉しい様子。頼りにされると、俄然張り切るタイプで、のめりこんでしまうようだ。その患者の娘も、最初から、ジャックを見つめる眼差しに、ほかの思いが込められているようで、あやしげだった(笑)。ジャックの努力もむなしく、手術は失敗する。落胆と悲しみの感情を抑えきれない娘は、ジャックにキスしてしまう。それを受けるジャック。父親から一線は越えるなといわれていたのに。

サラとの関係は冷え切ったものになっていたが、患者の娘とキスしてしまったと話したジャックの言葉に、サラは別れを切り出す。ジャックは仕事に一途な自分を反省して、もっと一緒にいる時間を持とうと思っていたのに…。「いつも直すものが必要なんだわ」 サラは、結婚してはじめて、ジャックがどういう人間かわかったのだ。サラのほかに誰かいるといういいわけは、ウソかもしれないと思う。これ以上傷つきたくなくて、そして、ジャックを責めたくなくて、そういったのかもしれない。

ハッチの中で目覚めたジャックは、ロックがいないことに気付く。倒れているロックに駆け寄ると、なんとマイケルが銃を向けている。マイケルは、自分一人で今すぐにウォルトを捜しにいくという。ジャックはいつか捜しにいくつもりだったとしても、マイケルには、いつかじゃダメだったのだ。いくらロックに銃を習ったといっても、一人で行くなんて…。

武器庫に閉じ込められたジャックとロックだったが、包帯交換にやってきたケイトとソーヤーに助けられる。すぐ、4人でマイケルの後を追うが、ジャックはケイトに残るようにいう。ケイトは不満。二人のやりとりを見ていたソーヤーが、ジャックに「何をされた」と聞いたのには、笑ってしまう。ソーヤーは、ケイトの行動がよくわかるらしい。でも、自分がケイトを愛しているといってしまったことは、もちろん覚えていない。

3人でマイケルを追うものの、結局迷ってしまう。マイケルに指図するほど偉くはないし、マイケルを説得する自信はないと思っているロックは、引き返そうとする。しかし、ここで引き返したら、二度とマイケルに会えなくなるし、後悔すると思っているジャックは、ロックを引き止める。そのとき、「そうだ、ジャック」という声がする。驚いたことに、イカダに乗っていたソーヤーを撃った男が、目の前に立っている。このおじさん、ひげがもじゃもじゃしていて、顔も汚くて、かなり動物的(笑)。

そして、この境界線を越えるなという。彼らが、何人いて、どのくらいこの島にいるのかはわからないが、ジャックたちと一緒に、島を出ることを考えようとしないところが、ものすごく不思議である。銃を置いて帰れという言葉にジャックは首を振るが、戻ったはずのケイトが、彼らに捕まっていた。ケイトの命と引き換えに、渋々銃を置く3人。

解放されたケイトは、ジャックに謝る。僕のほうこそ悪かったというジャック。ケイトも一緒に行動していたら、結果は変わっていただろうか? 自分を責めるなと、ケイトに珍しくまともなことをいうソーヤー。ジャックは、あそこでは境界線を越えなかったが、帰ってから、アナに軍隊を作れるかと聞いたところをみると、今後、境界線を越えるつもりかもしれない。アザーズと戦って、何が変わるのだろう? 島の外に出ることを考えた方がいいと思うけれど。

ジンは、マイケルとの友情より妻との愛情を選択し、お互い指図されるのは嫌だということがわかり、愛の再生が始まったよう。
ハーリーは、孤島の孤独感から、リビーを口説けるかもしれないと思い、チャーリーは、クレアのことが気にかかっている。
アナはビンセントとお友だちになれそうな気配だ。


(2-12) 「天使の言葉」

フラッシュバックはチャーリー。第1シーズンの第7話で、バンド活動をやめて、何故、兄のリアムがオーストラリアに行ったのかわからなかったが、やっと理由がわかった。バンドの活動中、リアムは薬物中毒でバンドのお荷物状態になっていた。それを曲づくりに励み、必死に支えていたのは、チャーリーだった。しかし、ある日、リアムは、妻が別れ話を切り出したときに、やっと自分のだらしなさに気付き、やり直す決意をしたのだ。チャーリーに無断で、ピアノを売り、そのお金で妻子とオーストラリアに行き、職に就くという。家族のために立ち直るという兄に、俺だって家族だと叫ぶチャーリー。弟のことをまったく考えていない兄の行動には驚くばかり。

それ以来、チャーリーは、クスリから縁を切れなくなったらしい。ロックの言葉を借りると、チャーリーが、クレア親子を自分の家族のように守ろうとするのは、自分自身を救うことができないので、何か、自分より弱い存在のものを救おうとすることで、気持ちのバランスをとっているということかもしれない。

チャーリーは夢を見ている。小さい頃に母親がピアノをプレゼントしてくれた。このピアノで楽をさせてねという母親。この夢がどこまで事実なのかはわからないが、母親は、チャーリーの才能が、家族に金銭的なゆとりを生むことを期待していたのかもしれない。しかし、父親は誰も救えないと怒鳴るだけ。ピアノから赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。木が異様に揺れる。そこで目覚めるチャーリー。

慌てて、アーロンの様子を見にいったチャーリーは、ビーチでアーロンを抱っこしたクレアがロックと仲良く話しているのを目撃する。嫉妬の眼差しを向けるチャーリー。チャーリーは、オムツを作ってクレアに渡しながら、ヘロインのことを黙っていたことを謝る。今すぐに仲直りしたいチャーリーに、クレアは距離を置かせてというだけ。自分が守ろうとしていたものを、急に取り上げられてしまったチャーリーは、何も救えなかった過去の自分を思い出したその焦りからか、それともやっていないといいながら、ヘロインを使ってしまったためなのか、奇妙な夢を見てしまう。多分、ヘロインを使ったのだと思う。そうじゃなければ、夢と現実を混同しないだろう。

アーロンを海から救ったあとで、夢からさめるチャーリー。チャーリーの腕の中のアーロンを見て、「真夜中に子守か」と不思議がるハーリー。その後ろから、いなくなったアーロンを探して、皆がやってくる。クレアは、アーロンをさらったチャーリーにビンタを一発。

チャーリーは、エコーに夢の話をする。アーロンに死が迫り、天使の姿をしたクレアが救えるのはチャーリーだけだといったことを。エコーがその話を鵜呑みにして、意味があると思ってしまったのは、神父としての自覚の強さからかもしれないが、ヘロインのことを思い出してほしかった気がする。自分が作り上げた「アーロンが危ない」説をもとに、チャーリーは、クレアにアーロンの洗礼をすすめる。その様子を見ていたロックは、マリア像のヘロインはすべてなくなったというチャーリーの言葉がウソだったことを見抜く。

チャーリーがマリア像の保管場所で像を割って、ヘロインを手にしたとき、ロックがやってくる。「理由がある」「赤ん坊が危ない」など、いろいろ弁解を並べるチャーリー。信じていたのに裏切られたロックは、自分が始末するといって、リュックに像を入れる。その後で、クレアに話しかけられたロックは、不安がるクレアに、夜は用心棒としての役割を引き受けようという。お礼をいうクレア。そして、チャーリーから聞いた洗礼の相談をする。ロックは、リュックの像を見ながら、危険などない、チャーリーは自分を救えないので、そういっているだけだという。ヘロインのせいだといわなかったのは、チャーリーへの思いやりだろう。

しかし、ロックに像を取り上げられたことと、クレアにもバレたかもしれないという気持ちからか、チャーリーは、森に火をつけ、皆が火事に気をとられているすきに、アーロンをさらってしまう。泣き声に気付いたクレアにすぐに見つかり、ロックからは、何度も殴られる。
今回のチャーリーの妄想には、ついていけない。勝手にクレアの家族気取りで、結果は自業自得。これからのチャーリーが心配だ。

そして、ロックは、何故ヘロインを捨てずに武器庫に隠したのか? 誰のために? 何のために?

ケイトはソーヤーのリハビリにつきあい、ハーリーはリビアと話す機会がでてきた。リビーは、ハーリーが慌てて飛行機に乗ったとき、足を踏んでいた彼女だった。ジャックは、アナの小屋を作る手伝いをして、アナもジャックには笑顔を見せる。ケイトとの関係にすぐに気付くアナ。これから三角関係になったりするのかな?

クレアはアーロンとともに、エコー神父の洗礼を受ける。「罪をきよめ、イエスを自由にした」、それが洗礼の本来の意味と知り、神に救いを求めることにしたのだろう。
by mint-de | 2007-09-21 11:42 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 32~34話

(2-7) 「知られざる48日」

「彼ら」と呼ばれる人たちは、「ダーマ」関連の人たちのような気がしてきた。計画の生き残りか、あるいは計画の続きか、彼らは密かにその要員を補充しようとしているのではないだろうか。ジャングルのささやき声は、島そのものがもつ不思議な力で、「彼ら」の行動とは関係ないような気がする。

アナたち後部座席の人々は、海に墜落した。アナもエコーも他の人々を救うことに懸命になる。人工呼吸をして小さな女の子エマを助けたアナは、家に帰してあげると約束する。アナは最初から怖い女ではなかった。環境が彼女を強くしたのだろう。もっともあるサイトで彼女の職業を知ってしまったので、彼女の強引さには納得できた。

エマの弟がもっていたクマのぬいぐるみは、「彼ら」が通り過ぎるときにジンが見たものと同じだろう。まだ小さいのに「彼ら」に連れ去られて、訓練のようなものを受けているのかもしれない。小さい子ほど、思い通りに育てやすいということだろう。

一人の男がジャングルに生存者がいるというので、アナが駆けていくと、木の上に座席に座ったままの男がいた。それは、バーナードだった。エコーにアフリカ系の女性がいなかったか尋ねるバーナード。妻がいないことにショックを受けるバーナードに、「祈りましょう」というエコー。エコーは、タフな黒人という印象だったけれど、背広を着たエコーはスマートなビジネスマン風で、なかなか格好いい。

その夜、争う声でアナが目をさますと、ワイシャツを血に染めたエコーと、エコーに殺された見知らぬ男二人。遺体は裸足で、何ももっていない。彼らは島にまえからいた人々だとアナは考える。そして、3人の男が連れ去られてしまった。男を3人もあっという間に連れ去るなんて、かなりの人数がいなければ無理だと思うので、ちょっとなあという展開ではあるが、とにかく彼らは後部座席組で強そうな人間を選んでさらっていってしまった。

この日からエコーは、シャツを脱ぎ、人を殺してしまった自責の念から沈黙の人になり、「彼ら」からみんなを守る人になったらしい。裸の彼はよりたくましく見える。

アナは、海岸は危険だから離れようと提案するが、飛行機は通信が途絶え2時間も針路をはずれていたので、衛星で見つけてもらえるはずはない、見つけてもらうには、海岸で焚き火を続ける必要があるという客室乗務員だったシンディの意見に従わざるをえなくなる。

ネイサンという男がペアで行動するきまりを破って、2時間もいなくなる。それをとがめるアナ。そして、その夜、なんとあの小さな姉弟を含め9人もの人間がさらわれてしまう。どうやってさらったのか、ものすごくナゾだけれど…。驚いたことに、殴られて死んだ「彼ら」の一人のポケットからナイフと、名前を書いたリストがでてきた。服装と人相が書かれていたので、内部にスパイがいるに違いない。アナは昨日いなかったネイサンを疑う。海岸にいるのは危険なので、移動することになり、ジャングルを歩く一行。

アナはネイサンの反抗的な態度にますます疑いを深め、強硬手段にでる。ネイサンを殴り、かついで、自分が掘った穴のなかに放り込んでしまったのだ。パワフルすぎるアナ。それまで何かと協力的だったグッドウィンは、ネイサンを解放しろという。白状させるために拷問するというアナの言葉に、グッドウィンは、ある決断をする。彼こそが「彼ら」の一人だったのだ。私もあやしいと思ってた(^^)。

グッドウィンはネイサンを助け出し、そして殺してしまう。ネイサンが「彼ら」ではないことがわかるのを恐れたのだ。ネイサンは、シロだとはっきりいいつづければよかったのに、妙に思わせぶりに振る舞ったばかりに命を落としてしまった。でも、あの飛行機に乗っていなかったのなら、どこからきたのだろう?それともチャーリーと同じで、トイレでヤクをやっていた?

ネイサンがいなくなったので、また移動していくと、トビラがある。トビラを開けると、トビラの内側には「検疫隔離」の文字が。そして洞窟の壁には、あの「ダーマ」の印がある。グッドウィンの微妙な表情の変化を見ると、彼はすでに知っていたところだと思う。ハッチの前の拠点だったのかも。そして置いてあった箱を開けると、義眼と聖書と、無線機があった。

高いところのほうがよく聞こえるというグッドウィンの言葉で、アナもグッドウィンと一緒に上っていく。アナは、彼がスパイだとわかっていたのだ。墜落から10分後に来たのに服が濡れていなかったと、グッドウィンを問い詰める。グッドウィンは、屈強で怖そうな人間を選んで連れ去り、子どもたちは無事だという。何が目的なのか聞いてくれればよかったのに、アナはグッドウィンにとびかかり、格闘の末にグッドウィンの胸に木を突き刺してしまう。ジンが見たグッドウィンの死体は、こういう顛末だったんだ。「彼ら」が墜落者たちに事情を話したら、もっと友好的な関係になりそうな気もするが、そのわからなさ加減がこのドラマの魅力なのかもしれない。

無線機が反応する。それは命を落とす前のブーンが発したもの。815便の生存者という言葉に、妻を思い浮かべたバーナードは希望を抱くが、アナは「彼ら」がおびき出すためのワナだと、相手にしない。この現実を受けいれろといいながら、一人小川で泣くアナ。彼女は自分の限界ギリギリのところで、必死に踏ん張っていたのだ。その彼女を、大丈夫といってやさしく抱くエコー。エコーの魅力がキラキラ(^^)。

リビーとシンディが網をつくろっているときに、海岸に流されてきたのがジン。英語がわからないのと壊れた手錠をしていたので疑われてしまったようだ。そして、シャノンが撃たれるまでのフラッシュバック。

アナたち一行がジャックたちより過酷な目にあっていたことがわかった。墜落して10分後にグッドウィンが現れたということは、「彼ら」は飛行機が墜落することを予期していたということだろうか?


(2-8) 「復讐」

アナ・ルシアはロス市警の警官だった。彼女の命令口調もこれで納得できた。そして、銃に異常に反応する理由もわかった。彼女は、強盗の通報でかけつけた現場で、うかつにも犯人に撃たれてしまったのだ。犯人のただの学生だという言葉を信じたばかりに。4発の銃弾は、彼女の心を砕き、誕生しようとしていた命まで奪った。精神分析医もアナの所属するウエストウッド署の署長でもある母も、彼女の心の変化には気付いていなかった。

4か月後に復帰したアナは、夫婦喧嘩の仲裁の現場で赤ん坊の泣き声にパニックになり、銃をぶっぱなす。アナにとって、銃は身を守るための唯一の武器になってしまったのだ。そして、彼女を撃った犯人が捕まったのに、人違いだといって、容疑者を釈放させてしまう。アナは最初から自分を撃った犯人に復讐するつもりだったようだ。バーから出た犯人に、妊娠していたといって、銃を向けるアナ。すべての怒りをこめて6発も撃ちまくる。警官なのに、法に裁きを委ねられなかった彼女は、警官には向いていなかったということだ。胎児を殺されたアナは、もう子どもを産めない身体になったのかもしれない。だから子どもに独特の反応を示すのかもしれない。シドニーからロス行きの飛行機に乗ったアナ。彼女はロスに帰ったら、殺人の罪を問われることになるのに、なぜ帰ろうとしていたのだろう?

シャノンを殺されたサイードは、アナに銃を向ける。必死に防ごうとするエコー。アナの「全員動くな」という警官のセリフに、一応その場は収まる。アナは、恋人を殺されたサイードが自分に復讐するときめてかかり、サイードを木に縛り付けてしまう。ミスだったと謝ることも考えずに相手を拘束してしまうなんて、はっきりいって最低な女。そんな彼女に、みんなもついていけない。エコーは、ソーヤーを担いで出て行く。自分のためにそうするというエコー。かっこいい言葉のようだけど、ソーヤーのためじゃないというところは、聞き捨てならない私です。

結局、アナはジャックのところから弾薬やら、着るものなど、一人で逃げるのに必要なものをもってきたら、サイードを解放してやるという。この島で一人で生きていくことなんて無理なのに、自分で自分を追いつめてしまったアナ。マイケルは、サイードをジンに頼み、アナの指示をもってジャックのもとへと走る。

その頃、ジャックたちはゴルフに興じていて、なんとも和やかなムード。ジャックとケイトが二人っきりで、ゴルフをしているところへ、ソーヤーを担いだエコーが現れる。ソーヤーをハッチに連れていき、大急ぎで治療するジャック。薬を飲ませようとしても吐き出してしまうので、ケイトが優しくソーヤーの耳元でささやく。見たくないものを見せられたジャックの表情がなんともなんともです。ケイトは怪我をしたソーヤーに母性本能をくすぐられたのかも。

エコーは、あの洞窟と同じハッチのなかの「ダーマ」のロゴが気になる様子。そんなエコーに「やあ」と声をかけるロック。「どうも」と返すエコー。二人とも昔からの知り合いみたいな挨拶。用心棒的なところが似ている二人。

戻ったマイケルから事情を聞いたジャックは、ライフルを取り出す。しかし、エコーがそれを止める。「望みは、平和、復讐、正義?」、そして「アナ・ルシアはミスを犯しただけ」という。そのアナの名前を聞いて思い出したジャックは、エコーの言葉に従い、二人でアナのもとへ。ジャックがライフルを手にしたときは驚いた。ロックだって、そんな行為が間違っていると思っているのに、これでリーダーといえるのだろうか?もう少し、冷静になってもらいたいな。

妻に会いたい一心のバーナードと、アナの態度についていけないリビーは、その場を去ろうとする。覚悟を決めたアナは、ジンにも出て行くようにいう。サイードにうながされて、ジンも行ってしまうと、アナはサイードに話しかける。アナの質問に、サイードは、イラクで何人もの人間を拷問してきた、夜になると彼らの声を聞くという。そして自分こそ殺されてもいい人間だという。それを聞いてアナも自分のことを話し始める。警官だったこと、任務中に撃たれたこと、しかし、後でその男を撃ちまくったことはいわなかった。理由を聞かれたくなかったのだろう。

アナは、サイードのロープを切ると、銃を拾えという。だが、サイードは静かにこういうだけだった。「君を殺して何になる。もう俺たちは死んでる」。このシーンはいいシーンだった。冷静なサイードがものすごく格好いい。サイードの言葉で、アナのコチコチの心にも少しは変化が起きることを期待したい。

海岸に姿を現したマイケルに向かって、ビンセントが一目散に走っていく。バーナードと妻はやっと会うことができた。そして、ジンはサンのもとへ走り、二人は久し振りに抱き合う。音楽だけが流れていて、感動的な再会のシーンだった。

ジャックは、シャノンを抱きかかえたサイードの後ろに、空港のバーで会ったアナを見つける。
見つめ返すアナは、これからどういう行動をとるのだろう。


(2-9) 「彼女の事情」

私はケイトが一番好きなキャラだったので、彼女が殺人を犯したとしても、正当防衛とか、何か止むを得ない事情でやってしまったに違いないと思いこんでいた。でも、それは見事に外れた。ケイトは暴力をふるう父親を憎み、その父親の血が自分に流れているのが嫌で父を殺したのだ。殺しても、自分の中の血を変えることはできないのに。父親から離れ、どこか遠くへ行って、父のことを忘れてしまえればよかったのに。

ケイトは、母の再婚相手のウェインをベッドに寝かせ、その後、ガス漏れを装い、家もろとも爆破させてしまう。母に暴力をふるう飲んだくれの父を始末したことで、母を救ったつもりだったのに、家の保険証書をケイトから受け取った母は、ケイトとは違って、ウェインに愛情をもっていた。愛する夫を失った母は、ケイトのことを保安官に話してしまう。そのときから、ケイトは追われる身になった。

乗り物のチケット売り場で逮捕されたケイトだったが、護送中の車が事故を起こし、保安官が意識をなくしているすきに手錠をはずす。気付いた保安官を殴って放り出し、車を発進させようとしたとき、ケイトは黒い馬を見る。この馬は何を意味するのだろう? ケイトは監視の目を盗んで、前の父親に会いにいく。ケイトの前の父親は軍人で、ケイトが5歳の時に離婚したらしい。ケイトが本当の父親だと思っていた軍人の父は、本当の父親ではなかった。再婚相手のウェインがケイトの実の父親だった。ケイトはそのことを知ったときから、憎しみしか感じられない父の血が、自分の中に流れていることが苦痛だったのだ。確かにウェインと軍人の父を比べたら、軍人の父のほうが父親らしい。母の目はどこについていた?(^^;) 保安官に連絡するという父に、1時間待ってというケイト。それからケイトは、ひたすら逃げまくる女になった。

ソーヤーを看病していたケイトは、フルーツを取りにいく。そのとき、馬が現れる。ジャングルに馬がいるだろうか? それも、あのとき見かけた馬と同じ黒い馬。ハッチに戻ったケイトは、ソーヤーに母親のような態度で食べさせようとするが、突然ソーヤーが目をあけ「ナゼ俺を殺した?」という。ソーヤーは熱にうなされていただけなのだろうか。それとも、ジャックの父親の幻のように、ウェインがソーヤーにのりうつったのか? 馬を見たことで、ケイトが混乱していただけなのか?

シャノンの葬式で、サイードは、本来なら会うこともなかった彼女を愛したことを涙ながらに語る。ナディアへの想いはどうなった?

ジャックとロックが葬式から戻ってくると、コード入力の警告音が鳴り、ソーヤーがベッドから落ちている。慌てる二人。ジャックは、ケイトを探しに行き、ソーヤーを一人にした理由を聞く。馬を見たことと、ソーヤーの言葉に動揺しているケイトは、この島は異常だといって珍しく弱気になる。そんなケイトを「大丈夫」といって抱きしめるジャック。その言葉に促されるように、ケイトはジャックにキスをする。しかし、我にかえると逃げるように去ってしまう。戸惑うジャック。ケイトの本心は?

ハッチに戻ったケイトは、ソーヤーに向かって話し始める。自分の中に父が存在していて、ソーヤーにも同じものを見てしまい、ぞっとすると。すると、ソーヤーが「うれしいことをいってくれる」といって、目をさます。元気になったようで一安心です(^^)。二段ベッドを見て、救助されたと思っているソーヤーに、ちょっと笑う。ケイトの肩を借りて外に出たソーヤーは、ジャングルを見て納得。ケイトにもソーヤーにも笑みが戻ったのが嬉しいです。そして、ソーヤーが驚いている先を見ると、またあの馬がいる。知ってる馬かと問うソーヤーに「ええ」と答えるケイト。ケイトは、ソーヤーにも馬が見えたことで、幻影ではなく現実にいる馬だと安心したのだろうか。でも、馬は何を意味するのだろう?

ハッチでは、マイケルがロックからボタンを押すシフトのことなどを聞くが、半信半疑の様子。しかし、エコーはロックの話をじっと聞いている。それから、見せたいものがあるといって聖書を渡す。その中には、あのダーマのフィルムが入っていた。島の反対側に似た場所があったといって。そのフィルムをつなぐロックは、分かれていたものが一つになったと喜ぶが、エコーは「偶然と運命は別」と素っ気ない返事。旧約聖書のことを語るエコーは宗教関係者かもしれない。

エコーがもってきたフィルムでは、コンピューターをコード入力以外には、絶対使ってはならない、とんでもないことが起きると説明している。なんだか胡散臭いと私は思う。だって、その部分がカットされていたわけだから。

そんな事情を知らないマイケルは、コンピューターに「ハロー」という文字を見つける。「ハロー」と返事をしたマイケルは、やがて、「パパ?」という文字を見て驚く。本当にウォルトからのメッセージだったのだろうか。アザーズのワナかもしれない。

ジャックは、アナにテキーラを渡す。アナにも、ジャックが初めて空港のバーで会ったときのような笑みが戻る。ジャックには心を開きそうなアナだった。
by mint-de | 2007-09-21 11:33 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 29~31話

(2-4) 「憂鬱な仕事」

ハーリーの過去に、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」という格言が頭をよぎった。
宝くじで莫大なお金が入ることになったハーリーは、お金持ちになったことで、大切な友だちを失うことになったようだ。自分は変わらないつもりでも、相手は、そうは見てくれない。
ハーリーがもっと図々しい男だったら、お金持ちでも平気でいられたのかもしれない。

大量の食料をガツガツ食べる夢に、以前の友人が出てきて、自分がお金を得たことで、よくないことが起こったことを思い出したハーリーは、ハッチの中の食料係に気が進まない。
チャーリーには、ハッチのことを聞かれても曖昧な返事しかする気にはなれなかったが、一生懸命洗濯をしているローズにはハッチの秘密を話してもいいと思ったのか、ローズをハッチへ連れて行く。

チャーリーは、ロックをつけて、ハッチのことを聞き出すが、108分ごとにボタンを押す話は胡散臭いと思った様子。それでも、レコードプレーヤーがあると聞いて嬉しそう。

サイードは、ハッチの中を調査しているが、周りは厚さが3メートルもあるコンクリートで固められていて、思うように「探検」ができない。この中は、強力な磁力があったり、放射能漏れを連想させるコンクリートの厚さなど、かなり不気味で怖いところかもしれない。

ハーリーは、食料をみんなにうまく分配する方法をジャックに頼まれるものの、1本だけといってシャンプーを持ち出すケイトや、子どもが好きなピーナツバターをくれと言い出すチャーリーに、次第に自分の仕事が嫌になってくる。こんなことで嫌になるなんて、事務処理能力に欠けている気もするが、過去の出来事と重なってナーバスになってしまったのだろう。
ダイナマイトで食料庫を爆破するなんて、とんでもないことを考えるが、ローズに止められ、自分の正直な気持ちをジャックに話して、ジャックの了解を得る。
一人で食べれば3か月くらいもつかもしれないが、40人で食べればあっという間になくなる。だったら、みんなで今晩食べてしまおうというわけだ。夜の闇の中に、久し振りに食べる物を味わうみんなの姿が浮かびあがる。ローズは夫の生存を信じて、夫の好きなチョコバーをポケットにしのばせる。

穴の底に閉じ込められたソーヤーたちは、まず、マイケルとジンが穴から出され、やっと飛行機の墜落者だとわかってもらえて、最後にソーヤーが出される。ソーヤーは、相変わらずソーヤーらしく振る舞ってしまうため(笑)、アナから殴る蹴るのお見舞いをいただいてしまう。このアナは、どうしてこう暴力的に振る舞うのか理解できない。とにかく命令に従えとあくまでも強気。

3人は彼らの陣地へ連れていかれるが、23人いたらしい生存者たちが、実際は数名しかいない。墜落してから、亡くなったのだろうか?彼らの居場所は、洞窟のようなところだが、過去に使われていたような雰囲気だ。そして、一人の男がマイケルに話しかけてくる。ローズの夫のバーナードだった。生きていてよかった!この夫婦が早く再会できるといいな。

そして、クレアが見つけた、みんなの伝言が入ったボトルを土の中に埋めるサン。
サンはジンの生存を信じているだろうか?


(2-5) 「探しもの」

ジンの印象が、どんどんよくなってくる。ジンは、「友だち」思いで、正義感が強くて、そして英語を理解しようと努め、かなりコミュニケーションがとれるようになってきた。今回のフラッシュバックはジンとサンが出会うまでの話。

ジンは、貧しい漁師のままで終わりたくなくて、出世することを人生の目標に掲げ、ホテルの面接を受ける。支配人は、昇進も休みもない、一流ホテルに、ジンと同じような貧乏人を入れるなとか、言いたい放題の労働条件を示すが、目標を胸にしたジンは有難く受け入れて、ドアボーイとして働くことに。
そのホテルに見合いのためにやってきたサン。サンは、乗り気ではなかったが、両親のすすめというか圧力で仕方なく見合いをする。サンの花嫁としての価値を、銀から銅に下がる前になどと言う母親には呆れるばかり。
相手の男も親や親戚からすすめられて、嫌々やってきた。しかし、この男、最初は、今回はそんなに嫌じゃないとか、つきあいたいとかいっておきながら、実際には、親にはまだ内緒だが、半年後にアメリカで結婚する予定だとのたまう。何を考えているんだか…。サンは、さりげなく別れたものの、やはり少し傷ついた様子。

ジンは、貧しい身なりの子ども連れの父親からトイレを貸してほしいと頼まれる。ジンは公衆便所に行くようにいうが、我慢できないという子どものために、しょうがなくホテルのドアをあける。それを見ていた支配人は、首を切られたくなければ、いますぐ親子を放り出せという。漁師や貧しい人間を馬鹿にする支配人の態度に頭にきたジンは、その場で制服の帽子を脱ぐ。ジンの正義感に拍手。

その帰り、恋人占いのオレンジに気をとられたジンは、サンとぶつかってしまう。それが二人の出会いだった。

アナの命令で、ソーヤーたちは洞窟からもといた場所へ出発することに。ジャックたちのいるところに移動すれば、今よりはいい条件で生きられると判断したのだろう。アナたちとの会話で、ここにいれば「彼ら」からの攻撃に怯えて暮らさなければならない、「彼ら」はとても怖い、そういうことがわかってきた。長旅に備えて、食料と水を確保しなければならないので、それぞれ役割を分担する。マイケルは、リビーと果物をとりに行くが、奥に行けば「彼ら」がいると知ったマイケルは、ウォルトを救出しようと、そこから逃げ出してしまう。

それを聞いたジンは、マイケルを助けるために、みなの反対を押し切って出かけようとする。エコーに殴られても行こうとするジン。ジンは、サンは大丈夫といってくれたマイケルを見捨てるわけにはいかなかったし、息子を取り戻したいマイケルの気持ちが痛いほどわかるのだ。そして、意外にもエコーさんは、とてもいい人だった! ジンのために、マイケルのために、一緒についてきてくれるエコーは、実に頼もしい。

マイケルを追う途中で、ジンは「彼ら」に殺された後部座席の一人の死体を見る。23人の多くが、そのように死んだのだろうか? 「彼ら」は何故、人を殺し続けるのだろう? そして何かの気配で二人は茂みに隠れる。「彼ら」だった。一行は、二人に気付かずに歩き去った。最後にクマのぬいぐるみをもっていたのは誰?

そして、ジンが川の水を飲んでいるときに、マイケルが現れる。ウォルトの名を呼び続けるマイケル。エコーとジンの、今は見つけることができない、「彼ら」の力を知らないから、とにかく引き返そうという説得にも耳を貸そうとしなかったマイケルだが、ジンのきっと見つかるという言葉に、渋々従う。マイケルもジンも、探しものは、きっと見つかると信じたい。

アナとソーヤーの関係は、少しずつ柔らかくなってきた。ソーヤーはアナが結婚しているか知りたがり、家庭的というソーヤーの皮肉に、「ゲイ?」と応酬するアナ。

サンは結婚指輪をなくしたことに気付き、ひどく動揺する。ボトルが戻ってきて不安でたまらないのに、その上、思い出の指輪までなくなるなんて…。

慌てて探しまくるサンに最初に声をかけたのは、ジャック。ジャックもなくした経験があった。排水管まで探して、結局、同じものをつくらせたのに、それは今ではタンスの中。ジャックにとって、探しものは不要なものだった。
次はハーリー。彼はサンが犬にエサをやったときに、犬が食べてしまったとハーリーらしい見解を披露する(笑)。
その次はロック。見つからないことに苛立ち、育てた野菜を引っこ抜きながら泣くサンに、ロックは優しく声をかける。探すのをやめたら、迷わなくなるという言葉に落ち着くサン。そう、指輪がなくなっても、思い出が消えるわけではないのだから。
そして、サンからボトルのことを聞いたケイトは、なんとボトルの中から、伝言を取り出して読み始める。何をしているのかと思ったら、ソーヤーにお別れをいってないことが気になったらしい。ここにきて、ソーヤーを気にし始めたケイト。ケイトが笑う先を見ると、そこに指輪が落ちていた。
泣きながら指輪をはめるサン。見つかってよかったね。


(2-6) 「さまよう者」

シャノンの過去を知ると、彼女にも同情してしまう。継母とシャノンは最初からそりが合わなかった。父を亡くした娘を慰めようともせず、娘という言葉を継娘なのと訂正する継母。父の財産はすべて、その継母にもっていかれて、途方に暮れるシャノン。
バレエ教室で少女たちを教えながら、ニューヨークのバレエカンパニーの研修生になることを夢見ていたシャノンは、合格したものの、父親の遺産ももらえず、継母からお金を借りることもできない。継母は、シャノンがいつまでたっても自立せず、フラフラしていて働かないのが気に入らなかったのだ。そして、ブーンと仲がいいのも面白くないようだ。
シャノンは、ニューヨークでブーンの家に居候させてもらおうと思ったのに、ブーンが母の仕事を手伝うために帰ってくると聞き、一人のけもの扱いにされたと感じたのか、継母とブーンへの敵愾心をあらわにする。今度こそちゃんとやろうと思っても、誰も自分を信じてくれない。そうしてシャノンは、自らダメ女のふりをし続けることにしたらしい。

島の夜。サイードがシャノンを誘う。サイードがシャノンのために作ったテントの家。愛する女のために銃をもっているというサイード。この言葉は、ラストを知ると、とても切ない。花も用意して、「孤島で出会った女には必ずやる」なんて冗談をいうサイード。サイードが冗談をいったことに笑ってしまう。サイードがテントを離れたとき、テントにウォルトの姿が! 悲鳴を上げるシャノン。しかし、サイードが戻って、すぐに探してもウォルトの姿はない。夢を見たんだというサイード。本当に見たというシャノン。
ウォルトはなぜシャノンがテントにいるとわかったのか? なぜ、シャノンの前にだけ現れる? ビンセントが気になるのか? それとも、あれは本当のウォルト? いつも濡れているのはなぜ?
自分の言葉を信じてくれないサイードに傷ついた様子のシャノン。

悲鳴を聞いてクレアも駆けつける。クレアは思うようにいかない育児にお疲れ気味。チャーリーは、すっかりクレアの息子アーロンの父親気取りで、たまたまロックがアーロンを抱いている姿を見て、嫉妬めいた感情を抱いたよう。おかしいです。それにしても、ロックは赤ちゃんはくるまれたがっていると助言して、おくるみで包むアイデアをだすなど、よく知っている風。でも、抱くのはおっかなびっくりで、ロックさんにしては微笑ましいシーンだった。
クレアの話から、チャーリーがヘロインをもっていることを知ったロック。チャーリーは、元中毒だといっていたけれど、あのマリア像をどうしてるのかな?

シャノンは、ビンセントにウォルトの服の匂いをかがせ、ウォルトを捜しに、ジャングルにでていく。シャノンに追いついたサイードは、誰も自分を信じてくれないと泣くシャノンを前にして、「愛してる」「信じている」といってシャノンを抱きしめるが、そのときにあのささやき声が聞こえてくる。そして、向こうにウォルトが立っている。最初にウォルトを見たときと同じポーズだったことから、あれは本物じゃない気がしてきた…。今度はサイードもしっかりサイードの姿を目撃。
ウォルトを追って走り出すシャノン。

アナたち後部座席組は、エコーがマイケルをつれて戻ってきたので、今度こそみんなで出発。アナは傷を負っているソーヤーが邪魔でしょうがない。ソーヤーが歩けないかもしれないので、海岸沿いの道をやめて、ジャングルを行ったほうがいいというエコーの案を、たった一人のけが人のために、危険にさらされるなんて、まっぴらだと怒りまくる。それでも、ソーヤーを元気付けるリビーや、ソーヤーに肩をかすジンら、ほかのメンバーはエコーの案に同意して進んでいく。

聞かれるから喋るなというアナに、なぜそんなにおそれるのかと聞くマイケル。アナは、後部座席組は、3人、9人と「彼ら」に連れ去れたと話す。「彼ら」はどこにでも現れ、ずるがしこい獣のようだと。裸足で歩き回る足を見ただけでは、そんなに怖そうじゃなかったけれどね(^^)。
ついにソーヤーが倒れてしまう。感染症で熱がでてしまったようだ。オレならおいていくというソーヤーに、「私がお前でなくてよかった」と声をかけるマイケル。マイケルもジンもいいヤツです!

作ったタンカにソーヤーをのせ、歩き続けていく。急な崖を苦労して上っていく作業をしているうちに、仲間のシンディがいなくなっていた。シンディを探しにいこうとするアナを止めるエコー。いつもと逆なのはナゼ? そのうち、例のささやき声が聞こえてくる。銃を構えるアナ。

駆け出したシャノンを追うサイードに、銃声が聞こえてくる。銃弾を浴びたシャノンを抱くサイードが見上げると、そこには銃を手にしたアナとマイケルたちが立っていた。

こんな結果になるなんて。シャノンは父親の再婚後、いいことはなかったようだし、サイードが愛する人は、いつもいなくなってしまって、可哀想すぎ。サイードはアナを許すことができるだろうか? アナはこのミスで少しは大人しくなるのだろうか? それとも仕方なかったと開き直るのか?

これからは、後部座席組との対人関係も大変そうだ。
by mint-de | 2007-09-21 11:25 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 26~28話(第2シーズン)

(2-1) 「闇の底」 

ハッチには、なにか危険なものがあると勝手に予想していた私は、ハッチの中で「文化的」に暮らす人間がいたということに、単純に驚いた。しかし、それがジャックの知り合いだったという展開には、不満だ。敵か味方かわからないところに緊張感が生まれて、ドラマをいっそうミステリアスなものにしたと思うし、この偶然のめぐり合わせは、ちょっと、こじつけっぽくないだろうか?

今回のフラッシュバックは、ジャックが結婚したサラとの出会いから始まる。交通事故で瀕死の重傷を負った女性が運ばれてくる。ジャックの懸命な治療で彼女は助かるが、下半身不随の身体になりそうだった。彼女の「結婚式で踊りたい」という言葉が、ジャックの胸に残る。もうそんな身体ではないのに。

彼女の名はサラ。8か月後に結婚式を控えていた。サラの婚約者は彼女の下半身に麻痺が残ると聞かされ、かなり消極的になってしまった様子。婚約者の気持ちも知らず、サラは、たとえ手術をして麻痺が残ったとしても、車椅子でも踊れると健気だ。そんな彼女に手術をして治すというジャック。

ジャックは、スタジアムの階段を上り下りするスタジアムランの最中に、足首をひねってしまう。ジャックと同じように走っていた男はそばにきて、捻挫はしていないという。ジャックの「医者か」という問いに、昔目指していた、今は世界一周レースのトレーニングをしているという。その男は、ジャックが罰するように走っていたわけを聞きたがる。そして、何故か、「兄弟」と呼びかける。誰とでも仲良くしたがるタイプかもしれない(^^)。治せないのに、治すと約束してしまった自分を責めているジャックの話を聞いて、奇跡が起こるかもしれないし、そんなに簡単に諦めるなというように励ます男。おせっかいさんかもしれない(笑)。とにかく奇妙な男の名は、デズモンド。

ジャックは、走り終わってサラの病室へやってくる。治せなかったとうなだれるジャックに、足の指が動くというサラ。それは奇跡だったのだろうか。それから、ジャックとサラの愛の物語が始まったのかもしれない。

旧式のパソコン(?)、レコード、シャワー、すべてが古いタイプのものに囲まれて、男が生活している。そこへ何かの音がする…。あわてて銃を取り出す男。なんと、この男は、ハッチの中で暮らしているようだ。こんな男がいることも知らず、穴の底に続く深い闇をのぞくジャックとロック。

ジャックは、梯子がこわれていて40人もスムーズに降りることは難しいので、今日は帰ろうというが、皆を助けることが目的ではなくて、中に入るのが目的のロックは未練たっぷり。

シャノンは、ビンセントがいないことに気付き、森の中へ。あわててサイードも後を追う。犬を見つけたので、駆けていく途中、シャノンはサイードとはぐれてしまう。そして、信じられないことに、ずぶ濡れのウォルトが向こうに見えるではないか。「シー」というように口に指をあてるウォルト。しかし、サイードがシャノンのそばにきたときには、その姿は消えていた。連れ去られてから、誰かをおびきだすために、あそこに立たされていたのだろうか? 彼らの目的は何なのだろう?

ハーリーはジャックに、あの数字がハッチに刻まれていて、いかにその数字が忌まわしいものであるかを説明するものの、真面目なジャックは、ハーリーが精神科にかかっていたということに驚き、数字には興味を示さない。その態度に傷つくハーリー。でも、私も彼がどのような症状で精神科にかかっていたのか、ものすごく気になる。治っているなら、説明してもいいと思うけれど…。

ロックはいったんハッチのある場所から引き上げたものの、ケーブルをもって、再び出かける。待つのにあきたといって。ケイトはジャックに、ここにいても大丈夫だと思うし、みんなを安心させたジャックの態度は偉いとほめる。ジャックらしくない楽観的なところも。でも、自分はロックが心配なので、ハッチに行くという。そして、ジャックも結局、その後を追うので、みんな、ハッチが気になってしょうがなかったってことですね!(笑) 

ケイトが着くと、ロックが待ってたといったのには、笑ってしまう。おまけに、ケイトの方が軽くてケーブルを上げ下げするのが楽だとまでおっしゃるロックさん。最初からケイトをあてにしていたみたい。暗い穴の底へ向かう勇敢なケイトは格好いいです。しかし、中の住人に気付かれ、ケイトは底へと消える。ハッチに誰もいないので、後を追ってきたジャックもハッチの中へ降りて行く。

そして、古い器具のある不思議な空間をたどっていくと、突然、照明がつく。そこには、男に銃を突きつけられたロックがいた。男がいった「兄弟」という呼びかけに、ジャックはスタジアムランのあの男を思い出すのだった。デズモンドは世界一周の途中で、遭難でもしたのだろうか。ジャックとデズモンドが知り合ったのはそれほど古くはないはずなのに、あそこの設備はかなり古そうだったから、デズモンドが来る前からあったものなのだろうか?


(2-2) 「漂流」

今週は、ハッチの中の住人デズモンドの話が聞けるのかと楽しみにしていたのに、残念ながら先週の詳細版。じれったいなあ…。

ロックはケイトがハッチの底に消えたので慌てて自分も降りていく。ケイトは無事だったが、ロックの背後には銃を持った男が立っていた。その男は、ロックに向かって「彼か?」と尋ねる。ロックがあいまいに返事をすると、「やっと来たな」と喜ぶ男。しかし、「雪だるまはなんと?」と聞かれて、ロックは答えようがない。「彼」ではなかったので、男はまた警戒モードになり、ロックを縛れとケイトに命令する。驚いたことに、ロックは縛る相手が違う、ケイトは逃亡犯なので、彼女のほうが危険だとおっしゃる。その言葉をすぐ信じる男もちょっとなあ…。でも、男の相手はやはりロックのほうがいいと思うので、このロックの判断はよしとしよう。

手を縛られ閉じ込められたケイト。彼女が黙って転がっているわけはなくて、ロックがしのばせたナイフでコードをはずしてしまう。さすがケイト!そして、明かりをつけると、なんと大量の食料が保管されているではないか。どのようにして集められ、いつからあるのか? ガツガツ、チョコバーを頬張るケイト。ケイトは天井の排気口をはずし、その部屋から脱出する。

その頃、ロックは男に飛行機が墜落して、生存者が43名で、4人がイカダで島を出たと説明するが、男は妙な質問をする。世界はあるのか? 病気になった? どうやら、人類が滅亡するような病気から逃れて、ここで生活しているとでもいいたげな男。しかし、その最中にジャックが二人を探しに降りてくる。侵入者の気配に、男はロックにパソコンの入力を命じる。ロックに打たせた数字は、例のハーリーがいっていた不吉な数字。ロックがExecute(実行)を押す時はドキドキしたが、108って何?

フラッシュバックはマイケル。ウォルトの母親スーザンが、恋人とローマへウォルトを連れて行くので、正式に彼の養子にするため、マイケルに父親の権利を放棄しろという。ウォルトを手放したくないマイケルは、出国禁止を要求して対抗するものの、経済的に無理があるので、結局は諦める。スーザンは、子どもを育てながら絵は描けない、芸術の道に進んでほしいというが、本当にマイケルのためにいっているのだろうか。自分が子どもを育てたい言い訳にも聞こえる。別れの日、母親に連れられてやってきたウォルトにシロクマ(!)のぬいぐるみを渡すマイケル。いつも心から愛しているといって。

そんな別れを経験してから引き取ることになったウォルトを連れ去られてしまったマイケル。爆破され、バラバラになったイカダの残骸の上で、ウォルトの名を呼び続ける。ウォルトが連れ去られてしまったのは、ソーヤーが照明弾を撃たせたからだと文句をいう。ソーヤーが人工呼吸をしてやったのに、こんなときに悪態をつくマイケル。ショックなのはわかるが、傷を負っているソーヤーに同情もせず、イカダから下りろとまでいう。暗い海で、サメの気配がする波の上はとても不気味だ。ソーヤーは、襲った船は近くの港からやってきた、ウォルトを追ってきたんだという。確かにその通りだろう。ますます落ち込むマイケル。それでも、ソーヤーがイカダの浮きを見つけてそちらへ移動するとき、現れたサメを銃で撃ってソーヤーを援護する。

なんとか仲直りしたように見える二人は、夜が明けると、潮の流れのお陰で島のほうに戻されていることに気付く。そして、浜辺にたどりつくと、聞き覚えのある声がする。ジンだった。ジンも生きていてよかったと思ったのも束の間、ジンの「アザーズ」という言葉に目を向けると、武器をもった人たちがこちらに向かってくるではないか。彼らがアザーズ?


(2-3) 「信じる者」

ソーヤーとマイケルが島に戻れたと思ったのも束の間、ジンが「アザーズ」と叫んだ向こうから何人かの人間がやってくる。そして、問答無用でソーヤーたちに殴りかかる。倒れた彼らはひきずられて、深い穴の中に放り込まれる。体格のいい黒人は見た目も怖くて、この島に何年もいて、相当鍛えられているように見える。

ソーヤーがなんとか脱出を試みようとするところへ、一人の女性が投げ込まれる。彼女は、ジャックが空港のバーカウンターで話しかけられたアナだった。彼女も墜落の生き残りと知ったソーヤーは、「こっちにはこれがある」と銃を見せる。しかし、その銃はそこで見せるべきではなかった。アナはソーヤーたちが何者なのか調べるために、わざと穴の中にいれられたオトリだったのだ。アナはソーヤーから銃を奪うと、合図をして穴から出て行く。呆然とする3人。アナが穴の中で話した、墜落してから一人で島をさまよっていたことが本当だとすると、アナと一緒にいる人たちは墜落の仲間ではないということか? それなら、アナはソーヤーたちの味方になってもいいと思うけれど…。アナは一体何を考えているのだろう?

過去はロックの話。だまされて腎臓を一つなくした出来事から立ち直っていないロック。心の傷を癒やすべく通っていた会で知り合ったヘレンと心を通わせるようになる。しかし、夜になると、ヘレンの家には泊まらずに、あのウソつきの「父親」の家の前で車を止めて、コーヒーを飲むロック。「父親」は迷惑だからやめてくれという。こんな男にだまされてしまったロックが本当に可哀想だ。ロックの「何故?」という問いに、理由はない、大勢の人間をだましてきたという。ロックはもっとほかの言葉を聞きたかったのに。一言でもいいから、優しい言葉をかけてくれれば、ロックはもう家の前には来なかっただろう。そんなロックに、ヘレンは彼か私を選べという。信じて進むしかないのだからと。そのときは、ヘレンによってロックは救われたように見える。

ジャックがハッチの底に着くと、ロックがデズモンドに銃を突きつけられていたが、ケイトがその場を救う。しかしケイトに押されたはずみで、デズモンドの銃から弾が飛び、パソコンが故障してしまう。パソコンが直らないとみんな死ぬとパニックになるデズモンド。サイードなら直せるかもしれないということで、ケイトがサイードを呼びに走る。

最初からロックはデズモンドを信用しているように見えるが、ジャックはその反対。デズモンドは何故ここにいるかはビデオを見ればわかるという。そのビデオはこんな内容。まず、ダーマイニシアティブのステーション3の仕事らしい。心理学者の志を継いで、ミシガン大学の博士候補生デグート夫妻によって1970年に創設された。デンマークの軍需産業王ハンソの協力があり、心理学、気象学、動物学、ユートピア社会主義などを研究する社会科学研究機関である。この島で電磁波の変動の研究をしていたが、ある事態が起こったため、108分ごとにコードを入力しなければならない。交代の要員が来るまで。それがあの不吉な数字だったわけだ。デズモンドは、3年前にこの島に漂着して、ケルヴィンという男に誘われてこのハッチにきたが、ケルヴィンが死んだため、一人で「世界を救うために」コードを入力していたという。この話は、ただの実験に過ぎないと思うので、いっそのことコードを入力しないでどうなるか試してみればいいと思いますが…。

ビデオでは、実験は540日のはずで、もうその期間はとっくに過ぎているわけだから、このコード入力にもう意味はないと思うけれど、ロックはその話を信じたいよう。パソコンが直らないので、デズモンドは逃げ出してしまう。後を追ったジャックは、そんな話は信じないといい、デズモンドがジャックを思い出しても、その話を無視するジャック。サラとの思い出はジャックにとってかなりつらい話のようだ。

サイードの努力でパソコンが直り、ロックはコードを入力する。戻ったジャックは、最後の数字の間違いを指摘する。「実行」は、ジャックに押してほしいというロック。嫌がるジャック。独りでは無理だ、独りは嫌だというロックの言葉に、ジャックは、やっとキーを押す。

信じたいロックと信じたくないジャックの心の戦いは、ロックに軍配があがったよう。どこまでが信じられる話なのか、わけがわからないけれど、ロックがみんなで協力しようといいながら、自分のペースにしたがっているようにも見える。
by mint-de | 2007-09-21 11:15 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 22~25話

「タイムカプセル」

今回のフラッシュバックはケイト。前回のフラッシュバックより以前の話で、あのオモチャの飛行機がケイトにとって、どれほど大切なものだったのかがわかった。でも、あの飛行機がなぜ銀行の貸金庫に保管されていて、ケイトがどのようにしてそれを知ったのか、その点が気になる。

逃亡中のケイトは、母親ががんで入院していることを知り見舞いにいくが、病室の前には保安官が待機していて、母親と会うことができない。かつての恋人、といっても15歳ころの初恋のようなものに思えるが、今はその病院の医者になっているトムに、母親と会えるように頼み込む。多分、ケイトが事件を起こさなければ、二人は離れ離れになることはなかったのだろう。逃亡中の身なのに、随分昔(1989年)に二人が埋めたタイムカプセルを掘り出して、オモチャの飛行機を大事そうに見つめるケイト。彼女にとっては、過去の思い出だけが自分の慰めなのだ。そして、ケイトはトムのことが大好きだったのだ。私だったら、昔埋めたタイムカプセルなんて、過去の恥ずかしい自分を見せられるようで気持ち悪いが(^^;)、ケイトたちにとっては、大切な二人の思い出なのだろう。

病院で母親と会うものの、母の口から「助けて」「誰か」という言葉がでてきて、ショックを受けるケイト。すぐに警備員に見つかり、そこからケイトとトムの必死の脱出劇が始まる。しかし、トムは保安官に撃たれ死んでしまう。ケイトがトムに車から降りるようにいったのに、なぜトムは降りなかったのだろう?なんとかケイトを自首させたかったのか、ケイトの役に立とうとしたのかわからないが、トムはケイトのことを誰よりも理解していた男だった。そんな男を死なせてしまったケイト。彼女はそのことをいつまでも悔いているのだろう。それにしても、ケイトは「とことん逃げる女」です! 彼女は犯した罪を悔いてはいない、だから逃げたがると、私は勝手に想像している。

完成しつつあるイカダを見ながら、ケイトは島から出て行くことを考えはじめる。マイケルに頼むものの、定員はいっぱいで断られる。しかし、マイケルはソーヤーがあまりにも海の知識に疎いことが心配になり、ヨットの経験があるケイトに心が傾く。それを知ったソーヤーは、保安官と一緒にいたのはケイトだと知っていると脅すが、ケイトはその気になれば席は奪えると言い返す。

そして、マイケルの飲んだ水に毒が入れられていたことから、マイケルの具合が悪くなり、みんなが勝手に「犯人探し」。私は島に残りたいウォルトの仕業だと思ったけれど、ハズレだった。マイケルはソーヤーが犯人だと思い、マイケルの思い込みに怒ったソーヤーは、遂にみんなの前でケイトの正体をばらしてしまう。自分だって人を殺しているくせに、よくもまあケイトを責められるものです。ソーヤーのなりふり構わぬ態度にガッカリする。そして、ケイトに注がれるみんなの視線が痛い。チャーリーもクレアもその態度はないだろうと、突っ込みたくなった私です。ハーリーのように、シロクマの話も秘密だったけ、とかいうノリで対応できないのだろうか。

ロックの依頼で、サイードはジャックをハッチの前へ連れていく。ジャックに文句をいわれても、ハッチのことをいわなかったのは「判断の自由」だとおっしゃるロックさん。ハッチを開けたがる二人に向かって、サイードはハンドルがないハッチを開けるべきじゃないと反対する。私もそう思う。そして、なぜかウォルトもロックに開けないでという。ウォルトには何が見えるのだろう?ウォルトはマイケルに、島に残りたかったからイカダを燃やしたと謝ったものの、いまは出て行きたいといっているのは、何か危険を感じているからかもしれない。

驚いたことに毒の犯人はサンだった。ケイトの入れ知恵だったらしいが、ジンに行ってほしくないという。サンとジンのお互いの本当の気持ちはわからないが、「愛する人を見つけても幸せにはなれない」ということで、今回は、愛にまつわる悲しいお話でした。


「迫りくる脅威」

ウォルトは飛行機に乗る前に、マイケルとホテルに泊まっていた。まだ朝の5時だというのに、いつも見ていたテレビ番組を寝ているマイケルに遠慮なく見始める。音を小さくしろといっても聞かない。突然現れた父親への反抗心もあるのかもしれないが、このワガママぶりはちょっと怖い。
ジャックは、空港のバーカウンターでアナという女性に声をかけられる。彼女はやたらと「質問する女」。初めて会った男に「独りか」とまで聞いてしまう。私だったら、「あなたには関係ない」といって、会話をやめてしまうが、ジャックはあくまでも紳士的(やっぱり離婚していた)。彼女の席を交換しないかといった言葉はちょっと気になる。
ソーヤーは警察に捕まっていたが、「留置費用さえ惜しい」とひどいことをいわれ、オーストラリアから追い出されてロス行きの飛行機に乗ることになったようだ。
そして、ケイトがあのおもちゃの飛行機のありかをどうして知ったのかわかった。保安官が貸金庫に入れたことを知って、あの銀行を襲ったのだ。あの保安官はずっとケイトを追っていたのだ。
シャノンは、飛行機に乗る前にサイードに会っていた。荷物をお願いしますと頼んだサイードが戻る前にいなくなってしまって、ブーンとの口論でもワガママなお嬢様ぶりを発揮。
ジンの世話をかいがいしくするサン。その様子を見ていた女性が「芸者みたい」なんて、日本人でもないのにおっしゃる。サンは、聞こえているのに黙って聞いていた。逃げようとした自分に、やましさを感じていたからだろうか。

ダニエルがやってきた。「他のものがくる」と。16年前に黒い煙が上がった後、自分の赤ちゃんを奪われたという話をする。ジャックは、その話を信じようとせず、イカダの出航を優先させる。しかし、みんなでイカダをレールにのせているとき、向こうで黒い煙が上がる。40人の隠れ家として、ハッチを利用しようとするロックたち。私は、ダニエルがなぜ黒い煙が上がると予測できたのか、ものすごく疑問。だからクレアの赤ちゃんをねらっているような気がしてならなかったが、なんとAXNのエピガイを見てびっくり。2話先まで載せることもないのに…。

ハッチを開けるのにダイナマイトを思いつくロック。そして、ダイナマイトをもってくるために、黒い岩のある暗黒地帯へ、ダニエル、ジャック、ロック、ハーリー、アルツト、ケイトが向かう。出かける前にジャックはイカダ組とお別れのあいさつ。ソーヤーは、その時になって、ジャックに父親と酒を飲んでいたときのことを伝える。父親が「息子を誇りに思っている、愛している」といっていたことを。その言葉に涙をこらえるジャック。切ないシーンだった。

ケイトはソーヤーを探すが、木こりをしていたソーヤーを見つけられない。ひどい仕打ちをされても、ケイトにはソーヤーには同じ罪人という意味で共鳴する部分があるのか、気になるらしい。会えずにサヨウナラ。

ジャックたちが暗黒地帯に入った途端、何かの気配が。しかし、じきにそれも収まる。ダニエルは、警備システムが作動して島を守っているという。島には意志があるらしい。謎の島である。そして、黒い岩は船だった。あんなところに船をどうやってもってきたのか? さらなる謎である。

ウォルトはビンセントをシャノンに頼む。聞き上手な犬は支えになってくれるといって。いい選択だと思う。サンとジンが久し振りに言葉を交わした。英単語の発音を書いた紙を渡すサン。ジンはサンを苦しめた罰を受けるという。結婚後に変わってしまった自分を後悔しているのかもしれない。また心が通じてよかった。ソーヤーはケイトの姿を探すが、彼女はいない。

いよいよ出航のときがきた。はたしてあのイカダで、どこまで行けるのか。はっきりいって暴風雨がきたら、あっという間にバラバラになりそうな気がしますが…。


「暗黒地帯」

今週のフラッシュバックは先週の続きとチャーリー編。サイードはシャノンの一言で嫌疑をかけられるが、疑いが晴れて飛行機に乗れることになった。
サンがジンの服に飲み物をこぼしてしまったため、ジンがトイレで拭いていると、男がやってきて「逃げたら彼女を失うことになる。ペク氏(サンの父親)の時計をちゃんと渡すように」という。これで、ジンがマイケルから必死に時計を奪い返そうとしたナゾが解けた。ジンは、この男の出現で、自分とサンの未来をどのように考えていたのだろうか。
チャーリーは、ホテルで一緒だった女とヤクを奪いあい、それを持って飛行機に乗ったらしい。ヤクのために女と争う最低なチャーリー。
マイケルは突然ウォルトを育てることになって、困惑していた。育てるには無理があるので母親に電話で頼むが断られる。迷惑なんだといって振り向くと、後ろにウォルトが。でもウォルトは、聞こえなかったふりをする。それとも本当に聞こえていなかった?実の親に迷惑だなんていわれたらものすごく悲しい。最初のころはあんなに育てたがっていたマイケルだったのに、時間の経過が彼を変えてしまったのだろうか。

「黒い岩」は船の名前だった。船まで案内すると、ダニエルはそこで帰るという。ものすごく怪しい。でもジャックたちは疑いもせず、自分達だけで船の中へ。弱気なアルツトとハーリーは外で待機。船には奴隷の骨が残されていた。かなり古い時代の船らしい。ケイトが爆薬の箱を見つけ、外に運び出す。ダイナマイトには詳しいはずのアルツトだったが、彼が持ったダイナマイトが爆発してしまう。あっけないアルツトさん。ハーリーは自分のせいで彼が死んでしまったと思い込む。確かにそうかもしれない…。結局、3本ずつにして6本のダイナマイトを運ぶことになったが、ケイトは自分が運ぶと言い出す。どうせ刑務所行きの運命、怖いものはないということか。ケイトを心配してだめだというジャック。しかし、クジでケイトとロックが運ぶことになり、ジャック、ケイト、ハーリー、ロックの順で慎重に歩き始める。あのハッチの中に食べ物を期待するハーリーに対して、希望があるというロック。絶望がないことを祈ります。

ビーチでは、サイードの指示で洞窟への避難が始まる。シャノンはブーンの荷物のほかに犬も連れて、大変そう。背負いきれないと泣くシャノンに、「オレが背負ってやる」というサイード。超カッコいい~!!チャーリーが、クレアの赤ちゃんを運ぶ抱っこひもをお披露目しているところへダニエルがやってくる。「サイードを」とだけいって、チャーリーに呼びにいかせる。だが、それはクレアの赤ちゃんを奪うためのお芝居だった。ダニエルの腕の傷を見て、それは自分が引っ掻いた傷だと思い出すクレア。あの行方不明事件はダニエルの仕業だったのだ。なんという女だ! チャーリーとサイードは、赤ちゃんを奪ったダニエルを追いかける。サイードは、自分の子どもと交換するために、ダニエルはあの黒い煙の場所にいくと推測し、そこへ向かう。その途中、墜落した飛行機のある場所で、ヘロインをじっと見つめるチャーリー。彼は果たしてヘロインを手にしたのだろうか?誘惑に負けないでほしいけれど…。

サンはシャノンにブーンは勇敢に死んだと慰める。サンはここで起きていることは運命からの罰なのだろうかと問う。それを聞いていたクレアはきっぱりと運命など存在しないという。彼女の運命を信じたくない気持ちはよくわかる。あの占い師のいっていたことを彼女は信じたくないのだから。子どもを生んで強くなったクレア。

イカダ組は、島が大きな島であることを知り、驚く。なぜ見つからないのか?
ソーヤーは、暇つぶしにみんなの伝言を読み始める。でも、舵が流されると、素早く海に飛び込み、内輪のちょっとしたヒーロー。彼らの航海はいつまで続くのだろうか?


「漆黒の闇」

イカダ組があんな展開になるなんて、全然予想していなかったのでビックリ。ウォルトはどうなる? マイケル、ソーヤー、ジンはどうした? イカダも壊されて、どうやって島に戻れるのだろう。

ハーリーは、次の日の母の誕生日に間に合うように、その日の便で帰るべく、ものすごく急いで空港に行ったらしい。ハーリーの走る姿は見ているほうも疲れる(笑)。一度は搭乗を断られたが、なんとか交渉して乗れたのが墜落した飛行機だったなんて…。ロックも搭乗前にトラブルがあったが、乗れた飛行機が墜落した飛行機で、二人とも運命に導かれて乗ってしまったということだろうか。

ダイナマイトを運ぶ4人の前に、突然、なにものかの気配が。ケイトとハーリーはすぐ逃げるが、ロックは自信があるのか、追っていく。それを見てジャックはロックのあとを追う。怖いもの知らずのロックさんでも、かなわないことがあるらしく、なにものかにひっぱられる。ロックを助けようとするジャックになぜか離せというロック。ケイトが前方にダイナマイトを放り込んで、ロックは事なきをえる。その後のロックとジャックの会話が面白かった。ロックはひっぱられたことを試されただけだといい、自分は信じる者で、墜落した人々は島の意志で、ハッチを開けるために集められた者たちだ、この島は普通の島ではないという。そして、科学な人のジャックは、そんな話は信じられない、生き延びるためにハッチを開けるのだという。多分、ロックの見解が核心をついているのだろうが、最初からハッチにこだわるロックは、いったいそこに何があると思っているのだろうか。自信満々なロックさんに疑問を感じる。

チャーリーとサイードは、ダニエルを追って、煙の場所に辿り着く。そこで、無事にクレアの赤ちゃんを取り戻すことができる。全部お前が仕組んだことだろうと怒るチャーリーに、ダニエルは、男の子を奪うというささやき声を聞いた、この赤ちゃんを差し出せば、自分の子を返してもらえると思ったと涙ながらに話す。優しく見守るサイードに好印象。どこまでが、「他のものたち」の仕業か判然としないが、ダニエルのいっていることは、イカダ組に起こったことを考えると、ある程度真実なのかもしれない。

イカダ組は、多少の意見の相違があるものの順調に航海していた。そして、驚いたことにレーダーが反応する。喜んでやってくる船を待っている4人に向かって、その船の男はとんでもないことをいいだした。「男の子をもらうぜ」。たいして進んでもいないのに、おかしいなと思っていたが、この人たちが「他のものたち」なのか? 女の子はダニエルの娘? ソーヤーの銃も役に立たなくて、ウォルトは連れていかれ、3人は海の中へ。おまけに船は爆破されてしまって、この先一体どうなるんだろう。

ハーリーはハッチに刻まれた数字があの不吉な数字だと気付き、開けるのを止めようとするが、開けたいロックは聞く耳を持たず、点火してしまう。そして、ハッチが開いた。中を覗きこむジャックとロック。二人が見下ろした先には、深い深い闇が続いていた。
by mint-de | 2007-09-20 15:50 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 19~21話

「啓示」

今回は、あまり感想を書く気がしないので(^^;)、簡単な感想です。

今回のフラッッシュバックはロック。心身ともに、とっても「痛い」お話で、後味が悪い。あの母親役の女優さんも気味が悪くて、かなりひいてしまう。お金のためにウソをついて、自分の子どもの腎臓を移植させようとする母親。そういう設定そのものが嫌だな。なんて、脚本に文句をいってもしょうがないけれど、医学的にもどうなんだろう。ロックの腎臓が、あのニセ父の体にあうかどうかもわからないで、息子を利用しようとする母親の心も理解できない。ロックが車いすを使うようになった出来事は、まだ描かれていないので、私はその理由が早く知りたいな。でも、ロックは、母親や信じた男に裏切られ、足が不自由になっても、ソーヤ-みたいにひねくれていないのは、なぜなのだろう? 年の功かな…。

夢にでてきたプロペラ機の墜落とブーンの家のテレサの事故。それらは現実だった。ロックの超能力はさえまくるが、足のほうは一時的に動かなくなる。ロックの指示で、墜落したプロペラ機の中を捜索していたブーンは、ヘロインを見つけたものの機体の落下でひどい怪我をする。ちょっとムリそうな気配。

あと、おかしかったのがソーヤーの「頭痛」。遠視だったよう。意地悪な質問をするジャックが、ちょっと嫌いになる(笑)。サイードがメガネを作ってやったのは、微笑ましい。私はハーリーの感想と違って、ソーヤーのメガネは結構似合ってると思う(^^)。


「約束」

今回はドラマ「ER」の野外編といった趣。医療器具がなくとも治療の方法があることに驚くが、ブーンを助けたい一心のジャックは、ちょっと冷静さに欠けていた。フラッシュバックで、ジャックの妻となる女性がでてきて、交通事故にあった彼女が再起不能といわれていたのに、それをジャックが救ったことから愛がはぐくまれていったことがわかった。あまりにもジャックが思いつめていたので、その後の妻に何かあって、彼女に対する負い目からブーンを助けたいと必死だったのかと思ったが、結婚式の宣誓で、彼女に自分が救われたといっていて、フラッシュバックそのものは、とてもハッピーな話だったので、あのジャックの沈痛な感じはナンなのだろうと疑問。自分のことを心配しているであろう妻を想う切なさなのか、さらに先に何か事件があったのか、謎である。

サンはしっかり看護師役をやっていたし、ジンも今回は活躍して、マイケルともいい関係になっているらしく、ジンの人のよさが、だんだんみんなにも理解されているのが嬉しい。

クレアがついに出産した。ケイトが立派に助産婦役をはたし、チャーリーとジンが父親のように遠くから心配していた様子が微笑ましかった。

ブーンは、ロックの指示に従って命を落としたのに、肝心のロックはブーンを心配するどころか、所在不明。そして、ブーンは崖から落ちたとなぜウソをつくのか? ブーンは、ロックの探検の道具でしかなかったようで可哀想だ。シャノンに何を伝えたかったのだろう。シャノンは瀕死の兄のそばにいるべきときに、サイードとデート。ブーンが亡くなって、シャノンの心に変化が起きるのだろうか。サイードも、シャノンからブーンのことを聞かされて、ちょっとひいてしまった感じがする。

今までの仲間が死んでしまって、見ているこちらもちょっと寂しい気持ちになる。なんとか全員無事にこの島から脱出できるといいのだけれど…。


「悲しみの記憶」

今回のフラッシュバックはサイード。ヒースロー空港でなぜかCIAに捕まり、潜入捜査を頼まれる。オーストラリアで大量のプラスチック爆弾(C4)がイラクのテロリストに盗まれたので、テロを阻止してC4を取り返せという。テロリストの一人がサイードの大学時代の友人イサームだったのだ。断るサイードに、彼が7年前に逃がしてやったナディアの居場所を散らつかせるCIAの女局員。イラクを出て、ずっと探し続けていた彼女に会いたい一心で、サイードはその仕事を引き受ける。しかし、その結果はサイードに悲しみの記憶をつくってしまう。友人を利用して彼女に会おうとしたことがそもそもの間違いだったのだ。自爆テロの実行犯にイサームが指名され、彼が弱気になっていることを知ったサイードは、CIAに仕事を降りることを願い出るが、仕事をまっとうできない時はナディアの逮捕もあることを告げられ、やむなくテロの阻止に挑む。イサームに協力するふりをして車に乗り込み、作戦実行の間際になってイサームに事実を告げ、逃げろといっても、イサームにはサイードに裏切られた思いしかない。結局、自分の未来に絶望してイサームは自殺する。サイードは、CIAの指示に逆らってイサームを土葬することでささやかな償いをするが、それで、墜落した飛行機に乗ることになってしまったようだ。

ブーンの埋葬で、サイードは彼の事はよく知らないけれど、以前、溺れた女性を真っ先に助けようとしたブーンは勇敢だったとたたえる。そこへ、ロックが現れ、ブーンがどうして怪我をしたか真実を話す。ブーンは飛行機の無線で交信しようとした。皆を助けようとした。英雄だという。ジャックは、崖から落ちたといったロックのついたウソに我慢が出来ずロックに殴りかかる。そして、ロックから許してほしいといわれたシャノンも、兄の死に納得できず「ロックに報いを」と、ロックへの復讐心を燃やす。シャノンからの頼みもあって、サイードはロックがいっていることが本当かどうか確かめる。実際に飛行機を見たサイードは、そこでロックから意外な話を聞く。救難信号の発信源を探していたときにサイードの頭を殴り無線機をこわしたのはロックだという。「あれに殺された」といっている危険な場所に行くことを止めたかったから、聴く耳をもたなかったみんなの頭を実力行使で阻止したというわけらしい。オドロキました。自分のやっていることはすべて正しいと自信満々なロックさんなのであった。

シャノンは、ブーンの死は事故だったというサイードの言葉を信じることができなくて、ジャックが首からかけていたカギを持ち出し銃を手にする。そしてロックに向けて撃とうとする。止めようとするサイード、ジャック、ケイト。サイードがシャノンに体当たりして事なきを得る。ジャックの残念そうな表情がちょっと怖い。ケイトはシャノンには時間が必要だというが、サイードは関係ない、間違ったかもしれないという。イサームを止めようとした自分の行為を、サイードは悔いていたのだ。相手のためにしたことであっても、それが本当に相手のためになったかどうかはわからない。サイードは、以前、ナディアは死んだといっていたが、それは、イサームへの罪の意識から、ナディアにはもう会うつもりがなくてそういったのかもしれない。

サイードは、助けてくれた礼をいうロックに向かって、皆が生き残るために必要だったから助けただけで、許さない、信用しない、と言い放つ。そして、あの謎のハッチに案内させる。今回のサイードは頼もしくて格好よかったけれど、あのハッチにはかかわらないほうがいいと思っているので、この先が不安です。

ソーヤーの声がケイトの赤ちゃんの子守唄になったというのは、可笑しすぎ。あの渋い声のどこが赤ちゃん好みなのかは、ものすごくナゾ。そして、ジンの笑顔が私の心を乱します(^^)。

シャノンのショックは計り知れない。彼女にとって、ブーンは兄としてなのか、愛する人としてなのかはよくわからないが、身近な人間を失った悲しみは、簡単に癒えることはないので、今はそっと見守るしかないでしょう。
by mint-de | 2007-09-20 15:45 | 海外ドラマ(LOST)