タグ:WITHOUT A TRACE ( 15 ) タグの人気記事

「WITHOUT A TRACE」  第89話 (4-19)

「新たな命」

出産間近の妊婦メーガンが失踪した。
メーガンはHIV感染者だった。以前付き合っていた男からうつされたのだ。
夫のブライアンは、浮気をしたこともあるが、今は子どもの誕生を待ち望んでいた。
捜査の結果、メーガンはリンパ腫を発症していて、治療がうまくいかなかった場合は、余命半年といわれていたことがわかる。自分の死を予感したメーガンは、家を出てずっと会っていなかった姉のリンダを訪ねていたのだ。そこでメーガンは、思いがけない事実を知る。死んだと思っていた父が生きているというのだ。
母が、愛人と共に去っていった夫に、捨てられたという現実を受け入れたくなくて、メーガンに嘘をついていたのだ。今は介護施設にいる父に会いにいったメーガンは、自分がどんなに父のことを思ったいたかを話す。
その後、メーガンは、現実を直視せず、嘘をつきつづけた母親にウンザリして、もう自分の人生に関わらないでくれという。
運転中に産気づいたメーガンをサマンサたちが見つけて、メーガンは無事に女の子を出産した。帝王切開だと、子どもに感染する確率を1パーセント以下にできるそうだ。
血液検査の担当者が差別的な発言をしていたけれど(病院関係者がこんなことをいうのはヒドイ)、こういう病気があって出産するのは、ものすごく勇気がいることだと思う
メーガンが、エイズの発症がわかってから、また元気になれたのは、父に会うことが出来たからだと思う。自分の命がある限り、子どもに愛情を注ぐことで子どもにいい思い出をつくってあげられる。自分の母のようにきれいごとばかりを伝えることはないのだと、わかったからだと思う。
マーティンは、ダニーが教えてくれたミーティングにも参加して、回復に努めているようだ。早く治るといいね。
by mint-de | 2009-04-28 16:04 | 海外ドラマ(V~Z) | Trackback

「WITHOUT A TRACE」  第88話 (4-18)

「15歳の闘い」

自転車便の仕事をしていた18歳のブランドンが、配達中に失踪した。
捜査の結果、ブランドンは偽名で、まだ15歳のマットという少年だった。
マットは、母親がいなくなってしまったので、幼い弟妹の面倒を見るために、懸命に働いていたのだ。
しかし、どうしてもお金のやりくりができなくなり、里親に育てられていたときに一緒だったミラーと、強盗を働いてしまう。

マットの母親は、施設にいた。ビビアンは、ドラッグ中毒の母親に、マットが母を捜すために作ったチラシを見せる。母親でもあるビビアンには、こういう無責任な母親は許せないのだろう。子どもが4人もいて、ドラッグに溺れる母というのは、本当に困ったものである。
子どもが一番の被害者だ。
逃げていたマットを逮捕する時に、ビビアンはマットに同情して、優しい言葉をかける。
マットと一緒にエレベーターに乗り込み、母親に会わせないようにしたのは、ビビアンなりの気遣いだったのだ。私は、彼女の厳しさと優しさが好き。

サマンサも、マーティンの「異変」に気付いた。ダニーが知っているのに、何もしないのは何故なんだろうと思っていたけれど、立ち直るためには、間違いを認めて助けを求めることが必要なのだそう。
ダニーが待つセラピーの会に訪れたマーティン。
マーティンは、やっとその気になったようだ。
by mint-de | 2009-04-21 14:35 | 海外ドラマ(V~Z) | Trackback

「WITHOUT A TRACE」  第83話 (4-13)

「怒り」

教師のクレアが失踪した。
前日、スポーツジムで男を殴っていたことがわかり、その男が疑われるが、彼は、駐車場でクレアが男を乗せて走り去るのを見たという。
学校でのクレアの評判はよかったが、クレアと付き合っていた男の話から、彼女の家に体に傷あとだらけの少年がいたことがわかる。調査の結果、少年は教え子のレイとわかる。ジャックたちは、クレアとレイの関係に疑いをもつ。しかし、事実は違った。レイは、父親に暴行されていた。クレアは、レイを救おうとしていたのだ。

クレアには、警官の父親がいた。クレアが小さい頃、父は母を殺した。誤って銃を暴発させたことになっていたが、実際は、怒りにまかせて母に銃を向けたのだ。クレアはそのことを誰にもいっていなかった。
クレアは、レイが暴行の事実をはっきりいわないので、刑期を終えて家にいる父親のところへ行き、レイに怒りに任せた結果どういうことになったか話してほしいと頼むが、父はそれを拒否する。結局、この父親は反省してないんだよね。
クレアが、レイに本当に起きたことを話すと、レイは、実際は母親に暴行されていたと話す。クレアは、レイの母親のところへいく。母親の態度に怒りを覚えたクレアは、彼女を殴ろうとする。そのとき、クレアは気付いたのだ。これでは、父と同じだと。

再び父に会いにいったクレアは、怒りに支配された父のように人生をダメにはしないと告げる。許しを求めた父に首を振るクレア。クレアの父への怒りは、ずっと消えることはないのだろう。クレアが家を出た直後、父は自殺する。父が生きていたときは、すべてを父のせいにできた、でも今は淋しいという彼女に、ビビアンは、そういう経験があったからレイを助けることができたと、クレアを慰める。

レイの母親は、罪の意識がないようで怖い。こんな人がお医者さんだなんて…。子をもつ母として、ビビアンが一言いいたくなった気持ちはわかる。母親への「気に入らないわ」というセリフが気に入った(^^)。

今回のテーマは、なかなか深い。
怒りを爆発させたクレアの父も、レイの母も罰を受けたわけだけれど、その行為によって傷ついた心は、癒えることはないように思う。
一瞬の「怒り」、思うようにいかないことへの「怒り」、いつまでも消えることのない「怒り」。心を平静に保つことの難しさ。「怒り」という感情は、なるべく遠ざけておきたいものだ。
by mint-de | 2009-03-17 15:43 | 海外ドラマ(V~Z) | Trackback

「WITHOUT A TRACE」  第80話 (4-10)

「幕が下りる時」

今回も、失踪者を追うといういつもの展開じゃなくて、人生にとっての「記憶」がテーマで、見応えがあった。
過去の出来事から記憶を失った若い女性、反対に過去の記憶が生きる支えの老人。
二人を対照的に描きながら、心のよりどころとしての家族のあり様が、しみじみ伝わってきた。

サマンサのもとへ福祉局の友人から電話が入る。記憶をなくした若い女性が保護されているので、力になってほしいというのだ。その女性の体に異常はなく、気付いたら道路の上だった、自分が誰で、何をしていたのかまったくわからないという。記憶が戻らないと、そのまま施設送りになるという友人の言葉に、サマンサは手がかりを求めて動きだす。

女性を見たという目撃者の話から、彼女は血のついたコートを着ていて、声をかけても混乱した様子だったという。脱ぎ捨てたコートに付着していたものとメトロカードから、彼女が小劇場の女優だったことがわかる。
劇場の演出家によると、彼女はカーメンといい、弟を亡くした女性の役だったが、公演が近づくにつれて、演技がうまくいかず、屋外で、役を降りてもらう話をしているときに、強盗に襲われ、刺された演出家が血を流すのを見てパニックになり、どこかに行ってしまったという。

カーメンの友人によると、彼女は、芝居の練習をはじめたころから落ち込んでいたという。捜査の結果、カーメンには弟がいて、小さい頃にハチに刺されて死んでいたことがわかる。カーメンは目の前で死んでいく弟を見ていたのだ。役作りで過去の悲しい出来事を思い出し、演出家が刺されたのを見たことが引き金となり、カーメンはすっかり混乱してしまったのだ。

カーメンには血やナイフといった断片的な記憶があり、自分が人を殺したのではないかと不安に思っていたので、サマンサが家族の写真を見せても、幸せそうで別人みたいだと話す。記憶は戻ってくるかと聞くカーメンに、サマンサが励ます言葉にジーンとなる。記憶がなくても、愛してくれる家族がいると…。ちゃんと思っていてくれる人がいるというのは、幸せなことなのだ。

ジャックは、父のことで連絡が入り、老人ホームへでかけていく。腎不全なのに治療を拒否していると聞き、父を説得しようとするが、父親は生きていてもしょうがない、人間らしく死にたいといい、ジャックの話を聞こうとしない。父親は、過去の記憶の中で生きているようだった。

アルツハイマーが進行していることもあり、強制入院の手続きをとるジャック。しかし、部屋から出るのに父が激しく抵抗したため、思いとどまる。その後、父親は入院を承諾したが、ジャックが部屋を離れ、戻った時には、永久の眠りについていた。
認知症のお年寄りの世話は大変だ。私も経験してきたことなので、この二人のシーンは、胸に迫った。

過去の記憶に苦しむ若い女性、幸せだった記憶のなかで生きていたい老人。
記憶と、人生と、そして家族の物語。
by mint-de | 2009-02-25 14:54 | 海外ドラマ(V~Z) | Trackback

「WITHOUT A TRACE」  第78話 (4-8)

「ホプキンズ家の息子」

今回は、息子が行方不明になった家族に焦点をあて、息子が見つかるまでの
両親の不安な心理状態をていねいに描いていて、見応えがあった。
息子を信じる母親の強さが、とても印象的だった。

ホプキンズ家の15歳の息子ショーンが、夜10時までには帰ってくるといって出かけたまま、行方不明になる。捜索にきたジャックやマーティンは、ショーンの両親にいろいろ質問する。ただでさえ心配でたまらない両親にとって、家庭内暴力はなかったかとか、不倫はしていないかとかいう質問や、部屋の中をあれこれ調べられることは、神経を逆なでされることだった。おまけにドラッグ・ディーラーに会っていた、ギャンブルもやっていたのではないかと疑われだし、何も知らなかった両親は、打ちのめされ、父は母の育て方に文句を言い始める。
でも、この母はとても強い女性だ。遺体が発見され確認に出かけたときは、父は吐いてしまったのに、母はしっかりと遺体を見て、アザがないから別人だと言い切る。

結局、ショーンは、女友達を助けるために行動していて、彼女に乱暴した男がショーンをはねて、ショーンを人質にして倉庫に立てこもっていたことがわかる。
車の中で、息子の救出を祈るように待つ両親。助かる展開だろうと思って見ていたので、その通りになってホッ。息子が無事に戻ることをひたすら願っている両親の気持ちが、ものすごく伝わってくるエピだった。
情報を教えてくれないFBIへの怒り、不安。息子は、悪いことはしていないと信じていた母。「母は強し」という言葉が浮かんでくる。

ジャックたちは、ショーンを病院に搬送した後で、新たに発生した誘拐事件の現場に向かう。ホプキンズ家にとっては、人生のある日の出来事だったが、ジャックたちにとっては、毎日のように起こる事件なのだった。

父がマーティンに、確認した遺体のことを質問したとき、父親に殴られた遺体だと聞き「想像もつかないことをするものだ」といったのに対して、マーティンは「人間は想像できないことはしません」と答えた。私はこの言葉がちょっとナゾ。
最近の事件は、後先考えずに衝動的にやっているような印象を受ける。その後のことを考えたら、犯罪もちょっとは減ると思うけれど。
by mint-de | 2009-02-10 15:00 | 海外ドラマ(V~Z) | Trackback

見たり聞いたり、日々思うことをあれこれと…


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