「ボストン美術館展」

今日は、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「ボストン美術館展」を見てきた。
雨降りなのであまり混んでいないのではと思ったけれど、そんなことはなかった。
人、人、人である。
ある程度の混雑は覚悟していたけれど、絵の前を、列に並んで少しずつ進みながら見るのがどうも苦手。
他人の頭の後ろから眺め、気に入った作品はちょっと近づくという感じで見てきたけれど、落ち着いて鑑賞できなかった。
この美術館、小規模な展覧会には向いていると思うけれど、今回はちょっと狭くないだろうか?
絵と絵の間隔をもっと広くして、ゆったり眺められるスペースだったら、混雑もそれほど気にならないのではないだろうか?
外国の美術館には行ったことがないけれど、こんな感じなのかなあ?

今回は、ピサロの絵が気に入った。
特に「ポントワーズ、冬のジゾールへの道」という作品。
坂道に沿って並ぶ家と、通りにでて掃除をしている人や荷車をひいている人など、何気ない日常の風景。
その中に、とても温かな雰囲気が漂っているのだ。

ゆったりした気分で絵を鑑賞するのは、「夢の夢」なのかなあ…
by mint-de | 2010-05-11 19:43 | 観て☆聴いて☆読んで